JP3066040U - 融資業務支援システム - Google Patents
融資業務支援システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】返済内容や審査に係わる個人的な情報を容易か
つタイムリーに得るとともに、利用者の無用な時間や労
力が費やされる不具合を解消し、さらに、利用者のプラ
イバシーを確実に守るとともに、金融機関の人的コスト
を削減する。 【解決手段】電話回線Cに接続し、任意の電話機Tから
コールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を
含む音声案内を電話機Tに送信するとともに、電話機T
から質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該
応答に基づいて返済内容を演算し、かつ演算結果を電話
機Tに送信する処理を実行するコンピュータ機能部2を
備える。
つタイムリーに得るとともに、利用者の無用な時間や労
力が費やされる不具合を解消し、さらに、利用者のプラ
イバシーを確実に守るとともに、金融機関の人的コスト
を削減する。 【解決手段】電話回線Cに接続し、任意の電話機Tから
コールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を
含む音声案内を電話機Tに送信するとともに、電話機T
から質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該
応答に基づいて返済内容を演算し、かつ演算結果を電話
機Tに送信する処理を実行するコンピュータ機能部2を
備える。
Description
【0001】
本考案は金融機関により利用者に対して融資に関する返済内容や審査(簡易審 査)を無人で行う融資業務支援システムに関する。
【0002】
一般に、金融機関からの借入れにより、カーローン,住宅ローン,教育ローン 等を組む場合、返済内容がどのようになるかは利用者の重要な関心事であり、こ の返済内容の如何がローンを組むか否かの判断或いはどのような金融機関を選択 するかなどの大きな要因となる。一方、金融機関にとっては利用者が一定の融資 基準を満たしているか否かは融資を行う際の重要な決定条件となり、通常、金融 機関はそのための審査を行っている。そして、このような返済内容や審査は、複 雑な計算や微妙な判断を必要とするため、現実には利用者が金融機関の窓口に出 向かざるを得ないのが実情である。
【0003】 しかし、借入れのための判断或いは選択材料のために、利用者がわざわざ金融 機関の窓口に出向くことは、無用な時間や労力が費やされてしまうのみならず、 返済内容や審査は、個人に関するかなりのプライベイト内容を含むため、利用者 にとっては出向きにくいことも多分にあり、結果的に利用者にとっては必要かつ 個人的な情報をタイムリーに得れないとともに、金融機関にとっても的確なサー ビスを行えない不具合があった。
【0004】 本考案はこのような従来技術に存在する課題を解決したものであり、返済内容 や審査に係わる個人的な情報を容易かつタイムリーに得れるとともに、利用者の 無用な時間や労力が費やされる不具合を解消し、加えて、利用者のプライバシー を確実に守れるとともに、金融機関の人的コストを削減できる融資業務支援シス テムの提供を目的とする。
【0005】
本考案に係る融資業務支援システム1は、電話回線Cに接続し、任意の電話機 Tからコールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を含む音声案内を電 話機Tに送信するとともに、電話機Tから質問に対する応答がダイヤル入力され たなら、当該応答に基づいて返済内容を演算し、かつ演算結果を電話機Tに送信 する処理を実行するコンピュータ機能部2を備えることを特徴とする。
【0006】 この場合、コンピュータ機能部2は、応答の内容を判断し、当該応答の内容が 設定条件を外れていた場合には、その旨を音声案内し、再応答させる処理を実行 する。また、質問には、利用者の借入金額,借入期間,ボーナス時返済額の一又 は二以上を含む。一方、本考案の他の形態に係る融資業務支援システム1は、融 資に係わる一又は二以上の質問を含む音声案内を電話機Tに送信するとともに、 電話機Tから質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該応答を融資条件 に基づいて審査し、かつ審査結果を電話機Tに送信する処理を実行する。この場 合の質問には、利用者の年齢,職業,勤続年数,年収の一又は二以上を含む。
【0007】 これにより、利用者は電話を利用することによって、借入れた際における返済 内容に関する個人的な情報を容易かつタイムリーに知ることができるとともに、 簡易な審査を受けることができる。
【0008】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0009】 まず、本実施例に係る融資業務支援システム1のハードウェア構成について、 図3を参照して説明する。
【0010】 2はコンピュータ機能部であり、コンピュータ本体3及び本実施例に係る融資 業務支援システム1における必要な処理を実行させるためのプログラムを格納し たメモリ4を備える。そして、コンピュータ本体3にはキーボード等の必要な入 力部5を接続するとともに、ディスプレイ,プリンタ等の出力部6を接続する。 一方、コンピュータ本体3は必要なモデムを介して電話回線Cに接続する。図中 、Tは任意の電話機を示す。
【0011】 次に、融資業務支援システム1における処理手順を図1(図2)に示すフロー チャートに従って説明する。
【0012】 まず、利用者は電話機Tのダイヤリングにより金融機関のサービスセンタに設 置したコンピュータ機能部2をコールする(ステップS0)。コンピュータ機能 部2に電話機Tが接続されると、コンピュータ機能部2は「アクセス番号をダイ ヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR1)。なお、これに先立っ て、住宅ローンは“1”,カーローンは“2”,教育ローンは“3”等の各種ロ ーンに対応するアクセス番号を音声案内する。利用者は電話機Tのダイヤルボタ ンを押してアクセス番号(数字)をダイヤル入力する(ステップS1)。コンピ ュータ機能部2はアクセス番号を受信すると、サービス内容に関する簡単な説明 や注意事項等の音声案内を送信するとともに、さらに、「お借入れ金額を一万円 単位、例えば、125万円の場合には125とダイヤルして下さい。なお、お借 入れ金額は300万円以内です」の音声案内を送信する(ステップR2)。これ により、利用者は借入れ金額を、例えば、220万円の場合には“220”とダ イヤル入力する(ステップS2)。
【0013】 コンピュータ機能部2は借入れ金額を受信すると、金額をチェックし、設定限 度額を越えている場合には、「最高限度額は300万円以内です。もう一度お借 入れ金額をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR3)。一方 、設定限度額以内であれば、「お借入れ金額は220万円ですね、宜しい場合に は1を、訂正される場合は3をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ス テップR3)。これにより、利用者は確認又は訂正に関してダイヤル入力し、訂 正の場合には訂正後の金額をダイヤル入力する(ステップS3)。
【0014】 次いで、コンピュータ機能部2は「お借入れ金額220万円のうち、ボーナス で返済される金額を一万円単位でダイヤルして下さい。なお、ボーナスで返済さ れる金額はお借入れ金額の50%以内です」の音声案内を送信する(ステップR 4)。これにより、利用者はボーナス時返済額を、例えば、100万円の場合に は“100”とダイヤル入力する(ステップS4)。コンピュータ機能部2はボ ーナス時返済額を受信すると、返済額をチェックし、設定限度額を越えている場 合には、「ボーナス時返済額がお借入れ金額の50%をオーバーしました。もう 一度ダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR5)。一方、設定 限度額以内であれば、「お借入れの期間を年単位でダイヤルして下さい。なお、 最長お借入れ期間は3年以内です」の音声案内を送信する(ステップR5)。こ れにより、利用者は借入れ期間を、例えば、2年の場合には“2”とダイヤル入 力する(ステップS5)。
【0015】 コンピュータ機能部2は借入れ期間を受信すると、期間をチェックし、設定期 間を越えている場合には、「最長お借入れ期間は3年以内です。もう一度ダイヤ ルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR6)。設定期間以内であれば 、これで質問を終了させ、受信した全てのデータを音声により電話機Tに送信す る。そして、「宜しい場合は1を、借入れ金額を訂正する場合は3を、ボーナス で返済される金額を訂正される場合は5を、お借入れ期間を訂正される場合は7 をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR6)。これにより、 利用者は確認又は訂正に関してダイヤル入力し、訂正の場合には訂正後の数値を ダイヤル入力する(ステップS6)。
【0016】 次いで、コンピュータ機能部2は、受信した全てのデータから融資に関する返 済内容を演算するとともに、演算結果を音声により送信する。具体的には「ボー ナス月以外の毎月のご返済額は、×××××円です。また、ボーナス月以外の毎 月分とボーナス時返済額の合計は×××××円です。また、年間の合計ご返済額 は×××××円となります」のように送信する(ステップR7)。
【0017】 他方、コンピュータ機能部2は、利用者が任意に選択できるオプションの音声 案内を送信する。この際、利用者がオプションを選択しない場合にはステップS 7で終了させることができる(ステップS8)。一方、利用者がオプションを選 択したなら、オプションに係わる処理を引き続いて実行する(ステップR7,S 7,S8)。
【0018】 次に、オプションとして好適な審査(簡易審査)の処理手順を図2に示すフロ ーチャートに従って説明する。
【0019】 まず、コンピュータ機能部2は簡易審査の内容や注意事項等の必要な音声案内 を送信し、さらに、「ご年齢をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ス テップO1,O2)。これにより、利用者は年齢をダイヤル入力する(ステップ S10)。コンピュータ機能部2は年齢を受信すると、年齢をチェックし、設定 年齢未満(20歳未満)の場合には、ローンを利用できない旨の音声案内を送信 する。一方、設定年齢以上であれば、「職業についておたずねします。自営業の 方は1を、サラリーマンの方は2を、公務員の方は3を、農業の方は4を、自由 業の方は5を、パートタイマーの方は6を、無職の方は7をダイヤルして下さい 」の音声案内を送信する(ステップO3)。これにより、利用者は対応する番号 をダイヤル入力する(ステップS11)。コンピュータ機能部2は職業に関する 番号を受信すると、職業をチェックし、無職の場合には「難しいと思いますが、 融資窓口で相談してみてはいかがでしょうか」の音声案内を送信する(ステップ O4,O6)。一方、無職以外であれば、「お勤め先の勤続年数をダイヤルして 下さい」の音声案内を送信する(ステップO5)。これにより、利用者は勤続年 数をダイヤル入力する(ステップS12)。
【0020】 コンピュータ機能部2は勤続年数を受信すると、年数をチェックし、N年数( 例えば、2年)以下の場合には、「難しいと思いますが、融資窓口で相談してみ てはいかがでしょうか」の音声案内を送信する(ステップO7,O6)。一方、 N年数を越えていれば、「年収を一万円単位でダイヤルして下さい」の音声案内 を送信する(ステップO8)。これにより、利用者は年収をダイヤル入力する( ステップS13)。コンピュータ機能部2は年収を受信すると、年収をチェック し、ステップR7で演算した年間返済額が年収のM%(例えば、20%)以上の 場合には、「難しいと思いますが、融資窓口で相談してみてはいかがでしょうか 」の音声案内を送信する(ステップO9,O6)。一方、年間返済額が年収のM %未満であれば、融資できる確率が高い旨の音声案内を送信するとともに、融資 に関する必要な音声案内を送信する(ステップO10)。
【0021】 このように、本実施例に係る融資業務支援システム1によれば、利用者は電話 を利用することによって、借入れた際における返済内容に関する個人的な情報を 容易かつタイムリーに得ることができ、しかも、同時に融資条件に基づく簡易な 審査を受けることができる。また、金融機関にとっても利用者に対して的確なサ ービスを行うことができる。さらに、利用者は窓口に出向く必要がないため、無 用な時間や労力が費やされることがなく、加えて、無人で行われるため、利用者 個人のプライバシーを確実に守れるとともに、金融機関は人的コストを削減でき る。
【0022】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではなく、細部の構成,手法,数値等において、本考案の要旨を逸脱し ない範囲で任意に変更,削除,追加することができる。
【0023】 例えば、電話機は、一般の電話機を例示したが、ファクシミリやコンピュータ 等に内蔵される電話機であってもよい。したがって、これらの場合にはコンピュ ータ機能部2から返済内容や審査の結果をファクシミリやコンピュータ通信等に より受信できる。また、オプションについても他の任意のオプションを選択でき るように構成することができる。
【0024】
このように、本考案に係る融資業務支援システムは、電話回線に接続し、任意 の電話機からコールされたなら、融資に係わる質問を含む音声案内を電話機に送 信するとともに、電話機から質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該 応答に基づいて返済内容を演算し又は当該応答を融資条件に基づいて審査し、そ の結果を電話機に送信する処理を実行するコンピュータ機能部を備えるため、次 のような顕著な効果を奏する。
【0025】 利用者は返済内容に係わる個人的な情報を容易かつタイムリーに知ること ができるとともに、融資条件に基づく簡易な審査を受けることができる。また、 金融機関は利用者に対して的確なサービスを行うことができる。
【0026】 無人で行われるため、利用者は融資窓口に出向く必要がなく、無用な時間 や労力が費やされる不具合を解消できるとともに、利用者のプライバシーを確実 に守ることができ、しかも、金融機関は人的コストを削減できる。
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は金融機関により利用者に対して融資に関する返済内容や審査(簡易審 査)を無人で行う融資業務支援システムに関する。
【0002】
一般に、金融機関からの借入れにより、カーローン,住宅ローン,教育ローン 等を組む場合、返済内容がどのようになるかは利用者の重要な関心事であり、こ の返済内容の如何がローンを組むか否かの判断或いはどのような金融機関を選択 するかなどの大きな要因となる。一方、金融機関にとっては利用者が一定の融資 基準を満たしているか否かは融資を行う際の重要な決定条件となり、通常、金融 機関はそのための審査を行っている。そして、このような返済内容や審査は、複 雑な計算や微妙な判断を必要とするため、現実には利用者が金融機関の窓口に出 向かざるを得ないのが実情である。
【0003】 しかし、借入れのための判断或いは選択材料のために、利用者がわざわざ金融 機関の窓口に出向くことは、無用な時間や労力が費やされてしまうのみならず、 返済内容や審査は、個人に関するかなりのプライベイト内容を含むため、利用者 にとっては出向きにくいことも多分にあり、結果的に利用者にとっては必要かつ 個人的な情報をタイムリーに得れないとともに、金融機関にとっても的確なサー ビスを行えない不具合があった。
【0004】 本考案はこのような従来技術に存在する課題を解決したものであり、返済内容 や審査に係わる個人的な情報を容易かつタイムリーに得れるとともに、利用者の 無用な時間や労力が費やされる不具合を解消し、加えて、利用者のプライバシー を確実に守れるとともに、金融機関の人的コストを削減できる融資業務支援シス テムの提供を目的とする。
【0005】
本考案に係る融資業務支援システム1は、電話回線Cに接続し、任意の電話機 Tからコールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を含む音声案内を電 話機Tに送信するとともに、電話機Tから質問に対する応答がダイヤル入力され たなら、当該応答に基づいて返済内容を演算し、かつ演算結果を電話機Tに送信 する処理を実行するコンピュータ回路部2を備えることを特徴とする。
【0006】 この場合、コンピュータ回路部2は、応答の内容を判断し、当該応答の内容が 設定条件を外れていた場合には、その旨を音声案内し、再応答させる処理を実行 する。また、質問には、利用者の借入金額,借入期間,ボーナス時返済額の一又 は二以上を含む。一方、本考案の他の形態に係る融資業務支援システム1は、融 資に係わる一又は二以上の質問を含む音声案内を電話機Tに送信するとともに、 電話機Tから質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該応答を融資条件 に基づいて審査し、かつ審査結果を電話機Tに送信する処理を実行する。この場 合の質問には、利用者の年齢,職業,勤続年数,年収の一又は二以上を含む。
【0007】 これにより、利用者は電話を利用することによって、借入れた際における返済 内容に関する個人的な情報を容易かつタイムリーに知ることができるとともに、 簡易な審査を受けることができる。
【0008】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0009】 まず、本実施例に係る融資業務支援システム1のハードウェア構成について、 図3を参照して説明する。
【0010】 2はコンピュータ回路部であり、コンピュータ本体3及び本実施例に係る融資 業務支援システム1における必要な処理を実行させるためのプログラムを格納し たメモリ4を備える。そして、コンピュータ本体3にはキーボード等の必要な入 力部5を接続するとともに、ディスプレイ,プリンタ等の出力部6を接続する。 一方、コンピュータ本体3は必要なモデムを介して電話回線Cに接続する。図中 、Tは任意の電話機を示す。
【0011】 次に、融資業務支援システム1における処理手順を図1(図2)に示すフロー チャートに従って説明する。
【0012】 まず、利用者は電話機Tのダイヤリングにより金融機関のサービスセンタに設 置したコンピュータ回路部2をコールする(ステップS0)。コンピュータ回路 部2に電話機Tが接続されると、コンピュータ回路部2は「アクセス番号をダイ ヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR1)。なお、これに先立っ て、住宅ローンは“1”,カーローンは“2”,教育ローンは“3”等の各種ロ ーンに対応するアクセス番号を音声案内する。利用者は電話機Tのダイヤルボタ ンを押してアクセス番号(数字)をダイヤル入力する(ステップS1)。コンピ ュータ回路部2はアクセス番号を受信すると、サービス内容に関する簡単な説明 や注意事項等の音声案内を送信するとともに、さらに、「お借入れ金額を一万円 単位、例えば、125万円の場合には125とダイヤルして下さい。なお、お借 入れ金額は300万円以内です」の音声案内を送信する(ステップR2)。これ により、利用者は借入れ金額を、例えば、220万円の場合には“220”とダ イヤル入力する(ステップS2)。
【0013】 コンピュータ回路部2は借入れ金額を受信すると、金額をチェックし、設定限 度額を越えている場合には、「最高限度額は300万円以内です。もう一度お借 入れ金額をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR3)。一方 、設定限度額以内であれば、「お借入れ金額は220万円ですね、宜しい場合に は1を、訂正される場合は3をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ス テップR3)。これにより、利用者は確認又は訂正に関してダイヤル入力し、訂 正の場合には訂正後の金額をダイヤル入力する(ステップS3)。
【0014】 次いで、コンピュータ回路部2は「お借入れ金額220万円のうち、ボーナス で返済される金額を一万円単位でダイヤルして下さい。なお、ボーナスで返済さ れる金額はお借入れ金額の50%以内です」の音声案内を送信する(ステップR 4)。これにより、利用者はボーナス時返済額を、例えば、100万円の場合に は“100”とダイヤル入力する(ステップS4)。コンピュータ回路部2はボ ーナス時返済額を受信すると、返済額をチェックし、設定限度額を越えている場 合には、「ボーナス時返済額がお借入れ金額の50%をオーバーしました。もう 一度ダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR5)。一方、設定 限度額以内であれば、「お借入れの期間を年単位でダイヤルして下さい。なお、 最長お借入れ期間は3年以内です」の音声案内を送信する(ステップR5)。こ れにより、利用者は借入れ期間を、例えば、2年の場合には“2”とダイヤル入 力する(ステップS5)。
【0015】 コンピュータ回路部2は借入れ期間を受信すると、期間をチェックし、設定期 間を越えている場合には、「最長お借入れ期間は3年以内です。もう一度ダイヤ ルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR6)。設定期間以内であれば 、これで質問を終了させ、受信した全てのデータを音声により電話機Tに送信す る。そして、「宜しい場合は1を、借入れ金額を訂正する場合は3を、ボーナス で返済される金額を訂正される場合は5を、お借入れ期間を訂正される場合は7 をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ステップR6)。これにより、 利用者は確認又は訂正に関してダイヤル入力し、訂正の場合には訂正後の数値を ダイヤル入力する(ステップS6)。
【0016】 次いで、コンピュータ回路部2は、受信した全てのデータから融資に関する返 済内容を演算するとともに、演算結果を音声により送信する。具体的には「ボー ナス月以外の毎月のご返済額は、×××××円です。また、ボーナス月以外の毎 月分とボーナス時返済額の合計は×××××円です。また、年間の合計ご返済額 は×××××円となります」のように送信する(ステップR7)。
【0017】 他方、コンピュータ回路部2は、利用者が任意に選択できるオプションの音声 案内を送信する。この際、利用者がオプションを選択しない場合にはステップS 7で終了させることができる(ステップS8)。一方、利用者がオプションを選 択したなら、オプションに係わる処理を引き続いて実行する(ステップR7,S 7,S8)。
【0018】 次に、オプションとして好適な審査(簡易審査)の処理手順を図2に示すフロ ーチャートに従って説明する。
【0019】 まず、コンピュータ回路部2は簡易審査の内容や注意事項等の必要な音声案内 を送信し、さらに、「ご年齢をダイヤルして下さい」の音声案内を送信する(ス テップO1,O2)。これにより、利用者は年齢をダイヤル入力する(ステップ S10)。コンピュータ回路部2は年齢を受信すると、年齢をチェックし、設定 年齢未満(20歳未満)の場合には、ローンを利用できない旨の音声案内を送信 する。一方、設定年齢以上であれば、「職業についておたずねします。自営業の 方は1を、サラリーマンの方は2を、公務員の方は3を、農業の方は4を、自由 業の方は5を、パートタイマーの方は6を、無職の方は7をダイヤルして下さい 」の音声案内を送信する(ステップO3)。これにより、利用者は対応する番号 をダイヤル入力する(ステップS11)。コンピュータ回路部2は職業に関する 番号を受信すると、職業をチェックし、無職の場合には「難しいと思いますが、 融資窓口で相談してみてはいかがでしょうか」の音声案内を送信する(ステップ O4,O6)。一方、無職以外であれば、「お勤め先の勤続年数をダイヤルして 下さい」の音声案内を送信する(ステップO5)。これにより、利用者は勤続年 数をダイヤル入力する(ステップS12)。
【0020】 コンピュータ回路部2は勤続年数を受信すると、年数をチェックし、N年数( 例えば、2年)以下の場合には、「難しいと思いますが、融資窓口で相談してみ てはいかがでしょうか」の音声案内を送信する(ステップO7,O6)。一方、 N年数を越えていれば、「年収を一万円単位でダイヤルして下さい」の音声案内 を送信する(ステップO8)。これにより、利用者は年収をダイヤル入力する( ステップS13)。コンピュータ回路部2は年収を受信すると、年収をチェック し、ステップR7で演算した年間返済額が年収のM%(例えば、20%)以上の 場合には、「難しいと思いますが、融資窓口で相談してみてはいかがでしょうか 」の音声案内を送信する(ステップO9,O6)。一方、年間返済額が年収のM %未満であれば、融資できる確率が高い旨の音声案内を送信するとともに、融資 に関する必要な音声案内を送信する(ステップO10)。
【0021】 このように、本実施例に係る融資業務支援システム1によれば、利用者は電話 を利用することによって、借入れた際における返済内容に関する個人的な情報を 容易かつタイムリーに得ることができ、しかも、同時に融資条件に基づく簡易な 審査を受けることができる。また、金融機関にとっても利用者に対して的確なサ ービスを行うことができる。さらに、利用者は窓口に出向く必要がないため、無 用な時間や労力が費やされることがなく、加えて、無人で行われるため、利用者 個人のプライバシーを確実に守れるとともに、金融機関は人的コストを削減でき る。
【0022】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではなく、細部の構成,手法,数値等において、本考案の要旨を逸脱し ない範囲で任意に変更,削除,追加することができる。
【0023】 例えば、電話機は、一般の電話機を例示したが、ファクシミリやコンピュータ 等に内蔵される電話機であってもよい。したがって、これらの場合にはコンピュ ータ回路部2から返済内容や審査の結果をファクシミリやコンピュータ通信等に より受信できる。また、オプションについても他の任意のオプションを選択でき るように構成することができる。
【0024】
このように、本考案に係る融資業務支援システムは、電話回線に接続し、任意 の電話機からコールされたなら、融資に係わる質問を含む音声案内を電話機に送 信するとともに、電話機から質問に対する応答がダイヤル入力されたなら、当該 応答に基づいて返済内容を演算し又は当該応答を融資条件に基づいて審査し、そ の結果を電話機に送信する処理を実行するコンピュータ回路部を備えるため、次 のような顕著な効果を奏する。
【0025】 利用者は返済内容に係わる個人的な情報を容易かつタイムリーに知ること ができるとともに、融資条件に基づく簡易な審査を受けることができる。また、 金融機関は利用者に対して的確なサービスを行うことができる。
【0026】 無人で行われるため、利用者は融資窓口に出向く必要がなく、無用な時間 や労力が費やされる不具合を解消できるとともに、利用者のプライバシーを確実 に守ることができ、しかも、金融機関は人的コストを削減できる。
【図1】本実施例に係る融資業務支援システムの処理手
順を示すフローチャート、
順を示すフローチャート、
【図2】同融資業務支援システムにおける簡易審査(オ
プション)の処理手順を示すフローチャート、
プション)の処理手順を示すフローチャート、
【図3】同融資業務支援システムのハードウェア構成
図、
図、
1 融資業務支援システム 2 コンピュータ機能部 C 電話回線 T 電話機
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 融資業務支援システム
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る融資業務支援システムの処理手
順を示すフローチャート、
順を示すフローチャート、
【図2】同融資業務支援システムにおける簡易審査(オ
プション)の処理手順を示すフローチャート、
プション)の処理手順を示すフローチャート、
【図3】同融資業務支援システムのハードウェア構成
図、
図、
【符号の説明】 1 融資業務支援システム 2 コンピュータ回路部 C 電話回線 T 電話機
Claims (5)
- 【請求項1】 電話回線に接続し、任意の電話機からコ
ールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を含
む音声案内を前記電話機に送信するとともに、前記電話
機から前記質問に対する応答がダイヤル入力されたな
ら、当該応答に基づいて返済内容を演算し、かつ演算結
果を前記電話機に送信する処理を実行するコンピュータ
機能部を備えることを特徴とする融資業務支援システ
ム。 - 【請求項2】 前記コンピュータ機能部は、前記応答の
内容を判断し、当該応答の内容が設定条件を外れていた
場合には、その旨を音声案内し、再応答させる処理を実
行することを特徴とする請求項1記載の融資業務支援シ
ステム。 - 【請求項3】 前記質問には、利用者の借入金額,借入
期間,ボーナス時返済額の一又は二以上を含むことを特
徴とする請求項1記載の融資業務支援システム。 - 【請求項4】 電話回線に接続し、任意の電話機からコ
ールされたなら、融資に係わる一又は二以上の質問を含
む音声案内を前記電話機に送信するとともに、前記電話
機から前記質問に対する応答がダイヤル入力されたな
ら、当該応答を融資条件に基づいて審査し、かつ審査結
果を前記電話機に送信する処理を実行するコンピュータ
機能部を備えることを特徴とする融資業務支援システ
ム。 - 【請求項5】 前記質問には、利用者の年齢,職業,勤
続年数,年収の一又は二以上を含むことを特徴とする請
求項4記載の融資業務支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005159U JP3066040U (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 融資業務支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005159U JP3066040U (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 融資業務支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066040U true JP3066040U (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=43199622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005159U Expired - Lifetime JP3066040U (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 融資業務支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066040U (ja) |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP1999005159U patent/JP3066040U/ja not_active Expired - Lifetime
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