JP3065954U - 靴用発光部材 - Google Patents

靴用発光部材

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JP3065954U JP1999005468U JP546899U JP3065954U JP 3065954 U JP3065954 U JP 3065954U JP 1999005468 U JP1999005468 U JP 1999005468U JP 546899 U JP546899 U JP 546899U JP 3065954 U JP3065954 U JP 3065954U
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恒規 松永
孝之 村山
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リフレクサイト株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】交通安全を図ることのできるものであって、歩
行等してもずり落ちることがなく、しかも、複数回の使
用によっても上端がブーツ等の靴の外周からめくれるこ
とがなく、外観の優れた靴用発光部材の提供を図る。 【解決手段】本体部2と、取付片3とを備えている。本
体部2は、本体片20と、光反射部材4とを備える。
又、光反射部材4は、超高輝度反射マイクロプリズムシ
ート41と、超高輝度反射マイクロプリズムシート41
の表面を被覆した透明な被覆部材5とを備えている。取
付片3は、本体部2の全長に渡って、本体部2と一体的
に本体部2の上端から下方側に延設されることにより、
取付片3と本体部2との間に、下方側に開口部61を有
する受容部6が形成されている。又、取付片3には、切
欠き部が備えられているとともに、裏面側に接着層32
が備えられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、ブーツや雨具用の長靴等の靴に取り付けられて使用される靴用発 光部材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば道路上での規制や誘導を職務とする人は、光反射部材を有するベストを 着用して交通の安全を図るようにしているが、光反射部材を有するベストによっ て上半身を中心に受けた光を反射できるようにしただけでは、夜間走行する車輌 のヘッドライトが下向きになっているため、ドライバーに気付かせ難く、安全を 図り難い。そのため、従来、ブーツ100等に取付ける光反射部材が提案されて いる。この光反射部材aは、図7に示すように所定幅で、長尺状のものから構成 し、表面全体に、受けた光を反射する光反射部bを設け、又、長手方向の両端に 互いに着脱自在に係合する係止部cを設けたものとし、この光反射部材aを、ブ ーツ100等の外周に巻き付けてその両端を係止部cで係止するようにしたもの である。 しかしながら、この光反射部材aは、両端を係止部cで係止するだけのため、 歩行等するとずり落ちてしまう場合がある。また、ブーツ100の外周に単に巻 き付けているため、光反射部材aの上端とブーツ100の外周との境界部が露出 して外観が悪く、しかも、光反射部材aの上端とブーツ100の外周との境界部 が露出しているため、光反射部材aの上端に他のものが当たり、或いは、複数回 の使用によって光反射部材aが撓んで光反射部材aの上端がブーツの外周からめ くれてしまい、より一層外観が悪くなってしまう。そのため、現状では、あまり 使用されておらず、使用頻度が低いという課題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、交通安全を図ることができ るものであって、歩行等してずり落ちることがなく、しかも、複数回の使用によ っても上端がブーツ等の靴の外周からめくれることがなく、外観の優れた靴用発 光部材の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、次の特徴を有する靴用発光部材を提供することにより、上記課題 を解決する。 本願第1の考案は、折り曲げ自在な本体部2と、折り曲げ自在な取付片3とを 備える。 本体部2は、少なくとも表面の一部に、発光部4を備える。 取付片3の上端側は、本体部2の上端側に接続されることにより、取付片3と 本体部2との間に、下端側に受容口61を有する受容部6が区画形成される。そ して、この受容部6の受容口61からブーツ等の靴100における足挿入用口1 01の周部102を受容することによって、本体部2が靴100における足挿入 用口101の周部102の外周に配設されるとともに、取付片3が靴100にお ける足挿入用口101の周部102の内周に配設されるようになされたものであ る。
