JP3065796B2 - 平面ディスプレイパネル用光源 - Google Patents

平面ディスプレイパネル用光源

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JP3065796B2 JP4173094A JP17309492A JP3065796B2 JP 3065796 B2 JP3065796 B2 JP 3065796B2 JP 4173094 A JP4173094 A JP 4173094A JP 17309492 A JP17309492 A JP 17309492A JP 3065796 B2 JP3065796 B2 JP 3065796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置など平面デ
ィスプレイパネル用の光源に関する。さらに詳しくはパ
ネルの裏面側の光源に赤(R)、緑(G)、青(B)の
3原色の発光源を使用してカラー表示できるようにした
カラーの平面ディスプレイパネル用の光源に関する。
【0002】
【従来の技術】平面ディスプレイパネルには液晶ディス
プレイ(LCD)、エレクトロケミカルディスプレイ
(ECD)などが種々あり、いずれも消費電力が小さく
利用範囲が広がっている。たとえば、液晶ディスプレイ
(表示装置)は他の表示装置に比べ類をみない低消費電
力と低電圧動作の特徴を有し、AV、パソコン、テレ
ビ、ゲーム機器や自動車の計器類などに幅広く用いら
れ、さらに、カラー化が要望されている。
【0003】従来のカラー液晶表示装置は、カラーフィ
ルター方式や捩れネマティック方式、プレオクロイック
方式などが考えられているが、実用化されているカラー
フィルタ型の基本構成を図4に示す。
【0004】図4において、液晶層11の両側に、液晶の
分子配列を形成するための配向層12、13が形成され、一
方の配向層12側には各セグメントの電極を形成する透明
電極14、さらにRGBカラーフィルタ15、16、17が表示
画素に対応してマトリクス状に微細に形成され、その代
表的な配列法にはモザイク、ストライプ、三角配列など
がある。RGBカラーフィルタ15、16、17の各画素間に
は通常ブラックマトリックス18が形成され、表面からみ
たばあい液晶面と同様の色に見えるようにして、コント
ラストや色純度の向上が図られ、その上面にさらに、ガ
ラス基板19および偏光板20が配置されている。また、液
晶層11の下側の配向層13側には透明電極21を経て下側の
ガラス基板22および偏光板23が配置され、さらにその下
側にバックライト24が配置されて構成されている。
【0005】この構成で、バックライトから光が発せら
れ、液晶層11の両面に形成された透明電極14、21に印加
される電圧に応じて液晶層11の分子の配列方向が整えら
れ、バックライトからの光が液晶層11を透過する。この
液晶層11を透過した光は各画素に応じて赤(R)、緑
(G)、青(B)のRGBカラーフィルタ15、16、17を
通過し、それぞれ赤、緑、青の色として出射し、どの画
素で光を通過させるかにより、隣り合う光の色が混色し
て認識され、カラー表示をすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のカラーフィルタ
は光シールド層、RGBからなる着色層、保護膜、共通
電極から構成されており、染色法、顔料分散法、印刷
法、電着法または蒸着法などで着色層を形成する。この
カラーフィルタの実用化されているものとしては、主に
染色法、顔料分散法であるが、両者とも×××××××
××を使用するため、大型用になるとコスト高になる。
そのため、従来のカラー液晶表示などカラーの平面ディ
スプレイパネルの普及が遅れ、安価なカラーの平面ディ
スプレイパネルが要望されている。
【0007】本発明はこのような状況に鑑み、カラーフ
ィルターを使用しないで、安価なカラーの平面ディスプ
レイパネル用光源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による平面ディス
プレイパネル用光源は、断面が直角三角形状の第1の光
反射板がその斜面が上になるように配置され、断面が第
1の光反射板の断面と相似形の第2の光反射板がその斜
面が第1の光反射板の斜面と対面するように配置され、
前記第1および第2の光反射板の斜面にはそれぞれ底面
に対し平行方向から入射された光が該斜面で前記底面に
対し垂直方向に反射されるように反射面が形成されてお
り、第1の光反射板の側面に前記底面に対して水平方向
から赤、緑、青の3色のうちの1色が入射され、第2の
光反射板の側面に前記底面に対して平行方向から前記3
色のうちの他の1色が入射され、第1の光反射板の底面
から該底面に対し垂直方向に前記3色のうちの残りの1
色が入射され、前記3色が第2の光反射板の底面から上
方に射出されてなることを特徴としている。
【0009】また、前記第1の光反射板の底面または斜
面に半透明の反射膜が形成されることが望ましい。
