JP3064972U - 敷き布団 - Google Patents

敷き布団

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JP3064972U
JP3064972U JP1999004394U JP439499U JP3064972U JP 3064972 U JP3064972 U JP 3064972U JP 1999004394 U JP1999004394 U JP 1999004394U JP 439499 U JP439499 U JP 439499U JP 3064972 U JP3064972 U JP 3064972U
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Inventor
徹 古賀
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みつる株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の体感性の悪化を伴わなずに、押入等
への収納時や天日干し時の際の折り曲げ性が良く、更に
軽量化を図ることができると共に、天日干し時の際等に
乾きが早い敷き布団を提供する。 【解決手段】 内部に中芯2を有し、その上下両側に中
綿3を配した敷き布団において、上記中芯2は、その上
下両面において長手方向に向かってそれぞれ凹部21
a、21bと凸部22a、22bとが繰り返される断面
構造を有し、かつこの凹部21a、21bと凸部22
a、22bとがそれぞれ幅方向に延びる中芯構造であっ
て、さらに上記中芯2の上面と下面の前記各凹部21
a、21bと前記各凸部22a、22bとがそれぞれ両
面で対をなし、中芯2両面の凹部21a、21b同士で
形成された薄肉部5と凹部21a、21b同士で形成さ
れた厚肉部6を備えており、上記各凹部21a、21b
には、その内部に空気層7を残した状態で中綿3が入り
こんでいる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、敷き布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、敷き布団の中芯には、ポリエステル硬綿のほか、ウレタン、ラテックス などのフォーム材料が用いられていた。そして、中芯の長手方向の断面形状はシ ート状又はプロファイル形状のものがほとんどであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このシート状又はプロファイル状の中芯を用いた敷き布団は、特に新 品のときには非常に折り曲げ難く、押入等への収納時や天日干し等の際に跳ね返 りが強いため、その取り扱いに困っているのが現状である。また、敷き布団の重 量は中綿のみならず中芯が主要な重量増の原因ともなっているので、保温性等の 点からできれば中綿の量を減らさずに中芯の重量を落として重量軽減が可能とな る敷き布団が望まれている。さらには、天日干しの際、布団の乾燥が早くなる敷 き布団が好ましい。その一方、使用時に体圧が敷き布団表面に加わった際に、体 の沈み込みによって体感性が悪化したり、耐久性が低下することは敷き布団の機 能上避けなければならない。
【0004】 本考案の目的は、押入等への収納時や天日干し時の際の折り曲げ性が良く、更 に軽量化を図ることができると共に、天日干し時の際等に乾きが早い敷き布団を 提供するところにある。 本考案の更なる目的は、使用時の体感性の悪化を伴わなずに、押入等への収納 時や天日干し時の際の折り曲げ性が良く、更に軽量化を図ることができると共に 、天日干し時の際等に乾きが早い敷き布団を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、内部に中芯を有し、その上下両側に中綿を配した敷き布団において 、 上記中芯は、その上下両面において長手方向に向かってそれぞれ凹部と凸部と が繰り返される断面構造を有し、かつこの凹部と凸部とがそれぞれ幅方向に延び る中芯構造であって、さらに上記中芯の上面と下面の前記各凹部と前記各凸部と がそれぞれ両面で対をなし、中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部と凸部同士 で形成された厚肉部を備えており、 上記各凹部には、その内部に空気層を残した状態で中綿が入りこんでいること を特徴とする敷き布団である。
【0006】 これにより、薄肉部を構成する中芯両面の凹部の部分で折り曲げ易くなる。す なわち、片面にのみ凸部と凹部を設けた中芯を有する敷き布団と比較して、凸部 の厚肉部に対して凹部の薄肉部の曲げ剛性を著しく低下させることができ、非常 に折り曲げ易くなる。従って、押入等への収納時や天日干し時の際に容易に折り 曲げることができ、取り扱いに便宜である。
【0007】 しかも、本考案の敷き布団は、各凹部には、その内部に空気層を残した状態で 中綿が入りこんでおり、凹部全体に中綿が充填されていないので、凹部での折り 曲げがさらに増長されるものである。
【0008】 また、各凹部には、その内部に空気層を残した状態で中綿が入りこんでいるこ とから、布団内部における空気の接触面積が増大し、天日干しの際に乾燥が早く なる利点がある。
【0009】 また、中芯の両面が凹凸構造をなしていることから、厚肉部の厚さをもつ従来 のシート状の中芯を持つ敷き布団と比較して約30%〜約40%の重量軽減が可 能となる。
【0010】 ところで、中芯の凹部の幅W1と凸部の幅W2を具体的にどの程度に設定する かが問題となる。また、中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部の厚みT1と、 凸部同士で形成された厚肉部の厚みT2を具体的にどの程度に設定するかが問題 となるところである。中芯の凹部の幅W1と凸部の幅W2については、W1/W 2=0.5〜1.2とすることが好ましい。W1/W2=1.2を超えると、凹 部が広すぎることから軽量化の点では好ましいといえるが、体圧が加わったとき に、俗に言う「底着き感」が出て体感性が悪化しクッション性が低下する。また 厚肉部と薄肉部の剛性差がますます出ることから、使用如何によって格別の応力 が中芯に作用した際はその耐久性の点で好ましくない。一方、W1/W2=0. 5を下回ると、凸部の厚肉部に対して薄肉部の凹部が狭くなりすぎるため、折り 曲げ性が低下し、また軽量化の点で好ましくない。
【0011】 また、中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部の厚みT1と、凸部同士で形成 された厚肉部の厚みT2とについては、少なくともT1/T2=0.1で構成す ることが望ましい。T1/T2=0.1未満の場合、薄肉部の厚みが薄すぎるた め、薄肉部と厚肉部との剛性差が著しくなり、クッション性及び耐久性の点で好 ましいくない。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施形態を示す敷き布団の概略斜視図、図2は図1における X−X線断面の要部拡大断面図である。
【0013】 図において、1は敷き布団の上下両外側面を覆っている布団側、2はこの敷き 布団の内部の中央位置に設けられている中芯、3はこの中芯2と布団側1の間に 充填された中綿である。また、図2に示される様に、この実施形態では中綿3の 背面に背面シート4が布団側1との間において部分的に縫製することによって逢 着されている。
【0014】 中芯2は、その上下両面において長手方向に向かってそれぞれ凹部21a、2 1bと凸部22a、22bとが繰り返される断面構造を有し、かつこの凹部21 a、21bと凸部22a、22bとがそれぞれ布団の幅方向に延びる中芯構造で あって、さらに上記中芯2の上面と下面の前記各凹部21a、21bと前記各凸 部22a、22bとがそれぞれ両面で対をなして構成されている。従って、この 実施形態の敷きふとんは、中芯2両面の凹部21a、21b同士で形成された薄 肉部5と凹部22a、22b同士で形成された厚肉部6を備えている。また、薄 肉部5は、図示の様に、中芯2の中央位置に形成されている。
【0015】 また、この実施形態の敷き布団は、図示の如く、特に、背面シート4は中芯2 の凸部22a、22bで圧接されながら、中芯2の凹部21a、21bで非圧接 状態において中綿3の凹部21a、21bへの入り込みを止めている。従って、 上記各凹部21a、21bにはその内部に空気層7を残した状態で中綿3が入り こんで形成されている。
【0016】 また、本実施形態の敷き布団は、中芯2の凹部21a、21bの幅W1と凸部 22a、22bの幅W2とがW1/W2=0.5〜1.2であり、中芯両面の凹 部同士で形成された薄肉部の厚みT1と、凸部同士で形成された厚肉部の厚みT 2とが、少なくともT1/T2=0.1で構成されている。なお、本考案の敷き 布団は必ずしも上記数値に限定されるものではないが、最適なW1/W2=1. 0であり、T1/T2=0.2である。
【0017】 本実施形態の敷き布団は上記の通りであるので、凸部22a、22bの厚肉部 6に対して凹部21a、21bの薄肉部5の曲げ剛性を著しく低下させることが でき、薄肉部5を構成する中芯両面の凹部21a、21bの部分で折り曲げ易く なる。各凹部21a、21bには、その内部に空気層7を残した状態で中綿3が 背面シート4で支えられて入りこんでおり、凹部21a、21b全体に中綿3が 充填されていないので、凹部21a、21bでの折り曲げがさらに増長されると ともに、布団内部における空気の接触面積が増大し、天日干しの際に乾燥が早く なる。また、中芯2の両面が凹凸構造をなしていることから、厚肉部6の厚さを もつ従来のシート状の中芯を持つ敷き布団と比較して約30%〜約40%の重量 軽減することができる。さらに、中芯の凹部の幅W1と凸部の幅W2については 、W1/W2=0.5〜1.2であり、さらに中芯両面の凹部同士で形成された 薄肉部の厚みT1と、凸部同士で形成された厚肉部の厚みT2とについては、少 なくともT1/T2=0.1で構成していることから、使用時の体感性の悪化を 伴わなずに、押入等への収納時や天日干し時の際の折り曲げ性が良く、更に軽量 化を図ることができると共に、天日干し時の際等に乾きが早い敷き布団とするこ とができる。
【0018】 ところで本考案は上記実施形態の敷き布団に限定されるものではない。例えば 、上記実施形態の敷き布団は、布団全体が既述した凹凸構造をしているが、一部 分を本考案の凹凸構造とすることも可能である。
【0019】 また、本実施形態の敷き布団は、薄肉部が中芯の中央位置に形成されているが 、中芯の上面側寄り又は下面側寄りに形成することも可能である。しかし、中芯 位置が上面側又は下面側になればなるほど、厚肉部と薄肉部の剛性上の独立性が 低下していくため、中芯の中央位置(中央近傍位置を含む)に形成することが好 ましい。また、中芯の中央位置に薄肉部を形成することにより、折り曲げやすさ が上下いずれの側からも確保され、最適である。
【0020】 また、中綿の背面シートもその使用について限定されるものではないが、背面 シートは中芯の凸部で圧接されることから、中綿の凹部への入り込みを止めてい る結果、空気層の確保と同時に、当該凹部における寝たときの体の沈み込みを抑 止する効果を合わせてもっており、この種凹凸構造の敷き布団におけるクッショ ン性を向上させる点で好ましいものである。
【0021】 また、本考案の敷き布団の中芯は、ウレタン、ラテックス、ポリエステル硬綿 など各種の素材を用いることができるが、ウンタンフォームが加工性が良好であ り、へたり、比重を考慮すれば最適である。また中綿も、綿、合成繊維、羊毛、 羽毛など公知の各種材料を用いることができる。
【0022】
【考案の効果】
この考案は、中芯の上下両面において長手方向に向かってそれぞれ凹部と凸部 とが繰り返される断面構造を有し、かつこの凹部と凸部とがそれぞれ幅方向に延 びる中芯構造であって、さらに上記中芯の上面と下面の前記各凹部と前記各凸部 とがそれぞれ両面で対をなし、中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部と凸部同 士で形成された厚肉部を備えており、上記各凹部には、その内部に空気層を残し た状態で中綿が入りこんでいることを特徴とする敷き布団である。また、特に、 中芯の凹部の幅W1と凸部の幅W2をW1/W2=0.5〜1.2とし、さらに 中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部の厚みT1と、凸部同士で形成された厚 肉部の厚みT2とを少なくともT1/T2=0.1で構成した敷き布団である。
【0023】 従って、使用時の体感性の悪化を伴わなずに、押入等への収納時や天日干し時 の際の折り曲げ性が良く、更に軽量化を図ることができると共に、天日干し時の 際等に乾きが早い敷き布団とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態を示す敷き布団の概略斜
視図である。
【図2】 図1におけるX−X線断面の要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 布団側 2 中芯 21a 凹部 21b 凹部 22a 凸部 22b 凸部 3 中綿 4 背面シート 5 薄肉部 6 厚肉部 7 空気層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に中芯を有し、その上下両側に中綿
    を配した敷き布団において、 上記中芯は、その上下両面において長手方向に向かって
    それぞれ凹部と凸部とが繰り返される断面構造を有し、
    かつこの凹部と凸部とがそれぞれ幅方向に延びる中芯構
    造であって、さらに上記中芯の上面と下面の前記各凹部
    と前記各凸部とがそれぞれ両面で対をなし、中芯両面の
    凹部同士で形成された薄肉部と凸部同士で形成された厚
    肉部を備えており、 上記各凹部には、その内部に空気層を残した状態で中綿
    が入りこんでいることを特徴とする敷き布団。
  2. 【請求項2】 中綿の背面には背面シートが配設されて
    おり、この背面シートは中芯の凸部で圧接されながら、
    中芯の凹部で非圧接状態において中綿の凹部への入り込
    みを止めている請求項1記載の敷き布団。
  3. 【請求項3】 中芯の凹部の幅W1と凸部の幅W2とが
    W1/W2=0.5〜1.2である請求項1記載の敷き
    布団。
  4. 【請求項4】 中芯両面の凹部同士で形成された薄肉部
    の厚みT1と、凸部同士で形成された厚肉部の厚みT2
    とが、少なくともT1/T2=0.1で構成されている
    請求項3記載の敷き布団。
  5. 【請求項5】 薄肉部が中芯の中央位置に形成されてい
    る請求項1記載の敷き布団。
JP1999004394U 1999-06-17 1999-06-17 敷き布団 Expired - Lifetime JP3064972U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021108683A (ja) * 2020-01-06 2021-08-02 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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