JP3064120B2 - 液中移動体の推進装置 - Google Patents

液中移動体の推進装置

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JP3064120B2
JP3064120B2 JP4285980A JP28598092A JP3064120B2 JP 3064120 B2 JP3064120 B2 JP 3064120B2 JP 4285980 A JP4285980 A JP 4285980A JP 28598092 A JP28598092 A JP 28598092A JP 3064120 B2 JP3064120 B2 JP 3064120B2
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JP
Japan
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plate
moving body
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liquid
propulsion
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義明 苑田
郁夫 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液中移動体に用いられ
る推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液中移動体では、図4に示すよう
に、液中移動体01のプロペラ02を液中で回転させる
ことにより推進力を得ていた。また図5に示すように液
中移動体01の外部に突きだされ一点のみを液中移動体
01に支持された自由に曲がる板03を振動させること
により推進力を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のプロペラ
を回転させて推進力を得る図4に示す液中移動体では、
プロペラを回転させる際に生じる気泡により音が発生
し、静粛性を保つのが困難であった。またむき出しの板
を振動させる図5に示す液中移動体では、プロペラのよ
うに気泡による音が発生しにくい反面、所望の推進力以
外の力(スウェーと呼ぶ)が発生し、安定して直進させ
たり又は自由な方向の変換が困難であった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる液中移動体の推進装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液中移動体の推
進装置は、前後方向の両端を含む複数の場所において幅
方向の両端の支持点で支持され、それらの支持点の上下
動により自由に曲がる板と、板を取り囲み、板の支持点
を上下方向に駆動する機構を持ち、かつ、前後方向に開
放された筒とにより構成され、両側壁の前後方向に間隔
をおいて胴体の上下方向に設けられた複数のスロット内
で、支持点を上端から下端まで上下動させ、支持点に支
持された板を前後方向に位相を変えて、筒内部で上下動
させることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、推進機構としてプロペラを使わず
に、自由に曲がる板を用いることにより、プロペラの欠
点であった非静粛性が解決される。さらに、自由に曲が
る板を突き出し、一点のみの駆動で振動させる従来の液
中移動体の場合には、必要とする推進力以外の方向にも
力が働くため、液中移動体を直進させる際に障害となる
スウェーが発生していたが、本発明では、自由に曲がる
板を筒の中に入れることにより、液力を一方向に集中す
ることができるので、スウェーが発生せず、液中移動体
を直進させることができ、またこれに加えて筒の方向自
体を変えることによって液中移動体の進行方向を自由に
制御することが可能となる。
【0007】また、自由に曲がる板は複数の支持点によ
って駆動されるので、筒内に取り込まれた液体を効率よ
く送り出すことができる。加えて、自由に曲がる板の振
動の位相を180°変えることによって、前後の区別無
く同様な推進力を得ることができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。
【0009】液中移動体5の後部の周りには、液中移動
体5の胴体から外方へ突出し、前後方向に開放された断
面が矩形の外筒1が取付けられている。外筒1の側壁に
は、前後方向に間隔をおいて胴体5の放射方向(以下上
下方向という)に配置された複数のスロット4が設けら
れている。
【0010】2は、外筒1内に収容された自由に曲がる
ことができる弾性振動翼であって、その幅方向の両端に
は複数の支持点3が設けられ、この支持点3のうち最前
のものと最後のものは、それぞれ弾性振動翼2の前端と
後端に設けられている。前記各支持点3の各々は、各ス
ロット4内に収容されて同スロット4内を摺動できるよ
うになっている。
【0011】各支持点3は、サーボモータ14によって
支持されると共にスロット4内を上下方向に駆動される
ようになっている。各サーボモータ14には、周波数設
定器11が設定した振動周波数ω、位相差設定器12が
設定した位相差φ、及び振動振幅設定器13が設定した
振動振幅aの信号が入力され、各サーボモータ14によ
って各支持点3は、 a sin(ωt+φ) (tは時間) に示される高さをとるようにスロット4内で上下方向に
駆動される。
【0012】本実施例では、各支持点3を前記のように
上下方向に関連させて駆動することによって、弾性振動
翼2は前方から後方へ向ってサイン曲線の形状をなし、
しかもこの形状は時間と共に前方から後方へ進むように
変化するので、液は、図1中矢印A,A′で示すよう
に、外筒1の前端から外筒1内に入って外筒1の後端よ
り排出される。なお、図2においては、或る時点におけ
る弾性振動翼2の形状が示されている。また、弾性振動
翼2の位相を180°進み又は遅らせることによって、
液を図1中矢印B,B′で示される逆方向に流すことも
可能である。従って、本実施例によれば、前後方向の推
進力を発生させることができる。
【0013】また、本実施例では、弾性振動翼2が外筒
1内に収容されているために、液力を前後方向に集中す
ることができ、スウェーが液中移動体5に作用すること
がない。
【0014】更に、本実施例は、弾性振動翼2を用いて
いるために、プロペラを用いた場合に発生する騒音とキ
ャビテーションの問題を解消することができる。
【0015】また更に、外筒1の方向を変えることがで
きるようにすることによって、推進力の方向を変えるこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、特許請求の範囲に記載された
構成を具備し、前後方向に開放された筒によって自由に
曲がる板を取り囲み、板の幅方向の両端を支持した複数
の支持点をスロット内の上下方向に駆動することによっ
、板を前後方向に位相で変えて上下動させ、筒内の
を移動させて推進力を得るようにしているので、従来の
プロペラ推進で問題となっていた騒音及びキャビテーシ
ョン、及び従来の弾性振動翼推進で問題となっていた推
進力以外の力の発生を極力抑えることができると共に、
前方と後方への推進力を得ることができ、かつ、任意の
方向の推進力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本実施例を備えた液中移動体の斜視図である。
【図3】本実施例の支持点駆動指令部分の系統図であ
る。
【図4】従来のプロペラ推進方式の液中移動体の斜視図
である。
【図5】従来の一点支持の振動翼推進方式の液中移動体
の斜視図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 弾性振動翼 3 支持点 4 スロット 5 液中移動体 11 周波数設定器 12 位相差設定器 13 振動振幅設定器 14 サーボモータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 1/30 B63H 1/37 B63H 19/00 - 19/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向の両端を含む複数の場所におい
    て幅方向の両端の支持点で支持され、前記支持点の上下
    動により自由に曲がる板と、前記板を取り囲み、両側壁
    に前記板の支持点を上下方向に駆動する機構を持ち、か
    つ、前後方向に開放された筒とにより構成され、前記両
    側壁の前後方向に間隔をおいて胴体の上下方向に設けら
    れた複数のスロット内で、前記支持点を上端から下端ま
    で上下動させ、前記支持点に支持された前記板を前後方
    向に位相を変えて、前記筒内部で上下動させることを特
    徴とする液中移動体の推進装置。
JP4285980A 1992-10-23 1992-10-23 液中移動体の推進装置 Expired - Fee Related JP3064120B2 (ja)

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US5934952A (en) * 1998-03-13 1999-08-10 Scanlon; Robert Emmett Marine propulsion unit
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