【0005】 本願第2の考案は、本願第1の考案に係る本体部2が、シート状のものから構 成され、本体部2が、靴100における足挿入用口101の周部102の長さと 略同長さのものから構成されることにより、本体部2が、靴100における足挿 入用口101の周部102の略全外周に渡って配位されるようになされる。又、 発光部4が、本体部2の略全長に渡って配位されたものである。
【0006】 本願第3の考案は、本願第1又は第2の考案に係る取付片3が、本体部2と略 同長さで、本体部2と一体的にシート状に形成されたものから構成されるととも に、取付片3の長手方向における少なくとも一箇所に、切欠き部31が備えられ たものである。
【0007】 本願第4の考案は、本願第1〜第3のいずれかの考案に係る取付片3の裏面側 に、取付け手段32が備えられ、この取付け手段32が、靴100における足挿 入用口101の周部102の内周に着脱自在に接着される接着層32を備えたも のである。
【0008】 本願第5の考案は、本願第1〜第4のいずれかの考案に係る本体部2が、シー ト状の本体片20と、本体片20と別体のものから構成された発光部4とを備え 、本体片20が、靴100における足挿入用口101の周部102の長さと略同 長さに形成され、発光部4が、表面に光線を当てることにより再帰性反射し得る 光反射部47を有する光反射部材4から構成され、光反射部材4が、本体部2と 略同長さで、本体部2の幅より細幅に形成され、光反射部材4の裏面側が、光反 射部材4の長手方向を本体部2の長手方向に沿って伸ばすようにして本体部2の 表面に接着されるとともに、光反射部材4の長手方向の両端側各々が、押さえ部 材7、7によって本体部2に押さえ付けられたものである。
【0009】 本願第6の考案は、本願第5の考案に係る光反射部材4の光反射部47が、複 数のマイクロプリズムを並設することにより形成したプリズム層44を備え、更 に、この光反射部47が、透明な被覆部材5によって覆われたものである。
【0010】 以上のように構成された本願第1の考案においては、本体部2と取付片3との 間に形成した受容部6に、例えばブーツ100における足挿入用口の周部を上方 側から被せるように入れれば良く、これにより、ブーツ100に装着できる。又 、靴用発光部材1をブーツ100の一部に見せることができ、外観的に優れたも のにできるとともに、靴用発光部材1がブーツ100に対して下方側に動くこと がなく、従来のように歩行等に際して靴用発光部材1がブーツ100に対して下 方側に擦れ動くようなことを防止できる。又、本体部2と取付片3との上端同士 が接続されているため、本体部2の上端に他のものが当たったり、或いは、複数 回の使用によっても本体部2の上端がブーツ100の外周からめくれるようなこ とを防止でき、外観を損ねるような防止できる。これにより、靴用発光部材1を 違和感なくブーツ100に使用でき、使用頻度を高めることができる。
【0011】 本願第2の考案においては、シート状の本体部2を、ブーツ等の靴100にお ける足挿入用口101の周部102の長さと略同長さのものから構成するととも に、発光部4を、本体部2の略全長に渡って配位させたものとするため、発光部 4を、靴100における足挿入用口101の周部102の外周の略全周に渡って 配設でき、どのような角度からでも光を放つことができる。
【0012】 本願第3の考案においては、取付片3を、本体部2と略同長さにするため、本 体部2を全長さ範囲に渡って確実に、ブーツ等の靴100の外周に沿わせておく ことができる。又、取付片3を、本体部2と略同長さにしておくことによって、 ブーツ等の靴100の内周に沿わせて湾曲状にでき、取付片3と本体部2とで靴 100の周部を挾持できる。また、本体部2と一体的に形成するため、加工工程 を簡素化でき、低コストで製作できる。一方、取付片3を、本体部2と略同長さ にすると、例えばブーツ100における足挿入用口の周部の内周に取付片3を配 設し、ブーツ100における足挿入用口の周部の外周に本体部2を配設すると、 ブーツ100における足挿入用口の周部の内周の長さが、外周の長さに比して短 いため、取付片3に皺が発生する。しかし、この本願第3の考案においては、取 付片3に切欠き部31を設けているため、取付片3に皺が発生することなく、取 付片3の裏面全体をブーツ100の内周に当接させることができる。
