JP3065470B2 - 超再生復調回路をもつ無線受信機 - Google Patents
超再生復調回路をもつ無線受信機Info
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- JP3065470B2 JP3065470B2 JP6014308A JP1430894A JP3065470B2 JP 3065470 B2 JP3065470 B2 JP 3065470B2 JP 6014308 A JP6014308 A JP 6014308A JP 1430894 A JP1430894 A JP 1430894A JP 3065470 B2 JP3065470 B2 JP 3065470B2
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- Japan
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- circuit
- super
- signal
- oscillation circuit
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- Noise Elimination (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超再生復調回路をもつ
無線受信機に関する。
無線受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に超再生復調回路の原理ブロック図
を示し、図2に回路例を示す。高周波発振回路1はトラ
ンジスタTとタンク回路L1 、C1 を備え、このタンク
回路は受信中心周波数f1 に共振するよう調整される。
クエンチング発振回路2は高周波発振周波数f1 より格
段に低い(10-2〜10-3)周波数で間欠発振する回路
であって、抵抗R2 、コンデンサC2 の並列接続とイン
ダクタンスL2 との直列回路を備え、トランジスタTを
高周波発振回路と共有している。ローパスフィルタ3は
クエンチング発振回路から生ずる鋭いスパイク状の鋸歯
状波形を丸めて受信すべき二値化信号(1/0)を復元
するための回路であって、インダクタンスL3 とコンデ
ンサC3 により臨界周波数が定まる。トランジスタTの
コレクタCに受信用アンテナAが接続されている。
を示し、図2に回路例を示す。高周波発振回路1はトラ
ンジスタTとタンク回路L1 、C1 を備え、このタンク
回路は受信中心周波数f1 に共振するよう調整される。
クエンチング発振回路2は高周波発振周波数f1 より格
段に低い(10-2〜10-3)周波数で間欠発振する回路
であって、抵抗R2 、コンデンサC2 の並列接続とイン
ダクタンスL2 との直列回路を備え、トランジスタTを
高周波発振回路と共有している。ローパスフィルタ3は
クエンチング発振回路から生ずる鋭いスパイク状の鋸歯
状波形を丸めて受信すべき二値化信号(1/0)を復元
するための回路であって、インダクタンスL3 とコンデ
ンサC3 により臨界周波数が定まる。トランジスタTの
コレクタCに受信用アンテナAが接続されている。
【0003】この超再生復調回路は、移動物体の検知、
異常検知、出入口の開扉指令などのように比較的近距離
間で、二値化された信号(1/0)を所定の搬送用周波
数に変調して伝送する場合、回路構成が非常に簡単なが
ら高感度であるという利点がある。
異常検知、出入口の開扉指令などのように比較的近距離
間で、二値化された信号(1/0)を所定の搬送用周波
数に変調して伝送する場合、回路構成が非常に簡単なが
ら高感度であるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、比較的近
距離間で二値化された信号を一方向に伝送するという、
簡素な通信系であっても、近くに反射体が存在したり、
反射体が移動するようなときに、フェイジング現象、ゴ
ースト現象等により受信状態が悪化することがあり、そ
のような場合、受信ミスが発生する。
距離間で二値化された信号を一方向に伝送するという、
簡素な通信系であっても、近くに反射体が存在したり、
反射体が移動するようなときに、フェイジング現象、ゴ
ースト現象等により受信状態が悪化することがあり、そ
のような場合、受信ミスが発生する。
【0005】そこで本発明は、受信状態が悪化したとき
にも良好な復調信号が得られる超再生復調回路をもつ無
線受信機の提供を解決課題とする。
にも良好な復調信号が得られる超再生復調回路をもつ無
線受信機の提供を解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の超再生復調回路
をもつ無線受信機は、クエンチング発振回路の発振と同
期して状態が反転するフリップフロップと、所定の位置
関係に配設された2本の受信アンテナと、この受信アン
テナの受信信号を上記フリップフロップの反転と同期し
て超再生復調回路へ導入する切換回路を有することを特
徴とする。
をもつ無線受信機は、クエンチング発振回路の発振と同
期して状態が反転するフリップフロップと、所定の位置
関係に配設された2本の受信アンテナと、この受信アン
テナの受信信号を上記フリップフロップの反転と同期し
