JP3065650B2 - 回転管継手 - Google Patents
回転管継手Info
- Publication number
- JP3065650B2 JP3065650B2 JP2287744A JP28774490A JP3065650B2 JP 3065650 B2 JP3065650 B2 JP 3065650B2 JP 2287744 A JP2287744 A JP 2287744A JP 28774490 A JP28774490 A JP 28774490A JP 3065650 B2 JP3065650 B2 JP 3065650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- nitric acid
- fitted
- resistant material
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints Allowing Movement (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば核燃料の再処理設備に適用する回転
管継手に関するものである。
管継手に関するものである。
（従来の技術） 従来、回転管継手として互いに相対回転可能に設けた
第１継手と第２継手とを備え、第１継手側にはこれと同
心で、一体回転するようにした第１摺動体を設ける一
方、第２継手側にはこれと一体的に第２摺動体およびこ
の内側に嵌入する第３摺動体を固定したものが公知であ
る（特開昭63−47594号公報）。
第１継手と第２継手とを備え、第１継手側にはこれと同
心で、一体回転するようにした第１摺動体を設ける一
方、第２継手側にはこれと一体的に第２摺動体およびこ
の内側に嵌入する第３摺動体を固定したものが公知であ
る（特開昭63−47594号公報）。
そして、第１摺動体はセラミック材からなり、第2,第
３摺動体はカーボン材を用いて形成し、第１摺動体の摺
動面と第2,第３摺動体の摺動面とを摺接させることによ
り上記第１継手と第２継手との相対回転を行わせるよう
になっている。
３摺動体はカーボン材を用いて形成し、第１摺動体の摺
動面と第2,第３摺動体の摺動面とを摺接させることによ
り上記第１継手と第２継手との相対回転を行わせるよう
になっている。
（発明が解決しようとする課題） 上記従来の回転管継手では一方の摺動体にカーボンを
用いているため、例えば硝酸を用いる核燃料再処理設備
ではこれを用いることができないという問題がある。
用いているため、例えば硝酸を用いる核燃料再処理設備
ではこれを用いることができないという問題がある。
即ち、カーボンは硝酸に侵されて上記第2,第３摺動体
摺動面の摩滅進行が速く、破損事故を招くという問題が
ある。
摺動面の摩滅進行が速く、破損事故を招くという問題が
ある。
本発明は、斯る従来の問題点を課題としてなされたも
ので、取扱い流体が硝酸の場合にも使用に耐え得る回転
管継手を提供することにある。
ので、取扱い流体が硝酸の場合にも使用に耐え得る回転
管継手を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために、本発明は、ベアリングの
内輪に嵌合させた耐硝酸性材料からなる筒状の第１継手
と、上記ベアリングの外輪に嵌合させた耐硝酸性材料か
らなる筒状の第２継手と、上記第２継手の中心部に嵌入
する偏平円形断面をなす偏平円形部を有する中間部材の
中心部を貫通させて、上記第１継手および上記第２継手
の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を上記第１継
手および上記第２継手の対向する面とは離した状態と
し、この中間部材介して上記第２継手に、これと同心
で、一体回転可能に固定するとともに、外周面の凹凸の
高低差が10μ以下で、かつその凹所の内寸法が１μ以下
に形成した耐硝酸性材料からなる筒体と、この筒体が嵌
入した上記第１継手および上記第２継手の上記中心部の
内周面とこの筒体の外周面との間に介在し、ばね材の表
面を耐硝酸性材料であるポリテトラフルオロエチレンで
被覆したシール手段とから形成した。
内輪に嵌合させた耐硝酸性材料からなる筒状の第１継手
と、上記ベアリングの外輪に嵌合させた耐硝酸性材料か
らなる筒状の第２継手と、上記第２継手の中心部に嵌入
する偏平円形断面をなす偏平円形部を有する中間部材の
中心部を貫通させて、上記第１継手および上記第２継手
の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を上記第１継
手および上記第２継手の対向する面とは離した状態と
し、この中間部材介して上記第２継手に、これと同心
で、一体回転可能に固定するとともに、外周面の凹凸の
高低差が10μ以下で、かつその凹所の内寸法が１μ以下
に形成した耐硝酸性材料からなる筒体と、この筒体が嵌
入した上記第１継手および上記第２継手の上記中心部の
内周面とこの筒体の外周面との間に介在し、ばね材の表
面を耐硝酸性材料であるポリテトラフルオロエチレンで
被覆したシール手段とから形成した。
（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
る。
第１図，第２図は本発明に係る回転管継手を示し、ベ
アリング１の内輪，外輪のそれぞれに筒状の第1,第２継
手2,3が嵌合させてある。また第１継手２には、内輪押
え部材4,ボルト５を介して、第１継手２と一体的にカバ
ー６が固定してあり、第２継手３には、これにねじ止め