【0010】さらに3色の発光源としては発光ダイオー
ド(LED)が用いられることが、応答速度が速く、駆
動方法が容易で好ましい。
【0011】
【作用】本発明によれば光反射板の斜面に横方向から入
射した光を鉛直方向に反射させる反射処理が施され、三
方から入射する光をほぼ同じ場所で合成しているため、
入射する光に赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を
使用することにより任意の色を構成できる。その光を光
源としてLCDやECDなどの平面ディスプレイパネル
の各画素の裏面に導くことにより、液晶層などの電圧駆
動による光透過性と組み合わせて平面ディスプレイパネ
ルのカラー化ができる。
【0012】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら、本発明につい
て詳細に説明する。図1(a)は本発明の基本構成要素
の1つであるプラスチックなどからなる光反射板1の斜
視図で、図1(b)はその断面説明図である。底面1a
と側面1bとが直角をなし、斜面1cが形成されてい
る。
【0013】この斜面の角度θはとくに限定されず0〜
45°の範囲で適宜選択できるが、入射光を効率よく反射
させ、スペースを余りとらないようにするため、小さい
方が好ましい。
【0014】プラスチック板1の斜面1cには図1
(b)に示すように側面1bから入射した光が上方に反
射されるような処理が施されている。この処理の例とし
ては、たとえば図2(a)に斜面の断面図が示されるよ
うに、光反射板1の側面1bから底面1aに平行に入射
した光Pが直角プリズム1fの斜面に45°の角度で入射
する形になるようにスリット1dが形成される。スリッ
ト1dは複数個形成しておけば、最初のスリット1dで
反射されないで透過した光がつぎの斜面で全反射されて
上方に向かうため効率よく集光することができる。
【0015】また、斜面に形成するスリットを図2
(b)に示すように底面に対して図2(a)と逆方向に
45°のスリット1eを形成すると右側から入射した光P
はスリット1eが直角プリズム1gの斜面となって下側
へ反射される。最初のスリット1eで反射しないで透過
した光が、つぎのスリットで全反射されて下方へ放射さ
れることは前述の図2(a)のばあいと同じである。
【0016】この光反射板の底面1aと垂直方向の上方
に光を反射させる斜面1cの処理としては前述の底面に
対し45°の角度をなすスリットを形成する以外に透明ス
プレーのような拡散材料を塗布したり、表面をざらざら
にして乱反射させることによってもえられる。この光を
上方へ反射させるための光反射板1の斜面1cの処理
は、光が入射して斜面で反射する反射部分の近傍だけに
なされてもよいし、斜面1cの全体になされてもよい。
通常は光反射板の底面全面が画素の大きさに合わせら
れ、全面が使われるため、斜面の処理も全面になされ
る。
【0017】光反射板1は光を透過し易く、光の反射の
ための処理をし易い材料であればよく、プラスチック板
の他にガラス板などでもよい。
【0018】つぎに、この光反射板を組み合わせて平面
ディスプレイパネルのカラー用光源とする本発明につい
て説明する。図3は本発明の一実施例であるカラー用平
面ディスプレイパネルの断面説明図である。
【0019】図3において、5は第1の光反射板で、側
面5bから入射された光が上方に反射するように斜面5
cが反射処理されている。したがって、図3で右側の側
面5bから入射した第1の光源からの光Aは前述のよう
に斜面5cで反射されて上方に射出される。第1の光反
射板5の斜面5cの上には僅かな間隔7を保って、同じ
角度に形成された斜面が対面するように第2の光反射板
6が配置される。両斜面のあいだには μm位の間隔
7が形成されるのが好ましい。光反射板6は前述の図2
(b)で説明したような光反射処理が斜面6cに施され
ており、側面6bから入射した第2の光源からの光Bは
斜面6cで反射されて底面6a側すなわち上方に反射さ
れる。なお、第2の光反射板6の外形は第1の光反射板
5の外形と同一または相似形が望ましい。すなわち、相
似形であれば、第2の光反射板6の底面6aは第1の光
反射板5の底面5aと平行になり、上方に向かった光は
屈折しないで鉛直方向に直進するからである。また、第
1の光反射板5の底面5a側から光Cを投入すると光反
射板に対し垂直方向に入射されるため、直進し、途中ス
リットや間隔7を透過し光の屈折が起こるが、第2の光
反射板6からの出射光は第1の光反射板の底面5aと平
行な第2の光反射板の底面6aから出射するため、入射
光と平行な光線となり上方に進む。
【0020】従ってたとえば、前述の光Aを赤色、光B
を緑色、光Cを青色の光源から発する光とすることによ
り、3原色が混色され、この各々の光の強さを調節する
ことにより、任意の色の光がえられる。この第2の光反
射板の底面6c上に両電極で挟まれた液晶層などを配置
して液晶層間の電圧を駆動することにより液晶の分子の
