JP3063222U - 容器内残存内容物の酸化防止構造 - Google Patents

容器内残存内容物の酸化防止構造

Info

Publication number
JP3063222U
JP3063222U JP1999003690U JP369099U JP3063222U JP 3063222 U JP3063222 U JP 3063222U JP 1999003690 U JP1999003690 U JP 1999003690U JP 369099 U JP369099 U JP 369099U JP 3063222 U JP3063222 U JP 3063222U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
air
contents
hole
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1999003690U
Other languages
English (en)
Inventor
康彦 森本
Original Assignee
株式会社ユニット
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニット filed Critical 株式会社ユニット
Priority to JP1999003690U priority Critical patent/JP3063222U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063222U publication Critical patent/JP3063222U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】所要ガラス容器、紙容器、合成樹脂製容器内に
収納されたワイン、日本酒、醤油、油等、その他の液
体、ゼリー状の清涼飲料、醤油等の液体調味料、ゼリー
状或いは固形状物等飲料等を入れた所要容器を開封して
注いだ後、容器内残存内容物の酸化防止のため、空気と
遮断するために、ゴムや合成樹脂製のパッキングを用い
て密閉だけをおこなうもの、機械を用いて容器内部の空
気を吸引、排気するもの等が提案されているが、密封だ
けをおこなうものは、効果が充分でない。 【解決手段】一旦開封後の所要容器10内に所要袋12
を挿入し、該所要袋12内に空気を導いて膨脹させ、該
所要容器10の内壁面と残存内容物30とに密着させて
空気を排気し、該所要容器10の開口部にコルク栓又は
摺動回転自在蓋22を有する栓20を嵌合して密封し、
該残存内容物を空気と遮断して成る容器内残存内容物の
酸化防止構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 この考案は、容器内残存内容物の酸化防止構造に関し、更に詳しくは、ワイン 、日本酒等のアルコール飲料、清涼飲料、醤油等の液体調味料、ゼリー状或いは 固形状物等飲料等を入れた所要容器を開封して注いだ後、残存する容器内残存内 容物の酸化を防止する容器内残存内容物の酸化防止構造に関するものである。
【0002】
【考案の属する技術分野】
従来、所要ガラス容器、紙容器、合成樹脂製容器内に収納され、一旦開封後、 ワイン、日本酒、醤油、油等、その他の液体、ゼリー状のものを、空気と遮断す るために、ゴムや合成樹脂製のパッキングを用いて密閉だけをおこなうもの、容 器内部の空気を吸引、排気するもの等が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ゴムや合成樹脂製のパッキングを介して容器内の残存物の酸化防止を する構成は、残存物の品質と味の保持が充分でなく、冷蔵庫等に収納しても酸化 による品質と味等の劣化が避けられなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)この考案の第1の要旨は、所望アルコール飲料、清涼飲料、液体調味料 、ゼリー状或いは固形状物等を収納した所要容器に於て、一旦開封後の該所要容 器内に所要袋を挿入し、該所要袋内に空気を導いて膨脹させ、該所要容器の内壁 面と該残存内容物とに密着させて空気を排気し、該所要容器の開口部に栓を嵌合 して密封し、該残存内容物を空気と遮断して成る容器内残存内容物の酸化防止構 造である。
【0005】 (2)この考案の第2の要旨は、上部にフランジを有し、本体に空気孔と内容 物を注ぐ孔とを形成し、所要容器の開口部に嵌合される栓と、該栓の該空気孔と 該内容物を注ぐ孔とに対応する箇所に、夫々空気孔と内容物を注ぐ孔とを形成し 、該栓に回転摺動自在に嵌合された蓋と、該栓本体の下部に取付けられた所要袋 とから成り、一旦開封後の該所要容器内に所要袋を挿入し、該所要容器の該開口 部に該栓を嵌合し、該蓋の該空気孔と該内容物を注ぐ孔とを該栓本体の該空気孔 と該内容物を注ぐ孔とに一致させて開通させ、所要袋内に空気を導いて膨脹させ 、該空気孔と該内容物を注ぐ孔から該所要袋外の空気を排気して、該所要袋を該 所要容器の内壁面と該残存内容物とに密着させ、次に該蓋を所要角度回転して該 内容物を注ぐ孔と該内容物とを遮断して成る容器内残存内容物の酸化防止構造で ある。
【0006】 (3)この考案の第3の要旨は、所要袋を酸素バリア性を有し、且つ、該容器 内残存内容物により溶解したり、或いは、該残存内容物の品質に影響を与えない 合成樹脂製として成る容器内残存内容物の酸化防止構造である。
【0007】
【考案の実施の形態】
前述の通り、この考案に係る容器内残存物の酸化防止構造は、所望アルコール 飲料、清涼飲料、液体調味料、ゼリー状或いは固形状物等を収納し、一旦開封後 の所要容器の内側に、酸素バリア性を有し、且つ、該容器内残存内容物により溶 解したり、該残存内容物の品質に影響を与えない所要袋を挿入し、該所要袋内に 空気を導いて膨脹させ、該所要容器内の空気を排気し、その容器の内壁面と該残 存内容物とに密着させ、該所要容器の開口部を密封して該残存内容物を空気と遮 断し、酸化による品質の劣化を防止するものである。
【0008】
【実施例1】 図1、2に於て、請求項1に記載されたこの考案に係る容器内残存物の酸化防 止構造の実施例をワイン・ボトルについて説明する。 一旦開封し、内部に所要量のワインが残っているワイン・ボトル10の内側に 、ビニール袋等の袋12を挿入し、口やその他の手段で該所要袋12の中に空気 を吹込み、該所要袋12を該ワイン・ボトル10の内側壁面10aと、残ってい るワイン30の液面に十分密着させ、該所要袋12の外側と該ワイン・ボトル1 0内部の空気を該ワイン・ボトル10の外側に排気させた後、該開口部12aの 内側にコルク栓14を嵌合して密封する。
【0009】
