JP3053090U - 着脱自在な三脚用傘取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の三脚用傘取付装置は、夾部による三脚
との固定のため、急な雨にも容易に対処することがで
き、また支持杵が蛇腹状になっているため直射日光なら
びに、雨の降る向き等にも片手で容易に角度調整するこ
とが可能になり、そして雨中等の移動時においても、差
込保持部に差込んでいるだけなので、傘も容易に外すこ
とができ撮影場所の移動ならびに設置も迅速におこなえ
一瞬のシャッターチャンスをものにすることができる。
そしてまた、強風時においても、傘を差込保持部に差込
でいるだけの構造のため、傘だけが飛ばされカメラおよ
び三脚の転倒破損から保守することを目的としている。 【構成】三脚８の任意の脚一本６に夾部１を夾み固定
し、蛇腹状の支持杵２の先端部に直立に設けた差込保持
部３に、傘５の柄部分に設けた差込部４を差込むもので
ある。また、蛇腹状の支持杵２により片手で容易に向き
ならびに角度を変えることができる。カメラ７は三脚の
雲台上に設置後、本考案の装置に係る用途で取外す必要
はないのものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、撮影等に使用する三脚に傘を迅速に着脱で きるようにした、着脱自在な三脚用傘取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

野外で撮影する際、長時間待機し一瞬のシャッターチャンスを狙うことが多く 、そのような場合、雨や雪でカメラが濡れないように、またフィルムが感光しな いように直射日光からカメラを保護する必要がある。

【０００３】 そのため従来、三脚に傘を取付ける類のものは、幾つかあるが殆どのものが、 三脚の雲台上にＬ字状の取付金具を取付、該金具の水平部にカメラを固定し、そ の直立部に傘を取付けるようにしていたものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の取付構造では、取付金具を雲台上へ取付け、次にカメラを該金具へ 取付、最後に傘を装着という手間が掛かるものであった。そのため急な雨に対処 する場合、その都度カメラを三脚から外す必要が生じるため、一瞬のシャッター チャンスを逃すことも屡々おきていた。そして雨の降り方によっては傘を傾ける に至っても、その都度両手で傘の角度調整をしなくてはならないなどの不都合が あった。

【０００５】 また、雨中の移動時おいては、傘をその都度、取付金具より外す必要があるた め、普通ならば撮影場所に着いて三脚をセットし直ぐに撮影に入れるのだが、傘 を取付金具に取付ないと撮影に入れないために、やはり一瞬のシャッターチャン スを逃す恐れがあった。

【０００６】 そして雨だけではなく強風の時などは、傘、カメラ、三脚が取付金具と支持杵 により固定され一体化しているため、強風により傘が煽られると三脚ごとカメラ も転倒し破損してしまう場合もあった。

【０００７】 前記従来の問題点に鑑み、カメラ、三脚、傘を一体化せずに、三脚の任意の脚 一本に傘の取付装置を取付、傘も迅速に着脱できるようにするとともに、容易に 片手で角度調節も可能にし、また強風においては、傘だけが飛ぶようにした三脚 用傘取付装置を提供することを目的としている。

【課題を解決するための手段】

【０００８】 上記目的を解決するために、本考案の三脚用傘取付装置は、三脚の任意の脚一 本に夾める夾部を設けることにより、三脚のいずれの脚にも装着を可能にすると ともに、該夾部より蛇腹状の支持杵を設けることにより、夾部を移動させること なく、湾曲が自由自在となり片手で容易に傘の角度を移動させることを可能にし たものである。

【０００９】 また、蛇腹状の支持杵先端部には、直立状に傘の柄の部分を装着する差込保持 部を設け、やはり傘の柄部分にも設けてある差込部に差込むだけで装着を可能に したものである。

【００１０】

【作用】

この考案の三脚用傘取付装置は、夾部による三脚との固定のため、急な雨にも 容易に対処することができ、また支持杵が蛇腹状になっているため直射日光なら びに、雨の降る向き等にも片手で容易に角度調整することが可能になり、そして 雨中等の移動時においても、差込保持部に差込んでいるだけなので、傘も容易に 外すことができ撮影場所の移動ならびに設置も迅速におこなえ一瞬のシャッター チャンスを逃すことがなくなるのである。

【００１１】 そして強風時においても、傘を差込保持部に差込でいるだけの構造のため、傘 だけが飛ばされカメラおよび三脚の転倒破損から保守できるのである。傘は軽量 なカーボン製が好ましい。

【００１２】

【実施例】

本考案の実施例について図面を参照して具体的に説明する。

【００１３】 図１は、本考案からなる三脚用傘取付装置に関する概略図である。また図２は 取付手順を示す概略図である。三脚８の任意の脚一本６に夾部１を夾み固定し、 蛇腹状の支持杵２の先端部に直立に設けた差込保持部３に、傘５の柄部分に設け た差込部４を差込むものである。また、蛇腹状の支持杵２により片手で容易に向 きならびに角度を変えることができる。カメラ７は三脚の雲台上に設置後、本考 案の装置に係る用途で取外す必要はないのものである。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の三脚用傘取付装置は、上述のように構成されているため、夾部による 三脚との固定のため、急な雨にも容易に対処することができるとともに、また支 持杵が蛇腹状になっているため直射日光ならびに、雨の降る向き等にも片手で容 易に向きならびに角度調整することが可能になる。そして雨中等の移動時におい ても、差込でいるだけなので、傘も容易に外すことがき撮影場所の移動ならびに 設置も迅速におこなえ、一瞬のシャッターチャンスを逃すこともなくなるのであ る。そして強風時においても、傘を差込でいるだけ構造のため、傘だけが飛ばさ れカメラおよび三脚を転倒破損から保守できるのである。また、撮影用の三脚だ けではなく測量用等を含めた全ての三脚に使用することが可能なことを特徴とす る大変素晴らしい考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による三脚用傘取付装置に関する概略図

【図２】本考案による取付手順を示す概略図である。

【図３】本考案による三脚用傘取付装置に関する正面図

【図４】本考案による三脚用傘取付装置に関する平面図

【符号の説明】

１，夾部 ２，蛇腹状の支持杵 ３，差込保持部 ４，傘の柄の差込部 ５，傘 ６，三脚の任意１本の脚 ７，カメラ ８，三脚

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本考案は、三脚の任意の脚部一本を夾む夾
   部と、該夾部より蛇腹状の支持杵を設け、該支持杵先端
   部には、直立状に傘の柄の部分を装着する差込保持部か
   らなることを特徴とする着脱自在な三脚用傘取付装置。
2. 【請求項２】傘の柄部分に、差込部を設けたことを特徴
   とする請求項１記載の着脱自在な三脚用傘取付装置。