JP3064697U - 靴磨き装置に用いる磨きブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］磨きブラシにより、靴の革を痛めたり、細かい
傷などを付ける事なく磨くこと。 ［解決手段］磨きブラシの外形が、星型と円柱型の薄板
に加工された発砲ポリウレタン樹脂を交互に重ね合わせ
た磨きブラシを取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野］ 本考案は、駆動モータにより回転駆動されるブラシを備えた靴磨き装置に用い る磨きブラシに関するものである。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来の靴磨き装置において、磨きブラシの素材がナイロン樹脂や動物性の毛等 で作られている。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 従来の靴磨き装置にあっては、ブラシの素材が靴の表面革より堅いため、細か い傷などが付きやすかった。また、保護つや出し剤などは、ほこりや泥等を取り 除いてから塗布し、革になじませた後、ブラシにかけなければならず、しかも、 ブラシの毛先に保護つや出し剤などが付着しやすかった。さらに、磨きブラシは 、加工しにくくしかも高価なため、製作に時間とコストがかかった。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 上記の問題を解決するために、本考案は、柔軟で吸着性に優れた発砲ポリウレ タン樹脂を外形が星型と円柱型の薄板に加工し、交互に重ね合わせて、ブラシと しての機能を持たせたことにより、靴の表面革を傷つけることがない。 しかも、安価で加工がしやすく、製作に時間とコストがかかるという問題点も解 決される。

【０００５】 ［考案の実施の形態］ 本考案は、靴磨き装置の靴を磨くブラシとして、靴の先端から後端に往復運動 する磨きブラシに柔軟で吸着性に優れた発砲ポリウレタン樹脂を採用した。さら に、外形を星型の五枚羽と円柱型にして、交互に重ね合わせる事により、ブラシ としての機能を持たせることが可能となった。

【０００６】 ［実施例］ 以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図１において、靴磨き装置の本 体１内部に、スライドレール２にネジにて固定されたモータ取り付け金具３があ る。さらに、このモータ取り付け金具３を靴の先端から後端に往復運動させるた め、モータ４と駆動を伝えるチェーン５により運動可能となる。なお、この時モ ータ取り付け金具３とチェーン５は、ネジにて固定される。また、モータ取り付 け金具３には、モータ６と軸受７が取り付けられ、ジョイント金具８を介して磨 きブラシの軸９と連結される。磨きブラシの軸９には、柔軟で吸着性に優れた発 砲ポリウレタン樹脂を外形が星型１０と円柱型１１の薄板に加工し、交互に重ね 合わせて、接着剤により取り付けられる。

【０００７】 ［考案の効果］ 本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。

【０００８】 素材を発砲ポリウレタン樹脂にする事により、靴の革を傷つけることがなく、 磨くことができる。

【０００９】 ブラシの外形を星型と円柱型の薄板に加工して、交互に重ね合わせる構造にし た事により、ほこり、保護つや出し剤などの吸着面積が広がり、使用期間を長く する事ができる。

【００１０】 素材が安価で、形状も簡素で制作時間も短縮されるため、コストを押さえるこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】靴磨き装置の側面図である。

【図２】磨きブラシとモータとの取り付け詳細図であ
る。

【図３】磨きブラシの平面図である。

【符号の説明】 １ 本体 ２ スライドレール ３ モータ取り付け金具 ４、６ モータ ５ チェーン ７ 軸受 ８ ジョイント金具 ９ 磨きブラシの軸 １０ 星型発砲ポリウレタン樹脂 １１ 円柱型発砲ポリウレタン樹脂

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】靴磨き装置に使用する磨きブラシにおい
   て、外形を星型の薄い板に加工した発砲ポリウレタン樹
   脂を同質の円柱型スペーサと交互に数層重ね合わせたこ
   とを特徴とする磨きブラシ。