JP3064860U - 防臭靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】銅板又は黄銅板の殺菌効果を利用して悪臭の発
生を効果的に防止するようにした簡易な構成の防臭靴を
提供することにある。 【解決手段】本考案の防臭靴は、靴本体１内の適宜の位
置に銅板又は黄銅板２を足部に接触するように内面露出
させて取付け、この銅板又は黄銅板２の殺菌効果を利用
して悪臭の発生を防止するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は長靴、短靴、革靴、ゴム靴等を包含する防臭靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

革靴等を履いた時に足が臭くなることが良くあるが、この悪臭の発生を銅板又 は黄銅板の殺菌効果を利用して防止するようにした防臭靴は、従来存在しなかっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、銅板又は黄銅板の殺菌効果を利用して悪臭の発生を効果的に 防止するようにした簡易な構成の防臭靴を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために、本考案の防臭靴は、靴本体内の適宜の位置に銅 板又は黄銅板を足部に接触するように内面露出させて取付け、この銅板又は黄銅 板の殺菌効果を利用して悪臭の発生を防止するようにしたものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に従い具体的に説明する。

【０００６】 この実施例は、通勤用等の革靴に本考案を適用した実施形態を示すものであっ て、図中１は皮革製の靴本体、２はこの靴本体１内の適宜の位置例えば本体内底 部の足土踏まず部と位置対応する中央位置に取付けた銅板又は黄銅板であって、 使用者の足部例えば土踏まず部に接触するように内面露出させて図１の如く埋設 固定し、この銅板又は黄銅板２の殺菌効果を利用して悪臭の発生を防止するよう にしている。

【０００７】 前記実施例の銅板又は黄銅板２は、下辺囲設フランジ３及び足部接触可能な突 出板部４とを有する凸型の断面形状をなすものであって、靴本体１の底皮１ａに 凹設した板嵌合穴５に嵌合接着し、敷き革１ｂで下辺囲設フランジ３を上から押 さえるようにして突出板部４を図示の如く内面露出させている。

【０００８】 図２は銅板又は黄銅板２を平板状に形成し、靴本体１の底皮１ａに凹設した板 嵌合穴５に嵌合接着して取付けた変形例を示している。なお、前記銅板又は黄銅 板２の取付位置は、実施例のものに限定されるものではないが、靴本体内底部の 足土踏まず部と位置対応する中央位置に取付けた場合には、着靴歩行時に足土踏 まず部を硬い銅板又は黄銅板２で断続的に押圧するというマッサージ効果を殺菌 効果に付加して得ることができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の防臭靴は、請求項１に示すような構成のものであるから、靴本体内に 取付けた銅板又は黄銅板の殺菌効果を利用して悪臭の発生を防止することができ る効果があり、従来には存在しない簡易な構成で防臭効果の高い防臭靴を提供す ることが可能となる。

【００１０】 また、前記銅板又は黄銅板を靴本体内底部の足土踏まず部と位置対応する中央 位置に取付けた請求項２に示す防臭靴の場合には、前記のような殺菌効果に付加 して着靴歩行時に足土踏まず部を硬い銅板又は黄銅板で断続的に押圧するという マッサージ効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による防臭靴を要部切欠して
示した側面図。

【図２】本考案の防臭靴に適用される銅板又は黄銅板の
取付構造の変形例を示す要部の拡大断面図。

【符号の説明】

１…靴本体、 ２…銅板又は黄銅板。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴本体内の適宜の位置に銅板又は黄銅板
   を足部に接触するように内面露出させて取付け、この銅
   板又は黄銅板の殺菌効果を利用して悪臭の発生を防止す
   るようにしたことを特徴とする防臭靴。
2. 【請求項２】 前記銅板又は黄銅板の取付位置が靴本体
   内底部の足土踏まず部と位置対応する中央位置であるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の防臭靴。