JP3064390U - サヌカイト平板楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サヌカイトが持つ独特の音色は、従来、石の
振動を利用した楽器がないので、全く新しい音色の打楽
器をつくるのが目的である。 【構成】 サヌカイト平板に渦巻状をはじめ、多様な線
状の切削により、平板を細長い帯状の、デザインで構成
されるように、加工したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

サヌカイト（学名）は、安山岩に属した鉱物の１種である。この石を利用した 平板打楽器の製作に関したものである。

【０００２】

【従来の技術】

石を発音体とした楽器は、古代中国で、磬と呼ぶ打楽器があった、我が国の遣 隋使・遣唐使が往来する頃には、中国でもその楽器は青銅に変わっていたので、 石の楽器づくりの技術は既になくなっており、我が国には、これらの技術が伝わ っていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、サヌカイトを素材とした楽器を製作しようとするもので、サヌカイト 固有の振動特性を解析しながら、高次のモード周波数が、美しい音色になるよう な、切削加工をするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

サヌカイト平板図（２）に、（３）のような切削加工することで、帯状の長い 形状を作る。サヌカイトの振動個性は、長さに反比例して周波数が小さくなるの で、音源をつくる時は（３）の切削により、低音部から高音部に至る音程を自由 に調整することが出来る。

【０００５】

【実施例】

本案は、（３）の切削の長さにより、高音域・低音域の音源を自由に調整し、 切削の形状を変化させることで、新しい音色をつくる。

【０００６】

【考案の効果】

サヌカイト平板

【２】に、（３）のような線状の切削をすることで、帯状の細 長いサヌカイト板をつくることが出来る。これは、サヌカイト板の振動による周 波数が、長さに反比例し、厚さに比例する性質・低音域（可聴域の３０〜１００ ヘルツ）から、高音域（２０，０００ヘルツ〜１００，０００ヘルツ）に至る、 可聴域外の周波数が測定でき、従来の打楽器で表現できなかった、倍音の構成と 、サヌカイト独特の音色を作り出すことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 円形の、平板に渦巻状切削をした平面図。

【図２】 不定形の、平板に切削線を入れた平面図。

【符号の説明】

１（１）は、石板の吊り下げ穴 ２（２）は、サヌカイト平板 ３（３）は、切削した線形

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サヌカイトの平板に線状、又は渦巻状の
   切削加工をした打楽器。