JP3063985U - 焼却灰溶融炉用プラズマ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気溶融炉からの有害排気ガスを分解、解離
することである。 【解決手段】 任意形状の電気的絶縁体ケース１の内部
に金属板２の片面上に、電気的誘電体３を固着した電極
板Ａを複数枚設け、電気的絶縁体ケース１の上面部１Ａ
と下面部１Ｂに排気ガス通過用スリト４を複数設けたこ
とである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、焼却灰溶融炉の排気ガスを出来るだけ環境汚染にしない用にする プラズマ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、廃棄物焼却炉並びに焼却灰溶融炉の排気ガスによる環境汚染を出来るだ け、少なくする手段は種々あるが、有効な排気ガス浄化装置は少ない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

廃棄物焼却炉並びに焼却灰溶融炉の排気ガスを浄化して、環境汚染を減少させ ることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

焼却灰溶融炉の排気ガス通路部の内部に、任意形状の高温耐熱材から成る電気 的絶縁体ケースの内部に任意寸法の金属板の片面上に電気的誘電体を固着した電 極板を複数枚取り付け、電気的絶縁体ケースの上面部と下面部とに排気ガス通過 用スリツトを複数設けた電気的絶縁体ケースとカーボンフイルターとを設けたこ とである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１は、金属板２の片面上に、電気的誘電体３を固着した電極板Ａを示す。 図２は、図１の電極板Ａを高温耐熱材から成る四角型の電気的絶縁体ケース１ の内部に電極板Ａを複数枚固着させた本案のプラズマ装置を示す。 図５に示す様に、低電圧を変圧器７の１次側接続端子Ｕ、Ｖに加えて、２次側 の高電圧端子Ｃ、Ｄ間に高電圧を発生させ、高電圧接続端子Ｃ、Ｄに接続してあ る各電極板Ａ間に高電圧を加える事により、電極板Ａ間にプラズマ放電を起こす 事になる。 スライダツク８は、各電極Ａ間を通過する排気ガス体により高電圧端子Ｃ、Ｄ 間の電圧を変化させて、プラズマ放電の強弱を選択する。

【０００６】 高電圧端子Ｃ、Ｄ間の高電圧によるプラズマ放電により、排気ガス通路部５の 内部を通過する排気ガスが電気的絶縁体ケース１の下部面に設けた複数の排気ガ ス用スリツト４を通過して各電極板Ａに来た時にプラズマ放電により排気ガスが 分解、解離される。 図４は、焼却灰溶融炉６に設けた排気ガス通路部５の内部に、複数の電極板Ａ を内部に固着した電気的絶縁体ケース１を取り付けたところを示し、焼却灰溶融 炉６から排出される排気ガスを分離、解離させる。 カーボンフイルター９は、排気ガス通路部５内のガス、臭気の吸収用である。

【０００７】

【考案の効果】

焼却灰溶融炉から排気される排気ガス中の有害ガスが分解、解離されることで ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】電極板の斜視図である。

【図２】電気的絶縁体ケースに複数の電極板を設けた斜
視図である。

【図３】電気的絶縁体ケースの上面部又は、下面部の平
面図である。

【図４】排気通路部の内部を示す断面斜視図である。

【図５】本案の電気的接続回路図である。

【符号の説明】

１ 電気的絶縁体ケース １Ａ 上面部 １Ｂ 下面部 ２ 金属板 ３ 電気的誘電体 ４ 排気ガス通路用スリツト ５ 排気ガス通路部 ６ 焼却灰溶融炉 ７ 変圧器 ８ スライダツク ９ カーボンフイルター Ｃ、Ｄ 高電圧端子 Ｕ、Ｖ １次側接続端子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】焼却灰溶融炉（６）の排気ガス通路部
   （５）の内部に、任意形状の高温耐熱材から成る電気的
   絶縁体ケース（１）の内部に任意寸法の金属板（２）の
   片面上に電気的誘電体（３）を固着した電極板（Ａ）を
   複数枚取り付け、前記電気的絶縁体ケース（１）の上面
   部（１Ａ）と下面部（１Ｂ）とに複数の排気ガス通過用
   スリツト（４）を設け、前記排気ガス通路部（５）の内
   部に任意形状のカーボンフイルター（９）を設けて成る
   焼却灰溶融炉用プラズマ装置。