JP3062882U - 展示物固定具 - Google Patents

展示物固定具

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JP3062882U
JP3062882U JP1999002240U JP224099U JP3062882U JP 3062882 U JP3062882 U JP 3062882U JP 1999002240 U JP1999002240 U JP 1999002240U JP 224099 U JP224099 U JP 224099U JP 3062882 U JP3062882 U JP 3062882U
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紘 山田
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株式会社ニチエイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示物が盗まれるのを防止することができ、展
示物を固定及び分離する作業が容易に行える展示物固定
具を提供する。 【解決手段】展示物に固定した雄部材を、固定部に固定
した雌部材の筒状部に挿入して、雄部材の凹部に、筒状
部の保持孔に保持したロックボールを係合する。ロック
ボールを、ロックリングにより雄部材の凹部に対して係
合した状態に保持して、雌部材と雄部材とを分離不可に
固定するので、展示物が固定部に対して確実に固定さ
れ、展示物(例えば額縁)が盗まれるのを防止すること
ができる。一方、ロックリングを、固定解除具により解
除位置に移動して、ロックボールを、雌部材の凹部から
離脱させ、係合を解除した後、雄部材を雌部材の筒状部
から抜き取るので、展示物を固定部から取り外すことが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば絵画、写真、広告、地図、掲示物等の額縁に差込まれた展 示物を、固定部に固定するときに用いられる展示物固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような絵画を展示する場合、例えば絵画を、額縁の裏面側に差 込みセットした後、額縁の上端側に取付けた吊下げ紐を、固定部(例えば壁、柱 等)に固定したフックに吊設したり、額縁自体をフックに直接吊設したりする展 示方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した展示方法は、額縁に取り付けた吊下げ紐又は額縁自体をフッ クから取り外すだけで、額縁を簡単に取り外すことができ、取り外し作業に要す る時間が短いため、盗まれやすく、盗難を防止することが困難である。また、保 管ケースに収納したり、警備員や監視カメラ等を配置したりすると、展示費が高 くなるという問題点を有している。
【0004】 この考案は上記問題に鑑み、雄部材と雌部材とを互いに嵌合して、相互の対向 面に係合したロックボールにより分離不可に固定するので、展示物が固定部に対 して確実に固定され、展示物が盗まれるのを防止することができる展示物固定具 の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、展示物と固定部との対向面に、互いに嵌合される雄部 材と雌部材とを固定し、上記雄部材を、上記雌部材に形成した筒状部に対して挿 入可能に設け、上記雄部材の外面に形成した凹部と対向して、該凹部と係合する ロックボールを上記筒状部に形成した保持孔に保持し、上記筒状部の外面に、上 記ロックボールを上記凹部に対して係合した状態に保持する固定位置と、該凹部 に対する係合が解除される解除位置との間で操作されるロックリングを設けた展 示物固定具であることを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記筒状部内部に 、上記雄部材を筒状部から抜取ったとき上記ロックボールを凹部に対して係合阻 止される状態に保持し、該雄部材を筒状部に挿入したときロックボールを凹部に 対して係合許容する規制部材を設けた展示物固定具であることを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記ロックリング を、上記解除位置に移動する固定解除手段を設けた展示物固定具であることを特 徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1記載の展示物固定具は、雄部材を、雌部材の筒状部に挿入して、雄部 材の凹部に、筒状部の保持孔に保持したロックボールを係合する。ロックリング を固定位置に移動して、ロックボールを雄部材の凹部に対して係合した状態に保 持するので、雌部材と雄部材とが一体的に固定され、展示物を固定部に対して固 定することができる。
【0009】 一方、ロックリングを解除位置に移動して、ロックボールを雌部材の凹部に対 する係合を解除した後、雄部材を、雌部材の筒状部から抜き取るので、展示物を 固定部から分離することができる。
【0010】 請求項2記載の展示物固定具は、上記請求項1記載の作用と併せて、雄部材を 、雌部材の筒状部から抜取ったとき、規制部材を保持孔と対向する位置に移動し て、ロックボールを雄部材の凹部に対して係合阻止される状態に保持する。雄部 材を、雌部材の筒状部に挿入したとき、規制部材を保持孔に対して変位した位置 に移動して、ロックボールを雄部材の凹部に対して係合する。
【0011】 請求項3記載の展示物固定具は、上記請求項1記載の作用と併せて、ロックリ ングを、固定解除手段(例えば解除具を係止したり、保持具で保持する等)によ り解除位置に移動して、雄部材の凹部に対するロックボールの係合を解除するの で、雄部材と雌部材との固定を解除する操作が容易に行える。
【0012】
【考案の効果】
この考案によれば、雄部材と雌部材との対向面にロックボールを係合して分離 不可に固定するので、展示物を固定部に対して確実に固定することができる。ロ ックリングを固定位置に移動して係合状態に保持するので、展示物の盗難を防止 することができ、盗難防止手段として高い信頼性が得られる。
【0013】 しかも、ロックリングを解除位置に移動するだけで、雄部材の凹部に対するロ ックボールの係合が解除され、展示物を固定部から分離する作業が簡単且つ容易 に行える。且つ、ロックリングを解除操作して、雄部材を雌部材の筒状部から抜 き取るので、従来例のように展示物を吊設するよりも、展示物を固定部から分離 するのに或る程度の時間を要するため、盗まれにくく、盗難を防止することがで きる。
【0014】 さらにまた、ロックボールを、規制部材により雄部材の凹部に対して係合阻止 される状態に保持するので、雄部材を雌部材の筒状部に挿入するとき、ロックボ ールを保持孔に対して押込むような操作及び手間が省け、雄部材を挿入するだけ で、雄部材と雌部材とが互いに固定されるため、展示物を固定する作業が容易に 行える。
【0015】 さらにまた、ロックリングを、固定解除手段により解除位置に移動して、雄部 材の凹部に対するロックボールの係合を解除するので、雄部材と雌部材との固定 を解除する操作が容易に行える。且つ、ロックリングを操作するのに必要な長さ 及び強度を有する部材であれば、簡単に解除操作することができる。
【0016】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は絵画を、額縁に差込みセットしてなる展示物の盗難を防止するときに用 いられる展示物固定具を示し、図4及び図7に於いて、この展示物固定具1は、 展示物Aを構成する額縁Aaと、固定部B(例えば壁、柱等)との間に取付けら れ、額縁Aaの上端側に取付けた吊下げ紐Abを、固定部B(例えば壁)に固定 したフックBaに吊設し、固定部B側に固定した雌部材2(ベース)と、額縁A a側に固定した雄部材3(ジョイント)とを互いに嵌合して、分離不可にロック 固定する。
【0017】 上述の展示物固定具1は、図1、図2、図3にも示すように、雌部材2と、雄 部材3と、ロックリング4と、ロックボール5と、規制リング6と、固定解除具 7とで構成され、例えば真鍮、鉄、アルミニウム合金等の金属又は合成樹脂等の 材質で形成している。
【0018】 前述の雌部材2は、図5、図6にも示すように、例えば石膏ボード、コンクリ ート、金属、樹脂、木等の材質で形成した固定部Aに固定され、略円板状を有す る部材本体2aの前面側中心部に取付け孔2bを形成し、例えばネジ、クギ、ボ ルト等の固定部材8を、取付け孔2bを介して、固定部Bの取付け面に対して捩 込み又は打込み、雌部材2を移動不可に固定する。
【0019】 部材本体2aの前面側には、取付け孔2bを中心として、雄部材3と対向する 側を開口した小径の筒状部2cを形成しており、その筒状部2cの外側には、筒 状部2cの外周面が囲繞される大きさであって、同一側を開口した大径の筒状部 2dを形成している。なお、筒状部2c,2dの対向周面は、円周方向に対して 所定等間隔に隔てて離間している。
【0020】 筒状部2dの中央部外周面には、ロックボール5を保持する保持孔2eを径方 向に形成すると共に、その保持孔2eを、円周方向に対して所定間隔に隔てて複 数形成している。
【0021】 前述の雄部材3は、例えば金属、樹脂、木等の材質で形成した額縁Aaに固定 され、略筒状に形成した部材本体3aの一端側(雌部材2と対向する側)を開口 すると共に、部材本体2aを、雌部材2の筒状部2cと筒状部2dとの対向周面 間に対して嵌込み可能な大きさ及び形状に形成(略筒状)している。
【0022】 部材本体3aの内面側中心部に取付け孔3bを形成し、上述の固定部材8を、 取付け孔3bを介して、額縁Aaの取付け面に対して捩込み又は打込み、雄部材 3を移動不可に固定する。
【0023】 部材本体3aの開口側外周面には、ロックボール5を係合する凹部3cを円周 方向に連続して形成又は部分的に形成しており、凹部3cの両端部には、小径周 面部を中心として大径周面部に向けて徐々に大径となるテーパ面3dを形成する と共に、そのテーパ面3dを、後述するロックボール5の出没動作をガイドする 角度に傾斜している。
【0024】 前述のロックリング4は、筒状部2dの外周面に対してスライド可能に遊嵌さ れ、雌部材2と対向する側に形成した小径部4aの内周面を、ロックボール5の 略全体が筒状部2dの外周面よりも内側に没入した状態に規制する大きさに形成 し、他端側に形成した大径部4bの内周面を、ロックボール5の一部が筒状部2 dの外周面よりも外側に突出した状態に許容する大きさに形成している。
【0025】 大径部4bの外周面に形成した鍔部4cは、後述する固定解除具7の端部7b が係止される大きさ及び形状に形成され、円周方向に連続して形成又は部分的に 形成している。
【0026】 小径部4aと大径部4bとの間には、小径部4aから大径部4bに向けて徐々 に大径となるテーパ面4dを形成すると共に、そのテーパ面4dを、後述するロ ックボール5の出没動作をガイドする角度に傾斜している。
【0027】 一方、筒状部2dの開口側周縁部に近接して固定した抜止めピン9は、ロック リング4に形成したテーパ面4dに当接され、ロックリング4の小径部4aを、 筒状部2dの保持孔2eと対向した位置に規制及び抜止めする。
【0028】 且つ、雌部材2の外周縁部とロックリング4の外周縁部との間に圧縮装填した コイルスプリング10は、ロックリング4を、抜止めピン9に対して当接される 方向に付勢している。
【0029】 前述のロックボール5は、筒状部2dの保持孔2eに対して移動可能に収納保 持され、筒状部2dの外周面側と内周面側とに出没可能に保持している。
【0030】 筒状部2dの保持孔2eに、ロックリング4の小径部4aを対向したとき、ロ ックボール5が筒状部2dの外周面よりも内側に没入した状態に規制され、雄部 材3の凹部3cと係合する状態に保持される。
【0031】 一方、筒状部2dの保持孔2eに、ロックリング4の大径部4bを対向したと き、ロックボール5の一部が筒状部2dの外周面よりも外側に突出許容され、雄 部材3の凹部3cに対する係合が解除される。
【0032】 前述の規制リング6は、雌部材2に形成した筒状部2cと筒状部2dとの対向 周面間に対してスライド可能に遊嵌され、筒状部2dの開口側外周面に固定した 抜止めリング11は、規制リング6の小径側周縁部に当接され、規制リング6の 外周面を、筒状部2dの保持孔2eと対向した位置に規制及び抜止めする。
【0033】 且つ、規制リング6の小径側周縁部と対向して、筒状部2c,2dの間に圧縮 装填したコイルスプリング12は、規制リング6を、抜止めリング11に対して 当接される方向に付勢している。
【0034】 前述の固定解除具7は、図2、図3、図5に示すように、ロックリング4を操 作するのに必要な硬さを有する材質(例えば金属、樹脂等)で形成され、具本体 7aの端部7bを、ロックリング4の鍔部4cに対して係止可能な角度(反返り 状態)に折曲げ又は屈曲すると共に、ロックリング4の鍔部4cに対して係止さ れる長さ、大きさ、形状(例えば略U字状、略V字状、略コ字状等の二股形状) に形成している。
【0035】 端部7b,7bの先端部は、ロックリング4の鍔部4cに対して係止ガイドさ れる形状(例えば曲面形状、斜面形状)に形成され、ロックリング4の鍔部4c に対して係止される間隔に隔てて略平行に形成すると共に、鍔部4cよりも外側 に突出される係止幅に形成している。
【0036】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、展示物固定具1により展 示物Aを固定部Bに固定するときの方法を説明する。 先ず、図7に示すように、展示物Aに取付けた吊下げ紐Abを、固定部B(例 えば壁)に固定したフックBaに吊設した後、図4、図6に示すように、額縁A aに固定した雄部材3を、固定部Bに固定した雌部材2の筒状部2dに挿入し、 筒状部2dに収納した規制リング6に当接する。
【0037】 規制リング6を、コイルスプリング12に抗して、筒状部2dの閉塞側内壁面 に対して当接される方向に移動させ、雄部材3の凹部3cを、筒状部2dの保持 孔2eと対向する。
【0038】 雄部材3の凹部3cと筒状部2dの保持孔2eとを対向したとき、ロックボー ル5がフリー状態に保持されると共に、筒状部2dの外周面側に突出したロック ボール5には、ロックリング4のテーパ面4dを当接しているので、コイルスプ リング10の復元力により、ロックボール5が筒状部2dの保持孔2eに対して 押込まれ、筒状部2dの内周面側に突出し、保持孔2eと対向する雄部材3の凹 部3cに対して係合される。
【0039】 同時に、ロックボール5を、筒状部2dの外周面よりも内側に没入したとき、 ロックリング4が筒状部2dの開口側外周面に移動される。
【0040】 ロックリング4の小径部4aを、筒状部2dの保持孔2eと対向する位置に移 動規制して、ロックボール5を、雄部材3の凹部3cに対して係合した状態に保 持するので、雌部材2と雄部材3とが嵌合した状態にロック固定され、展示物A を構成する額縁Aaを、固定部Bに対して分離不可に固定することができる。
【0041】 また、雌部材2と雄部材3とを互いに嵌合した後、額縁Aaに取付けた吊下げ 紐Abを、固定部Bに固定したフックBaに吊設してもよい。
【0042】 次に、額縁Aaの固定を解除する場合、図2、図3、図5に示すように、固定 解除具7を、展示物Aと固定部Bとの間に差込み、固定解除具7の端部7b,7 bを、ロックリング4の鍔部4cに係止した後、コイルスプリング10に抗して 、ロックリング4を、雌部材2の外周縁部に対して当接する方向に移動させ、ロ ックリング4の大径部4bを、筒状部2dの保持孔2eと対向して、ロックボー ル5をフリー状態に保持する。なお、ロックリング4を、その他の解除具又は指 で操作してもよい。
【0043】 この後、図6にも示すように、雄部材3を、雌部材2の筒状部2dから抜き取 ると共に、コイルスプリング12の復元力により、雄部材3と規制リング6とを 筒状部2dの開口側に移動させ、ロックボール5に、雄部材3に形成した凹部3 cのテーパ面3dを当接して、保持孔2eに対して押込まれる方向に移動する。
【0044】 ロックボール5を、筒状部2dの保持孔2eに押込み、雄部材3の凹部3cか ら離脱させて係合を解除すると共に、雄部材3及び規制リング6の外周面に乗り 上げさせて、筒状部2dの外周面側に突出する。
【0045】 且つ、規制リング6を、保持孔2eと対向する位置に移動規制して、ロックボ ール5を、筒状部2dの外周面側に突出した状態であって、ロックリング4のテ ーパ面4dに対して当接した状態に保持して、ロックリング4の大径部4bを、 筒状部2dの保持孔2eと対向する状態に固定するので、展示物Aを構成する額 縁Aaを、固定部Bから取り外すことができる。
【0046】 以上のように、展示部Aに固定した雄部材3を、固定部Bに固定した雌部材2 の筒状部2dに挿入し、雄部材3の凹部3cに、筒状部2dの保持孔2eに保持 したロックボール5を係合して、雌部材2と雄部材3とを分離不可に固定するの で、展示物Aを固定部Bに対して確実に固定することができる。
【0047】 しかも、ロックリング4により雄部材3の凹部3cにロックボール5を係合し た状態を保持するので、展示物Aの盗難を防止することができ、盗難防止手段と して高い信頼性が得られる。且つ、ロックリング4を解除位置に移動するだけで 、雄部材3の凹部3cに対するロックボール5の係合が解除され、展示物Aを固 定部Bから分離する作業が簡単且つ容易に行える。
【0048】 さらに、ロックリング4を解除操作して、雄部材3を、雌部材2の筒状部2d から抜き取るので、従来例のように展示物Aを吊設するよりも、展示物Aを固定 部Bから分離するのに或る程度の時間を要するため、盗まれにくく、盗難を防止 することができる。且つ、盗難現場の発見及び盗難者の確認が容易に行える。
【0049】 さらにまた、雄部材3を、雌部材2の筒状部3dから抜取ったとき、ロックボ ール5を、規制リング6により雄部材3の凹部3cに対して係合阻止される状態 に保持するので、雄部材3を、雌部材2の筒状部2dに挿入するとき、ロックボ ール5を保持孔2eに対して押込むような操作及び手間が省け、雄部材3を挿入 するだけで、雄部材3と雌部材2とが互いに固定されるため、展示物Aを固定す る作業が容易に行える。
【0050】 さらにまた、ロックリング4を、固定解除具7により解除位置に移動し、雄部 材3の凹部3cに対するロックボール5の係合を解除するので、展示物Aと固定 部Bとの間が狭くても、雄部材3と雌部材2との固定を解除する操作が容易に行 える。且つ、ロックリング4を操作するのに必要な長さ、大きさ、強度を有する 部材(例えば板部材、棒部材等)であれば、簡単に解除操作することができる。
【0051】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の規制部材は、実施例の規制リング6に対応し、 以下同様に、 固定解除手段は、固定解除具7に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0052】 上述の固定解除具7に代わる解除手段として、例えばロックリング4の外周面 に固定解除具7を連設したり、板状又は棒状の操作部(図示省略)を一体的に連 設してもよい。
【0053】 また、雌部材2の筒状部2c,2dと、雄部材3と、ロックリング4と、規制 リング6とを、例えば四角形、多角形等の任意形状に形成してもよい。
【0054】 さらにまた、コイルスプリング10,12に代わる付勢手段として、例えば板 バネ、ゴム等の弾性体を用いてもよい。
【0055】 さらにまた、雌部材2を、展示物Aの額縁Aaに固定し、雄部材3を、固定部 Bに固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 展示物固定具の分離状態を示す斜視図。
【図2】 解除部材をロックリングに係止した状態を示
す正面図。
【図3】 雄部材と雌部材とを嵌合及び分離する状態を
示す側面図。
【図4】 ロックボールによる固定状態を示す横断平面
図。
【図5】 ロックボールによる固定を解除した状態を示
す横断平面図。
【図6】 雄部材と雌部材との分離状態を示す横断平面
図。
【図7】 展示物固定具を額縁に取付けた状態を示す正
面図。
【符号の説明】
A…展示物 Aa…額縁 B…固定部 1…展示物固定具 2…雌部材 2c,2d…筒状部 2e…保持孔 3…雄部材 3c…凹部 4…ロックリング 4c…鍔部 5…ロックボール 6…規制リング 7…固定解除具 10,12…コイルスプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】展示物と固定部との対向面に、互いに嵌合
    される雄部材と雌部材とを固定し、上記雄部材を、上記
    雌部材に形成した筒状部に対して挿入可能に設け、上記
    雄部材の外面に形成した凹部と対向して、該凹部と係合
    するロックボールを上記筒状部に形成した保持孔に保持
    し、上記筒状部の外面に、上記ロックボールを上記凹部
    に対して係合した状態に保持する固定位置と、該凹部に
    対する係合が解除される解除位置との間で操作されるロ
    ックリングを設けた展示物固定具。
  2. 【請求項2】上記筒状部内部に、上記雄部材を筒状部か
    ら抜取ったとき上記ロックボールを凹部に対して係合阻
    止される状態に保持し、該雄部材を筒状部に挿入したと
    きロックボールを凹部に対して係合許容する規制部材を
    設けた請求項1記載の展示物固定具。
  3. 【請求項3】上記ロックリングを、上記解除位置に移動
    する固定解除手段を設けた請求項1記載の展示物固定
    具。
JP1999002240U 1999-04-07 1999-04-07 展示物固定具 Expired - Lifetime JP3062882U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106639A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Ud Trucks Corp テーパローラベアリングの予圧調節機構

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