JP3065120U - 圧縮空気の除湿装置 - Google Patents
圧縮空気の除湿装置Info
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- JP3065120U JP3065120U JP1999004556U JP455699U JP3065120U JP 3065120 U JP3065120 U JP 3065120U JP 1999004556 U JP1999004556 U JP 1999004556U JP 455699 U JP455699 U JP 455699U JP 3065120 U JP3065120 U JP 3065120U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本考案の課題は、工事現場にある汎用材や廃材
を活用した簡単な設備で、簡易に、雑用圧縮空気の除湿
をすることにある。 【解決手段】 本考案は、直立した本体1の円筒部分1
aの側面に、その円筒の接線方向、かつ、水平よりやや
下向きの方向に圧縮空気を導入する導入口2を設け、本
体の上部蓋1cの中央に圧縮空気の取出管台6を設け、
その取出管台6から連絡管7で直立する圧縮空気分配ヘ
ダー8の上部に繋ぎ、一方、本体下部の下向き円錐状部
分1bの下にドレン溜3を設け、ドレン溜3の下部と圧
縮空気分配ヘダー8の下部にドレン抜き4,10を設け
た圧縮空気の除湿装置である。
を活用した簡単な設備で、簡易に、雑用圧縮空気の除湿
をすることにある。 【解決手段】 本考案は、直立した本体1の円筒部分1
aの側面に、その円筒の接線方向、かつ、水平よりやや
下向きの方向に圧縮空気を導入する導入口2を設け、本
体の上部蓋1cの中央に圧縮空気の取出管台6を設け、
その取出管台6から連絡管7で直立する圧縮空気分配ヘ
ダー8の上部に繋ぎ、一方、本体下部の下向き円錐状部
分1bの下にドレン溜3を設け、ドレン溜3の下部と圧
縮空気分配ヘダー8の下部にドレン抜き4,10を設け
た圧縮空気の除湿装置である。
Description
【0001】
本考案は、工事現場等で使用する雑用の圧縮空気の除湿装置に関するものであ る。
【0002】
建設工事の現場等では、0.7MPa位の圧縮空気が、工具の駆動用、溶断用、 気吹き清掃用等の幅広い用途に使われている。この圧縮空気は、計器等に使用さ れる高い純度を必要とする空気がコンプレッサーに常備された空気清浄器や空気 除湿器を経由して使用先に供給されるのとは異なり、一般に「雑用」と名づけら れるコンプレッサーから直接供給される。 気吹き清掃用等に使う場合は、これで何ら支障は無いが、圧縮空気駆動の工具 に使用する場合などには、圧縮空気の中に含まれる水分が工具のエアーモータの 中に溜まり、その性能を低下させ、ひどい場合には工具を破壊してしまうことが ある。
【0003】 従来、工事現場等では、市販品を購入し、又は、現場で製作して、図4に示す のような分配ヘダー20をコンプレッサーの出口に設けて使用していた。この分 配ヘダー20では、圧縮空気は導入口21から流入し、使用先の数に応じた数の 分配管22に分配・供給される。その導入口21の高さは分配管22の高さとと ずらして設置されているので、導入された圧縮空気は分配ヘダーの反対側の壁に 当たって上向きに90゜流れの方向を変え、その際圧縮空気に含まれる微細な水 滴が壁に当たって分離され、管壁を伝わって落ちてドレン抜き23から取出され ることが期待されるが、実際にはあまり効果がなく、上記の問題は解決されなか った。
【0004】
本考案の課題は、工事現場にある汎用材や廃材を活用した簡単な設備で、簡易 に、雑用圧縮空気の除湿をすることにある。
【0005】
本考案は、直立した本体の円筒部分の側面に、その円筒の接線方向、かつ、水 平よりやや下向きの方向に圧縮空気を導入する導入口を設け、本体の上部蓋の中 央に圧縮空気の取出管台を設け、その取出管台から連絡管で直立する圧縮空気分 配ヘダーの上部に繋ぎ、一方、本体の円筒部分の下部を下向き円錐状に絞り、そ の下にドレン溜を設け、ドレン溜及び圧縮空気分配ヘダーの下部にドレン抜きを 設けた圧縮空気の除湿装置である。
【0006】 本除湿装置の本体は、上部が円筒状をなし、下部は下向き円錐状絞られている 。雑用コンプレッサーで圧縮された空気は、その本体の円筒部分に設けられた導 入口より、勢い良く導入される。導入口が、円筒の接線方向に向け、かつ、水平 よりやや下向きに設けられているので、導入された圧縮空気は、本体の中を下向 きに渦流を作って流れる。導入口の下向き角度は、経験的に10度から40度、 特に15度から30度の間が除湿効果から見て望ましい。
【0007】 下向き円錐状に絞られた部分の下にはドレン溜が設けられ、その下部にはドレ ン抜きが設けられているが、ドレン抜きは常時閉となっているので、下向きに渦 流を作って流れる圧縮空気は、ドレン溜を吹きぬけてそのまま下方に流出するこ とはできず、本体下部で反転し、本体中央部を通って上昇し、本体の上部の蓋の 中央に設けられた取出管台から排出される。 圧縮空気が本体内を渦流を作って流れている間に、サイクロン効果により圧縮 空気に含まれる微細な水滴は内壁に衝突して捕捉され、内壁に沿って流れ落ち、 ドレン溜に集められ、第1段階の除湿が行なわれる。
