JP3064553U

JP3064553U - 妨害電波発生装置

Info

Publication number: JP3064553U
Application number: JP1999003815U
Authority: JP
Inventors: 孝博松井
Original assignee: 株式会社ウェルパインコミュニケーションズ
Priority date: 1999-05-31
Filing date: 1999-05-31
Publication date: 2000-01-21
Anticipated expiration: 2005-05-31

Abstract

(57)【要約】【課題】手軽に携帯でき、かつ携帯電話機等への妨害
電波を携帯電話を利用中の者および周りの者に気づかれ
ずに発生できる妨害電波発生装置の提供を提供する。【解決手段】筐体１を万年筆型とし、これに取付けら
れているクリップ２をアンテナとして、当該筐体１内に
回路部を装着した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話機等の利用を妨害する電波を送出する妨害電波発生装置に係り、特に、周りの者に気づかれずに利用できるもの関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、携帯電話機やＰＨＳ広く利用されるに至っている。これに伴い、所をわきまえずに、傍若無人に大声で、これらを利用する者が増えてきた。まさに、これは騒音公害化している。電車の中や喫茶店では、他人への迷惑を考慮して、利用を遠慮するようにというアナウスが流されることもあるが、まったく効果がないのが現状である。このような現状を考慮して、携帯電話機等の利用を妨害する電波を送出する妨害電波発生装置を設置する喫茶店等が出現するに至っている。この装置は、携帯電話機等が利用する周波数を網羅する周波数帯域が設定されており、この帯域間で周波数を振って妨害電波を送出する構成となっている。

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記のような喫茶店等に設置されている妨害電波発生装置は、設置タイプで、ある程度大きいものになっている。しかし、上記のような設置タイプの装置では、手軽に携帯できず、携帯できる携帯電話等には対抗できない。例えば、電車の中で大声で携帯電話を利用している者を撃退することはできない。また、ある程度大きい装置なので、利用中は、妨害電波を送出中であることが比較的容易に周囲の者にわかられて、携帯電話利用者に感づかれたときには、物議をかもす場合もある。本願考案は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、手軽に携帯でき、かつ携帯電話機等への妨害電波を、携帯電話を利用中の者および周りの者に気づかれずに、発生できる妨害電波発生装置の提供を目的としている。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本願考案では、携帯電話機等への妨害電波を発生する妨害電波発生装置を以下のように構成した。すなわち、外形がほぼ万年筆の形状をしており、導体材のクリップが取付けられている筐体と、当該筐体内に装着されている電池と、上記筐体内に配設され、当該電池より電源の供給を受けて、下記の発振回路に制御信号を送り、当該発振回路を制御する制御回路と、上記筐体内に配設され、上記電池より電源の供給を受けて発振し、上記制御回路からの制御信号に基づいて周波数を所定範囲で振った周波数信号を送出する発振回路と、上記筐体内に配設され、当該発振回路からの周波数信号を増幅する増幅回路とを備え、当該増幅回路で増幅した上記周波数信号を、アンテナとして機能する上記導体材のクリップに与えて、当該周波数信号に対応する電波を周囲の空間に放出するような構成にした。

【０００４】

【考案の実施の形態】

以下、図面に示す実施の一形態に基づいて本考案を具体的に説明する。図１は、本実施の形態の形状および構成を示すものである。同図（ａ）に示すように、本実施の形態に係る妨害電波発生装置は、ほぼ万年筆のような外形を有する筐体１内に電池３、回路基板４等が設置されてなる。そして回路基板４上には後述の制御回路８、発振回路９及び増幅回路１０が搭載されている。接続部材６および５は、それぞれ、電池３と回路基板４上の回路の間および後述の増幅回路１０とクリップ２の間を電気的に接続する部材である。また、クリップ２は、例えばバネ性のある金属のような導体材で作られ、筐体１外に取付けられており、当該妨害電波発生装置を携帯する際には、万年筆のクリップと同様の機能を発揮するが、それにとどまらずに妨害電波を放射するアンテナの機能をも担う。

【０００５】図１の（ｂ）は、本妨害電波発生装置の回路構成を示すものである。制御回路８、発振回路９及び増幅回路１０は前記回路基板４上に搭載されており、電池３から電源供給を受けている。制御回路８は、発振回路９に制御信号ｃを送り、当該発振回路９を制御する回路である。発振回路９は、上記制御回路８からの制御信号ｃに基づいて、周波数を所定範囲で振った周波数信号ｆ（多くの携帯電話機等において、妨害電波信号となる信号）を送出する回路である。増幅回路１０は、発振回路９からの周波数信号ｆを増幅する回路である。クリップ２は回路構成部としては、前記のようにアンテナとして機能して、増幅回路１０から増幅された周波数信号ｆを得て、これに対応する電波を空間に放出する。

【０００６】以上のように構成された上記実施の形態を胸ポケットにクリップ２を利用して装着して発振回路９等の各回路に電池３よりの電源を供給したときには、クリップ２から送出される妨害電波による強烈な雑音で、当該妨害電波発生装置の携帯者周辺の携帯電話利用中の者は、携帯電話機の利用が難しくなり、一般には携帯電話機の利用を中止することになる。しかも、当該妨害電波発生装置は、外見上、万年筆と区別できず、周りの者に気づかれずに、スマートに利用できる。このような事情により、携帯電話による騒音公害を大幅に減少できることになる。なお、本願考案の範囲は、上記実施の形態に限定されず、種々変形応用が可能である。

【０００７】

【考案の効果】

以上詳述したように、本願考案によると、手軽に携帯でき、かつ携帯電話機等への妨害電波を携帯電話を利用中の者および周りの者に気づかれずに発生できる妨害電波発生装置の提供を可能とする。

【提出日】平成１１年８月２日（１９９９．８．２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００１

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話機等の利用を妨害する電波を送出する妨害電波発生装置に関する。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００２】

【従来の技術】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記のような喫茶店等に設置されている妨害電波発生装置は、設置タイプで、ある程度大きいものになっている。しかし、上記のような設置タイプの装置では、手軽に携帯できない。本願考案は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、手軽に携帯できて、携帯電話機等への妨害電波を発生できる妨害電波発生装置の提供を目的としている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】以上のように構成された上記実施の形態を胸ポケットにクリップ２を利用して装着して発振回路９等の各回路に電池３よりの電源を供給したときには、クリップ２から送出される妨害電波による強烈な雑音で、当該妨害電波発生装置の携帯者周辺の携帯電話利用中の者は、携帯電話機の利用が難しくなり、一般には携帯電話機の利用を中止することになる。このような事情により、携帯電話による騒音公害を大幅に減少できることになる。なお、本願考案の範囲は、上記実施の形態に限定されず、種々変形応用が可能である。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００７

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００７】

【考案の効果】

以上詳述したように、本願考案によると、手軽に携帯できて携帯電話機等への妨害電波を発生できる妨害電波発生装置の提供を可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願考案の一実施の形態の形状および構成を示
す図である。

【符号の説明】

１筐体２クリップ３電池４回路基板８制御回路９発振回路１０増幅回路

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外形がほぼ万年筆の形状をしており、導
体材のクリップが取付けられている筐体と、当該筐体内に装着されている電池と、上記筐体内に配設され、当該電池より電源の供給を受け
て、下記の発振回路に制御信号を送り、当該発振回路を
制御する制御回路と、上記筐体内に配設され、上記電池より電源の供給を受け
て発振し、上記制御回路からの制御信号に基づいて周波
数を所定範囲で振った周波数信号を送出する発振回路
と、上記筐体内に配設され、当該発振回路からの周波数信号
を増幅する増幅回路とを備え、当該増幅回路で増幅した上記周波数信号を、アンテナと
して機能する上記導体材のクリップに与えて、当該周波
数信号に対応する電波が周囲の空間に放出されるように
した妨害電波発生装置。