JP3064689B2 - 車輪検査装置 - Google Patents
車輪検査装置Info
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- JP3064689B2 JP3064689B2 JP4233995A JP23399592A JP3064689B2 JP 3064689 B2 JP3064689 B2 JP 3064689B2 JP 4233995 A JP4233995 A JP 4233995A JP 23399592 A JP23399592 A JP 23399592A JP 3064689 B2 JP3064689 B2 JP 3064689B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両等に用いられ
て軌道のレール上を転動する車輪の外周を検査する車輪
検査装置に関するものである。
て軌道のレール上を転動する車輪の外周を検査する車輪
検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄道車両等においては、台車に車
軸を介して取り付けられている車輪がレール上を転動し
て車両が走行する。したがって、車輪は、車両の重量が
負荷された状態でレール上を転動するため、車両の走行
距離が長くなるにつれてレールと接触する外周が次第に
摩耗していく。
軸を介して取り付けられている車輪がレール上を転動し
て車両が走行する。したがって、車輪は、車両の重量が
負荷された状態でレール上を転動するため、車両の走行
距離が長くなるにつれてレールと接触する外周が次第に
摩耗していく。
【0003】ところで、車輪の外周に局部的な摩耗やき
ずが生じると、車両が走行中に振動して乗心地が低下す
る。そこで、車両の走行中に発生する振動音を測定し、
車輪の局部的摩耗やきず等の異常を検出し、それに対応
した処理を施し、乗心地の悪化等を防いでいた。
ずが生じると、車両が走行中に振動して乗心地が低下す
る。そこで、車両の走行中に発生する振動音を測定し、
車輪の局部的摩耗やきず等の異常を検出し、それに対応
した処理を施し、乗心地の悪化等を防いでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな振動音による車輪検査方法では、振動音の原因と発
生場所が特定できないこと等の欠点があるため、何らか
の異常があることは分かるが、車輪の局部的摩耗やきず
の位置を正確に検査することができなかった。
うな振動音による車輪検査方法では、振動音の原因と発
生場所が特定できないこと等の欠点があるため、何らか
の異常があることは分かるが、車輪の局部的摩耗やきず
の位置を正確に検査することができなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、車輪の外周の局
部的摩耗やきずを、安全で、正確かつ定量的に検査する
ことができる車輪検査装置を提供することにある。
部的摩耗やきずを、安全で、正確かつ定量的に検査する
ことができる車輪検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、片側の転動面に遮光液が供給される透明な検出用レ
ールと、この検出用レールの他側に長手方向に配置され
車輪の転動面を撮像する複数の撮像カメラと、検出用レ
ールを挟んで車輪一周転動長さの範囲に設けられ車輪の
通過を検出する複数の車輪通過検出器と、撮像カメラと
車輪通過検出器の検出信号が入力され車輪一周転動長さ
の範囲を通過した車輪の転動面の画像を表示する画像処
理装置とを備えたことを特徴とする。 請求項2に対応す
る発明は、検出用レールが嵌合する溝が形成された計測
用レールと、検出用レールの他側から車輪の転動面を照
光する照明具とを備えたことを特徴とする。
は、片側の転動面に遮光液が供給される透明な検出用レ
ールと、この検出用レールの他側に長手方向に配置され
車輪の転動面を撮像する複数の撮像カメラと、検出用レ
ールを挟んで車輪一周転動長さの範囲に設けられ車輪の
通過を検出する複数の車輪通過検出器と、撮像カメラと
車輪通過検出器の検出信号が入力され車輪一周転動長さ
の範囲を通過した車輪の転動面の画像を表示する画像処
理装置とを備えたことを特徴とする。 請求項2に対応す
る発明は、検出用レールが嵌合する溝が形成された計測
用レールと、検出用レールの他側から車輪の転動面を照
光する照明具とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、車輪と検出用レールが密
着する部分では遮光液が押し除かれ、摩耗部分やきずの
部分には遮光液が残る。そこで、下方から車輪の外周を
撮像カメラで撮像すると、接触部分が明るく、非接触部
分が暗く撮像されるので、これによって摩耗状態の計測
やきずの発生を検出することができる。
着する部分では遮光液が押し除かれ、摩耗部分やきずの
部分には遮光液が残る。そこで、下方から車輪の外周を
撮像カメラで撮像すると、接触部分が明るく、非接触部
分が暗く撮像されるので、これによって摩耗状態の計測
やきずの発生を検出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例を軌道に沿って縦に
切断した断面図、図2は、同じく軌道と直交する方向に
切 断した縦断面図、図3は、図1の台車と車輪を除く平
面図である。
明する。図1は、本発明の一実施例を軌道に沿って縦に
切断した断面図、図2は、同じく軌道と直交する方向に
切 断した縦断面図、図3は、図1の台車と車輪を除く平
面図である。
【0009】図1,図2および図3において、符号1は
台車で、この台車1には一対の前車輪2と後車輪3が車
軸に挿入されレール4を走行する。符号5はレール4の
間に設けられた計測用レールで、ピット6に設置された
ベース7に架台8を介して支持され、幅方向の中央部に
溝5aを形成する。この溝5aには、検出レール9の突
出部9aが下側から嵌め込まれている。検出レール9
は、透明な合成樹脂材から製作され突出部9aと、この
突出部9aの下部に一体に設けられたベース部9bとか
ら構成され、このベース部9bの下から挿入され固定さ
れた一対の支持桿10とばね11を介してベース7に支柱12
で支持されるとともに、ばね11で上方に押し上げられて
いる。支柱12は、中空状で支持桿10の下部が挿入され、
この結果、支持桿10はばね11の伸縮で上下動可能であ
る。
台車で、この台車1には一対の前車輪2と後車輪3が車
軸に挿入されレール4を走行する。符号5はレール4の
間に設けられた計測用レールで、ピット6に設置された
ベース7に架台8を介して支持され、幅方向の中央部に
溝5aを形成する。この溝5aには、検出レール9の突
出部9aが下側から嵌め込まれている。検出レール9
は、透明な合成樹脂材から製作され突出部9aと、この
突出部9aの下部に一体に設けられたベース部9bとか
ら構成され、このベース部9bの下から挿入され固定さ
れた一対の支持桿10とばね11を介してベース7に支柱12
で支持されるとともに、ばね11で上方に押し上げられて
いる。支柱12は、中空状で支持桿10の下部が挿入され、
この結果、支持桿10はばね11の伸縮で上下動可能であ
る。
【0010】架台8は、ベース7から立設された支柱13
を介して取り付けられ、この支柱13の上端に平板部8a
が固定されている。この平板部8aには、図3の平面図
において計測用レール5の溝5aと同一位置に同一大き
さの溝8bを形成し、一対の溝8b,8bの間に一対の
円錐台状の受液部14が加工されている。計測用レール5
の外面側には傾斜板15が対称的に取り付けられている。
を介して取り付けられ、この支柱13の上端に平板部8a
が固定されている。この平板部8aには、図3の平面図
において計測用レール5の溝5aと同一位置に同一大き
さの溝8bを形成し、一対の溝8b,8bの間に一対の
円錐台状の受液部14が加工されている。計測用レール5
の外面側には傾斜板15が対称的に取り付けられている。
【0011】さらに、ベース7には図示しない支持金具
を介して配管16がレールと直交方向に水平に取り付けら
れている。この配管16は、片側(図2で右側)の端部を
閉止され、他側(図2で左側)の端部は開口し、中間部
には受液部14とホース17aを介して接続され、ベース部
9bの両側面に取り付けた受液部18とホース17bを介し
て接続されている。配管16の開口端は、ベース7に設置
したタンク19の片側に接続されている。このタンク19
は、ベース7に設置されたポンプ20の吸入口に接続さ
れ、ポンプ20の上部の吐出口には略U字状に曲げ加工さ
れた配管21が接続されている。この配管21は、各傾斜板
15の上部に開口する吐出管21aを備えている。この吐出
管21aは、計測用レール5の長手方向に沿って複数個が
配列されている。なお、タンク19には、黒色の水溶液で
ある液体25が貯溜され、ポンプ20で配管21に吐出され
る。
を介して配管16がレールと直交方向に水平に取り付けら
れている。この配管16は、片側(図2で右側)の端部を
閉止され、他側(図2で左側)の端部は開口し、中間部
には受液部14とホース17aを介して接続され、ベース部
9bの両側面に取り付けた受液部18とホース17bを介し
て接続されている。配管16の開口端は、ベース7に設置
したタンク19の片側に接続されている。このタンク19
は、ベース7に設置されたポンプ20の吸入口に接続さ
れ、ポンプ20の上部の吐出口には略U字状に曲げ加工さ
れた配管21が接続されている。この配管21は、各傾斜板
15の上部に開口する吐出管21aを備えている。この吐出
管21aは、計測用レール5の長手方向に沿って複数個が
配列されている。なお、タンク19には、黒色の水溶液で
ある液体25が貯溜され、ポンプ20で配管21に吐出され
る。
【0012】一方、図3で示すように計測用レール5の
外側の図1で示す車輪一周移動量の範囲内に、透過形光
電スイッチ30,31,32,33,34の投光部30b,31b,32
b,33bと受光部30a,31a,32a,33aを架台8に等
間隔で対称的に取り付ける。また、検出レール9の真下
には、透過形光電スイッチ30〜34に対応し、車輪一周移
動量の1/4+適当量の範囲の撮像視野を有する4個の
電荷結合素子カメラ(以下、CCDカメラという。)35
a,36a,37a,38aおよびCCDカメラ35b,36b,
37b,38bが上向きに対称的に等間隔に支柱12の上端の
支持板を介して上向きに取り付けられている。 さらに各
CCDカメラ35a,36a,37a,38aの間には図1で示
す照明器39a,40a,41aが、CCDカメラ35b,36
b,37b,38bの間にも、照明器39b,40b,41bが支
柱12に支持された支持板に取り付けられている。ここ
で、CCDカメラ35a,36a,37a,38a,35b,36
b,37b,38bは、焦点が計測用レール5の上面の位置
に合わせられている。
外側の図1で示す車輪一周移動量の範囲内に、透過形光
電スイッチ30,31,32,33,34の投光部30b,31b,32
b,33bと受光部30a,31a,32a,33aを架台8に等
間隔で対称的に取り付ける。また、検出レール9の真下
には、透過形光電スイッチ30〜34に対応し、車輪一周移
動量の1/4+適当量の範囲の撮像視野を有する4個の
電荷結合素子カメラ(以下、CCDカメラという。)35
a,36a,37a,38aおよびCCDカメラ35b,36b,
37b,38bが上向きに対称的に等間隔に支柱12の上端の
支持板を介して上向きに取り付けられている。 さらに各
CCDカメラ35a,36a,37a,38aの間には図1で示
す照明器39a,40a,41aが、CCDカメラ35b,36
b,37b,38bの間にも、照明器39b,40b,41bが支
柱12に支持された支持板に取り付けられている。ここ
で、CCDカメラ35a,36a,37a,38a,35b,36
b,37b,38bは、焦点が計測用レール5の上面の位置
に合わせられている。
【0013】なお、図1において、符号42は透過形光電
スイッチ30,31,32,33,34の制御部、符号43はCCD
カメラ35a,36a,37a,38a,35b,36b,37b,38
bの制御部、符号44は照明器39a,40a,41a,39b,
40b,41bの制御部、符号45は制御部43の画像信号と制
御部42のスイッチ信号に基づき画像処理する画像処理
部、符号46は制御部43の画像信号によるモニタTVを示
す。
スイッチ30,31,32,33,34の制御部、符号43はCCD
カメラ35a,36a,37a,38a,35b,36b,37b,38
bの制御部、符号44は照明器39a,40a,41a,39b,
40b,41bの制御部、符号45は制御部43の画像信号と制
御部42のスイッチ信号に基づき画像処理する画像処理
部、符号46は制御部43の画像信号によるモニタTVを示
す。
【0014】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。前車輪2が計測用レール5の上を走行す
ると、検出レール9は、ばね11で押し上げられているの
で、図4に示すように前車輪2に接触する。このとき、
有色の液体25は、ポンプ20により一定流量で傾斜板15に
流され計測用レール5上を一様な液厚で流れている。
用を説明する。前車輪2が計測用レール5の上を走行す
ると、検出レール9は、ばね11で押し上げられているの
で、図4に示すように前車輪2に接触する。このとき、
有色の液体25は、ポンプ20により一定流量で傾斜板15に
流され計測用レール5上を一様な液厚で流れている。
【0015】そこで、車輪2と検出レール9が接触して
いる部分は液体25が車輪で両側に排除されるため、CC
Dカメラ35a,36a,37a,38a,35b,36b,37b,
38bで下から撮像すると、車輪とレールが密着した接触
部分は照明器39a,40a,41a,39b,40b,41bの光
が車輪2の転道面で反射され明るく写り、その他の部分
は液体25が残るために暗く写る。
いる部分は液体25が車輪で両側に排除されるため、CC
Dカメラ35a,36a,37a,38a,35b,36b,37b,
38bで下から撮像すると、車輪とレールが密着した接触
部分は照明器39a,40a,41a,39b,40b,41bの光
が車輪2の転道面で反射され明るく写り、その他の部分
は液体25が残るために暗く写る。
【0016】CCDカメラ35a,35bの画像信号は、透
過形スイッチ30が動作してから透過形スイッチ31が動作
するまで入力し、CCDカメラ36a,36bの画像信号
は、透過形スイッチ31が動作してから透過形スイッチ32
が動作するまで入力し、CCDカメラ37a,37bの画像
信号は、透過形スイッチ32が動作してから透過形スイッ
チ33が動作するまで入力し、CCDカメラ38a,38bの
画像信号は、透過形スイッチ33が動作してから透過形ス
イッチ34が動作するまで入力すると、前車輪2の一周分
の接触状態の像を撮像することができる。後車輪3は、
前車輪2の近くに装着されてはいるが、前車輪2が透過
形スイッチ30を通過してから十分離れているので、後車
輪3についても同様にして接触状態を撮像することがで
きる。
過形スイッチ30が動作してから透過形スイッチ31が動作
するまで入力し、CCDカメラ36a,36bの画像信号
は、透過形スイッチ31が動作してから透過形スイッチ32
が動作するまで入力し、CCDカメラ37a,37bの画像
信号は、透過形スイッチ32が動作してから透過形スイッ
チ33が動作するまで入力し、CCDカメラ38a,38bの
画像信号は、透過形スイッチ33が動作してから透過形ス
イッチ34が動作するまで入力すると、前車輪2の一周分
の接触状態の像を撮像することができる。後車輪3は、
前車輪2の近くに装着されてはいるが、前車輪2が透過
形スイッチ30を通過してから十分離れているので、後車
輪3についても同様にして接触状態を撮像することがで
きる。
【0017】車両の他の台車の車輪は、さらに遠く離れ
ているため、透過形スイッチ30,31,32,33,34の動作
状況から全ての車輪の接触状態を計測することができ
る。入力した画像信号は、画像処理部45で接触状態の像
を抽出し、寸法,特徴が計算される。
ているため、透過形スイッチ30,31,32,33,34の動作
状況から全ての車輪の接触状態を計測することができ
る。入力した画像信号は、画像処理部45で接触状態の像
を抽出し、寸法,特徴が計算される。
【0018】したがって、以上のように構成することに
より、車輪2,3の表面が円筒形であれば、図4に示す
ように検出レール9との接触幅aは小さく、モニタTV
46にもこの小さい接触幅aが表示される。ところが、車
輪2,3の表面が局部的に摩耗して平たくなっている
と、図5に示すように検出レール9との接触幅aが大き
く、モニタTV46にもこの広い接触幅aが表示される。
より、車輪2,3の表面が円筒形であれば、図4に示す
ように検出レール9との接触幅aは小さく、モニタTV
46にもこの小さい接触幅aが表示される。ところが、車
輪2,3の表面が局部的に摩耗して平たくなっている
と、図5に示すように検出レール9との接触幅aが大き
く、モニタTV46にもこの広い接触幅aが表示される。
【0019】そこで、画像処理装置で入力した車輪一周
分の図4及び図5で示す接触幅a寸法を計測すれば、従
来計測が困難であった車輪表面の局部的摩耗を車両を走
行させながら検査することができる。また、車輪2,3
に深いきずが生じた場合には、そこに有色液体25が入り
込んで接触部分の形状が分断されるので、その特徴から
検査することができる。
分の図4及び図5で示す接触幅a寸法を計測すれば、従
来計測が困難であった車輪表面の局部的摩耗を車両を走
行させながら検査することができる。また、車輪2,3
に深いきずが生じた場合には、そこに有色液体25が入り
込んで接触部分の形状が分断されるので、その特徴から
検査することができる。
【0020】一方、吐出管21aから供給された液体25
は、計測用レール5の溝5aおよび架台8の平板部8a
の溝8bと検出レール9の突出部9aとの隙間を流れて
受液部18に入りホース17bを介して配管16に流れ、架台
8の平板部8aの受液部14からホース17aを介して配管
16に流れ、配管16からタンク19に流れ込み、ポンプ20で
再び吐出管21aに供給される。
は、計測用レール5の溝5aおよび架台8の平板部8a
の溝8bと検出レール9の突出部9aとの隙間を流れて
受液部18に入りホース17bを介して配管16に流れ、架台
8の平板部8aの受液部14からホース17aを介して配管
16に流れ、配管16からタンク19に流れ込み、ポンプ20で
再び吐出管21aに供給される。
【0021】なお、本発明は、上記した実施例に限定さ
れるものではなく、車輪によっては外周が傾斜している
ものもあるので、図6に示すように検出レール50の突出
部50aの上面を小さな曲面にして図4および図5に示す
接触幅aを計測する位置を明確にするようにしてもよ
い。
れるものではなく、車輪によっては外周が傾斜している
ものもあるので、図6に示すように検出レール50の突出
部50aの上面を小さな曲面にして図4および図5に示す
接触幅aを計測する位置を明確にするようにしてもよ
い。
【0022】また、画像処理部45において、高度の処理
を行うのであれば、検出レール9および液体25を用いる
ことなく、計測用レール5の溝5aを介してCCDカメ
ラ35〜38で車輪2,3の外周を直接撮像し、その画像か
ら局部的摩耗を計測することも可能である。
を行うのであれば、検出レール9および液体25を用いる
ことなく、計測用レール5の溝5aを介してCCDカメ
ラ35〜38で車輪2,3の外周を直接撮像し、その画像か
ら局部的摩耗を計測することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
輪一周移動量に相当する検出用レールに車輪を導いて走
行させ、検出用レールの下方から車輪の外周を車輪撮像
装置で撮像して摩耗状態やきずを検査するようにしてい
るので、安全で、信頼性の高い車輪検査装置を提供する
ことができる。
輪一周移動量に相当する検出用レールに車輪を導いて走
行させ、検出用レールの下方から車輪の外周を車輪撮像
装置で撮像して摩耗状態やきずを検査するようにしてい
るので、安全で、信頼性の高い車輪検査装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を軌道に沿って切断した断面
図。
図。
【図2】本発明の一実施例を軌道と直交する方向から見
た正面図。
た正面図。
【図3】図1の台車と車輪を除く平面図。
【図4】本発明の一実施例の作用を示す説明図。
【図5】本発明の一実施例の図4と異なる作用を示す説
明図。
明図。
【図6】本発明の他の実施例に用いる検出レールの側面
図。
図。
1…台車、2,3…車輪、4…レール、5…計測用レー
ル、5a…溝、8…架台、9…検出レール、14,18…受
液部、16,21…配管、20…ポンプ、25…液体、30〜34…
透過形光電スイッチ、30a〜34a…受光部、31b〜34b
…投光部、35a〜38a,35b〜38b…電荷結合素子カメ
ラ(CCDカメラ)、39a〜41a,39b〜41b…照明
器、42,43,44…制御部、45…画像処理部、46…モニタ
TV。
ル、5a…溝、8…架台、9…検出レール、14,18…受
液部、16,21…配管、20…ポンプ、25…液体、30〜34…
透過形光電スイッチ、30a〜34a…受光部、31b〜34b
…投光部、35a〜38a,35b〜38b…電荷結合素子カメ
ラ(CCDカメラ)、39a〜41a,39b〜41b…照明
器、42,43,44…制御部、45…画像処理部、46…モニタ
TV。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01B 21/00 - 21/32 G01N 21/84 - 21/958 B61K 9/12
Claims (2)
- 【請求項1】 片側の転動面に遮光液が供給される透明
な検出用レールと、この検出用レールの他側に長手方向
に配置され前記車輪の転動面を撮像する複数の撮像カメ
ラと、前記検出用レールを挟んで車輪一周転動長さの範
囲に設けられ前記車輪の通過を検出する複数の車輪通過
検出器と、前記撮像カメラと前記車輪通過検出器の検出
信号が入力され前記車輪一周転動長さの範囲を通過した
前記車輪の転動面の画像を表示する画像処理装置とを備
えた車輪検査装置。 - 【請求項2】 前記検出用レールが嵌合する溝が形成さ
れた計測用レールと、前記検出用レールの他側から前記
車輪の転動面を照光する照明具とを備えた請求項1記載
の車輪検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233995A JP3064689B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 車輪検査装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233995A JP3064689B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 車輪検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186008A JPH06186008A (ja) | 1994-07-08 |
JP3064689B2 true JP3064689B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=16963904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233995A Expired - Fee Related JP3064689B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 車輪検査装置 |
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---|---|
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DE102006024040B3 (de) * | 2006-05-23 | 2007-07-19 | Hegenscheidt-Mfd Gmbh & Co. Kg | Messeinrichtung zur Ermittlung des Ist-Zustands von Radsätzen |
JP2023048904A (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-07 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 搬送システム、搬送方法及び制御装置 |
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1992
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