て超再生復調回路へ導入する切換回路を有することを特
徴とする。
【0007】2本の受信アンテナの所定位置関係には、
電波の1/2波長の距離をへだてて平行に並設する場合
のほか、互いに交る姿勢で並設する場合などがある。
電波の1/2波長の距離をへだてて平行に並設する場合
のほか、互いに交る姿勢で並設する場合などがある。
【0008】
【作用】一つの受信アンテナA1 のとき、受信状態が劣
化しクエンチング発振による鋸歯状波のピーク値が低下
して出力信号値が低下するような場合は、通常、もう一
つの受信アンテナA2 の受信状態は良いから、このアン
テナA2 に切換えられたときのクエンチング発振の鋸歯
状波のピーク値は高い。
化しクエンチング発振による鋸歯状波のピーク値が低下
して出力信号値が低下するような場合は、通常、もう一
つの受信アンテナA2 の受信状態は良いから、このアン
テナA2 に切換えられたときのクエンチング発振の鋸歯
状波のピーク値は高い。
【0009】ローパスフィルタは、鋸歯状波列のピーク
値をホールドしたものを出力するので、常に2本のアン
テナA1 、A2 のうち受信状態の良い方が復調出力を支
配することとなる。
値をホールドしたものを出力するので、常に2本のアン
テナA1 、A2 のうち受信状態の良い方が復調出力を支
配することとなる。
【0010】
【実施例】図3に、本発明実施例の回路図を示す。これ
を従来例と比較して本発明の特徴部分について説明す
る。
を従来例と比較して本発明の特徴部分について説明す
る。
【0011】高周波発振回路1の発振周波数を規定する
タンク回路4とトランジスタTのコレクタ電極Cの接続
点5に、逆流防止用ダイオード6、7と、落雷等の障害
電流流入防止用コンデンサ8、9の直列接続を介して、
2個の受信用アンテナ10、11が所定の位置関係に配
設されている。この位置関係は、例えば、電波の1/2
波長の距離をへだてて平行に並設する場合、互いに交る
放射状の姿勢で並設する場合などがある。
タンク回路4とトランジスタTのコレクタ電極Cの接続
点5に、逆流防止用ダイオード6、7と、落雷等の障害
電流流入防止用コンデンサ8、9の直列接続を介して、
2個の受信用アンテナ10、11が所定の位置関係に配
設されている。この位置関係は、例えば、電波の1/2
波長の距離をへだてて平行に並設する場合、互いに交る
放射状の姿勢で並設する場合などがある。
【0012】クエンチング発振回路2のトランジスタT
のエミッタEにインダクタンスLqが接続され、その他
端に、抵抗Rq とコンデンサCq の並列回路が接続され
ている。そして、この接続点12からフリップフロップ
13の入力端子にトリガ信号Tが導入され、このフリッ
プフロップ13の出力端子Qが抵抗14を介してダイオ
ード9のアノード端子に接続され、フリップフロップ1
3の反転出力端子Qバーが抵抗15を介してダイオード
10のアノード端子に接続されている。フリップフロッ
プ13の反転に応じてダイオード9、10のアノード端
子の電位は交互にH(高)、L(低)をくり返し、L
(低)のときそのダイオードは非導通状態になるので、
この回路は切換回路を構成している。
のエミッタEにインダクタンスLqが接続され、その他
端に、抵抗Rq とコンデンサCq の並列回路が接続され
ている。そして、この接続点12からフリップフロップ
13の入力端子にトリガ信号Tが導入され、このフリッ
プフロップ13の出力端子Qが抵抗14を介してダイオ
ード9のアノード端子に接続され、フリップフロップ1
3の反転出力端子Qバーが抵抗15を介してダイオード
10のアノード端子に接続されている。フリップフロッ
プ13の反転に応じてダイオード9、10のアノード端
子の電位は交互にH(高)、L(低)をくり返し、L
(低)のときそのダイオードは非導通状態になるので、
この回路は切換回路を構成している。
【0013】上記以外の回路要素は従来技術と同じであ
って、当業者にとって周知である。それら回路要素を抵
抗R4 〜R6 、コンデンサC4 〜C9 の符号を用いて表
す。図4に上記実施例の各部の信号波形を示す。アンテ
ナの受信信号は図(A)に示すように、信号がある
(1)か、ない(0)かのいずれかであって、信号があ
るとき、例えば300MHz の高周波変調されたバース
ト波である。クエンチング発振回路2の接続点12の信
号波形は図(B)に示すように、受信電波の周波数より
も10-2〜10-3低い周波数、例えば50KHz ないし
1MHz の鋸歯状波である。フリップフロップ13の出
力波形は、図(C)に示すように、クエンチング発振と
同期して反転をくり返す方形波である。
って、当業者にとって周知である。それら回路要素を抵
抗R4 〜R6 、コンデンサC4 〜C9 の符号を用いて表
す。図4に上記実施例の各部の信号波形を示す。アンテ
ナの受信信号は図(A)に示すように、信号がある
(1)か、ない(0)かのいずれかであって、信号があ
るとき、例えば300MHz の高周波変調されたバース
ト波である。クエンチング発振回路2の接続点12の信
号波形は図(B)に示すように、受信電波の周波数より
も10-2〜10-3低い周波数、例えば50KHz ないし
1MHz の鋸歯状波である。フリップフロップ13の出
力波形は、図(C)に示すように、クエンチング発振と
同期して反転をくり返す方形波である。
【0014】高周波発振回路1の出力端子、すなわちタ
ンク回路4とローパスフィルタ3の接続点16の信号波
形は、受信状態が良好なときは図(D)に示すように、
受信信号の有無(1/0)に対応してクエンチング発振
による鋸歯状波形の波高値が高く、または低く変化する
波形であって、その包絡線は受信信号に対応した矩形波
となる。また、2個のアンテナA1 、A2 のうち一方の
受信状態が悪いときは図(E)に示すように、鋸歯状波
の波高値の高いものと低いものが交互に現れる波形とな
り、その包絡線は波高値の高いものによって定まること
となり、図(D)とほぼ同じ包絡線となる。ここに、図
(D)(E)とも模式的に表されているため1個の信号
有りの波形の中に数個の鋸歯状波が含まれているだけで
あるが、本当は102 個ないし104 個の鋸歯状波が含
まれている。ローパスフィルタ3の出力点17の波形を
図(F)に示す。受信状態の良悪にかかわらず常に波高
値差の大きい方形波が得られる。
ンク回路4とローパスフィルタ3の接続点16の信号波
形は、受信状態が良好なときは図(D)に示すように、
受信信号の有無(1/0)に対応してクエンチング発振
による鋸歯状波形の波高値が高く、または低く変化する
波形であって、その包絡線は受信信号に対応した矩形波
となる。また、2個のアンテナA1 、A2 のうち一方の
受信状態が悪いときは図(E)に示すように、鋸歯状波
の波高値の高いものと低いものが交互に現れる波形とな
り、その包絡線は波高値の高いものによって定まること
となり、図(D)とほぼ同じ包絡線となる。ここに、図
(D)(E)とも模式的に表されているため1個の信号
有りの波形の中に数個の鋸歯状波が含まれているだけで
あるが、本当は102 個ないし104 個の鋸歯状波が含
まれている。ローパスフィルタ3の出力点17の波形を
図(F)に示す。受信状態の良悪にかかわらず常に波高
値差の大きい方形波が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、送受信機関の状況によ
り受信信号が悪化したときでも、常に安定した復調信号
が得られるので、送受信機関の伝送の信頼性が向上す
る。
り受信信号が悪化したときでも、常に安定した復調信号
が得られるので、送受信機関の伝送の信頼性が向上す
る。
【図1】は、超再生復調回路の原理ブロック図である。
【図2】は、従来例を示す回路図である。
【図3】は、本発明実施例の回路図である。
【図4】は、本発明の作用説明図である。
1‥‥高周波発振回路 2‥‥クエンチング発振回路 3‥‥ローパスフィルタ 13‥‥フリップフロップ A1 、A2 ‥‥受信アンテナ
Claims (1)
- 【請求項1】 抵抗Rq 、コンデンサCq の並列接続と
インダクタンスLqとの直列回路を備えたクエンチング
発振回路と、高周波発振回路と、高周波発振回路に接続
された受信アンテナを有する超再生復調回路をもつ無線
受信機において、上記クエンチング発振回路の発振と同
期して状態が反転するフリップフロップと、所定の位置
関係に配設された2本の受信アンテナと、この受信アン
テナの受信信号を上記フリップフロップの反転と同期し
て上記高周波発振回路へ導入する切換回路を有すること
を特徴とする超再生復調回路をもつ無線受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014308A JP3065470B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 超再生復調回路をもつ無線受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014308A JP3065470B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 超再生復調回路をもつ無線受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221661A JPH07221661A (ja) | 1995-08-18 |
JP3065470B2 true JP3065470B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=11857480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6014308A Expired - Fee Related JP3065470B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 超再生復調回路をもつ無線受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065470B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP6014308A patent/JP3065470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07221661A (ja) | 1995-08-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |