JP3063274U - 二重構造の容器 - Google Patents

二重構造の容器

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JP3063274U
JP3063274U JP1999002686U JP268699U JP3063274U JP 3063274 U JP3063274 U JP 3063274U JP 1999002686 U JP1999002686 U JP 1999002686U JP 268699 U JP268699 U JP 268699U JP 3063274 U JP3063274 U JP 3063274U
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container
small balloon
shaped container
jam
shaped
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JP1999002686U
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Inventor
裕 水島
由紀子 高木
眞一 川合
Original Assignee
株式会社エルティーティー研究所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品、日本酒などの飲物、錠剤などの医薬品
及び化学物質等を入れた容器を開封した後も当該製品の
味が落ちたり、腐敗したり、効果が落ちたりすることな
く一定の品質を保つことが出来る容器を提供すること。 【解決手段】外側の容器1と、該外側の容器1の内部に
一つ以上収納された伸縮性のある材質で製造された小型
の風船状の容器2と、からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に開封後、食品、医薬品及び化学物質などの品質を保ちながら保 存するための二重構造の容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ジャムなどの食品、日本酒などの飲み物及び錠前などの薬の容器として瓶また は缶などが用いられている。長期保存に関しては開封しなければほとんど問題が ないが、開封後は開封前のように密封することがほとんど出来ないので日時の経 過とともに味が落ちたり、腐敗したり、効果が落ちたりする。これを避けるため 、ミニ容器の使用が試みられているが、整理整頓、運搬、使い易さ、又廃棄物と して、さらに費用の点等で必らずしも実用的でない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、食品、日本酒などの飲み物及び錠剤などの医薬品及び化学物 質を入れた容器を開封した後も当該製品の味が落ちたり、腐敗したり、効果が落 ちたりすることなく一定の品質を保つことが出来る容器の提供を目的とするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の容器は、外側の容器と、該外側の容器の内 部に一つ以上収納された伸縮性のある材質で製造された小型の風船状の容器とか らなるものである。
【0005】 小型の風船状の容器の材質が、伸縮性のある材質であることにより、開封後も 容易に密封することが出来、さらに二重構造になっているのでより密封度が高ま り、そのため当該容器の内に入っている商品等の品質を一定に保つことが出来る ものである。
【0006】 小型の風船状の容器をさらに滅菌操作しておくと当該容器の内に入っている商 品等の細菌増殖がほとんどない、という効果を増大させることが出来るものであ る。
【0007】 又小型の風船状の容器の大きさが1cm〜10cm程度であることが密封度が 高くなり、外気の出入りがより少なくなるため、当該容器内の商品の品質等を一 定に保つのにより効果があるものである。
【0008】 さらに前記小型の風船状の容器の伸縮性のある材質がゴム・ポリスチレンラテ ックスであることが好適である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の二重構造の容器を示す図であり、外側の容器1の内部に複数の 収納されたゴム又はポリスチレンラテックスなどの伸縮性のある材質で出来た小 型の風船状の容器2を示している。
【0010】 小型の風船状の容器2は、外側の容器1の大きさ及び当該容器2に入れる食品 等の大きさにより、1cm〜10cm程度の範囲内で大きさを選択し、当該容器 の数も4つ、5つ、等と選択出来るものである。
【0011】 当該小型の風船状の容器2に入れる物は、ジャム等の食品、日本酒などの飲み 物、錠剤等の医薬品、化学物質等である。
【0012】 又当該小型の風船状の容器2はフオークや楊枝等で容器に破壊された場合外側 の容器1の内にそのまま入っても小さく縮んであまりじゃまにならないように伸 縮性のある材質、即ちゴム・ポリスチレンラテックス等が良い。
【0013】 さらに当該小型の風船状の容器2は、この容器に入れた食品等の品質を保つ上 で加熱して滅菌しておくと良い。
【0014】 外側の容器1は瓶及び缶などの入れ物で現在使用されている材質の物である。
【0015】 本願考案の効果について実験をしたのでその実験の結果を次に記載する。
【0016】 [方法と材料] ジャムに関して、まゆ玉豆腐に用いているゴムの小型の風船状の容器、ジャ ムの瓶を用いて研究を行った。計3回研究を行ったが、実験方法は共通している 。市販のいちごジャム[第1回目(図2)、第2回目(図3)]および自家製の 梅ジャム[第3回目(図4)]の瓶を開封し、ジャムをいくつかに小分けし、一 部はそのままジャムの瓶に入れて4℃で保存し、別の一部を37℃(密封、非密 封)で保存した。また別の一部は滅菌、非滅菌した小型の風船状の容器に特製注 射器で注入し、注入口を縛った後、ジャムの瓶に入れた。ジャムの瓶は密封か非 密封にし、37℃で保存した。図に示した日数の経過後、外見、味を4人でブラ インドで判定した。また、最終検査日に検体のいくつかの細菌学的検査を行った 。 ジャムの瓶の密封は、サランラップでしっかりと行い、非密封のものはアル ミホイルで蓋をし、毎日これらを外気と交換した。滅菌保存の場合は、操作は滅 菌操作とし、それ以外のものもなるべく細菌が混入しないようにした。瓶の大き さは高さ10cm位、ジャム250g入りの瓶、小型の風船状の容器の直径は約 3cmとした。
【0017】 [結果] 結果は図2,図3,図4に示した。4℃の瓶保存は、最長16日でそれほど 外見は変わらず味も落ちていないようなのでこれを対照とした。37℃で瓶のま ま保存したものでは、外見はあまり変わらないが、味は少し落ちているものが多 かった。細菌検査では、特に自家製の梅ジャムの場合は、病原体菌も含めかなり 繁殖していた。小型の風船状の容器を用い二重構造で保存したものについてであ るが、非密封[第2回目(図3)4、第3回目(図4)4]では、水分がとびジ ャムが固くなってしまい、不可であった。密封[第2回目(図3)3,第3回目 (図4)3]の場合は、37℃で保存したにもかかわらず、前記対照に比べ味は ほとんど変わらなかった。なお、小型の風船状の容器を使っても非滅菌の場合は 、細菌増殖する可能性がある[第1回目(図2)5]。
【0018】
【考案の効果】
以上、まゆ玉豆腐に用いられているゴムを小型の風船状の容器とし、外側の容 器を瓶とする二重構造保存により、37℃で保存し、毎日蓋を開封しても、細菌 の増殖も起こらず、外見も変わらず、味もほとんど低下しないことが証明された 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の二重構造の容器を示す図である。
【図2】第1回目の実験結果を示す図である。
【図3】第2回目の実験結果を示す図である。
【図4】第3回目の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1 外側の容器 2 小型の風船状の容器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側の容器(1)と、該外側の容器
    (1)の内部に一つ以上収納された伸縮性のある材質で
    製造された小型の風船状の容器(2)と、からなること
    を特徴とする二重構造の容器。
  2. 【請求項2】 前記小型の風船状の容器の伸縮性のある
    材質がゴム・ポリスチレンラテックスであることを特徴
    とする請求項1記載の二重構造の容器。
  3. 【請求項3】 前記小型の風船状の容器の容器の大きさ
    が1cm〜10cmであることを特徴とする請求項1又
    は2記載の二重構造の容器。
  4. 【請求項4】 前記小型の風船状の容器が滅菌操作され
    た容器であることを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の二重構造の容器。
JP1999002686U 1999-04-21 1999-04-21 二重構造の容器 Expired - Lifetime JP3063274U (ja)

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