JP3065613B2 - 位置合わせ装置および方法 - Google Patents

位置合わせ装置および方法

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密な位置合わせ
手段を必要とする装置、例えば電子回路パターンを半導
体基板上に投影露光する縮小投影型露光装置などにおい
て、複数の対象物を相互に正確に位置合わせする方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMに代表される半導体の集積度は
近年著しく高くなり、高集積化に伴って半導体素子上に
形成されるパターン寸法は、サブミクロンのオーダとな
っている。このような背景から半導体露光装置において
は、マスクとウエハの位置合わせ精度を向上させるため
の技術開発が盛んに行なわれている。半導体露光装置と
しては縮小投影型のいわゆるステッパが広く用いられて
いる。
【0003】図10(a)は縮小投影型の半導体露光装
置の一例を概略図で示したものである。同図において、
不図示の露光照明系から照射された露光光束は、レチク
ルR上に形成された電子回路パターンを、投影光学系1
を介して2次元に移動可能なステージ11上に載置され
たウエハWに投影、露光している。同図Sは位置合わせ
用光学系であり、同図においてはx方向の位置を検出す
るものである。また、これと同様な不図示の位置合わせ
用光学系が搭載されており、これによりy方向の位置を
検出するようになっている。露光に先立ち、レチクルR
とウエハWの相対的な位置合わせは次のような手順によ
り行なっている。
【0004】不図示のウエハ搬送装置により、ウエハW
がXYステージ11に載置されると、CPU9は図11
で示す1番目の計測ショットS1に形成されている位置
合わせ用マークM1xが、位置合わせ光学系Sの視野範
囲内に位置するよう、ステージ駆動装置10に対してコ
マンドを送り、XYステージ11を駆動する。ここで、
非露光光を照射する位置合わせ用照明装置2より照射さ
れた光束は、ビームスプリッタ3、レチクルRおよび投
影光学系1を介して、位置合わせ用マークM1x(以降
ウエハマークと称する)を照明している。図10(b)
はウエハマークM1xを示したものであり、同一形状の
矩形パターンを一定ピッチλpで複数配置したものであ
る。ウエハマークM1xから反射した光束は、再度投影
光学系1、レチクルRを介してビームスプリッタ3に到
達し、ここで反射して結像光学系4を介して撮像装置5
の撮像面上にウエハマークM1xの像WMを形成する。
撮像装置5においてマークM1xの像は光電変換され、
A/D変換装置6において2次元のディジタル信号列に
変換される。図10(a)の7は積算装置であり、図1
0(b)に示すように、A/D変換装置6によりディジ
タル信号化されたウエハマーク像WMに対して処理ウイ
ンドウWpを設定し、該ウインドウ内において、図10
(b)に示すy方向に移動平均処理を行ない、2次元画
像信号を1次元のディジタル信号列S(x)に変換して
いる。
【0005】図10の8は位置検出装置で、積算装置7
から出力された1次元のディジタル信号列S(x)に対
し、予め記憶しておいたテンプレートパターンを用いて
パターンマッチを行ない、最もテンプレートパターンと
のマッチ度が高いS(x)のアドレス位置をCPU9に
対して出力する。この出力信号は、撮像装置5の撮像面
を基準としたマーク位置であるため、CPU9は、予め
不図示の方法により求められている撮像装置5とレチク
ルRとの相対的な位置から、ウエハマークM1xのレチ
クルRに対する位置ax1を計算により求めている。以上
で1番目の計測ショットのx方向の位置ずれ量が計測さ
れたことになる。次にCPU9は、1番目の計測ショッ
トのy方向計測用マークM1yがy方向用位置合わせ光
学系の視野範囲に入るよう、XYステージ11を駆動す
る。ここでx方向計測と同様な手順でy方向の位置ずれ
量ay1を計測する。以上で、1番目の計測ショットS1
での計測が終了したことになる。次にCPU9は、2番
目の計測ショットS2に移動し、1番目と同様な手順で
x,y方向の位置ずれ量を計測する。以下同様に、予め
定められた計測ショット数n(図11ではn=4)分の
計測を行ない、各々の計測ショットでの位置ずれ計測値
xi ,ayi(i=1,2,・・・・・・,n)を記憶
する。
【0006】CPU9は、このようにして得られた各計
測ショットでの位置ずれ量から、次のようにしてウエハ
WのレチクルRに対する相対的な位置合わせを行なって
いる。
【0007】すなわち、CPU9は、各計測ショットで
の設計上のマーク位置di =[dxi,dyiT をウエハ
マーク計測によって得られた実際のマーク位置ai
[axi,ayiT に補正変換により重ね合わせようとし
たとき、補正の残差ei =[e xi,eyiT を含んだ補
正位置gi =[gxi,gyiT =[axi+exi,axi
xiT とdi の関係が
【0008】
【数1】 で表わされたとして、補正の残差ei の2乗和
【0009】
【数2】 が最小になるような変換パラメータA,Sを計算する。
次にCPU9は、AおよびSで定められた所定の変換パ
ラメータを元にXYステージを駆動し、計測されたマー
ク位置と設計上のマーク位置との誤差が最小になるよう
なステップ&リピートを行なうことにより、ウエハ上に
形成された全てのショットの露光を行なっている。ここ
でAおよびSは、
【0010】
【数3】 であり、αx ,αy は、各々ウエハのx方向、y方向の
伸び、θx ,θy は各々ショット配列のx軸、y軸の回
転成分を表わしている。また、Sはウエハ全体としての
並行ずれを表わしている。この方法によれば、全ての露
光ショットで位置ずれ計測を行なわず、限られたサンプ
ルショットを使って位置合わせを行なうため、装置のス
ループットが向上するメリットがある。ここで、式
(1)で表される関係は、ウエハWの並進、回転、伸縮
を誤差要素とした一次式であるが、実際の半導体製造工
程で処理されるウエハの中には、部分的な変形を生じて
いるものがあり、ウエハ全体として一次式で近似するの
では、十分な精度が得られないことがあった。
【0011】このような欠点を解消するため、ウエハを
いくつかの領域に分け、各領域毎に変換パラメータを求
めて、ある領域の露光時にはその領域で求めた変換パラ
メータによりXYステージをステップ&リピートする方
法もある。しかし、このようにすると領域毎に複数の計
測ショットに対して計測を行なうため、装置のスループ
ットを低下させてしまう欠点があった。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、処理対
象となる基板上に複数の位置合わせ対象物が形成され、
この中から複数の計測対象物を選ぶことにより基板全体
の位置合わせを行なう位置合わせ方法および装置におい
て、各計測対象物での計測値と、設計上の位置合わせ対
象物の位置が所定の変換式による一意の関係で表わされ
ないような基板に対し、高精度で装置のスループットを
低下させない位置合わせ方法および装置を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の装置は、予め1つ以上の位置合わせ対象を
所定の配列にしたがって形成された基板を順次供給し、
各基板ごとにその上に形成されている位置合わせ対象物
を所定の基準位置に順次位置合わせする装置であって、
先行する少なくとも一枚の基板における位置合わせ対象
物の位置の設計上の位置からのずれ量を計測して得られ
た、位置合わせ対象物の設計上の配列に対する誤差量か
ら基板の位置合わせ工程の位置合わせ補正量を決定する
装置において、前記誤差量に基づいて、前記基板の位置
合わせ工程において使用する計測用の位置合わせ対象を
選択する機能を有することを特徴としている。
【0014】また、本発明の方法は、予め1つ以上の位
置合わせ対象を所定の配列にしたがって形成された基板
を順次供給し、各基板ごとにその上に形成されている位
置合わせ対象物を所定の基準位置に順次位置合わせする
方法であって、先行する少なくとも一枚の基板における
位置合わせ対象物の位置の設計上の位置からのずれ量を
計測して得られた、位置合わせ対象物の設計上の配列に
対する誤差量から基板の位置台わせ工程の位置合わせ補
正量を決定する方法において、前記誤差量に基づいて、
前記基板の位置合わせ工程において使用する計測用の位
置合わせ対象を選択することを特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、少なくとも一枚の基板にお
ける位置合わせ対象物の位置の設計上の位置からのずれ
量を計測して得られた、位置合わせ対象物の設計上の配
列に対する誤差量から基板の位置合わせ工程の位置合わ
せ補正量を決定し、同時にその時に使用する計測用の位
置合わせ対象を選択するので、適切で精度の高い位置合
わせをスループットを落とすことなく実現できる。
【0016】
【第1実施形態】図1は、本発明による位置合わせ装置
の第1の実施形態を概略図で示したものである。同図に
おいて、位置合わせ光学系Sおよび、A/D変換装置
6、積算装置7、位置検出装置8の機能は図10(a)
の従来例と同様であるので、ここでは詳細な説明は省く
が、本形態では、従来例の構成に加えて記憶装置12が
追加されている。以下に図1および図2により本実施形
態による位置合わせ方法について説明する。
【0017】不図示のウエハ搬送装置により、ウエハW
1がXYステージ11に載置されると、CPU9は図2
で示す1番目の計測ショットS1に形成されている位置
合わせ用マークM1xが、位置合わせ光学系Sの視野範
囲内に位置するよう、ステージ駆動装置10に対してコ
マンドを送り、XYステージ11を駆動する。非露光光
を照射する位置合わせ用照明手段2より照射された光束
は、ビームスプリッタ3、レチクルRおよび投影光学系
1を介して、位置合わせ用マークM1xを照明してい
る。位置合わせマークM1xは、図10(b)で示した
格子状マークである。A/D変換装置6、積算装置7、
位置検出装置8は、従来例で説明したのと同様な方法で
レチクルRとマークM1xとの相対的な位置ずれ量を求
める。次に、CPU9は、y方向の位置合わせマークで
あるM1yが、位置合わせ光学系Sの視野範囲に入るよ
う、XYステージ11を駆動し、M1xと同様な方法で
レチクルRとマークM1yとの相対的な位置ずれ量を求
める。
【0018】次にCPU9は、XYステージ11を2番
目の計測ショットS2のx方向計測用マークM2xが位
置合わせ光学系Sの視野範囲に入るよう移動し、以下S
1と同様にS3,S4,・・・・・・,S24とウエハ
W1上に形成されているショットについて、そのx方向
ずれとy方向ずれ量を計測する。このときのウエハW1
上に位置するショットを図2の(a)に示す。
【0019】次にCPU9は、各計測ショットでの設計
上のマーク位置di =[dxi,dyiT をウエハマーク
計測によって得られた実際のマーク位置ai =[axi
yiT に補正変換により重ね合わせようとしたとき、
補正の残差ei =[exi,e yiT を含んだ補正位置g
i =[gxi,gyiT =[axi+exi,axi+exi T
と前記di との関係が
【0020】
【数4】 で表わされたとして、変換パラメータB,Θ,Sを、補
正の残差ei の2乗和
【0021】
【数5】 が最小になる条件の下に計算する。ここで、B,Θ,S
は、
【0022】
【数6】 であり、βx ,βy は、各々ウエハのx方向、y方向の
伸び、θx ,θy は各々ショット配列のx軸、y軸の回
転成分を表わしている。また、Sはウエハ全体としての
並行ずれを表わしている。これらの変換パラメータは、
ウエハW1に形成されているパターンの、理想的な位置
からのずれの誤差要因として、倍率成分、回転成分、並
行ずれ成分を表わしている。CPU9は、求めた変換パ
ラメータによったときの残差E=(e1 ,e2 ,・・・
・・・,e24)を記憶装置12に記憶する。この残差
は、変換式3が一次式であるから、ウエハW1に形成さ
れているショット配列の非線形分に相当するものであ
り、同一ロットのウエハであれば、ほぼ同じ量であると
考えられる。CPU9は求めた変換パラメータにより設
計上のショット配列格子を変換した格子に従ってXYス
テージ11をステップ&リピート駆動し、ウエハW1の
各ショットを順次露光し、全てのショットの露光が終了
した時点で、ウエハW1をウエハ搬送装置により不図示
のウエハ収納キャリアに収納する。
【0023】次にCPU9は、ウエハ搬送装置により次
に処理すべきウエハW2をXYステージ11に載置す
る。今度は、CPU9は例えば図2の(b)に示すショ
ットについて順次位置合わせマークを先に説明したのと
同様な方法で計測し、各ショットでのx方向ずれとy方
向ずれ量a2i=[a2xi ,a2yiT を求める。CPU
9は、ここでW1のときと同様に変換パラメータB2
Θ2 ,S2 を求め、先に記憶装置12に記憶しておいた
非線形誤差分E=e1 ,e2 ,・・・・・・e24から、
【0024】
【数7】 としたときのショット配列に従い、XYステージ11を
ステップ&リピートをして全てのショットを露光する。
以下、3枚目以降、同一ロット内の全てのウエハについ
て処理が終るまでW2と同じ手順で計測、ステップ&リ
ピート、露光を行なう。CPU9は予め1ロットのウエ
ハ枚数を記憶しており、ウエハのロットが変わったとき
は、最初の1枚目についてW1と同様の手順で非線形分
の誤差を計測・記憶し、同一ロットの残りのウエハにつ
いてはW2と同様の手順を繰り返す。図3に以上説明し
た手順のフローチャートを示す。
【0025】次に本発明の第1実施形態の部分的な変形
例について説明する。第1実施形態では、ロット最初の
ウエハW1上に形成されている全てのショットについて
計測を行ない、非線形誤差を計測していたが、ここでは
図4(a)においてショット番号を付したショットのみ
計測を行なう。この場合、ここで計測されたショット数
をlとすると、得られる非線形誤差は、Es
(es1 ,es2 ,・・・・・・esl)となる。このEs
で2枚目以降のウエハについて処理を行なう手順を以
下に説明する。
【0026】CPU9は、ウエハ搬送装置により次に処
理すべきウエハW2をXYステージ11に載置する。今
度は、CPU9は図4の(b)に示すショットについて
順次位置合わせマークを先に説明したのと同様な方法で
計測し、各ショットでのx方向ずれとy方向ずれ量a
s2i =[as2xi ,as2yiT を求め、W1のときと
同様に変換パラメータBs2 ,Θs2 ,Ss2を求める。こ
こで先に得られたEsは、全てのショットについて計測
していないため、CPU9は計測しなかったショットの
位置の誤差量を補間により求める。CPU9はロット最
初のウエハW1から得られたk番目の計測ショットの非
線形誤差esk
【0027】
【数8】 としたとき、
【0028】
【数9】 を満たすスプライン関数Cx (x,y),Cy (x,
y)を計算し、記憶する。図5は、計測により得られた
非線形誤差量と、それをスプライン補間した例を示す。
【0029】CPU9は、求めた関数Cx (x,
y),Cy (x,y)を用い、n枚目のウエハのi番
目のショットの位置を
【0030】
【数10】 として補間する。ただし、
【0031】
【数11】 である。このように、ロット最初のウエハで用いる計測
ショットの数を減らすことにより計測に要する時間を短
縮することができ、全体的な装置のスループットを向上
させることが可能になる。図6に本変形例の手順のフロ
ーチャートを示す。
【0032】さらに、本実施形態では、計測によって得
られた非線形誤差を元に、最適な計測ショットを選択す
るようにする。
【0033】CPU9は、ロット最初のウエハW1をX
Yステージ11に載置後、いくつかの計測ショットパタ
ーンについて、例えば図7の(a)〜(d)で示した各
計測ショットの組み合わせについて、本実施形態の変形
例で説明したように非線形誤差を計算により求める。こ
の場合計測ショットのパターンは4種類であるから、得
られる非線形誤差はEs1,Es2,Es3,Es4の4つにな
る。次にCPU9は、これらの非線形誤差から
【0034】
【数12】 となる計測ショットパターンを求める。ただし、
【0035】
【数13】 で、nは該当する計測ショットパターンでの計測ショッ
ト数である。CPU9は、このようにして選択したパタ
ーンを、当該ロットでの位置合わせに使用する計測ショ
ットパターンとして記憶し、以下変形例で説明したよう
に位置合わせを行なう。そして、1つのロット全てのウ
エハの処理が終り、新しいロットに切り替わったとき
に、同じように計測ショットパターンを選び直せば良
い。以上の全体的手順を図8に示す。
【0036】
【第2実施形態】以上説明した方法では、予めいくつか
の計測ショットパターンを決めておき、その中から適当
なものを選択したが、計測により得られた非線形誤差の
分布から適した計測ショットパターンを決定しても良
い。以下に非線形誤差の分布から計測ショットパターン
を決定する方法について説明する。
【0037】CPU9は、ロット最初のウエハW1をX
Yステージ11に載置後、図2(a)で示した計測ショ
ットパターンに従って順次x方向ずれ、y方向ずれを計
測し、第1の実施形態と同様に実際のマーク位置ai
設計上のマーク位置di から変換パラメータBa ,Θ
a ,Sa を計測する。そして、この変換パラメータによ
ったときの非線形誤差Ea の大きさの分布を計算する。
図9(a)(b)は、得られた非線形誤差|Ea |を等
高線図で表わした例である。次にCPU9は、|Ea
の中で、所定の閾値th を越える計測ショット位置を求
める。例えば、図9(b)の矢印は閾値を越えた非線形
誤差を持った計測ショット位置を表わしたものである。
ここで、そのサンプルショット位置をp=(xp ,y
p )としたとき、pを中心として、半径rの範囲に存在
する計測ショットでの計測値を除いて再度変換パラメー
タを計算し、この変換パラメータによったときの非線形
誤差E rを記憶装置12に記憶する。2枚目以降のウエ
ハについては、先の第1の実施形態と同様に処理を行な
うが、このときの計測ショットは、W1で非線形誤差が
閾値th を越えないように計測ショットを除いたものを
用いる。ここで閾値thと、半径rは、要求される位置
合わせ精度、スループットなどを考慮して、それらが適
切な値となるよう定めればよい。これにより、同一ロッ
ト内でウエハが局所的に変形を起こしているような場合
に、その近辺を計測ショットとして使わないようにする
ので、全体を一次式近似を行なったときの近似精度の低
下を避け、かつ変形を起こしている場合の近傍は、予め
計測された非線形成分を使って補正を行なうので、高い
位置合わせ精度を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、特に誤差量に基づいて
基板の位置合わせ工程に使用する計測用の位置合わせ対
象を選択するので、適切で精度の高い位置合わせをスル
ープットを落とすことなく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る位置合わせ装置の
要部概略図である。
【図2】 図1の装置で計測するサンプル位置の一例を
示す平面図である。
【図3】 図1の装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の第1実施形態の変形例のサンプル位
置を示す平面図である。
【図5】 上記変形例における非線形成分の例を示すグ
ラフである。
【図6】 上記変形例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 本発明の第1実施形態のサンプル位置を示す
平面図である。
【図8】 上記第1実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】 発明の第2実施形態における非線形成分の絶
対値と等高線図の例を示すグラフである。
【図10】 従来の位置合わせ装置の要部概略図であ
る。
【図11】 図10の装置で計測するサンプル位置を示
す平面図である。
【符号の説明】
1:投影光学形、2:位置合わせ用照明器具、3:ビー
ムスプリッタ、4:結像光学系、5:撮像装置、6:A
/D変換装置、7:積算装置、8:位置検出装置、9:
CPU、10:ステージ駆動装置、11:XYステー
ジ、12:記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−217848(JP,A) 特開 平4−32218(JP,A) 特開 平2−86117(JP,A) 特開 平2−7511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め1つ以上の位置合わせ対象を所定の
    配列にしたがって形成された基板を順次供給し、各基板
    ごとにその上に形成されている位置合わせ対象物を所定
    の基準位置に順次位置合わせする装置であって、先行す
    る少なくとも一枚の基板における位置合わせ対象物の位
    置の設計上の位置からのずれ量を計測して得られた、位
    置合わせ対象物の設計上の配列に対する誤差量から基板
    の位置合わせ工程の位置合わせ補正量を決定する装置に
    おいて、 前記誤差量に基づいて、前記基板の位置合わせ工程にお
    いて使用する計測用の位置合わせ対象を選択する機能を
    有することを特徴とする位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 予め1つ以上の位置合わせ対象を所定の
    配列にしたがって形成された基板を順次供給し、各基板
    ごとにその上に形成されている位置合わせ対象物を所定
    の基準位置に順次位置合わせする方法であって、先行す
    る少なくとも一枚の基板における位置合わせ対象物の位
    置の設計上の位置からのずれ量を計測して得られた、位
    置合わせ対象物の設計上の配列に対する誤差量から基板
    の位置合わせ工程の位置合わせ補正量を決定する方法に
    おいて、前記誤差量に基づいて、前記基板の位置合わせ
    工程において使用する計測用の位置合わせ対象を選択す
    ることを特徴とする位置合わせ方法。
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