【実施例2】 図3〜6に於て、請求項2に記載されたこの考案に係る容器内残存物の酸化防 止構造の実施例を同じくワイン・ボトルについて説明する。 上部にフランジ20aを有し、所要容器10の開口部10bに嵌合する直径と ほぼ対応する口径を有する栓20本体の長手方向に空気孔20bと空気孔兼内容 物を注ぐ孔20cとを形成し、該栓20の該フランジ20aの上面中心に凹部2 0dを形成する。
【0010】 該栓20に嵌合される蓋22で、該栓20の該空気孔20bと空気孔兼内容物 を注ぐ孔20cとの対応する箇所にも、空気孔22bと空気孔兼内容物を注ぐ孔 22cとを形成し、該蓋22の下面で該栓20の該フランジ20aの該凹部20 dに対応する箇所にリング22aを突設し、該フランジ20aの該凹部20dに 摺動自在に嵌合し、該栓20に対して摺動自在に回転出来る様にする。
【0011】 図3に示す通り、一旦開封し、内部に所要量のワインが残っているワイン・ボ トル10に於て、該栓20の下部20eに上端部12aを被覆する様に嵌合した 所要袋12を該開口部12bから該ワイン・ボトル10内に挿入し、該栓20を 該開口部12bに嵌合し、該栓20の該空気孔20bに該蓋22の該空気孔22 bを合わせれば、該空気孔兼内容物を注ぐ孔20cと該蓋22の該空気孔兼内容 物を注ぐ孔22cとが一致する。
【0012】 そして該空気孔22b、20bとから該所要袋12内に空気を供給すれば、該 所要袋12が膨脹して該空気孔兼内容物を注ぐ孔20c、22cとから空気が該 ワイン・ボトル10の外側に排気され、その後該蓋22を図3に示す様に矢印方 向に所要角度回転し、上下の該空気孔を遮断する位置で停止すれば、該所要袋1 2は該ワイン・ボトル10の内壁面と該残存ワインの液面とに密着され該残存ワ インは空気から完全に遮断されて酸化防止構造となる。
【0013】 請求項3記載の考案に於ては、該所要袋12を酸素バリア性を有し、且つ、該 容器10内の残存ワインにより溶解したり、或いは、該容器10内ワインの品質 に影響を与えない合成樹脂製としたものである。
【0014】
【考案の効果】
(1)前述の通り、一旦開封後の所要容器に於て、この考案に係る容器内残存 物の酸化防止構造によれば、空気袋12と、蓋22と栓20とを有する空気袋1 2とを所要容器10内に収納してその中の空気を排気後、密閉すれば、所望アル コール飲料、清涼飲料、液体調味料等の残存内容物を空気と遮断して酸化による 品質の劣化を確実に防止し、品質、味等を一定期間保持可能となる。 (2)又、該所要袋12を酸素バリア性を有し、且つ、該容器10内の残存ワ インにより溶解したり、或いは、該容器10の残存内容物内に品質に影響を与え ない合成樹脂製としたものである。 (3)更に、この考案は、極めて簡単な構成であるから、安価に製作可能であ り、取扱も容易であるから経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る容器内残存物の酸化防止構造に
使用される請求項1記載の酸素バリヤ性を有する空気袋
の正面図である。
【図2】図1に示す空気袋をワイン・ボトル内に挿入
し、該ワイン・ボトルの開口部にコルク等の栓を嵌合し
てワインを空気と遮断している状態を示す断面略図であ
る。
【図3】請求項2記載の容器内残存物の酸化防止構造に
使用される蓋と栓との一部透視平面略図である。
【図4】図3に示す蓋の一部透視正面略図である。
【図5】図4に示す蓋を嵌合する栓の一部透視正面略図
である。
【図6】図3〜5に示す蓋、栓、空気袋とをワイン・ボ
トル内に挿入、嵌合し、空気孔が一致して空気吸入し、
且つ、空気袋と該ワイン・ボトルの間の空気を排気する
状態を示す該ワイン・ボトルの一部断面拡大略図であ
る。
【符号の説明】
10・・・ワイン・ボトル; 10a・・・内側壁面; 10b・・・開口部; 12・・・空気袋; 12a・・・上端部; 14・・・コルク栓; 20・・・栓; 20a・・・フランジ; 20b・・・空気孔; 20c・・・空気孔兼内容物を注ぐ孔; 20d・・・凹部; 20e・・・栓の下部; 22・・蓋; 22a・・・リング; 22b・・・空気孔; 22c・・・空気孔兼内容物を注ぐ孔; 30・・・ワイン。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望アルコール飲料、清涼飲料、液体調味
    料、ゼリー状或いは固形状物等を収納した所要容器に於
    て;一旦開封後の該所要容器内に所要袋を挿入し、該所
    要袋内に空気を導いて膨脹させ、該所要容器の内壁面と
    該残存内容物とに密着させて該所要袋外の空気を排気
    し、該所要容器の開口部に栓を嵌合して密封し、該残存
    内容物を空気と遮断して成る容器内残存内容物の酸化防
    止構造。
  2. 【請求項2】上部にフランジを有し、本体に空気孔と、
    空気孔兼内容物を注ぐ孔とを形成し、所要容器の開口部
    に嵌合される栓と;該栓の該空気孔と、該空気孔兼内容
    物を注ぐ孔とに対応する箇所に、夫々空気孔と、空気孔
    兼内容物を注ぐ孔とを形成し、該栓に回転摺動自在に嵌
    合された蓋と;該栓の下部に取付けられた所要袋とから
    成り;一旦開封後の該所要容器内に所要袋を挿入し、該
    所要容器の該開口部に該栓を嵌合し、該蓋の該空気孔
    と、該空気孔兼内容物を注ぐ孔とを該栓本体の該空気孔
    と、該空気孔兼内容物を注ぐ孔とに一致させて開通さ
    せ、該空気孔から所要袋内に空気を導いて膨脹させ、該
    空気孔兼内容物を注ぐ孔から空気を排気して、該所要袋
    を該所要容器の内壁面と該残存内容物とに密着させて該
    所要袋の外側と該所要容器の内側の空気を排気し、次に
    該蓋を所要角度回転して該空気孔及び該空気孔兼内容物
    を注ぐ孔を閉じて成る請求項1記載の容器内残存内容物
    の酸化防止構造。
  3. 【請求項3】該所要袋は酸素バリア性を有し、且つ、該
    容器内残存内容物により溶解したり、或いは、該容器内
    残存内容物の品質に影響を与えない合成樹脂製として成
    る請求項1及び2記載の容器内残存内容物の酸化防止構
    造。
JP1999003690U 1999-04-20 1999-04-20 容器内残存内容物の酸化防止構造 Expired - Fee Related JP3063222U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999003690U JP3063222U (ja) 1999-04-20 1999-04-20 容器内残存内容物の酸化防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999003690U JP3063222U (ja) 1999-04-20 1999-04-20 容器内残存内容物の酸化防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3063222U true JP3063222U (ja) 1999-10-29

Family

ID=43196940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999003690U Expired - Fee Related JP3063222U (ja) 1999-04-20 1999-04-20 容器内残存内容物の酸化防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063222U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2394736C2 (ru) Закрывающее устройство для контейнера для пищевых продуктов, крышка и контейнер для пищевых продуктов
JP4586029B2 (ja) 注ぎ口を含む飲料パッキング・ユニット
HRP20020495A2 (en) Closure element for a packaging for receiving liquid or paste-like material
CA2854401C (en) Bottle including a hollow removable closure
JP3063222U (ja) 容器内残存内容物の酸化防止構造
KR102528132B1 (ko) 탄산음료용 자동 개폐기능의 용기덮개
JP2007520400A (ja) 飲料パッキング・ユニット
KR200331138Y1 (ko) 탄산음료 용기
JP3196539U (ja) 開栓後のアルコール飲料の酸化を防ぐための器具
JP3064397U (ja) 掃除機等を使用する容器内残存内容物の酸化防止構造
JP2000153821A (ja) 伸縮ペットボトル
KR200300118Y1 (ko) 이중 밀봉 기능이 구비된 마개장치
KR200391553Y1 (ko) 개봉후 다시 밀봉이 가능한 캔
KR200396029Y1 (ko) 가스 누출 방지 마개
JP3020764U (ja) 缶用飲口付きキャップ
KR200319828Y1 (ko) 캔용기용 마개
KR200250914Y1 (ko) 자바라식주름의 음료수용기
JP2004026211A (ja) 清涼飲料等の容器
US20200178714A1 (en) A Beverage Container
KR20240049467A (ko) 캔마개
KR200244231Y1 (ko) 더블형 1.5리터 페트병
KR200255395Y1 (ko) 밀봉성이 뛰어난 포장병용 피티 캡
KR200174380Y1 (ko) 캔의 스트로 개봉구조
KR200261359Y1 (ko) 다기능 병마개
KR20060109640A (ko) 가스 누출 방지 마개

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees