JP3064099U - ビルの非常脱出用螺旋スロ―プ - Google Patents
ビルの非常脱出用螺旋スロ―プInfo
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- JP3064099U JP3064099U JP1999003019U JP301999U JP3064099U JP 3064099 U JP3064099 U JP 3064099U JP 1999003019 U JP1999003019 U JP 1999003019U JP 301999 U JP301999 U JP 301999U JP 3064099 U JP3064099 U JP 3064099U
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- JP
- Japan
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- slope
- spiral
- escape
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- spiral slope
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62B—DEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
- A62B1/00—Devices for lowering persons from buildings or the like
- A62B1/20—Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of sliding-ropes, sliding-poles or chutes, e.g. hoses, pipes, sliding-grooves, sliding-sheets
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 火災やその他の事故が発生した時に非常脱出
用螺旋スロープを使うことにより、非常脱出者が簡単に
素早く逃げられる安全設計のビルの非常脱出用螺旋スロ
ープを提供する。 【解決手段】 ビルの非常脱出用螺旋スロープは、主に
スロープ屋根盤、螺旋スロープ、主柱、支え板、内側保
護欄干、外側保護欄干、噴水器及び脱出通路から構成さ
れ、そのうち主柱の表面は螺旋状で上から下へ取り付け
た支え板が螺旋スロープを支え、且つ螺旋スロープの内
側、外側には、内及び外側保護欄干が設置され、スロー
プ屋根盤下の円周辺に沿って数個の噴水器が取り付けて
ある。火災またはその他の事故が発生した時、噴水器が
即座に作動し、螺旋スロープに向かって水が流れ出すよ
うになっているので、脱出者は、脱出通路を通って、螺
旋スロープに入り、すでに濡れている螺旋スロープで安
全確実に地面まで滑り降りられるようになっている。こ
のため、ビルからの脱出は更に迅速になり、負傷者が軽
減し、簡単且つ安全な建造設備である。
用螺旋スロープを使うことにより、非常脱出者が簡単に
素早く逃げられる安全設計のビルの非常脱出用螺旋スロ
ープを提供する。 【解決手段】 ビルの非常脱出用螺旋スロープは、主に
スロープ屋根盤、螺旋スロープ、主柱、支え板、内側保
護欄干、外側保護欄干、噴水器及び脱出通路から構成さ
れ、そのうち主柱の表面は螺旋状で上から下へ取り付け
た支え板が螺旋スロープを支え、且つ螺旋スロープの内
側、外側には、内及び外側保護欄干が設置され、スロー
プ屋根盤下の円周辺に沿って数個の噴水器が取り付けて
ある。火災またはその他の事故が発生した時、噴水器が
即座に作動し、螺旋スロープに向かって水が流れ出すよ
うになっているので、脱出者は、脱出通路を通って、螺
旋スロープに入り、すでに濡れている螺旋スロープで安
全確実に地面まで滑り降りられるようになっている。こ
のため、ビルからの脱出は更に迅速になり、負傷者が軽
減し、簡単且つ安全な建造設備である。
Description
【0001】
本考案は、非常脱出用螺旋スロープに関するもので、特に火災やその他の事故 が発生した時に非常脱出用螺旋スロープを使うことにより、非常脱出者が簡単に 素早く逃げられる安全設計になっている。
【0002】
今日、高層ビルが林立し、どのビルにも人が集中しており、このような人口密 度の高い公共ビルで、特に見過ごされているのが、公共の場での安全施設の不備 である。例えば、脱出通路が障害物なしに通じているか否か等の問題がある。一 般的な非常脱出装置は、脱出紐、安全梯子(俗称非常梯子)及び安全網等の3種 類で、その他は見かけられない。火災またはその他の事故が発生したとき、脱出 紐では、一回に一人しか使用できないため、多くの人が使用するのには適さない 。また、安全梯子には、通常他の物が上に置かれていて、通路がふさがれている ことが多く、且つ高齢者や障害者が使用するのには、不便で、時間も掛かるため 、真に命の保障ができるわけではない。更に、安全網は通常ビルの中庭に設置さ れている。脱出者は、高いビルから安全網まで、飛び降りねばならず、安全性か らも問題がある。また、ある脱出者は、消防車の梯子車を使って逃げることもあ るが、一度に使用できる人数にも限りがあり、理想的とは言えず、全員が無事に 脱出できないことも発生し、遺憾な結果になることもあり、これらが公共ビルの 非常脱出装置の最大の欠点であると言える。
【0003】
本考案は、上述した各種脱出設備の欠点を解決し、火災や事故が発生した時に 脱出が、簡単な構造で、迅速に行え、且つ建物自体に設置してあるビルの非常脱 出用螺旋スロープを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープは、ビルに 螺旋状のスロープを建造し、スロープの湾曲している部分には、各階からスロー プへ通じる脱出通路を設置して脱出者が螺旋スロープにすぐ入れるようにしてあ ることを特徴とするものである。 螺旋スロープの最上のスロープ屋根盤下周辺に数個の噴水器を設置し、螺旋ス ロープに噴水がかかるようにしてあるので、脱出において、滑りが良くなり、火 災から脱出者を守り、負傷者数を軽減することを特徴とする。 本考案は少ない空間で設置でき、修理や定期検査等の煩雑な管理が不要で、可 能使用年数は無期限であるため、経済的にも優れていることを特徴とする。 また、螺旋スロープの設計は、従来の避難及び脱出設備の欠点を改善し、体の 不自由な人(例えば障害者、高齢者、婦人、子ども等)でも、その脱出速度は速 く、すべての条件の人が素早く脱出でき、生命を確保することができることを特 徴とする。
【0005】
以下、本考案ビルの非常脱出用螺旋スロープの実施例を図面に基づいて説明す る。 先ず、図1が示すのは、ビルの非常脱出用螺旋スロープの全体外観図で、主に スロープ屋根盤11,螺旋スロープ12,支え板13,内側保護欄干14,外側 保護欄干15,底台16,主柱17及び噴水器3から構成されている。そのうち の主柱17の外壁には、上から下に向かって螺旋状に並んだ支え板13が設置さ れており、これによって螺旋スロープ12を支え、且つ強固にしている。螺旋ス ロープ12は、ステンレスの防火鋼鉄材から作られている。螺旋スロープ12の 内、外壁には、それぞれ内側及び外側保護欄干14,15が取り付けてあり、内 側保護欄14干及び外側保護欄干15は、螺旋スロープ12の内側及び外側に設 置されている差し込み孔18に差し込んであり、内側及び外側保護欄干14,1 5の本体を回転性のあるものにすることによって、脱出者が滑り降りて行くとき 、不注意から手が中に入って挟まれてしまう事がないようになり、また滑り降り る速度が早くなりすぎない様にも調整できるようになっている。それぞれのビル の高さは違うため、螺旋スロープ12の湾曲度もまた違い、同時に各階からそれ ぞれ脱出できるように、各階には脱出通路2を設け、螺旋スロープ12の湾曲部 に半田付けする。 スロープ屋根盤11の下には、数個の噴水器3を設置し、このスロープ屋根盤 11下の外周を取り巻く位置にあるため、火災またはその他の事故が発生した時 、噴水器3が即座に作動し、水が螺旋スロープ12に撒かれ、脱出時には螺旋ス ロープ12が濡れており、火が近づくのを防ぎ、この火による熱を下げる効果が ある。 図2に示すとおり、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの螺旋スロープ1 2は、各階の脱出者がすべて脱出通路を通って、螺旋スロープ12に着き、無事 に下へ滑り降りられるように、湾曲度はビル4の各階間の距離によって設計され ている。そのため、多数の脱出者に対応でき、特に障害者や高齢者等の体の不自 由な人でも楽に、そして迅速に脱出できる設備といえる。 図3に示すのは、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの支え板分布指示図 であるが、主柱17の外壁には、上から下に向かって螺旋状に支え板13が設け てあり、支え板13は直立式で主柱17の外壁にしっかり止めてあり、螺旋スロ ープ12を支え、強固にする働きを持っている。
【0006】 図4に示すのは、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの実施例であるが、 火災またはその他の事故が発生したとき、脱出者は即座に各階に設けられた脱出 す通路2から螺旋スロープ12に入り、防災訓練のとおり、降りる姿勢及び安全 のための装備(例としてヘルメット、座布団等)を使用して、螺旋スロープ主台 1を利用する。この時、スロープ屋根盤11の噴水器3が即座に作動して、下へ 向かって水を撒き、螺旋スロープ12を濡らす。この目的は、滑りを高め、火を 遠ざけ、火による熱温度を下げることである。また、螺旋スロープ12の高い所 から低い所へ移動する時、速度が減速するようになっているため、人命を守り、 脱出者が安全に下までたどり着けるようになっている。 補足図1は、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの施工実景であるが、建 造物の中にあり、全体のコストは、従来の脱出設備と比べても決して高くない上 、脱出効率は従来のものとは比べられないほどに高くなり、各階からそれぞれ使 用できる。
【0007】
以上説明したように、本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープは、主にスロー プ屋根盤、螺旋スロープ、主柱、支え板、内側保護欄干、外側保護欄干、噴水器 及び脱出通路から構成され、そのうち主柱の表面は螺旋状で上から下へ取り付け た支え板が螺旋スロープを支え、且つ螺旋スロープの内、外側には、内及び外側 保護欄干が設置され、スロープ屋根盤下の円周辺に沿って数個の噴水器が取り付 けてある。火災またはその他の事故が発生した時、噴水器が即座に作動し、螺旋 スロープに向かって水が流れ出すようになっているので、脱出者は、脱出通路を 通って、螺旋スロープに入り、すでに濡れている螺旋スロープで地面まで滑り降 りられるという特徴をもつ。それにより、体の不自由な人(例えば障害者、高齢 者、婦人、子ども等)でも、その脱出時の速度は速く、すべての条件の人が素早 く脱出でき、負傷者を軽減し、生命を確保することができる
【図1】本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの全体
外観図である。
外観図である。
【図2】本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープのスロ
ープ・ルート指示図である。
ープ・ルート指示図である。
【図3】本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの支え
板分布指示図である。
板分布指示図である。
【図4】本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの実施
例図である。
例図である。
【図5】本考案のビルの非常脱出用螺旋スロープの施工
実景である。
実景である。
1 螺旋スロープ主台 11 スロープ屋根盤 12 螺旋スロープ 13 支え板 14 内側保護欄干 15 外側保護欄干 16 底台 17 主柱 18 差し込み孔 2 脱出通路 3 噴水器 4 ビル
Claims (2)
- 【請求項1】スロープ屋根盤、螺旋スロープ、支え板、
内側保護欄干、外側保護欄干、脱出通路、底台、主柱及
び噴水器から構成されたビルの非常脱出用螺旋スロープ
において、 そのうち該主柱の外壁には、上から下に向かって螺旋状
に並んだ支え板が設置してあり、これによって前記螺旋
スロープを支え、且つ強化しており、螺旋スロープの
内、外壁には、それぞれ前記内側及び外側保護欄干が設
置され、この外側保護欄干及び内側保護欄干は、螺旋ス
ロープの内、外側に設けられている差し込み孔に差し込
まれ、内側及び外側保護欄干の本体を回転性のあるもの
にしており、またビルの高度の違いに合わせて螺旋スロ
ープの湾曲度も変化でき、その湾曲点にビルの各階に半
田付けで取り付けた螺旋スロープへ入る脱出通路を設け
ており、 前記スロープ屋根盤の下には、数個の噴水器が設置して
あり、設置位置がスロープ屋根盤下の円周辺であるた
め、螺旋スロープの滑りを高め、火災による熱を下げ、
火から守る効果があることを特徴とするビルの非常脱出
用螺旋スロープ。 - 【請求項2】前記ビルの非常脱出用螺旋スロープは、火
災またはその他の事故が発生したとき、前記噴水器が即
座に作動し、水が螺旋スロープに向かって下へ流れるこ
とによって、螺旋スロープで脱出する人が途中で止まっ
てしまうことなく、確実に地面まで降りられ、負傷者を
軽減できることを特徴とする請求項1記載のビルの非常
脱出用螺旋スロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999003019U JP3064099U (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | ビルの非常脱出用螺旋スロ―プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999003019U JP3064099U (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | ビルの非常脱出用螺旋スロ―プ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3064099U true JP3064099U (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=43197768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999003019U Expired - Lifetime JP3064099U (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | ビルの非常脱出用螺旋スロ―プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064099U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114796907A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-07-29 | 四川尧顺建设集团有限公司 | 一种高层楼宇逃生系统 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP1999003019U patent/JP3064099U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114796907A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-07-29 | 四川尧顺建设集团有限公司 | 一种高层楼宇逃生系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |