JP3064910B2 - 粒度分布測定装置 - Google Patents

粒度分布測定装置

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JP3064910B2 JP8170248A JP17024896A JP3064910B2 JP 3064910 B2 JP3064910 B2 JP 3064910B2 JP 8170248 A JP8170248 A JP 8170248A JP 17024896 A JP17024896 A JP 17024896A JP 3064910 B2 JP3064910 B2 JP 3064910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、測定試料である
粒子群(例えば、粉体)の粒度分布をレーザ回折/散乱
法により測定する粒度分布測定装置に関し、測定試料の
粒度分布情報に加えて粒度以外の測定試料の物性情報も
同時に得られるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ回折/散乱法を用いた粒度分布測
定装置は、測定試料である粒子群においてどのような粒
径の粒子がどのような割合(全体を100%とする相対
粒子量)で含まれているか、ということを基本的な測定
項目としている。
【0003】従来の粒度分布測定装置では、レーザ光源
により測定試料である粒子群にレーザ光を照射する一
方、粒子群の周りに配設した散乱光検出センサにより粒
子群による回折/散乱光を検出するとともに、演算求出
部により、散乱光検出センサから得られる回折/散乱光
の空間的な光強度分布データに基づきデータ処理を行っ
て測定試料についての粒度分布データを求出する構成に
なっている。
【0004】粒子径と空間的な光強度分布パターンの間
には1対1の関係がある。すなわち、図17(a)に示
すように、粒子にレーザ光を当てた場合、図17(b)
に示すように、回折/散乱光の空間的な光強度分布パタ
ーンは粒径に応じた特有のパターンを示す。光学理論か
ら言えば、粒子の粒径がレーザ光の波長に比べて十分に
大きければ、基本的にフラウンホウファー(Fraunhofe
r) 回折理論が支配的であり、粒子の粒径がレーザ光の
波長と同程度か、それ以下であれば、基本的にミー(Mi
e) 散乱理論が支配的である。
【0005】一方、多数の粒径の粒子からなる粒子群
(測定試料)の光強度分布パターンは種々の粒径の粒子
の各光強度分布パターンの重ねあわせの関係があるた
め、測定試料の光強度分布パターンを検出し、そこから
演算によって、測定試料の粒子群の粒度分布データを求
めることになる。粒度分布データを求める演算過程で
は、S=A・fなる関係が適用される。Sは光強度分
布、Aは粒子(と媒体)の相対屈折率で定まる変換係
数、fは粒度分布である。
【0006】レーザ回折/散乱法を用いた粒度分布測定
装置は、測定対象となる粒径範囲が非常に広い上、媒液
中に粒子を分散させる湿式測定だけでなく、媒液を使わ
ない(媒体が空気などの気体である)乾式測定やプレー
ト式測定も行える他、測定時間が短く、また再現性や操
作性にも優れる非常に有用な装置であり、粉体(粒子
群)を原料や製品とする食料品や医薬品などを始めとし
て各種の分野において、研究段階での開発品の評価や、
製造段階での製品の品質管理に盛んに利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粒度分布測定装置による粒子群の評価や品質管理は十分
であるとは言い難い面がある。つまり、粒子群の良否は
粒度分布だけでなく、粒子の表面状態や形状などの物性
面にも左右されるのであるが、従来装置による粒子群の
評価や品質管理は、粒度分布情報のみに基づいて判定さ
れており、粒子の物性面については考慮が払われていな
いために、十分とは言えないのである。
【0008】この発明は、上記事情に鑑み、粒子群の粒
度分布情報だけでなく粒度以外の粒子の物性情報も得ら
れる粒度分布測定装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る粒
