JP3064290U - 手に装着するハンカチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 手指に装着保持出来る小型ハンカチに関するものです。 【課題】手で持たずに手に装着出来、折り畳み易く、胸
に飾れる小型ハンケチを提供するものです。 【解決手段】ハンカチ片の、中央部その他所要位置
に、折り型を設ける。ハンカチ片は、折り型を使
用して二〜九枚折りに折り重ね、折り型とほぼ同じ大
きさに畳めるようにし、ハンカチ片に折り畳み保持
用係止部材を設ける。折り型の盤面に、布ゴム・合成
樹脂等で成形した手指装着部を取り付ける。必要に応
じて折り型にクリップ等の▲１０▼係合部材を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

日常的に使用するもので、特に女性の外出時に使用するものです。

【０００２】

【従来の技術】

従来指先の入る手袋・平袋・筒状の手指に取付け出来るハンカチ状の物が有りま したが、これらはハンカチの掌側が物を掴む際の邪魔になったり汚されたりして 使用感体裁清潔さで欠点がありました。また類似品で手指差嵌め用帯・袋を盤の 一側に付けた化粧用パフは、汗拭きハンケチとは材質感触清潔度や体裁が異なり 装着携帯使用や洗濯アイロン掛けに不適で、吸湿性や肌触りで布・タオル・ガー ゼ等の代用とならず、使用面を折り畳んで内側に隠したりメモ用紙等の収納機能 付きのものは有りませんでした。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ハンケチが早く出せずそのストレスで更に汗をかきたくないためや、ハンカチを バッグから出す動作を人に見られたくない等の理由で、外出時ハンカチをいつも 手に持つ場合があります。その際車のハンドル・手提げ鞄や荷物・電車の吊り革 等でハンカチが汚されたり汚したりして不潔非衛生的でしたし、またクシャクシ ャのハンケチを持つのは見苦しく、作業の邪魔になったり落としたり紛失したり することが多く、これらの解決のため考案されたものです。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

綿布・タオル・ガーゼ・不織紙等の吸湿性シートで形成したハンカチ片の、中 央部その他所要位置に、縦横夫れ夫れ指幅二〜四本程度の大きさの折り型を設 ける。折り型の形状は方形とするが、その他適宜形状としてもよい。 ハンカチ片は、折り型を使用して二〜九枚折りに折り重ね、折り型とほぼ 同型でほぼ同じ大きさに畳めるように構成し、必要に応じて、ハンカチ片に折 り畳み易いよう折り目を付ける。ハンカチ片の最後に折り畳み重なる二面の 対応箇所に、必要に応じて折り型に、折り畳み保持用係止部材を設ける。 折り型は、フェルト・織布・合成樹脂等で盤状又は枠盤状に形成し、縫・貼着等 で取り付ける。その他折り型は、ハンカチ片の所要位置に設けた抑え帯・ポ ケット・平袋等の嵌合部に嵌挿して取り付けたり、ハンカチ片の所要箇所の 硬度・材質・織り方を替えたり糊付け・織り込み等で硬さを替えても良い。 なお必要に応じて折り型の周囲一部に、舌状片等の折り畳み保持用係止部材 を挿入する透き間を設ける場合がある。 次に折り型の盤面の中央部その他所要位置に、布ゴム・合成樹脂等の弾性の帯 等で形成した手指装着部を、手指が一〜三本弾性的に指し挟まるように透き間 をあけて、縫着鋲着等により取り付ける。 そして、ハンカチ片の、最後に折り畳んだ片面の外端縁部に、ハンカチ片よ り硬い布や合成樹脂等の素材で爪・舌等状に成型した差嵌係止用の折り畳み保 持用係止部材を取り付ける。 折り畳み保持用係止部材は、折り畳まれたハンカチの間か、折り型と指との 間、又はハンカチ片と折り型との間に差し込んで、ハンカチが折り畳み保持 自在にしてある。 必要に応じて、折り型の盤面にクリップや鉤等の▲１０▼係合部材を設ける。

【０００５】

【作用】

従って手指装着部に手の第二〜四指を差し嵌めれば、ハンカチ片を折り畳ん だ状態で、手の甲又は掌側に保持出来、他方の手でハンカチ片を開き、所要の 面で汗取り等が出来、また折り型で簡単容易に所要の形・大きさに畳み、折 り畳み保持用係止部材により折り畳まれた状態を保持される。 ▲１０▼係合部材により畳んだ状態でハンカチ片が衣類のポケット等に係止さ れる。

【０００６】

【実施例】

（１）ハンカチ片の生地や周縁部又は折り目に、反復折り曲げ開き自在の可撓 塑性素材や形状記憶素材の繊維・網・帯・線等を織り込み等で取り付けて屈伸開 閉自在とする。 （２）ハンカチ片や折り型の、畳み終わる最後の二片の対応位置に、鉤・面 着テープ・ホック・ボタン・弾性帯・クリップ・差嵌係止用の爪や舌等の折り 畳み保持用係止部材を設けて、ハンカチ片を折り畳み保持自在とする。 （３）手指装着部を、一〜四本の指が差し嵌まる弾性又は非弾性の帯・輪・切 り欠いた輪や、手指間に挟まる弾性の紐・帯又は短柱等の外端にボタン・ダッフ ル等の抜け止めを設けて構成する。必要に応じて、手指装着部を折り型に 角度変更回転自在に面着する。 （４）折り型と手指装着部とを一体的に形成しする。別個に折り型が嵌脱 自在に嵌合するポケット・平袋・弾性抑えバンド等の嵌合部をハンカチ片に 設ける。手指装着部は嵌合部の▲１１▼透き間から外へ引き出されるか又は 覗くようにしてある。 （５）嵌合部には、メモ用紙・汗拭き紙等も入るようにし窓を設ける。 （６）ハンカチ片を二枚重ねた袋状としその透き間に折り型が収納される構 成とし、折り型が通るスリットその他適宜意匠形状の▲１３▼挿入部を設け、 手指装着部付きの折り型が着脱自在に嵌挿出来るようにする。折り型は蝶 動自在に▲１２▼蝶片部を設けてある。 （７）折り型に手指装着部を取り付け、ハンカチ片の片面に開口部を穿 設し、ハンカチ片の内側に折り型を設け、開口部を通して手指装着部を ハンカチ片の外側に引き出す。ハンカチ片と折り型とは縫い付け等で固着 するが、固着せず手指装着部を開口部に通した状態で取付ける場合もある。 （８）手指装着部の他にクリップ・鉤等の▲１０▼係合部材を一体的に取り付 けた折り型を、手指装着部▲１０▼係合部材を嵌合部から外に出して嵌 合部に嵌挿するか、又は、ハンカチ片に縫着等で取り付ける。

【０００７】

【考案の効果】

以上の様に、本案ハンカチは片手で素早く開き使用し、整然と折り畳たんだ状態 を保持出来、手の掌・甲側への移動が指に保持されたままスムースに出来、ハン カチが汚されないから衛生的で、掌側に保持し他人に判らずに使用したり、キー ボード等両手使用中でも常時ハンケチが使用出来る。汚れ面が内側に畳み込め清 潔で、畳み方を変えて複数面の利用が出来るから経済的効果的でまた各面を置き 替えて変化する模様絵柄文字を外に表せる。手指装着部とハンカチ片が一体 的に構成されるから紛失することがなく、同時に洗えるから清潔である。汗脂取 り・香水消毒剤冷却材入りシート・メモ用紙等も使い易く収納出来る。 外観が体裁良く、刺繍リボン等の飾りをつけたり柄・形・素材を選んで指輪同様 多彩な装飾的効果が得られ、小型安価で目立つから広告宣伝贈答用に効果的で、 指輪使用が不適な児童生徒も指輪の替わりに使用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案の展開した斜視図、

【図２】は本考案の畳み込んだ状態を示す斜視図、

【図３】は本考案の他の実施例の部分を示す斜視図、

【図４】は本考案の他の実施例の部分を示す斜視図、

【図５】は本考案の他の実施例を示す斜視図、

【図６】は本考案の他の実施例を示す斜視図、

【図７】は本考案の他の実施例を示す斜視図、

【図８】は本考案の他の実施例の部分を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】 ハンカチ片 折り型 折り目
折り畳み保持用係止部材 手指装着部 嵌合部 抜け止め
窓 開口部 ▲１０▼係合部材 ▲１１▼透き間 ▲
１２▼蝶片部 ▲１３▼挿入部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年９月１７日（１９９８．９．１
７）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】綿布・タオル・ガーゼ・不織紙等の吸湿性
シートで形成したハンカチ片（１）の、中央部その他所
要位置に、縦横夫れ夫れ指幅二〜四本程度の大きさの折
り型 （２）を設けて、ハンカチ片（１）を、折り型（２）を
使用して二〜九枚折りに折り重ね、折り型（２）とほぼ
同型ほぼ同じ大きさに畳めるように構成し、前記ハンカ
チ片（１）に折り畳み保持用係止部材（４）を設け、折
り型（２）の盤面の中央部その他所要位置に布ゴム等で
形成した手指装着部（５）を設け、必要に応じて折り型
（２）にクリップ等の係合部材（１０）を取り付けた、
手に装着するハンケチ。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年２月４日（１９９９．２．４）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】「綿布・タオル・ガーゼ・不織紙等の吸湿
性シートで形成したハンカチ片（１）の、中央部その他
所要位置に、縦横夫れ夫れ指幅二〜四本程度の大きさの
折り型（２）を設けて、ハンカチ片（１）を、折り型
（２）を使用して二〜九枚折りに折り重ね、折り型
（２）とほぼ同型ほぼ同じ大きさに畳めるように構成
し、前記ハンカチ片（１）に折り畳み保持用係止部材
（４）を設け、折り型（２）の盤面の中央部その他所要
位置に布ゴム等で形成した手指装着部（５）を設け、必
要に応じて折り型（２）にクリップ等の係合部材（１
０）を取り付けた、手に装着するハンケチ。」とある
を、 「綿布・タオル・ガーゼ・不織紙等の吸湿性シートで形
成したハンカチ片（１）の、中央部その他所要位置に、
縦横夫れ夫れ指幅二〜四本程度の大きさの折り型（２）
を設けて、ハンカチ片（１）を、折り型（２）を使用し
て二〜九枚折りに折り重ね、折り型（２）とほぼ同型ほ
ぼ同じ大きさに畳めるように構成し、前記ハンカチ片
（１）に折り畳み保持用係止部材（４）を設け、折り型
（２）の盤面の中央部その他所要位置に布ゴム等で形成
した手指装着部（５）を設けた、手に装着するハンケ
チ。」とする。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年６月２１日（１９９９．６．２
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】綿布・タオル・ガーゼ・不織紙等の吸湿性
   シートで形成したハンカチ片の、中央部その他所要位
   置に、縦横夫れ夫れ指幅二〜四本程度の大きさの折り
   型を設ける。ハンカチ片は、折り型を使用して二〜
   九枚折りに折り重ね、折り型とほぼ同型ほぼ同じ大き
   さに畳めるように構成し、必要に応じて、ハンカチ片
   に折り畳み易いよう折り目を付ける。ハンカチ片と
   必要に応じて折り型とに折り畳み保持用係止部材を
   設ける。折り型の盤面の中央部その他所要位置に、布
   ゴム・合成樹脂等で成形した手指装着部を取り付け
   る。必要に応じて折り型にクリップ等の▲１０▼係合
   部材を設ける。