方向が統一されたり不規則になって、光を透過させたり
遮断し、光が透過されるときは前記光源を駆動すること
により任意の色の光を透過でき、カラーの平面ディスプ
レイパネルが実現される。
【0021】なお光源としてはたとえばLEDなどの半
導体チップを直接近傍に形成して発光させたり、または
大出力のLEDから光ファイバなどで光を分岐して前記
光反射板の光入射面に導いて投入することもできる。さ
らに、LED以外のELやプラズマディスプレイなどO
N、OFFに対して応答速度の速い光源が好ましく用い
られる。
【0022】前述の実施例で第1の光反射板5の底面5
aに光反射膜を部分的に形成して半透明膜を形成する
と、両横から入射した光A、Bが上方に反射しないで、
下方に反射されてきた光があっても、この底面5aで再
度上方に反射されて有効に利用することができる。ただ
し、このばあい底面側から入射する光Cは半分位反射さ
れるため、あらかじめ光の強度を強くしておく必要があ
る。
【0023】また、半透明膜を形成するのは、第1の光
反射板5の底面5aではなく、第1の光反射板5の斜面
5cに形成されてもよいが、第1の光源と第3の光源が
弱くなり、あらかじめこれらの光の強度を上げておく必
要がある。また、このような半透明膜を使用して光を反
射することを考えれば、前述の第2の光反射板の反射処
理を逆方向にするように形成しなくても、第1の光反射
板と同じものを使用して図3に示すように構成し、左側
から入射する光Cを第2の光反射板6の斜面6cで下方
向に反射させ、その反射光をたとえば第1の光反射板の
底面5aに形成された半透明膜で再度反射させて、上方
に光を集中させてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、薄い板材で形成され、
光を直角方向に反射させる光反射板を重ねて三方からの
光を一方向に集中させているため、三方の光源に赤、
緑、青の3原色を用いることにより液晶表示装置のよう
に小さい画素が沢山集まった平面ディスプレイパネルの
各画素に任意の色の光を供給できる。従って液晶層のよ
うに両端に印加される電圧に応じて光の透過、不透過が
制御されるモノクロパネルと組み合わせ、簡単にカラー
表示の平面ディスプレイパネルを実現できる効果があ
る。
【0025】さらに本発明によれば、従来のカラー液晶
表示装置のよう高価なカラーフィルタを使用することな
く、発光源に直接カラー光源を用いているため、たとえ
ばLEDなどで簡単に形成でき、またバックライトも不
要となり、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である平面ディスプレイパネ
ル用光源に用いる光反射板の原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例である光反射板により横から
入射された光が鉛直方向に反射される斜面の処理の一実
施例を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例である平面ディスプレイパネ
ル用光源の概略説明図である。
【図4】従来のカラー液晶表示装置の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
5 第1の光反射板 5a 第1の光反射板の底面 5b 第1の光反射板の側面 5c 第1の光反射板の斜面 6 第2の光反射板 6a 第2の光反射板の底面 6b 第2の光反射板の側面 6c 第2の光反射板の斜面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が直角三角形状の第1の光反射板が
    その斜面が上になるように配置され、断面が第1の光反
    射板の断面と相似形の第2の光反射板がその斜面が第1
    の光反射板の斜面と対面するように配置され、前記第1
    および第2の光反射板の斜面にはそれぞれ底面に対し平
    行方向から入射された光が該斜面で前記底面に対し垂直
    方向に反射されるように反射面が形成されており、第1
    の光反射板の側面に前記底面に対して水平方向から赤、
    緑、青の3色のうちの1色が入射され、第2の光反射板
    の側面に前記底面に対して平行方向から前記3色のうち
    の他の1色が入射され、第1の光反射板の底面から該底
    面に対し垂直方向に前記3色のうちの残りの1色が入射
    され、前記3色が第2の光反射板の底面から上方に射出
    されてなる平面ディスプレイパネル用光源。
  2. 【請求項2】 前記第1の光反射板の底面または斜面に
    半透明膜が形成されてなる請求項1記載の平面ディスプ
    レイパネル用光源。
  3. 【請求項3】 前記3色の光がそれぞれ発光ダイオード
    で形成されてなる請求項1記載の平面ディスプレイパネ
    ル用光源。
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