した外輪押え部材7,およびこの内側に嵌合させた中間部
材８の中心部を貫通させて、第１継手２および第２継手
３の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を第１継手
２および第２継手３の上記中心部の対向する面とは離し
た状態とし、この中間部材８を介して筒体９がベアリン
グ１の外輪および第２継手３と同心で、かつ一体回転可
能に固定してある。さらに、詳説すれば、中間部材８は
段付形状をしており、この段部10を第２継手３と外輪押
え部材７とで挾持され、中間部材８の上部の偏平円形部
11を外輪押え部材７内に嵌入されることにより回転規制
されるとともに、筒体９をかしめにより固定している。
アリング１の内輪，外輪のそれぞれに筒状の第1,第２継
手2,3が嵌合させてある。また第１継手２には、内輪押
え部材4,ボルト５を介して、第１継手２と一体的にカバ
ー６が固定してあり、第２継手３には、これにねじ止め
した外輪押え部材7,およびこの内側に嵌合させた中間部
材８の中心部を貫通させて、第１継手２および第２継手
３の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を第１継手
２および第２継手３の上記中心部の対向する面とは離し
た状態とし、この中間部材８を介して筒体９がベアリン
グ１の外輪および第２継手３と同心で、かつ一体回転可
能に固定してある。さらに、詳説すれば、中間部材８は
段付形状をしており、この段部10を第２継手３と外輪押
え部材７とで挾持され、中間部材８の上部の偏平円形部
11を外輪押え部材７内に嵌入されることにより回転規制
されるとともに、筒体９をかしめにより固定している。
また、筒体９が嵌入した第１継手２の中心部の内周面
と筒体９の外周面との間、同じく第２継手３の中心部の
内周面と筒体９の外周面との間にはシール手段12が介在
させてある。
と筒体９の外周面との間、同じく第２継手３の中心部の
内周面と筒体９の外周面との間にはシール手段12が介在
させてある。
さらに、第２継手３にはナット部材13,14により管15
が固定してある。
が固定してある。
そして、左下がりのハッチングを付してある第１継手
2,内輪押え部材4,ボルト5,カバー６に対して、右下がり
のハッチングを付してある第２継手3,外輪押え部材7,中
間部材8,筒体9,ナット部材13,14,管15が相対回転できる
ようになっている。
2,内輪押え部材4,ボルト5,カバー６に対して、右下がり
のハッチングを付してある第２継手3,外輪押え部材7,中
間部材8,筒体9,ナット部材13,14,管15が相対回転できる
ようになっている。
ここで、少なくとも第１継手2,中間部材8,第２継手3,
管15は耐硝酸性材料、例えばチタン，ステンレスからな
り、シール手段は例えばばね材の表面をポリテトラフル
オロエチレンで被覆した軸方向断面Ｖ形のもので、これ
も耐硝酸性を備えている。
管15は耐硝酸性材料、例えばチタン，ステンレスからな
り、シール手段は例えばばね材の表面をポリテトラフル
オロエチレンで被覆した軸方向断面Ｖ形のもので、これ
も耐硝酸性を備えている。
さらに、筒体９は例えば人工サファイア，人工ルビー
或はHIP加工したセラミック材からなり、耐硝酸性を備
えるとともに、少なくとも外周面の凹凸の高低差が10μ
以下で、かつその凹所の内寸法が１μ以下に形成して、
筒体９とシール手段12との間の相対的な摺動によりシー
ル手段12が受ける摩耗が実用に耐え得る程度の小さいも
のにしてある。
或はHIP加工したセラミック材からなり、耐硝酸性を備
えるとともに、少なくとも外周面の凹凸の高低差が10μ
以下で、かつその凹所の内寸法が１μ以下に形成して、
筒体９とシール手段12との間の相対的な摺動によりシー
ル手段12が受ける摩耗が実用に耐え得る程度の小さいも
のにしてある。
（発明の効果） 以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ベ
アリングの内輪に嵌合させた耐硝酸性材料からなる筒状
の第１継手と、上記ベアリングの外輪に嵌合させた耐硝
酸性材料からなる筒状の第２継手と、上記第２継手の中
心部に嵌入する偏平円形断面をなす偏平円形部を有する
中間部材の中心部を貫通させて、上記第１継手および上
記第２継手の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を
上記第１継手および上記第２継手の対向する面とは離し
た状態とし、この中間部材介して上記第２継手に、これ
と同心で、一体回転可能に固定するとともに、外周面の
凹凸の高低差が10μ以下で、かつその凹所の内寸法が１
μ以下に形成した耐硝酸性材料からなる筒体と、この筒
体が嵌入した上記第１継手および上記第２継手の上記中
心部の内周面とこの筒体の外周面との間に介在し、ばね
材の表面を耐硝酸性材料であるポリテトラフルオロエチ
レンで被覆したシール手段とから形成してある。
アリングの内輪に嵌合させた耐硝酸性材料からなる筒状
の第１継手と、上記ベアリングの外輪に嵌合させた耐硝
酸性材料からなる筒状の第２継手と、上記第２継手の中
心部に嵌入する偏平円形断面をなす偏平円形部を有する
中間部材の中心部を貫通させて、上記第１継手および上
記第２継手の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を
上記第１継手および上記第２継手の対向する面とは離し
た状態とし、この中間部材介して上記第２継手に、これ