【0013】 本願第4の考案においては、取付け手段が、靴100における足挿入用口10 1の周部102の内周に着脱自在に接着される接着層32を備えたものとするた め、任意な時に靴用発光部材1をブーツ等の靴から取り外しできる。
【0014】 本願第5の考案においては、本体片20と別体のものから構成した光反射部材 4を、光反射部材4の長手方向を本体部2の長手方向に沿って伸ばすようにして 本体部2の表面に接着するとともに、光反射部材4の長手方向の両端側各々が、 押さえ部材7、7によって本体部2に押さえ付けたものとする。例えば光反射部 材4が可撓性を有し、湾曲状に変形させると弾性によって復元するようなもので ある場合には、本体片20を、ブーツ100における足挿入用口101の周部1 02の外周に沿わして湾曲状にすると、光反射部材4の長手方向の両端側が弾性 によって本体部2から外れてめくれるおそれがある。しかし、この本願第5の考 案のように、押さえ部材7、7によって光反射部材4の長手方向の両端側各々を 本体部2に押さえ付けておくことにより、光反射部材4の長手方向の両端側を、 常時本体部2に接着した状態にしておくことができ、光反射部材4の両端側が本 体部2から外れてめくれるようなことを防止できる。
【0015】 本願第6の考案においては、光反射部材4の光反射部47を、複数のマイクロプ リズムを並設することにより形成したプリズム層44を備えたものとするため、 光を強く反射できる。しかも、例えば樹脂材からなる透明な被覆部材5で覆うよ うにすれば、光反射部47から反射する光を、光反射部47だけの場合に比して 広角的に反射させることもでき、より確実に交通安全を図ることができる。又、 光反射部47を透明な被覆部材5で覆うことにより、外観的にも優れたものにで きる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、図を基にして本願考案の一実施形態の靴用発光部材を具体的に説明する 。 図1(A) は、本願考案の靴用発光部材の一実施形態の正面図、図1(B) は、そ の背面図、図2は、その展開図である。
【0017】 本願考案の靴用発光部材1は、本体部2と、取付片3とを備えている。 本体部2は、本体片20と、発光部としての光反射部材4とを備えている。本 体片20は、塩化ビニルを加工成形した折り曲げ自在なシート状の発泡レザーか ら構成されている。尚、本体片20は、レザーから構成されるものに限らず、少 なくとも長手方向に折り曲げ自在なものであれば良く、例えば不織布、合成樹脂 、合成ゴム、ナイロン、皮、合成皮革等から構成しても良い。又、本実施形態で は、本体片20の表面を、平坦面に形成しているが、例えば本体片20の表面を 凹凸状に形成して凹凸模様を施す等、適宜変更できる。
【0018】 光反射部材4は、図3に示すように光反射シート41と、光反射シート41の 表面を被覆した透明な被覆部材5とを備えており、全体が折り曲げ可能なものか ら構成されている。光反射シート41は、本体片20の幅より細幅で、本体片2 0と同長さの長尺状のものから構成されている。又、本実施形態では、光反射シ ート41として、超高輝度反射マイクロプリズムシート41が使用されている。 この超高輝度反射マイクロプリズムシート41は、厚さが0.2mm程度のもの で、表面に光反射部47を備えている。光反射部47は、図4(A) に示すように ポリエステルシート材料42の表面全体に、そのポリエステル材料42を成形加 工することにより、図4(C) に示すような三角錐形状をしたマイクロプリズム4 3を、図4(B) に示すように複数、規則的に並設させて形成したプリズム層44 を備えており、図4(C) に示すようにマイクロプリズム43に光が当たるとマイ クロプリズム43の3つの面を跳ね返り、入射方向に反射することにより上面全 体が上方のみならず斜め側方等の広範囲に渡って発光し得るようになされたもの である。又、この実施形態では、図4(A) に示すようにプリズム層44の上面に アクリル系樹脂をコーティングすることにより形成したコーティング層45を備 え、プリズム層44に傷や汚れ等が付かないように保護するようにしているが、 このコーティング層45は設けなくとも発光に支障はなく、必要に応じて設けれ ば良いものである。更に、コーティング層45の表面には、全体に、赤、青、緑 、銀、金、オレンジ等の種々の着色が施こされ、外観的に綺麗に見せることがで きるとともに、表面に光が当たると表面がその着色そのままに輝いて綺麗に見る ことができるようになされている。