度分布測定装置は、上記の課題を解決するため、測定試
料である粒子群にレーザ光を照射する光照射手段と、前
記粒子群による回折/散乱光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段から得られる回折/散乱光の空間的な光
強度分布データに基づきデータ処理を行って前記試料に
ついての粒度分布データを求出する演算求出手段と、演
算求出された粒度分布データに従って得られる粒度分布
測定結果を映像表示する映像表示手段とを備えている粒
度分布測定装置において、複数の測定試料についての各
光強度分布データに従って各々の光強度分布グラフを得
るとともに、これらのグラフを前記映像表示手段の画面
に重畳して映し出す光強度分布重畳描画手段を備えてい
るというものである。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の粒度分布測定装置において、光強度分布重畳描画手段
により映像表示手段の画面に映し出される複数の光強度
分布グラフの中に標準試料のグラフを含むよう構成され
ているというものである。
【0011】
【作用】この発明の粒度分布測定装置により行われる測
定の際の作用は以下のとおりである。請求項1の発明の
粒度分布測定装置では、粒子群の粒度分布を測るにあた
り、光照射手段から測定試料である粒子群にレーザ光が
照射される一方、粒子群の回りに配設された光検出手段
により粒子群による回折/散乱を受けたレーザ光が検出
される。そして、演算求出部により、光検出手段から得
られる回折/散乱光の空間的な光強度分布データ基づき
データ処理が行われて試料についての粒度分布データが
求出されたあと、得られた粒度分布データに従って粒度
分布測定結果が(グラフや数値表のたかちで)映像表示
手段の画面に映し出される。
【0012】他方、この発明の粒度分布測定装置では、
光強度分布重畳描画手段により複数の測定試料について
の各光強度分布データに従って各々の光強度分布グラフ
も得られて、これらのグラフが映像表示手段の同一画面
に重畳して映し出される。発明者らは、様々な方向から
検討を重ねた結果、粒子群の粒度分布を求める基礎とな
る光強度分布グラフは粒子群の粒度以外の物性もよく反
映しており、ひとつの測定試料の単独のグラフだけでは
物性面についての情報把握は困難であるが、複数の測定
試料の各光強度分布グラフが同じ画面に表示されていれ
ば、グラフ同士の比較により測定試料の粒子群の物性情
報(物性面の定性的な分析)を把握することが可能であ
るという知見を得ることが出来た。すなわち、この知見
を得たことにより、この発明を完成させることが出来た
とも言えるのである。
【0013】また、請求項2の発明の粒度分布測定装置
では、光強度分布重畳描画手段により映像表示手段の画
面に映し出される複数の光強度分布グラフの中に標準試
料のグラフが含まれており、測定試料の光強度分布グラ
フと標準試料の光強度分布グラフの比較により、標準試
料の粒子群と測定試料の粒子群との間の物性上のずれが
分かる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の一実施例を説明する。図1はこの発明に係るレー
ザ回折/散乱法を用いた粒度分布測定装置の一実施例の
全体構成を概略的にあらわすブロック図、図2は実施例
装置の本体部の要部構成をあらわす模式図である。
【0015】実施例の粒度分布測定装置は、粒度分布デ
ータの演算求出の際の基礎となる照射レーザ光の回折/
散乱光の空間的な光強度分布データを得るための測定装
置本体部1を備えている。この測定装置本体部1は、図
2に示すように、測定試料の粒子群2にレーザ光をコリ
メータ3を介して照射するレーザ光源(光照射手段)4
と、粒子群2による回折/散乱光を検出する散乱光検出
センサ(光検出手段)5が粒子群2の周りに設けられて
いる。散乱光検出センサ5は、リングディテクタ等が用
いられる前方散乱光センサ5aおよび側方散乱光センサ
5bと後方散乱光センサ5cで構成されており、前方散
乱光は集光レンズ6によって前方散乱光センサ5aの検
出面7にリング状の回折/散乱像を結ぶ。前方散乱光セ
ンサ5aの検出面7はリング状の回折/散乱像8に対応
して分割されていて、空間的な光強度分布データが得ら
れる構造になっている。普通、粒子群2の粒径が細かい
ほど側方散乱光センサ5bから後方散乱光センサ5cに
かけての検出光量が増加する。
【0016】実施例装置は、散乱光検出センサ5の検出
出力を(A/D変換したあと)光強度分布データとして
記憶する光強度分布データメモリ部10と、粒度分布デ
ータを演算求出する際に用いるマトリクス状変換係数を
保持する係数保持部11を備えている。光強度分布デー
タメモリ部10への光強度分布データの取り込み形態
は、直接的なものであってもよいが、測定装置本体部1
側に磁気ディスクなどの記憶装置を設けておき、散乱光
検出センサ5の検出出力(原データ)を記憶装置に一旦
記憶しておいてから、適時に光強度分布データメモリ部
10へ移管するという間接的な形態であってもよい。係
数保持部11には、粒子(と媒体)の相対屈折率に対応
した変換係数が多数個保持されており、操作卓12やい
わゆるマウス13などから測定者により入力指定される
粒子の相対屈折率の値に対応した変換係数が選び出され
る。
【0017】そして、実施例装置は、光強度分布データ
と粒子の相対屈折率に対応した変換係数とを用いて粒度
分布データを求出する粒度分布データ演算求出部14を
備えるととともに、得られた粒度分布データに従って粒
度分布グラフ化のための処理を行う粒度分布グラフ化部
15および粒度分布グラフに対応した数値表化のための
処理を行う粒度分布関連数表化部16を備えている。粒
度分布データ演算求出部14では、粒度分布データを求
める演算の際、S=Afなる関係が適用される。Sは光
強度分布ベクトルであり、Aは係数保持部11からの行
列形式の変換係数であり、fは粒度分布ベクトルであ
る。すなわち、f=(AT A)-1T Sなる演算が実質
的に行われるのである。光強度分布データは演算により
粒度分布ベクトルfへ変換されてから粒度分布グラフ化
部15や粒度分布関連数表化部16へ送られる。なお、
マウス13などから測定者により入力指定される粒子に
ついての相対屈折率は、固定的・不変的な値ではなく
て、測定者により適当と判断される想定値である。粒度
分布データは、粒度分布グラフ化部15および粒度分布
関連数表化部16により、詳しくは後述する粒度分布測
定結果としてのグラフおよび数値表に必要な編成処理が
それぞれ行われて、さらに後段の仮想表示シート設定部
17へ送られる。
【0018】また、実施例装置は、光強度分布データメ
モリ部10に記憶された光強度分布データに従って、光
強度分布グラフ化のための処理を行う光強度分布グラフ
化部20および光強度分布グラフに対応した数値表化の
ための処理を行う光強度分布関連数表化部21も備えて
いる。光強度分布データは、光強度分布グラフ化部20
および光強度分布数表化部21により、詳しくは後述す
る光強度分布測定結果としてのグラフおよび数値表に必
要な編成処理が行われて、さらに後述する仮想表示シー
ト設定部17へ送られる。
【0019】さらに、実施例装置は、粒度分布データあ
るいは光強度分布データの2次処理によって得られる随
伴結果としての統計シートや時系列シートを得るための
処理を行う統計シート化部22や時系列シート化部23
も備えている。随伴結果は、統計シートや時系列シート
に限らず、相対屈折率と平均粒径の対応関係を示す特性
シートなども挙げられる。粒度分布データや光強度分布
データは、統計シート化部22や時系列シート化部23
により、詳しくは後述するような随伴結果としてのグラ
フや数値表に必要な編成処理が行われたあと、後段の仮
想表示シート設定部17へ送られる。統計シートや時系
列シートはグラフや数値表の両方あるいは一方を伴うも
のであり、統計シート化部22や時系列シート化部23
は、グラフ化・数値表化に必要な編成処理を行うことに
なる。
【0020】一方、実施例装置が備える仮想表示シート
設定部17は、CRTを用いたTVモニタ(映像表示手
段)19の画面に画定されるひとつの表示区画に対応す
る表示シートを仮想的に設定するものであり、実施例装
置の備える仮想表示シート設定部17の数は、原則的に
はTVモニタ19の画面に画定される表示区画の数と対
応している。そして、粒度分布グラフ化部15と粒度分
布関連数表化部16、光強度分布グラフ化部20と光強
度分布数表化部21、統計シート化部22や時系列シー
ト化部23などから送られてくる編成処理結果に応じ
て、仮想表示シート設定部17は、ひとつの表示区画に
映し出されるグラフと数値表を同一の仮想表示シート上
に配置して保持する。したがって、グラフの種類として
は、粒度分布グラフ、光強度分布グラフ、統計グラフ、
時系列グラフなどが挙げられ、数値表としてはそれぞれ
のグラフに対応したものが挙げられる。さらに、グラフ
の描画形態としては、ひとつの表示区画にひとつのグラ
フだけが映し出される他、ひとつの表示区画に複数のグ
ラフが重畳して表示されるのに加え、必要に応じてグラ
フが三次元表示される場合もあり、これら各態様に合わ
せて仮想表示シート上に映像が仮想的に設定されること
になる。これらグラフの種類や描画形態、あるいは、数
値表の形式は、操作部12やマウス13から指定するこ
とができる。
【0021】また、実施例装置は、操作部12やマウス
13からの指定や装置全体の制御プログラムの指示に応
じてTVモニタ19の画面をコントロールする表示制御
部18を備えている。表示制御部18は、操作部12や
マウス13からの操作などに従って、画面上にひとつ又
は複数の表示区画を開設画定する。いわゆるウインドウ
プログラムなどによる窓の開設に該当する。表示制御部
18は、やはり操作部12やマウス13からの操作など
に従って、必要に応じ、表示区画を重畳させたり、各表
示区画の位置や大きさをそれぞれ個別に設定したりする
機能も有する。表示制御部18で画定された表示区画に
は、対応する仮想表示シート設定部17に設定されてい
る映像の一部あるいは全部が映し出される。この表示制
御部18による画面コントロールや、上述の各種データ
の編成処理と仮想表示シート設定部17による仮想的な
映像設定などにより、幾つかの測定試料の各粒度分布グ
ラフを重畳して映し出す機能(粒度分布重畳描画機能)
や、幾つかの測定試料の各粒度分布グラフを個別に映し
出す機能(粒度分布個別描画機能)が装備されることに
もなる。
【0022】さらには、実施例装置は、粒度分布測定結
果が既に得られた測定試料群の中から任意の試料の選択
指定も可能となっている。選択された試料について新た
な相対屈折率が入力指定されると、その相対屈折率に基
づく粒度分布データの再求出演算を実行するとともに、
選ばれた試料の粒度分布測定結果を再出結果に合わせて
自動的に更新する粒度分布再求出機能(粒度分布再求出
手段)を備えている。
【0023】TVモニタ19の画面(ひとつの表示区
画)に、粒度分布重畳描画機能によって幾つかの測定試
料の各粒度分布グラフが重畳表示されている場合、各粒
度分布グラフが重畳して映し出された画面への操作部1
2やマウス13による入力操作でもって、重畳表示中の
全グラフに対応する全ての測定試料に対し粒度分布再求
出機能による再求出実行の指定が一括して行われるよう
構成されている。粒度分布が再演算求出されると、これ
に従って、画面に重畳表示中の全ての粒度分布グラフが
自動的に更新される。もちろん、粒度分布測定結果がグ
ラフ以外に数値表のたかちで出されていれば、これも自
動的に更新される。
【0024】実施例装置は、それだけでなく、TVモニ
タ19の画面(の各表示区画)に、幾つかの測定試料の
各粒度分布グラフそれぞれが粒度分布個別描画機能によ
って個別に映し出されている場合、各粒度分布グラフが
映し出された個々の画面へ操作部12やマウス13によ
る入力操作でもって、入力操作がなされた画面に表示中
のグラフに対応する測定試料に対し、粒度分布の再演算
求出の指定が個別に行えるようにも構成されている。さ
らに、実施例装置の場合は、表示されているグラフが粒
度分布グラフでなく光強度分布グラフであっても、入力
操作を行えば、粒度分布グラフの場合と同様に再演算求
出の指定が行える構成ともなっており、粒度分布を再演
算求出する試料を迅速かつ簡単に指定できる。
【0025】加えて、実施例装置は、TVモニタ19の
同一画面(表示区画)に、粒度分布結果および光強度分
布測定結果と随伴結果の各結果としてのグラフおよび数
値表を、必要に応じて(表示区画の)重畳表示と大きさ
および配置の設定も許容しながら種々の組み合わせで表
示するマルチ表示機能(マルチ表示手段)が備わってい
る。各仮想表示シート設定部17では、各結果としての
グラフおよび数値表がそれぞれ仮想的な映像として設定
されており、これらが表示制御部18の備える表示区画
の開設機能や表示区画の重畳機能あるいは各表示区画の
位置や大きさの個別設定機能により自在にマルチ表示さ
れるのである。
【0026】図1の粒度分布測定装置の粒度分布データ
演算求出部14、粒度分布グラフ化部15、粒度分布関
連数表作成部16、光強度分布グラフ化部20、光強度
分布関連数表化部21、統計シート化部22、時系列シ
ート化部23、仮想表示シート設定部17、および表示
制御部18は、CPU(マイクロプロセッサ)やソフト
ウエア(プログラム)を中心に構成されているものであ
る。また、上記の粒度分布再求出機能やマルチ表示機
能、さらには粒度分布重畳描画機能や粒度分布個別描画
機能は、必要な指定を行うための入力操作用としての操
作卓12やマウス13および機能実行用としての上記の
粒度分布データ演算求出部14から表示制御部18まで
の広範囲の構成で担われているものである。
【0027】続いて、上に述べた構成を有する実施例装
置による測定結果の表示動作などについて、具体的なグ
ラフや数値表をあらわす図面を参照しながら説明する。
先ず、TVモニタ19の画面に画定された表示区画へ測
定試料の粒度分布グラフおよび粒度分布グラフに対応す
る数値表を表示するときの様子を説明する。
【0028】試料に対する測定・演算処理により、実施
例装置における仮想表示シート設定部17が同一の仮想
表示シート上にひとつの試料についての粒度分布グラフ
G1と対応した数値表T1の両方の映像が仮想的に配置
される一方、表示制御部18のコントロールによりTV
モニタ19の画面にひとつの表示区画(窓)が画定開設
される。今は、図3に示すように、表示区画P1がTV
モニタ19の画面全体を占めるように開設されているも
のとする。先ず、表示区画P1には粒度分布グラフG1
だけが映し出される。粒度分布グラフG1には各粒径で
の頻度値と積算値が相対粒子量を縦軸として示されてい
る。数値表T1を映し出したい場合は、スクロール用バ
ーSBをマウス13でクリックしてスクロール操作す
る。スクロール操作に伴って、仮想表示シートの表示部
分が移り変わってゆき、図4に示すように、表示区画P
1に粒度分布グラフG1に変わって数値表T1だけが映
し出される。粒度分布グラフG1には粒子径、積算値、
差分値などが示されている。なお、仮想表示シート設定
部17では、粒度分布グラフG1と数値表T1は上下に
並んで配置されていたが、粒度分布グラフG1と数値表
T1が左右に並んで配置される構成であってもよい。
【0029】また、実施例装置では、例えば、図5に示
すように、上下左右の4つの表示区画P2〜P5がTV
モニタ19の画面に分割開設されるようであってもよ
い。三つの表示区画P3〜P5には、映像の大きさが1
/4である他は、図3および図4の場合と同様にひとつ
の粒度分布グラフと数値表がスクロール操作により切り
換え表示可能に映し出される一方、表示区画P2には、
グラフG2と数値表T2がスクロール操作により切り換
え表示可能に映し出される。表示区画P2の中のグラフ
G2では、幾つかの粒度分布グラフが重畳表示されてい
る。
【0030】なお、各表示区画P1〜P5に、粒度分布
グラフと数値表の両方を同時に映し出す(仮想表示シー
ト上に配置された映像全体を映し出す)ようにすること
も出来るが、この場合は表示数値や文字が小さくなり見
え難くなるので、上のように粒度分布グラフと数値表を
選択的に表示して大きく見れるようにすると表示数値や
文字が見やすくなる。実施例装置の場合、スクロール操
作で映し出されてくる数値表T1は必ず対応する粒度分
布グラフG1と正しく対応しており、他のグラフの数値
表の対応関係を見誤る心配もない。
【0031】次に、TVモニタ19の画面に画定された
ひとつの表示区画に複数の試料の各光強度分布グラフを
重畳して映し出す表示動作を説明する。測定試料とし
て、粒径30μmのガラスビーズ、粒径60μmのガラ
スビーズ、粒径100μmのガラスビーズの3者の混合
粒子群を用いる。勿論、この混合粒子群の場合も、図6
に示すように、粒度分布グラフG3をTVモニタ19に
映し出すことは出来るが、その画面では粒度分布情報以
外の情報は事実上得られない。一方、混合粒子群につい
ての光強度分布グラフG4は、図7に示すとおりであ
る。光強度分布グラフG4の光強度データは、センサの
素子番号が65番までが前方散乱光センサ5aからのも
のであり、センサの素子番号が65番を越えるものが側
方及び後方散乱光センサ5b,5cからのものである。
そして、光強度分布グラフG4の光強度データのセンサ
の素子番号が約40番未満の部分は、粒度分布をよく反
映する一方、センサの素子番号が約40番以降の部分
は、粒子群の(粒径以外の)物性をよく反映しているの
であるが、単一の光強度分布グラフG4だけを見て物性
情報を把握するこはとは難しい。そこで実施例装置で
は、図8に示すように、TVモニタ19の画面(表示区
画)に複数の試料についての各光強度分布グラフG5−
a〜G5−lを重畳して映し出し、各粒子群の間の物性
の差異を十分に把握できるようにしている。
【0032】さらに、光強度分布グラフG5−a〜G5
−lのうちの、例えば光強度分布グラフG5−fが標準
試料のものであれば、他の試料については、標準試料に
対する総体的な物性のずれが分かる。例えば、標準試料
が良品を生み出した原料粉体である場合、試料粉体の原
料としての善し悪しを総体的な物性面も含めてより的確
に判定でき、十分な生産管理が行えるようになる。な
お、光強度分布グラフは、図9に示すように、三次元表
示で重畳して映し出すようにしてもよい。勿論、各試料
について粒度分布グラフについても、図10に示すよう
に、TVモニタ19に重畳して映し出せることは言うま
でもない。
【0033】次に、粒度分布の再演算求出の動作につい
て説明する。粒度分布の演算求出が一旦は行われた試料
について、新たに異なる相対屈折率を指定して粒度分布
を再度出し直すことがある。最初に指定した粒子の相対
屈折率の想定値が適切でないと、粒度分布グラフに異常
なピーク(ゴーストピークなど)が出たり、線が不自然
に屈曲したりするので、この場合は粒子の相対屈折率を
指定し直して適切な粒度分布データを求出する。勿論、
再求出された粒度分布データに従って粒度分布グラフや
数値表などの結果は自動的に更新される。
【0034】最初の指定相対屈折率(1.90−0.1
0i)で粒度分布測定結果が出された12個の各試料に
ついて、例えば、図11に示すように、TVモニタ19
の画面を四分割する4個の表示区画P6〜P9のうちの
表示区画P6には、(粒度分布重畳描画機能により)1
2個の試料の各粒度分布グラフの積算値が重畳表示され
ている一方、後の表示区画P7〜P9には、(粒度分布
個別描画機能により)12個の試料の中の3個について
の粒度分布グラフが1個づつ各別表示されている。
【0035】全ての試料について最初の指定相対屈折率
(1.90−0.10i)が適切でなかったと判断され
る場合、操作卓12やマウス13により、新たに異なる
相対屈折率(1.40−0.00i)を指定するととも
に全グラフが重畳表示された表示区画P6に対して粒度
分布再求出を指定するための画面入力操作を行えば、1
2個の試料全ての粒度分布データが演算し直されて、図
12に示すように、各表示区画P6〜P9のグラフが再
出結果に従って全て更新される。
【0036】しかし、最初の指定相対屈折率(1.90
−0.10i)が表示区画P7に対応する試料について
のみ適切でなかったと判断されるような場合、操作卓1
2やマウス13により、新たに異なる相対屈折率(1.
40−0.00i)を指定するとともに表示区画P7に
対してだけ粒度分布再求出を指定するための画面入力操
作を行えば、表示区画P7に対応する試料だけの粒度分
布データが求出し直されるとともに、図13に示すよう
に、表示区画P7のグラフと、表示区画P6に重畳表示
されたグラフのうち粒度分布再求出の指定に係る試料の
グラフとだけが、再出結果に従って更新される。この場
合でも、表示区画P7,P8の両方に画面入力操作を行
えば、表示区画P7,P8の両画面に対応する試料につ
いて、粒度分布測定結果が再出されることは言うまでも
ない。
【0037】このように、粒度分布測定結果の再出の必
要のある試料が複数ある場合、一括して粒度分布再求出
を実行し、粒度分布結果などのグラフや数値表が自動的
に更新される場合は、適切な粒度分布結果を効率よく得
られる。粒度分布測定結果を最初に出した後、特定の試
料について適当な相対屈折率が判明した場合、上のよう
に粒度分布測定結果の再出を行えば、全体の中の妥当性
が検証できる。
【0038】さらに、粒度分布測定装置における各種測
定結果についてのマルチ表示の具体例を説明する。実施
例装置では、粒度分布結果および光強度分布測定結果や
随伴結果の各結果としてのグラフあるいは数値表を、必
要に応じて重畳表示と大きさおよび配置の設定も許容し
ながら種々の組み合わせでTVモニタ19の画面にマル
チ表示することができるのである。図14に示すマルチ
表示画面では、TVモニタ19の画面を4つに分割して
設けた4個の表示区画P10〜P13のそれぞれに単一
の粒度分布グラフが表示されているとともに、TVモニ
タ19の画面の中央へ表示区画P10〜P13に重畳し
て画定開設された表示区画P14に幾つかの試料の各粒
度分布グラフが重畳表示されている。各表示区画P10
〜P14の位置や大きさは必要に応じて設定可能であ
る。
【0039】図15に示すマルチ表示画面では、TVモ
ニタ19の画面を四分割する4個の表示区画P15〜P
18のうちの表示区画P15には、光強度分布グラフが
表示されている一方、残りの3個の表示区画P16〜P
18には、同一試料の光強度分布データにおいて指定相
対屈折率を変えて演算を行った場合それぞれの粒度分布
グラフがひとつずつ表示されている。また、各表示区画
P15〜P18の位置や大きさは必要に応じて設定可能
である。
【0040】図16に示すマルチ表示画面では、TVモ
ニタ19の画面に多種類の測定結果が様々なかたちで映
し出されている。すなわち、表示区画P19では幾つか
の粒度分布グラフの積算値が重畳して3次元表示され、
表示区画P20では幾つかの粒度分布グラフが重畳して
表示されている。また、表示区画P21ではグラフと数
値表のある統計シートが表示され、表示区画P22では
特定粒径の粒子についての頻度値の経時変化を示すグラ
フがある時系列シートが表示されている。そして、表示
区画P23には幾つかの粒度分布グラフの頻度値が重畳
して3次元表示されている。さらに表示区画P24では
平均的粒径の経時変化を示すグラフのある時系列シート
が表示されている。表示区画P20,24は他の表示区
画の上に重ねて開設表示されている。これら各表示区画
P19〜P24に対応する各仮想表示シート設定部17
において、仮想表示シート上に配置された画像は、グラ
フと対応する数値表のあるものもあり、スクロール操作
によりグラフに代えて(図にはあらわれていない)下側
の数値表を映し出すことも出来、グラフと数値表の対応
を見誤る心配もない。また、各表示区画P19〜P24
の位置や大きさは必要に応じて設定可能である。このよ
うに、TVモニタ19の画面に多種類のグラフや数値表
がマルチ表示さている場合は、測定された結果を比較対
照して多角的に検討することが出来るため、例えば、適
当な相対屈折率の指定が効率よく行えるなど、適切な測
定結果を速やかに把握できるようになる。
【0041】この発明は、以下のように変形実施するこ
とが可能である。 (1)実施例の場合は、再演算求出を実行する試料の選
択指定は、グラフが表示されている表示区画への画面入
力操作により行う構成であったが、画面上に再演算求出
の可能性のある試料のリストを表示し、操作卓やマウス
で再演算求出を実行する試料を指定する構成のものを変
形例として挙げることができる。
【0042】(2)実施例の粒度分布測定装置がTVモ
ニタの画面に表示される映像出力と同じものを印刷して
出力するプリンタをも装備する構成も、この発明の有用
な変形例である。
【0043】(3)粒度分布測定装置が表示手段用のモ
ニタとしてCRTモニタの代わりに液晶表示モニタを用
いる構成のものも、この発明の変形例として挙げること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の粒度分布測定装置によれば、粒子群の粒度分布情報
だけでなく、光強度分布重畳描画手段により映像表示手
段の同一画面に複数の測定試料についての各光強度分布
データが重畳して映し出されるため、測定試料である粒
子群について、粒度情報の他に物性情報も把握すること
ができる。
【0045】また、請求項2の発明の粒度分布測定装置
によれば、映像表示手段の同一画面に重畳して映し出さ
れる複数の測定試料の各光強度分布グラフの中に標準試
料のグラフが必ず含まれているため、標準試料の粒子群
と測定試料の粒子群との間の物性上のずれが分かり、測
定試料である粒子群についての物性情報をより的確に把
握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の粒度分布測定装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施例装置の本体部の要部構成をあらわす模式
図である。
【図3】実施例における粒度分布グラフの表示画面の一
例を示す図である。
【図4】実施例における粒度分布関連の数値表の表示画
面の一例を示す図である。
【図5】実施例における複数の粒度分布グラフの同時表
示画面の一例を示す図である。
【図6】実施例における単一の粒度分布グラフの表示画
面の一例を示す図である。
【図7】実施例における単一の光強度分布グラフの表示
画面の一例を示す図である。
【図8】実施例による光強度分布グラフの重畳表示画面
の一例を示す図である。
【図9】実施例による光強度分布グラフの重畳3次元表
示画面の一例を示す図である。
【図10】実施例による粒度分布グラフの重畳表示画面
の一例を示す図である。
【図11】実施例における粒度分布再求出実行前の表示
画面の一例を示す図である。
【図12】実施例での一括粒度分布再求出実行後の更新
表示画面の一例を示す図である。
【図13】実施例での個別粒度分布再求出実行後の更新
表示画面の一例を示す図である。
【図14】実施例装置におけるマルチ表示画面の一例を
示す図である。
【図15】実施例装置におけるマルチ表示画面の他の例
を示す図である。
【図16】実施例装置におけるマルチ表示画面の他の例
を示す図である。
【図17】各種粒径の粒子の光強度分布パターンの説明
に供する図である。
【符号の説明】
4…レーザ光源(光照射手段) 5…散乱光検出センサ(光検出手段) 10…光強度分布データメモリ部 14…粒度分布データ演算求出部 18…表示制御部 19…TVモニタ(映像表示手段) 20…光強度分布グラフ化部 G5−a〜G5−l…光強度分布グラフ G5−f…標準試料の光強度分布グラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 丹羽 猛、外2名、”島津レーザ回折 式粒度分布測定装置SALD−3000”、 島津評論、1993、第50巻、第3号、p. 365−370 林田 和弘、外2名、”島津レーザ回 折式粒度分布測定装置SALD−2000に よるサブミクロン粒子の測定”、島津評 論、1991、第48巻、第3号、p.309− 318 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 15/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定試料である粒子群にレーザ光を照射
    する光照射手段と、前記粒子群による回折/散乱光を検
    出する光検出手段と、前記光検出手段から得られる回折
    /散乱光の空間的な光強度分布データに基づきデータ処
    理を行って前記試料についての粒度分布データを求出す
    る演算求出手段と、演算求出された粒度分布データに従
    って得られる粒度分布測定結果を映像表示する映像表示
    手段とを備えている粒度分布測定装置において、複数の
    測定試料についての各光強度分布データに従って各々の
    光強度分布グラフを得るとともに、これらのグラフを前
    記映像表示手段の画面に重畳して映し出す光強度分布重
    畳描画手段を備えていることを特徴とする粒度分布測定
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粒度分布測定装置にお
    いて、光強度分布重畳描画手段により映像表示手段の画
    面に映し出される複数の光強度分布グラフの中に標準試
    料のグラフを含むよう構成されている粒度分布測定装
    置。
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
丹羽 猛、外2名、"島津レーザ回折式粒度分布測定装置SALD−3000"、島津評論、1993、第50巻、第3号、p.365−370
林田 和弘、外2名、"島津レーザ回折式粒度分布測定装置SALD−2000によるサブミクロン粒子の測定"、島津評論、1991、第48巻、第3号、p.309−318

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