と同心で、一体回転可能に固定するとともに、外周面の
凹凸の高低差が10μ以下で、かつその凹所の内寸法が１
μ以下に形成した耐硝酸性材料からなる筒体と、この筒
体が嵌入した上記第１継手および上記第２継手の上記中
心部の内周面とこの筒体の外周面との間に介在し、ばね
材の表面を耐硝酸性材料であるポリテトラフルオロエチ
レンで被覆したシール手段とから形成してある。
このため、相対回転する管同志の間に硝酸を流すこと
が可能になるという効果を奏する。
が可能になるという効果を奏する。
第１図は本発明に係る回転管継手の縦断面図、第２図は
第１図に示す装置の筒体部分の斜視図である。 １……ベアリング、２……第１継手、３……第２継手、
７……外輪押え部材、８……中間部材、９……筒体、12
……シール手段。
第１図に示す装置の筒体部分の斜視図である。 １……ベアリング、２……第１継手、３……第２継手、
７……外輪押え部材、８……中間部材、９……筒体、12
……シール手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 27/00 - 27/12 F16L 39/04
Claims (1)
- 【請求項１】ベアリング（１）の内輪に嵌合させた耐硝
酸性材料からなる筒状の第１継手（２）と、 上記ベアリング（１）の外輪に嵌合させた耐硝酸性材料
からなる筒状の第２継手（３）と、 上記第２継手（３）の中心部に嵌入する偏平円形断面を
なす偏平円形部（11）を有する中間部材（８）の中心部
を貫通させて、上記第１継手（２）および上記第２継手
（３）の中心部の空間内に嵌入させ、かつ両端面を上記
第１継手（２）および上記第２継手（３）の対向する面
とは離した状態とし、この中間部材（８）介して上記第
２継手（３）に、これと同心で、一体回転可能に固定す
るとともに、外周面の凹凸の高低差が10μ以下で、かつ
その凹所の内寸法が１μ以下に形成した耐硝酸性材料か
らなる筒体（９）と、 この筒体（９）が嵌入した上記第１継手（２）および上
記第２継手（３）の上記中心部の内周面とこの筒体
（９）の外周面との間に介在し、ばね材の表面を耐硝酸
性材料であるポリテトラフルオロエチレンで被覆したシ
ール材料（12）と から形成したことを特徴とする回転管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287744A JP3065650B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287744A JP3065650B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04160289A JPH04160289A (ja) | 1992-06-03 |
| JP3065650B2 true JP3065650B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17721197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2287744A Expired - Lifetime JP3065650B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 回転管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3065650B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6187551B1 (en) | 1995-09-19 | 2001-02-13 | Cytochem, Inc. | Detection and quantitation of 8-OH-Adenine using monoclonal antibodies |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4587354B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2010-11-24 | 株式会社スギノマシン | 高圧水用回転継手 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6185796U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-05 | ||
| JPS6347594A (ja) * | 1986-08-15 | 1988-02-29 | 三鬼エンヂニアリング株式会社 | 回転管継手 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2287744A patent/JP3065650B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6187551B1 (en) | 1995-09-19 | 2001-02-13 | Cytochem, Inc. | Detection and quantitation of 8-OH-Adenine using monoclonal antibodies |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04160289A (ja) | 1992-06-03 |
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