【0019】 超高輝度反射マイクロプリズムシート41の裏面には、接着層46が備えられ ている。この接着層46は、本体片20に取り付けるためのもので、裏面に接着 材を塗布することによって形成したものから構成されている。尚、この取付け手 段は、接着層46を設けたものに限らず、別途に適宜な接着材により取り付ける 等、従来から使用されている取付け方法により行うことができる。
【0020】 尚、この超高輝度反射マイクロプリズムシート41は、ポリエステル材料から 構成されるものの他、ビニール等からも形成でき、ビニール等から構成したもの でも良い。又、光反射シート41は高輝度反射マイクロプリズムシート41のよ うにマイクロプリズムにより再帰性反射する方法によるのものに限らず、例えば ガラスビーズにより再帰性反射するガラスビーズ方法によるものを使用すること も可能である。ただし、ガラスビーズ方法によるものと、上記マイクロプリズム 方法によるものとを比較すると、マイクロプリズム方法によるものがガラスビー ズ方法によるものに比し3〜4倍程度の光を反射できる点で好ましい。また、発 光部として、受けた光を反射する光反射部材から構成するものに限らず、受けた 光を蓄えてその蓄えた光を放つことにより発光する蓄光部材から構成しても良く 、適宜変更し得る。
【0021】 一方、被覆部材5は、透明なエポキシ樹脂やUV樹脂等から構成され、図3に 示すように超高輝度反射マイクロプリズムシート41の表面上に上下両端側から 漸次湾曲状に盛り上がるように配設されて光反射部47を覆っている。このよう な透明な樹脂材からなる被覆部材5で覆うことにより、光反射部47から反射す る光を、光反射部47だけの場合に比して広角的に反射でき、より確実に交通安 全を図ることができる。又、光反射部47を透明な被覆部材5で覆うことにより 、外観的にも優れたものにできる。
【0022】 そして、この光反射部材4は、本体片20の表面に形成された光反射部材取付 用溝22に取り付けられている。詳しくは、図1、図3に示すように光反射部材 取付用溝22は、本体片20の表面に、本体片20の全長に渡って、光反射部材 4と略同幅で、表面から窪まされて形成されており、この光反射部材取付用溝2 2に光反射部材4が嵌め入れるようにして、接着層46により接着されている。 このようにして、表面から窪ませて形成した光反射部材取付用溝22に光反射部 材4を取り付けることにより、光反射部材4の端面が光反射部材取付用溝22内 に入り込み、光反射部材4の端面に他の部材が当たることがなく、光反射部材4 が本体片20から外れることのないものにできる。又、この実施形態では、光反 射部材4を光反射部材取付用溝22に取り付けた後、図1、図2に示すように光 反射部材4の長手方向の両端部各々を、押さえ部材としての透明テープ7、7で 押さえるようにし、本体片20を湾曲状にした際に、光反射部材4の長手方向の 両端部各々を本体片20が確実に外れないようにしている。尚、この押さえ部材 7、7は、必要に応じて設ければ良く、押さえ部材7、7を設けない形態のもの であっても良い。
【0023】 取付片3は、ブーツ等の靴に取り付けるためのもので、シート状のものから構 成されている。本実施形態における取付片3は、本体部2の全長に渡って、本体 部2と一体的に本体部2の上端から延設され、折り曲げ部3aを介して本体部2 の後方側に配位されることにより、図3に示すように取付片3と本体部2との間 に、下方側に開口部61を有する受容部6が形成されており、開口部61から受 容部6内に、ブーツ等の靴における足挿入用口の周部を受容できるようになされ ている。又、取付片3には、図1、図2に示すように、長手方向における二箇所 に、切欠き部31、31が備えられている。これらの切欠き部31、31は、取 付片3をブーツ等の靴における足挿入用口の周部の内周に取り付ける際に取付片 3に皺が発生しないようにするためのもので、取付片3の下端から上端にかけて 取付片31の一部を切り取って形成されている。また、取付片3の裏面側には、 ブーツ等の靴に取り付ける取付手段としての接着層32が備えられている。この 実施形態における接着層32は、水にぬらすと接着力を復元して再剥離性を有す る接着剤を塗布することにより形成されており、靴に着脱自在に取り付けられる ようになされている。尚、取付片3は、本体部2と一体に形成する形態のものに 限らず、本体部2と別体のものから構成して上端同士を接続したものであっても 良い。又、取付片3に、取付手段を設けたものに限らず、例えばブーツ等の靴に おける足挿入用口の周部の内周に取付手段を設けてその取付手段によって取付片 3を取付け、或いは、取付片3と靴の内周との間に接着剤を介して接着するもの であっても良い。また、取付片3に接着層32を設ける場合、接着層32は上記 形態のものに限らず、例えば両面テープを配したものであっても良い。また、接 着層32は、取付片3の裏面全体に設ける形態のものに限らず、取付片3の裏面 一部に設けるようにしても良く、又、取付手段は、着脱自在なものから構成する 形態のものに限らず、着脱不能に取り付ける形態のものであっても良く、適宜変 更し得る。
【0024】 以上のように構成した本願考案の靴用発光部材1を、例えばブーツ100に取 り付ける場合は、図5(A) に示すように靴用発光部材1を湾曲状にして、受容部 6にブーツ100における足挿入用口101の周部102を、受容部6の開口部 61から入れる。これにより、本体部2をブーツ100における足挿入用口の周 部の外周に、取付片3をブーツ100における足挿入用口101の周部102の 内周に、夫々配設できる。その際、本体部2及び取付片3を折り曲げ自在なシー ト状のものから構成しているため、ブーツ100における足挿入用口の周部に沿 わせることができる。又、ブーツ100における足挿入用口の周部の内周の長さ が外周の長さに比して短いが、取付片3に切欠き部31、31を備えているため 、取付片3に皺が発生するようなことなく取付片3の裏面全体をブーツ100の 内周に当接させることができる。そして、取付片3の接着層32によってブーツ 100の内周に接着させる。これにより、靴用発光部材1を、ブーツ100にお ける足挿入用口の周部に取り付けることができる。又、靴用発光部材1をブーツ 100に取り付けた後は、取付片3を本体部2の全長に渡って設けているため、 本体部2の長手方向の端部がブーツ100の外周面からめくれるようなことなく 、確実に取り付けておくことができる。尚、靴用発光部材1をブーツ100から 取り外す場合は、接着層32をブーツ100の内周から剥がせば良く、これによ り、靴用発光部材1をブーツ100から取り外すことができる。
【0025】 以上のようにすれば、本体部2と取付片3との間に形成した受容部6に、ブー ツ100における足挿入用口の周部を上方側から被せるように入れるため、靴用 発光部材1をブーツ100の一部に見せることができ、外観的に優れたものにで きるとともに、靴用発光部材1がブーツ100に対して下方側に動くことがなく 、従来のように歩行等に際して靴用発光部材1がブーツ100に対して下方側に 擦れ動くようなことを防止できる。又、本体部2と取付片3との上端同士が接続 されているため、本体部2の上端に他のものが当たったり、或いは、複数回の使 用によっても本体部2の上端がブーツ100の外周からめくれるようなことを防 止でき、外観を損ねるような防止できる。これにより、靴用発光部材1を違和感 なくブーツ100に使用でき、使用頻度を高めることができる。
【0026】 尚、本実施形態では、発光部としての光反射部材4を本体部2より細幅の長尺 状のものから構成し、その長尺状の光反射部材4を一つ、本体部2の表面に取り 付けたものとしているが、この形態のものに限らず、例えば図6に示すように長 尺状の光反射部材4を二つ、本体部2の表面に、上下に並設させるようにし、或 いは、三つ以上の光反射部材4を配設するようにしても良く、更には、光反射部 材4を、本体部2の上下方向に伸ばすようにしても良い。又、発光部としての光 反射部材4は、本体部2の表面一部に形成するものに限らず、本体部2の表面全 体に形成するようにしても良く、適宜変更し得る。
【0027】 又、本実施形態では、取付片3の裏面側に、靴に取り付ける取付手段を設けた ものとしているが、取付手段を設けずに、単に受容部6に、ブーツ100におけ る足挿入用口の周部を入れるだけのものであっても良い。この場合でも、本体部 2と取付片3とで、ブーツ100における足挿入用口の周部に沿わせて湾曲状に でき、取付片3と本体部2とで靴用発光部材1を靴100の周部を挾持できる。 又、取付手段として接着層32を設ける場合、接着層32を取付片3の裏面側に 設ける形態のものに限らず、本体部2の裏面の一部又は全体に接着層を形成する ようにしても良く、例えば取付片3の裏面側に接着層32を設けるとともに、本 体部2の裏面における長手方向の両端各々にも取付手段としての接着層を形成す るようにしても良く、こうすることにより、本体部2の長手方向の両端各々を確 実にブーツ等の靴の外周面に接着でき、本体部2の長手方向の両端が靴の外周面 からめくれるのを防止できる。
【0028】 また、本実施形態では、切欠き部31、31を、取付片3の長手方向の二か所 に設けているが、一か所又は三か所以上でも良い。又、切欠き部31、31を設 けないものであっても良く、適宜変更し得る。
【0029】 一方、本願考案の靴用発光部材1は、ブーツ、雨具用等の長靴の他、種々の靴 に使用できるものである。
【0030】
【考案の効果】
以上、本願第1の考案は、本体部2と取付片3との間に形成した受容部6に、 例えばブーツ100における足挿入用口の周部を上方側から被せるように入れれ ば良く、これにより、ブーツ100に簡単に装着できる。又、取付片3を、本体 部2と略同長さにしておくことによって、ブーツ等の靴100の内周に沿わせて 湾曲状にでき、取付片3と本体部2とで靴100の周部を挾持できる。また、靴 用発光部材1をブーツ100の一部に見せることができ、外観的に優れたものに できるとともに、靴用発光部材1がブーツ100に対して下方側に動くことがな く、従来のように歩行等に際して靴用発光部材1がブーツ100に対して下方側 に擦れ動くようなことを防止できる。又、本体部2と取付片3との上端同士が接 続されているため、本体部2の上端に他のものが当たったり、或いは、複数回の 使用によっても本体部2の上端がブーツ100の外周からめくれるようなことを 防止でき、外観を損ねるような防止できる。これにより、靴用発光部材1を違和 感なくブーツ100に使用でき、使用頻度を高めることができる。
【0031】 本願第2の考案は、本願第1の考案の効果に加え、発光部4を、靴100にお ける足挿入用口101の周部102の外周の略全周に渡って配設でき、どのよう な角度からでも光を放つことができる。これにより、確実に交通安全を図ること ができる。
【0032】 本願第3の考案は、本願第1又は第2の考案の効果に加え、本体部2を全長さ 範囲に渡って確実に、ブーツ等の靴100に取り付けておくことができる。又、 取付片3を、本体部2と一体的に形成するため、加工工程を簡素化でき、低コス トで製作できる。一方、切欠き部31によって、取付片3に皺が発生することな く、取付片3の裏面全体をブーツ100の内周に当接させることができる。
【0033】 本願第4の考案は、本願第1〜第3の考案の効果に加え、任意な時に靴用発光 部材1をブーツ等の靴から取り外しでき、使用便利なものにできる。
【0034】 本願第5の考案は、本願第1〜第4の考案の効果に加え、本体片20を、ブー ツ100における足挿入用口101の周部102の外周に沿わして湾曲状にして も、押さえ部材7、7によって、光反射部材4の長手方向の両端側を、常時本体 部2に接着した状態にしておくことができ、本体部2から外れてめくれるような ことを防止できる。これにより、光反射部材4が可撓性を有し、湾曲状に変形さ せると弾性によって復元するようなものでも使用でき、種々の光反射部材4を使 用できる。
【0035】 本願第6の考案は、本願第5の考案の効果に加え、光を強く反射でき、しかも、 例えば樹脂材からなる透明な被覆部材5で覆うようにすれば、光反射部47から 反射する光を、光反射部47だけの場合に比して広角的に反射させることもでき 、より確実に安全を図ることができる。又、この光反射部47を透明な被覆部材 5で覆うことにより、外観的にも優れたものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) は、本願考案の一実施形態の靴用発光部材
の正面図、(B) は、その背面図である。
【図2】本願考案の一実施形態の靴用発光部材を展開し
た状態の正面図である。
【図3】図3(A) のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】(A) は、光反射シートの要部拡大断面図、(B)
は、光反射シートの要部拡大平面図、(C) は、マイクロ
プリズムにおける光の反射の説明図である。
【図5】(A) は、靴用発光部材をブーツに取り付ける際
の説明図、(B) は、靴用発光部材をブーツに取り付けた
状態の側面図である。
【図6】靴用発光部材の他の実施形態の正面図である。
【図7】従来の靴用発光部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 靴用発光部材 2 本体部 3 取付片 4 光反射部材 5 被覆部材 6 受容部 31 切欠き部 61 開口部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り曲げ自在な本体部(2) と、折り曲げ自
    在な取付片(3) とを備え、 本体部(2) が、少なくとも表面の一部に、発光部(4) を
    備え、 取付片(3) の上端側が、本体部(2) の上端側に接続され
    ることにより、取付片(3) と本体部(2) との間に、下端
    側に受容口(61)を有する受容部(6) が区画形成され、こ
    の受容部(6) の受容口(61)からブーツ等の靴(100) にお
    ける足挿入用口(101) の周部(102) を受容することによ
    って、本体部(2) が靴(100) における足挿入用口(101)
    の周部(102) の外周に配設されるとともに、取付片(3)
    が靴(100) における足挿入用口(101) の周部(102) の内
    周に配設されるようになされたものであることを特徴と
    する靴用発光部材。
  2. 【請求項2】上記本体部(2) が、シート状のものから構
    成され、本体部(2) が、靴(100) における足挿入用口(1
    01) の周部(102) の長さと略同長さのものから構成され
    ることにより、本体部(2) が、靴(100) における足挿入
    用口(101)の周部(102) の略全外周に渡って配位される
    ようになされ、発光部(4) が、本体部(2) の略全長に渡
    って配位されたものであることを特徴とする請求項1記
    載の靴用発光部材。
  3. 【請求項3】上記取付片(3) が、本体部(2) と略同長さ
    で、本体部(2) と一体的にシート状に形成されたものか
    ら構成されるとともに、取付片(3) の長手方向における
    少なくとも一箇所に、切欠き部(31)が備えられたもので
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の靴用発光部
    材。
  4. 【請求項4】上記取付片(3) の裏面側に、取付け手段(3
    2)が備えられ、この取付け手段(32)が、靴(100) におけ
    る足挿入用口(101) の周部(102) の内周に着脱自在に接
    着される接着層(32)を備えたものであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の靴用発光部材。
  5. 【請求項5】上記本体部(2) が、シート状の本体片(20)
    と、本体片(20)と別体のものから構成された発光部(4)
    とを備え、 本体片(20)が、靴(100) における足挿入用口(101) の周
    部(102) の長さと略同長さに形成され、 発光部(4) が、表面に光線を当てることにより再帰性反
    射し得る光反射部(47)を有する光反射部材(4) から構成
    され、光反射部材(4) が、本体部(2) と略同長さで、本
    体部(2) の幅より細幅に形成され、光反射部材(4) の裏
    面側が、光反射部材(4) の長手方向を本体部(2) の長手
    方向に沿って伸ばすようにして本体部(2) の表面に接着
    されるとともに、光反射部材(4) の長手方向の両端側各
    々が、押さえ部材(7)(7)によって本体部(2) に押さえ付
    けられたものであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の靴用発光部材。
  6. 【請求項6】上記光反射部材(4) の光反射部(47)が、複
    数のマイクロプリズムを並設することにより形成したプ
    リズム層(44)を備え、更に、この光反射部(47)が、透明
    な被覆部材(5) によって覆われたものであることを特徴
    とする請求項5記載の靴用発光部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073314A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 美健交易株式会社 反射材を具えた履物

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