JP3064373U - ころがり玩具 - Google Patents

ころがり玩具

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JP3064373U
JP3064373U JP1999003728U JP372899U JP3064373U JP 3064373 U JP3064373 U JP 3064373U JP 1999003728 U JP1999003728 U JP 1999003728U JP 372899 U JP372899 U JP 372899U JP 3064373 U JP3064373 U JP 3064373U
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leg
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head
rolling
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JP1999003728U
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Inventor
泉 戸田
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マルチデザイン有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体が座った状態からころがりを開始する状態
になる時に、本体の形態が大きく変化し、一回転すると
元の座った状態に復帰するころがり玩具を提供する。 【解決手段】本体に頭部と脚部とを設け、頭部を押し下
げると脚部が連動して折り畳まれるように構成し、折り
畳んだ状態で本体の外周面がころがり可能な丸みを帯び
た形状に形成し、本体が一回転することにより頭部と脚
部が徐々に開きながら元の座った状態となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、折り畳んだ状態でころがり可能な丸みを帯びた形状で形成して前転 および後転が自由に行えるころがり玩具である。
【0002】
【従来の技術】
従来から存在するこの種のころがり玩具は、ゼンマイの解旋力により本体がこ ろがり動作を連続して行うものであって、ころがり前の形態ところがり時の形態 が変化するものではなかった。
【0003】 そのため、従来例はころがり動作を単に繰り返すだけであり、子供にとっては すぐに飽きてしまうもので参加性に乏しいものでもあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、従来の欠点に鑑みなされたもので、子供に遊びの参加性を与 えるだけでなく、本体が座った状態からころがりを開始する状態になる時に、本 体の形態が大きく変化し、一回転すると元の座った状態に復帰するころがり玩具 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、本体に頭部と脚部とを設け、頭部を押し下げると脚部 が連動して折り畳まれるように構成し、折り畳んだ状態で本体の外周面がころが り可能な丸みを帯びた形状に形成し、本体が一回転することにより頭部と脚部が 徐々に開きながら元の座った状態となることを特徴とする。
【0006】 本考案は、頭部を押し下げると脚部が連動して動作し、折り畳んだ状態が丸み を帯びた形状で形成されているので、さらに転がすと前転か後転を行い、元の座 った状態に復帰するものである。
【0007】 本体を少し傾斜した面に置きころがすと、慣性の働きにより、一回転ではなく 何回転かころがって元の座った状態に復帰するので、子供はころがる動作のおも しろさに興味を惹起される。
【0008】 ころがり時の押し出し力が強ければ、同様に慣性が働き複数回転させることも 可能となる。子供は面白がって何度でもころがして遊ぶことができる。
【0009】 請求項2記載の考案は、請求項1において、頭部と脚部とが歯車機構もしくは リンク機構等の伝達機構で連動するように構成したことを特徴とする。
【0010】 本考案では、頭部と脚部とが簡単な構造で連動するように構成してあるので、 ゼンマイのように雑音を生じることもなく、製造安価な玩具を提供することがで きる。
【0011】 請求項3記載の考案は、請求項1又は2において、ころがり時のバランスを調 節するために本体に重りを内蔵したことを特徴とする。
【0012】 本考案では、本体に重りを内蔵してあるので、本体がバランスよくころがり動 作を行えるものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本考案 の一実施例の外観を示す斜視図である。図1に示すように本考案は、胴体(本体 )1に一定角度範囲内で自由に動く頭部2、手3、脚部4が取り付けられている 。
【0014】 図2は、図1の実施例の構成部材を表すために、全体を分解した状態を示す斜 視図である。胴体1は胴体前部1aと胴体後部1bに2分割され、胴体前部と胴 体後部にはころがり時の均衡を調節するためにそれぞれ前部重り15と後部重り 16が固定されている。
【0015】 胴体前部1aの左右には凹部18aを設け、同様に胴体後部1bに設けられた 凹部18bとで組立て時に孔を形成し、右手3a及び左手3bを固定する上軸5 を保持できるように構成されている。同様に、右脚部4a及び左脚部4bを固定 する下軸6は、凹部17aと凹部17bとから形成される孔によって保持される 。
【0016】 右頭部2aと左頭部2bは上歯車8を挟んで接着などの方法により、これらの 部品が一体となるように固着されている。形状によりこれらの部品は別々にせず に一体形成してもよい。また胴体1は前後に分割せずに、左右に割った構造とし てもよい。
【0017】 右頭部2a及び左頭部2bを固着した上歯車8には、図に示すように上軸5が 挿入されている。そして上軸5の両端には、右手3aと左手3bが挿入され、抜 け落ち防止のためのワッシャ14により保持されている。この場合、ワッシャを 使用せずに右手3a及び左手3bを上軸5に圧入して固定するようにしてもよい 。また、手3は本体に固定してもよい。
【0018】 上軸5と上歯車8、あるいは右手3aと左手3bと上軸5との嵌め合いの関係 は、それぞれきつく固定しても又は緩くして回転可能にしてもよいが、上軸5に 対して右手3a、左手3bと上歯車8の両方が同時に固定されてはならない。換 言すれば、右手3a、左手3bと上歯車8とは、それらのいずれかが緩く別々に 自由に回転するようにしなければならない。
【0019】 右手3a及び左手3bは、上軸5に固定して同時に動くようにしてもよいし、 緩くして別々に自由に回転するようにしてもよいが、図2に示すような位置決め ピン13が、胴体後部1bの位置決め溝19の中で動くような構造を取るなどし て、一定角度の範囲内で自由に回転をするようにする。
【0020】 この時、右手3a及び左手3bと上歯車8とは、本実施例のように必ずしも同 軸を持つ必要はなく、別々の軸でそれぞれ一定角度内で自由に動くようにしても よい。
【0021】 下軸6には、下歯車7と右脚部4a及び左脚部4bが挿入されている。これら 3部品は、すべて一体となって動くように固定されていなければならない。図2 は、下軸6と右脚部4a及び左脚部4bを固定するために角軸部9と固定ワッシ ャ12を使用した例を示している。
【0022】 図3は、本実施例のころがり前の状態(座った状態)を示す側面図である。本 考案は、ころがり前には胴体前部1a及び胴体後部1bの底部平坦部23及び脚 部4の下部とを図のように接地して座った状態で床面22上に配置される。この 時、脚部4はそれ自体の重さで床面上に落ちているが、これを手で下方に動かし たときには、脚部4の切れ込み部31が胴体後部1bの凸部30に当たって止ま り、また上方に動かしたときには脚部4が胴体前部1aの凸部32で止まり、こ の間の角度範囲内で自由に回転する。
【0023】 前述したように、手3についても位置決めピン13が胴体後部1bの位置決め 溝19の中で動くような構造により、一定角度の範囲内で自由に回転するように するが、この場合、角度決め機構についての上記実施例は、好適な例を説明した までで、角度範囲の設定の目的さえ達すればどのようなものでもよい。
【0024】 図4は、図3の内部状態を示す断面図である。脚部4に固定された下歯車7が 上歯車8と噛合し、脚部4の自重により頭部2を持ち上げた状態で保持される位 置に両歯車が組み込まれている。
【0025】 図5は、図4の状態で頭部2を前方向に手で押したときの状態を示している。 頭部2を押すことにより、上軸5を中心として上歯車8は回転して下歯車7を回 転させ、脚部4を持ち上げる。この時、胴体後部1b、頭部2、脚部4の外周接 地面は、図5に示すように、外周円25に沿うような外形を持つような形状とな っている。
【0026】 黒丸26はこの状態での全体の重心の位置を示している。この重心は、後部重 り16、あるいは前部重り15の重さや配置を変えることによりその位置を調節 できる。一般的には、この重心が外周円25の中心に近いほどころがり性能は良 くなる。
【0027】 図6は、図5の状態からさらに頭部2あるいは胴体後部1bを押し続けた時の 状態を示す図である。脚部4が図のように床面22に接地し、この状態からさら に前方に押し出すことで以後外周面が接地して、慣性により本考案のころがり玩 具は自動前転運動に入る。
【0028】 図7は、自動前転中の状態を示す図である。この時、手3は前述の角度範囲内 で手3自体の重力により図のように動いている。
【0029】 図8は、さらに全体が前転を続け、脚部4が動き始める直前の状態を示す図で ある。この時、手3は、手3自体の慣性と重心移動で静止時の位置に戻る方向に 動いている。脚部4にも脚部4自体の慣性と重力が働き、前方向に開き出してい る。
【0030】 図9は、図8の状態の直後の脚部4が開いた状態を示す図である。この時、脚 部4と共に下歯車7が回転して上歯車8を駆動し、頭部2は静止時の状態にその 位置を復帰する。さらに、脚部4の重力と全体の慣性で、本考案のころがり玩具 の前転は続き、再び図3の状態に戻り、静止する。
【0031】 もしころがり開始時の押し出し力が強ければ、さらに全体に慣性が働き本考案 は前述の一連のころがり動作を繰り返すので、押し出し力の強さにより、複数回 転させることも可能である。
【0032】 上記の実施例は床面22が水平な状態で説明したが、ころがり開始時の床面を 傾斜させることにより、わずかな力で前転運動を起こさせることもできる。
【0033】 また、静止状態から後方向に押し出すことにより、前記と逆の一連の動作をさ せて、後転させることも可能である。
【0034】 さらに前記実施例においては右脚部4aと左脚部4bと下軸6を完全に固定し た例を説明したが、これらを可動可能な渋い嵌め合いにして、静止時に自由なポ ーズを取れるようにしたり、回転時の進行方向に変化を加えることができるよう にしてもよい。このことは右手3a、左手3bと上軸5との関係あるいは頭部2 と上軸6との関係についても同様のことがいえる。
【0035】 本考案は、上記の実施例においては外観を動物の形に模したものをもって説明 したが、これは人の形にしても良いし、その他抽象的な形状にすることもできる 。
【0036】 また、上記実施例において説明のために用いた前部重り15や後部重り16は 、特に使用せずとも、胴体前部1aや胴体後部1bの肉厚や形状を変えることに より調整することも可能である。
【0037】 本実施例においては脚部4と手3の連動を歯車を用いて説明したが、これは、 摩擦車やベルト、プーリあるいはレバーやカム等のリンク機構を用いても容易に 同様の目的を達成できる。
【0038】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を有する。
【0039】 本考案は、簡単な内部構造で前方にも後方にもころがり動作を行い、子供にこ ろがり時の形態の変化のおもしろさやころがる動作のおもしろさを与えるもので ある。
【0040】 また本考案は、ころがり時に雑音を生じることがなく、簡単な内部構造である ので製造安価な玩具を提供するものである。
【0041】 さらに本考案は、本体に重りを取り付けてバランス良くころがり動作を行える ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案のころがり玩具を床面に配置した状態を
示す側面図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】図4の状態で、本考案のころがり玩具を前方向
に手で押した時の状態を示す図である。
【図6】図5の状態からさらに押し続けた時の状態を示
す図である。
【図7】本考案のころがり玩具が自動前転中の状態を示
す図である。
【図8】本考案のころがり玩具がさらに全体が前転を続
け、脚部が動き始める直前の状態を示す図である。
【図9】図8の状態の直後に、脚部が開いた状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 胴体 2 頭部 3 手 4 脚部 8 上歯車 9 下歯車 15 重り 16 重り

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に頭部と脚部とを設け、頭部を押し下
    げると脚部が連動して折り畳まれるように構成し、折り
    畳んだ状態で本体の外周面がころがり可能な丸みを帯び
    た形状に形成し、本体が一回転することにより頭部と脚
    部が徐々に開きながら元の座った状態となることを特徴
    とするころがり玩具。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記頭部と脚部とが歯
    車機構もしくはリンク機構等の伝達機構で連動するよう
    に構成したことを特徴とするころがり玩具。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、ころがり時のバ
    ランスを調節するために前記本体に重りを内蔵したこと
    を特徴とするころがり玩具。
JP1999003728U 1999-05-28 1999-05-28 ころがり玩具 Expired - Lifetime JP3064373U (ja)

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