JP3064514U - 望遠撮影用ブラケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、三脚座の付いてない望遠レンズ
付カメラを三脚に取付けて撮影する場合に、カメラのヨ
コ位置又はタテ位置のどちらでも、常に安定した撮影が
できるようにした、簡易型の望遠撮影用ブラケットに関
するものである。 【解決手段】 レンズ台（１）をＬ型にして、その下側
にスライド軸（２）を設け、三脚取付ベース（３）内に
スライドプレート（４）を設ける。又、スライドプレー
ト（４）の先端にスライド軸ホルダー（５）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、三脚座の付いてない望遠レンズを装着したカメラを三脚に取付け て撮影する場合に、カメラのヨコ位置又はタテ位置のどちらでも、常に安定した 撮影を可能にする簡易型の望遠撮影用ブラケットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、三脚座の付いてない望遠レンズを装着したカメラを三脚に取付けて撮影 する場合に、カメラのヨコ位置又はタテ位置に関係なく、常に安定した撮影がで きる簡易型のものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、その欠点を除いて、一般に低価格の三脚座の付いてない望遠レンズ を装着したカメラでも、三脚に取付けて、カメラのヨコ位置又はタテ位置のどち らでも、常に安定した撮影が簡単にできるようにしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その解決手段を図面に追いながら説明すれば、 （イ）レンズを支えるレンズ台（１）をＬ型にして、その下側に高さ調整用 のスライド軸（２）を設ける。 （ロ）三脚取付ベース（３）内にスライド軸（２）を前後に移動調整するス ライドプレート（４）を設ける。 （ハ）スライドプレート（４）の先端にスライド軸ホルダー（５）を設ける 。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本案は以上のような構造であるから、これを使用するときは、三脚取付ベー ス（３）を三脚取付ネジ穴（７）を介して三脚に取付け、つぎにレンズを装着 したカメラボディをカメラ台（８）に乗せて、カメラ取付ネジツマミ（９）を 締めてカメラボディを固定する。 さらにスライドプレート（４）及びスライド軸（２）をスライド移動させて 、レンズ台（１）の位置を決め、スライドプレート・ロックツマミ（１１）と スライド軸ロックツマミ（１２）を締めて固定する。 以上によりレンズとカメラボディとはバランスを保ったまま固定され、さら にレンズを支えるレンズ台（１）はＬ型になつているので、カメラのヨコ位置 又はタテ位置に関係なく常に安定した撮影が可能となる。 又、レンズを支えるレンズ台（１）をＵ型にしても、その効果は同じである 。

【０００６】 なお、本案の実施に当たって次の如きことができる。 三脚取付ベース（３）内でカメラ台プレート（６）とスライドプレート（４ ）を回転できるようにすれば、カメラのヨコ位置又はタテ位置操作は容易とな る。

【０００７】

【考案の効果】

したがって、高価で高性能な高級三脚を使用することなく、常に安定した望 遠撮影が簡単にできるので、その効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案の斜視図である。

【図 ２】本考案の三脚取付ベースの断面図である。

【図 ３】本考案の他の実施例の三脚取付ベースの断面
図である。

【符号の説明】

１ レンズ台 ２ スライド軸 ３ 三脚取付ベース ４ スライドプレート ５ スライド軸ホルダー ６ カメラ台プレート ７ 三脚取付ネジ穴 ８ カメラ台 ９ カメラ取付ネジツマミ １０ カメラ取付ネジ １１ スライドプレート・ロックツマミ １２ スライド軸ロックツマミ １３ 回転ロックツマミ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）レンズを支えるレンズ台（１）をＬ
   型にして、その下側に高さ調整用のスライド軸（２）を
   設ける。 （ロ）三脚取付ベース（３）内にスライド軸（２）を前
   後に移動調整するスライドプレート（４）を設ける。 （ハ）スライドプレート（４）の先端にスライド軸ホル
   ダー（５）を設ける。以上の如く構成された、望遠撮影
   用ブラケット。
2. 【請求項２】三脚取付ベース（３）内でカメラ台プレー
   ト（６）とスライドプレート（４）を回転できるように
   した請求項１の望遠撮影用ブラケット。