JP3064096U - 組立式イス型釣台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な組立方法で、ガタつきのない支脚
を持ち、安定した姿勢で安全な鮒釣をおこなえる組立式
イス型釣台。 【解決手段】 天版１の前面両サイドよりスライドによ
り突出するスライドパイプ２と回転軸により固定した筋
違６に、前框３、前脚ホルダー４、踏板７、前脚丸パイ
プ４及び、後脚８を雄ネジノブ１９により固定し、前脚
をスライドパイプにより天版前部に持ち出すことにより
イス型とする組立式イス型釣台とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ヘラ鮒釣用に特に適する釣台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のヘラ鮒用釣台は、図１１に示すように釣台の上をあぐら座にて 釣っており、また図１２に示すような釣台を跨ぐ形で使用するステップ（２０） がよく知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように釣台使用のヘラ鮒釣りは、図１１に示すあぐら座が 主であり、長時間の釣りには困難な姿勢を継続しなければならないという問題点 を有していた。

【０００４】 又、図１２のようなステップ（２０）を使用しても釣台を跨ぐ形となり、釣台 の安定性を欠くばかりでなく、必ずしも釣者の姿勢を楽なものにしていない。

【０００５】 さらに、図１３のように従来の釣台天版の上にイスを置き、不安定な状況で極 めて危険な状態で釣りをするという使用上の問題点を有していた。

【０００６】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に監みてされたものであり、 その目的とする所は、簡単な組立方法で、ガタつきのない支脚を持ち、安定した 姿勢で安全なヘラ鮒釣りをおこなえる組立式イス型釣台を提供しようとするもの である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の釣台は、天版の前面両サイドよりスライ ドにより突出するスライドパイプと回転軸により固定した筋違に、前框、前脚ホ ルダー、踏板、前脚丸パイプ及び、後脚を雄ネジノブにより固定し、前脚をスラ イドパイプにより天版前部に持ち出すことによりイス型とする組立式イス型釣台 である。

【０００８】 前脚ホルダーは、アルミ製押出材とすることが好ましく、その断面形状は前脚 丸パイプを貫通させるためのスペースと、金具等を取付けるためのスペースとに 分割された形状であるとよい。

【０００９】 又、前脚ホルダーにはビスホールを設け、その端部には金具等をビス止めでき ることが好ましい。

【００１０】 さらに、スライドパイプを貫通させるための天版両サイド枠、前脚・スライド パイプ固定金具及び、前框としても使用できることが好ましい。

【００１１】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１傾斜図に示される実施例は、後記する図２〜図１０に示される部品により 構成される。

【００１２】 図３は、アルミ製押出材の前脚ホルダー４にステンレス製のベース１６を取り 付けたアルミ製の前脚丸パイプ５上部に設けた押ピン１５による高さ調整を可能 とする丸穴１４を多数設け、その上部には前框３の前脚・スライドパイプ固定金 具１８に差込むためのピンと雄ネジノブ１９により固定するための切欠を設けた ステンレスプレート製の前脚固定金具１７、さらに下部にはアルミ製の筋違６、 アルミ製押出材の踏板７を雄ネジノブ１９により固定するためのピンを設けたス テンレス製の筋違・踏板固定用金具１３を固定している前脚ホルダー４を示す。

【００１３】 図４は、アルミ製押出材の前脚ホルダー４とアルミ丸パイプ製の前脚丸パイプ ５の断面図であるが、前脚ホルダー４は、前框３、前脚・スライドパイプ１８及 び、天版サイド枠２１の共通断面である。

【００１４】 図５は、アルミ製押出材の前框３にアルミ丸パイプ製のスライドパイプ２と前 脚ホルダー４の固定方法を示しており、スライドパイプ２を差込むための前框材 をステンレス製加工の金具にビス止めし又、前脚固定金具１７のピンを差込むた めの丸穴を設けた前脚・スライドパイプ固定金具１８である。

【００１５】 図６、図８、及び図９は、アルミ製押出製の前脚ホルダー４とアルミフラット バー製の筋違６、さらにアルミ製押出材の踏板７との固定方法を示しており、前 脚ホルダー４下部に取り付けたステンレス製の筋違・踏板固定用金具１３のピン を筋違６先端に設けた丸穴に貫通させ、さらに踏板７に差込み雄ネジノブ１９に より固定している。

【００１６】 図７は、天版１よりスライドにより突出するスライドパイプ２の取付けを示し ており、アルミ製押出材の天版サイド枠２１に丸穴１４を設け、アルミ丸パイプ 製のスライドパイプ２に設けた押ピン１５により固定している。

【００１７】 図１０は、高さ調整を可能とする丸穴１４を多数設けたアルミ丸パイプ製の後 脚８の取付け方法を示しており、ステンレス製角パイプに取付用のステンレス製 プレートを取付けた後脚固定金具１１に後脚８を差込み、雄ネジノブ１９にて固 定している。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１９】 釣者の足を枠内から直接踏板に乗せられるイス型であるため、重心が常に支脚 の内側にあり、安定を保てる。

【００２０】 さらに、釣者の姿勢の安定を保ち、疲労度も少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、組立完成傾斜図

【図２】は、天版組立図

【図３】は、前脚ホルダー及び、前脚丸パイプ傾斜図

【図４】は、前脚ホルダー及び、前脚丸パイプ断面図

【図５】は、前脚ホルダー、スライドパイプ取付け傾斜
図

【図６】は、前脚ホルダー、筋違及び、踏板取付け傾斜
図

【図７】は、天版、スライドパイプ取付け傾斜図

【図８】は、踏板断面図

【図９】は、踏板取付け断面図

【図１０】は、後脚固定金具傾斜図

【図１１】は、従来型釣台の使用例

【図１２】は、従来型釣台のステップ使用例

【図１３】は、従来型釣台の使用例

【図１４】は、考案の組立式イス型釣台の使用例

【図１５】は、管理釣場での考案の組立式イス型釣台の
使用例

【符号の説明】

１ 天版 ２ スライドパイプ ３ 前框 ４ 前脚ホルダー ５ 前脚丸パイプ ６ 筋違 ７ 踏板 ８ 後脚 ９ 天版折防止アングル １０ 後框 １１ 後脚固定金具 １２ 蝶番 １３ 筋違・踏板固定用金具 １４ 丸穴 １５ 押ピン １６ ベース １７ 前脚固定金具 １８ 前脚・スライドパイプ固定金具 １９ 雄ネジノブ ２０ ステップ ２１ 天版サイド枠

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 天版折防止アングル（９）及び後框（１
   ０）により折れを防止した天版（１）には、スライドに
   より突出するスライドパイプ（２）と回転軸により固定
   した筋違（６）を取り付けてあり、前脚・スライドパイ
   プ固定金具（１８）を固定した前框（３）と、前脚固定
   金具（１７）、筋違・踏板固定金具（１３）を固定し押
   ピン（１５）により高さ調整を可能とする前脚丸パイプ
   （５）を差し込んだ前脚ホルダー（１４）と、踏板
   （７）さらに後脚（８）を、それぞれ雄ネジノブ（１
   ９）にて固定して組立完成するイス型釣台。