【0008】 除湿装置本体から排出された圧縮空気は、連絡管で、直立して設置された圧縮 空気分配ヘダーの上部に導かれる。分配ヘダーには、複数の分配管が設けられ各 用途に向けて圧縮空気が分配される。この分配ヘダーの中でも当初は下向きに流 れていた圧縮空気が直角に方向を変えるので、本体で取りきれなかった微細な水 滴の一部がさらに分離され、分配ヘダーの下端に集められて、第2段階の除湿が 行なわれる。 適当な時期に、ドレン溜、及び、分配ヘダーのドレン抜きを開けることにより 、除湿により集められた水は、外部に放出される。
【0009】 また、本考案は、上部蓋の取出管台の下方に、圧縮空気の導入位置の下まで伸 びる内筒を設けた上記圧縮空気の除湿装置である。 導入口の位置より下まで伸びた内筒の下端より圧縮空気を取出すことにより、 本体の内部を壁に沿って渦流を作って下向きに流れる流れと、反転して取出管台 に向かう流れが内筒により分離され、一層の除湿能力の向上が実現される。
【0010】 本考案は、 除湿装置本体のサイクロン効果と分配ヘダーでの方向変換効果 により、建設現場で圧縮空気駆動工具等を使用するのに必要充分な除湿効果をえ られ、 配管材、板材等ありあわせの材料と汎用弁の組合せにより建設現場で 容易、かつ、安価に製作でき、 圧縮空気の導入位置の下まで伸びる取出用内 筒を設けることにより一層除湿能力が向上すると言う効果を有する。
【0011】
本考案の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。なお、本考 案はかかる実施の形態に限定されず、本考案の範囲内でその具体的構造に種々の 変更を加えて良いことは言うまでもない。
【0012】 図1は、本考案の実施の形態の一例の立面図、図2は、同じく平面図である。 除湿装置本体1は、上部の円筒部分1aと下部の下向き円錐状部分1bからなり 、その円筒部分1aには圧縮空気の導入口2が、上から見れば図2に示すように 円筒の円弧に対し接線方向に、横から見れば図1に示すように水平に対し角度α だけ下向きに設けられている。角度αは、経験的に10度から40度、特に15 度から30度の間が除湿効果から見て望ましい。 雑用コンプレッサーで圧縮された空気は、この導入口2から勢い良く導入され 、除湿装置本体1の中をその内壁に沿って下向きの渦流を作って流れる。
【0013】 本体の下向き円錐状部分1bの下にはドレン溜3が設けられ、その下部にはド レン抜き4が設けられている。ドレン抜き4は通常の使用時は閉となっているの で、下向きの渦流を作って流れる圧縮空気は、ドレン溜を吹きぬけてそのまま流 出することはできず、本体下部で反転して、渦流の下向きの力の比較的弱い中央 部を抜けて上昇し、本体上部の蓋1cの中央に設けられた取出管台6から排出さ れる。 圧縮空気が本体1内を渦流を作って流れている間に、サイクロン効果により圧 縮空気に含まれる微細な水滴は本体内壁に衝突して捕捉され、内壁に沿って流れ 落ち、ドレン溜3に集められる。
【0014】 取出管台6から排出された圧縮空気は、逆U字管型の連絡管7で、本体の近傍 に直立して設置された分配ヘダー8の上部に導かれる。分配ヘダー8には、分配 先の数に応じた複数の分配管9が設けられ各用途に向けて圧縮空気が分配される 。分配ヘダー8の下端にはドレン抜き10が設置される。ドレン抜き10も通常 の使用時は閉となっている。 この分配ヘダー8の中でも、当初は下向きに流れていた圧縮空気が分配管9の ところで直角に方向を変えるので、本体で取りきれなかった微細な水滴の一部が さらに分離され、分配ヘダー8の下端に集められる。 適当な時期に、ドレン溜3のドレン抜き4、及び、分配ヘダー8のドレン抜き 10を開けることにより、除湿により集められた水は外部に放出される。 なお、本実施の形態では、除湿装置本体1とドレン溜3は架台11により支え られ、分配ヘダー8は本体1からの連絡管7により支持されるコンパクトな構造 になっている。
【0015】 図3は、上部蓋1cの取出管台6の下方に、圧縮空気の導入位置の下まで伸び る内筒を設けた実施の形態の一例を示す。 取出管台6から下方に、導入口2の位置より下まで伸びた内筒12を設け、下 向き渦流から上向きに反転した圧縮空気をその下端より取出すことにより、本体 の内部を壁に沿って渦流を作って下向きに流れる流れと、反転して取出管台に向 かう流れを内筒12により分離し、一層の除湿能力の向上が実現される。
【0016】 以上に述べた実施の形態を採ることにより、前述のからの効果に加えて、 コンパクトな除湿装置を作ることができると言う効果が得られる。
【0017】
本考案の除湿装置により、除湿装置本体のサイクロン効果と分配ヘダーでの方 向変換効果により建設現場で圧縮空気駆動工具等を使用するのに必要充分な除湿 効果をえられ、配管材・板材等ありあわせの材料と汎用弁の組合せにより建設現 場で容易、かつ、安価に製作でき、圧縮空気の導入位置の下まで伸びる取出用内 筒を設けることにより一層除湿能力が向上すると言う効果を有する。
【図1】本考案の実施の形態の一例を示す立面図であ
る。
る。
【図2】同 平面図である。
【図3】取出管台の下に内筒を設けた一例の断面図であ
る。
る。
【図4】従来、コンプレッサー出口に取り付けて使われ
て来た分配ヘダーの一例である。
て来た分配ヘダーの一例である。
1 除湿装置本体 1a 本体の円筒部分 1b 本体の下向き円錐状部分 1c 本体の蓋 2 導入口 α 導入口の下向き角度 3 ドレン溜 4 ドレン溜のドレン抜き 6 取出管台 7 連絡管 8 分配ヘダー 9 分配管 10 分配ヘダーのドレン抜き 11 架台 12 内筒 20 従来の分配ヘダー 21 導入口 22 分配管 23 ドレン抜き
Claims (2)
- 【請求項1】 直立した本体の円筒部分の側面に、その
円筒の接線方向、かつ、水平よりやや下向きの方向に圧
縮空気を導入する導入口を設け、本体の上部蓋の中央に
圧縮空気の取出管台を設け、その取出管台から連絡管で
直立する圧縮空気分配ヘダーの上部に繋ぎ、一方、本体
の円筒部分の下部を下向き円錐状に絞り、その下にドレ
ン溜を設け、ドレン溜及び圧縮空気分配ヘダーの下部に
ドレン抜きを設けた圧縮空気の除湿装置。 - 【請求項2】 上部蓋の取出管台の下方に、圧縮空気の
導入位置の下まで伸びる内筒を設けた請求項1記載の圧
縮空気の除湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999004556U JP3065120U (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 圧縮空気の除湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999004556U JP3065120U (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 圧縮空気の除湿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3065120U true JP3065120U (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=43198743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999004556U Expired - Lifetime JP3065120U (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 圧縮空気の除湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065120U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007591A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd | 圧縮空気内にマイナスイオンを含む水循環式コンプレッサ |
JP2010535687A (ja) * | 2007-08-07 | 2010-11-25 | ポリシウス アクチェンゲゼルシャフト | 固体物と気体との間における化学的及び/又は物理的な反応を行う装置およびその方法、および、セメント製造用プラント |
JPWO2016031636A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2017-06-15 | 株式会社日清製粉グループ本社 | サイクロン装置及び分級方法 |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP1999004556U patent/JP3065120U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010535687A (ja) * | 2007-08-07 | 2010-11-25 | ポリシウス アクチェンゲゼルシャフト | 固体物と気体との間における化学的及び/又は物理的な反応を行う装置およびその方法、および、セメント製造用プラント |
JP2010007591A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd | 圧縮空気内にマイナスイオンを含む水循環式コンプレッサ |
JPWO2016031636A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2017-06-15 | 株式会社日清製粉グループ本社 | サイクロン装置及び分級方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |