JP3065219U - 流動性物質の絞り出し治具 - Google Patents

流動性物質の絞り出し治具

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JP3065219U
JP3065219U JP1999004647U JP464799U JP3065219U JP 3065219 U JP3065219 U JP 3065219U JP 1999004647 U JP1999004647 U JP 1999004647U JP 464799 U JP464799 U JP 464799U JP 3065219 U JP3065219 U JP 3065219U
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Inventor
嘉人 山口
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アルプス化学産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、袋の内部に収容される流動性物質
を絞り出す際、内容物を完全に絞り出すとともに、この
内容物がローラに付着するような不具合を無くし、また
袋のサイズ等が異なっても容易に対応出来るようにす
る。 【解決手段】 基台2の上部に傾斜板3を設け、この傾
斜板3の上部側に、袋Bの基端部を係止する袋係止機構
5を設け、傾斜板3の上面を袋Bの載置面3sとする。
そして袋Bの下端側を切り開き、ローラ4で押圧しなが
ら絞り出し、内容物を容器13で受ける。この際、ロー
ラ4が袋Bの切り開き部Bkの位置に達する前にストッ
パピン7で位置規制するようにし、残りはへら等で掻き
出す。またストッパピン7の位置を調整可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、柔軟シート袋に収容される流動性物質を絞り出す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば樹脂シート袋やゴム袋等の内部に収容されるパテ、コーキング材 、接着剤等の粘性の高い流動性物質を絞り出す治具として、図10に示すような 治具が知られており、この治具51は、基台52に対して上下動自在で且つ所定 間隔で対峙する一対のローラ53と、基台52の上部に設けられ且つ袋Bの基端 部の孔を引掛けて吊下げ状態で支持するための複数のフック54を備えており、 基台の52の下端部には、移載容器55上に載置するための位置決め部52kが 設けられている。
【0003】 そして、この移載容器55上に基台52の位置決め部52kをセットし、流動 性物質を収容する袋Bの基端部の孔を上部のフック54に引掛けてローラ53と ローラ53の間に吊下げ状態にした後、袋Bの下端部を切り開き、両方のローラ 53を同時に下方に押し下げることによって流動性物質を絞り出し、移載容器5 5で受けるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような治具の場合、最終的に袋Bの切り開き部Bkからぶら 下がる内容物を完全に移載容器55に移すためには、2本のローラ53を切り開 き部Bkの下方まで下げる必要があり、この場合に、内容物がローラ53に付着 して、ローラ面を汚したり、ローラ損傷の原因になったりするような不具合があ った。 また、袋Bのサイズや、移載容器55のサイズや、袋Bと移載容器55の組合 せが異なると、対応が困難になるという問題もあった。
【0005】 そこで本考案は、袋の内部に収容される流動性物質を絞り出す際、内容物を完 全に絞り出すとともに、この内容物がローラに付着するような不具合を無くし、 また袋のサイズ等が異なっても容易に対応出来るような絞り出し治具の提供を目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、柔軟シート袋の内部に収容される流動性物 質を絞り出すための治具において、基台により一定の高さ位置に傾斜姿勢で設置 され且つ上面が袋の載置面とされる傾斜板と、この傾斜板の載置面に載置される 袋を押圧するローラを設け、傾斜板の上部側には、袋の基端部を係止する係止部 を設けるようにした。
【0007】 そして傾斜板の下部側の下方に移載容器をセットし、袋の基端部を上部側の係 止部に係合させて、袋を傾斜板の載置面上に位置決め載置するとともに、袋の下 端部を切り開く。 そして傾斜板上の袋をローラで押圧しつつ、ローラを傾斜板の上方から下方に 向けて移動させることで、袋の内部の内容物を切り開き部から絞り出し、これを 移載容器で受けるとともに、例えば最終的に切り開き部に付着してぶら下がる内 容物を、へら等でシゴキ出すようにする。
【0008】 この際、袋の下面は傾斜板で支持されているため、へら等で容易にシゴキ出す ことが出来る。 ここで流動性物質としては、特に粘性の高い接着剤やパテ材やコーキング材等 に好適であり、柔軟シート袋としては、柔軟シート材を材料とする袋で、例えば 樹脂シート袋やゴム袋や積層シート袋等が該当する。
【0009】 また請求項2では、前記ローラとして、本体部の両側に把持部を有するものと し、この把持部の端部の間隔を、傾斜板の幅より幅広にするようにした。
【0010】 このように、ローラ両端部の把持部端部の間隔を傾斜板の幅より幅広にするこ とで、作業者が両方の把持部を握って傾斜板に沿って移動させて絞り出し作業を 行う際、容易に作業することが出来る。 ここでローラの形態等は任意であるが、例えば把持部に対して中間部の本体部 を回転自在にしておけば、一層容易に作業出来、好適である。
【0011】 また請求項3では、傾斜板の下部側に、ローラの移動を規制するストッパを設 け、このストッパを傾斜方向に沿って位置調整可能にした。
【0012】 そしてローラを上方から下方に移動させて絞り出し作業を行う際、例えば、ロ ーラが切り開き部に達する前にストッパで位置規制するようにすれば、ローラに 内容物が付着するような不具合を完全に防止出来る。 そして袋のサイズが異なるような場合は、切り開き部の位置に合わせてストッ パの位置を調整し、内容物が付着する寸前でローラの移動を停止させるようにす れば、効率的に作業を行うことが出来る。
【0013】 また請求項4では、基台と傾斜板を、分解、組立自在にした。 このように、基台と傾斜板を分解、組立自在にすれば、例えば場所を移動する ような際に便利である。
【0014】 また請求項5では、傾斜板に、ローラを保持する保持部を、搬送時の把手を兼 ねて設けるようにした。 そして通常時はこの保持部でローラを保持するようにし、搬送時は把手として 利用すれば治具の簡素化が図れる。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。ここで図1は本 考案に係る絞り出し治具の一例を示す斜視図、図2は傾斜板を示し、(a)は平 面図、(b)は側面図、図3はローラの説明図、図4は袋係止機構の説明図、図 5はローラ保持部の説明図、図6はストッパピンの説明図、図7、図8は基台の 部分図、図9は本治具を使用した絞り出し方法の説明図である。
【0016】 本考案に係る流動性物質の絞り出し治具は、例えば粘度の高い接着剤やコーキ ング材やパテ材を収容する柔軟シール材の袋から、内容物を絞り出す治具の改良 として構成され、傾斜板と単一のローラを組み合わせたことを特徴としている。
【0017】 すなわち、図1に示すように、本絞り出し治具1は、四脚の基台2の上部に取 付けられる傾斜板3と、傾斜板3の上面に位置決めされる柔軟な袋Bを押圧する ローラ4を備えており、傾斜板3の上面を袋Bの載置面3sとしている。
【0018】 そしてこの傾斜板3の上部側端部には、図2にも示すように、袋Bの一端側を 係止して保持する係止部としての袋係止機構5と、ローラ4を載置せしめて保持 するローラ保持部6が設けられ、また傾斜板3の下部側近傍には、一対のストッ パピン7が設けられている。
【0019】 前記袋係止機構5は、図4にも示すように、傾斜板3の端部に取付けられるブ ラケット板8と、このブラケット板8の前面に突設されるフック9と、ブラケッ ト板8の一端側に揺動自在に枢着される挟持部材10を備えており、袋Bの端部 に形成される孔にフック9を引掛けて挟持部材10で挟み付けて固定することに より、載置面3sに載置される袋Bがずり落ちるのを防止するようにしている。
【0020】 また、ブラケット板8の下方には、図5にも示すように、略コの字型に折り曲 げたローラ保持部6が前面側に向けて突設され、このローラ保持部6上にローラ 4を載置せしめて保持することが出来るようにされるとともに、後述する要領で 傾斜板3を基台2から切離して持ち運ぶ際、このローラ保持部6を把持して持ち 運ぶことが出来るようにされている。
【0021】 前記ストッパピン7は、傾斜板3の下方側の両端部に、載置面3sから突出す る形態で一対設けられ、図6にも示すように、傾斜方向に長い長孔hに対して位 置調整可能に設けられている。 そして左右一対のストッパピン7の間隔は、以下に述べるローラ4の本体部4 aの長さより短くしている。
【0022】 前記ローラ4は、図3に示すように、中間部の本体部4aと、両端部の把持部 4eを備えており、本体部4aは把持部4eに対してベアリング等を介して回転 自在にされるとともに、左右の把持部4eの端部の間隔は、傾斜板3の幅以上の 間隔とされている。
【0023】 一方、前記基台2のうち、傾斜下方側の脚長の短い一対の脚11と、傾斜上方 側の脚長の長い一対の脚12は、共に傾斜板3に対して着脱自在な構造にされる とともに、脚長の長い脚12は、図7に示すように、大径パイプと小径パイプが スライド自在に嵌合して構成されており、高さ調整が出来るようにされている。 すなわち、この脚12の脚長を変化させることで、傾斜板3の傾斜角を調整出 来るようにしている。
【0024】 またこの脚長の長い一対の脚12の間には、図8に示すように、連結パイプ1 3が連結可能にされており、この連結を外すことによって、小部品に分解出来る ようにされている。 本考案に係る流動性物質の絞り出し治具1は以上のように構成されている。
【0025】 次に、この絞り出し治具1の使用要領等について、図9に基づき説明する。 袋Bの基端側の孔を袋係止機構5のフック9に引っ掛け、挟持部材10を締付 けて袋Bの基端部を固定した後、袋Bの本体部を傾斜板3の載置面3s上に載置 し、傾斜板3の下端部側の下方に容器14をセットし、袋Bの下端側を切り開く 。 この際、ストッパピン7の位置は、袋Bの切り開き部Bkの直近上方の位置に セットし、ローラ4が切り開き部Bkに達しないようにしておく。
【0026】 次いで、作業者はローラ4の把持部4eを把持して傾斜板3の上方から袋Bを 押え付けながら下方に移動させ、内容物を切り開き部Bkから絞り出す。そして 切り開き部Bkから絞り出される内容物を、容器14で受ける。 そしてローラ4がストッパピン7に当接して、それ以上前進出来なくなると、 切り開き部Bk附近には、内容物が滞留しているため、例えばへら等を使って掻 き出す。
【0027】 以上のような要領により、ローラ4に内容物が付着して汚れるような不具合を 防止することが出来、しかも最後まで綺麗に掻き出すことが出来る。 また袋Bのサイズ等が変更されるような時は、ストッパピン7の位置をそれに 合わせて変更すれば、効率的に絞り出すことが出来る。 更に、基台2が分解、組立自在なため、移動等を楽に行うことが出来る。
【0028】 尚、本考案は以上のような実施形態に限定されるものではない。例えば基台2 の具体的構成や、袋係止機構5の具体的構成等は一例である。
【0029】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る流動性物質の絞り出し治具は、基台により一定の高 さ位置に傾斜姿勢で設置される傾斜板の上面に柔軟シート袋を載置し、袋の内部 の流動性物質をローラで押圧しつつ絞り出すようにしたため、最後まで綺麗に絞 り出すことが出来、しかも作業容易である。 また請求項2のように、ローラとして、本体部の両側に把持部を有するものと し、この把持部の間隔を、傾斜板の幅より幅広にすれば、作業を一層容易に行う ことが出来る。
【0030】 また請求項3のように、傾斜板の下部側に、ローラの移動を規制するストッパ を設け、このストッパを傾斜方向に沿って位置調整可能にすれば、ローラに内容 物が付着するような不具合を防止することが出来、しかも袋のサイズ等が変更に なっても対応出来る。 また請求項4のように、基台を、分解、組立自在にすれば、例えば場所を移動 するような際に便利であり、また請求項5のように、傾斜板に、ローラを保持す る保持部を設け、搬送時の把手を兼ねさせれば、一層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る絞り出し治具の一例を示す斜視図
【図2】傾斜板を示し、(a)は平面図、(b)は側面
【図3】ローラの説明図
【図4】袋係止機構の説明図
【図5】ローラ保持部の説明図
【図6】ストッパピンの説明図
【図7】基台の脚の構造を示す説明図
【図8】基台の脚を連結する連結パイプの説明図
【図9】本治具による絞り出し方法の説明図
【図10】従来の絞り出し治具の説明図
【符号の説明】
1…絞り出し治具、2…基台、3…傾斜板、3s…載置
面、4…ローラ、4a…本体部、4e…把持部、5…袋
係止機構、6…ローラ保持部、7…ストッパピン、B…
袋。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟シート袋の内部に収容される流動性
    物質を絞り出すための治具であって、基台により一定の
    高さ位置に傾斜姿勢で設置され且つ上面が袋の載置面と
    される傾斜板と、この傾斜板の載置面に載置される袋を
    押圧するローラを備え、前記傾斜板の上部側には、前記
    袋の基端部を係止する係止部が設けられることを特徴と
    する流動性物質の絞り出し治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の流動性物質の絞り出し
    治具において、前記ローラは、本体部の両側に把持部を
    有しており、この把持部の端部の間隔は、前記傾斜板の
    幅より幅広にされることを特徴とする流動性物質の絞り
    出し治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の流動性物
    質の絞り出し治具において、前記傾斜板の下部側には、
    前記ローラの移動を規制するストッパが設けられ、この
    ストッパは傾斜方向に沿って位置調整可能にされること
    を特徴とする流動性物質の絞り出し治具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の流動性物質の絞り出し治具において、前記基台と
    傾斜板は、分解、組立自在にされることを特徴とする流
    動性物質の絞り出し治具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の流動性物質の絞り出し治具において、前記傾斜板
    には、前記ローラを保持する保持部が、搬送時の把手を
    兼ねて設けられることを特徴とする流動性物質の絞り出
    し治具。
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