JP3062545U - 広告表示構造及びそれに使用する広告シ―ト - Google Patents

広告表示構造及びそれに使用する広告シ―ト

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JP3062545U
JP3062545U JP1999001945U JP194599U JP3062545U JP 3062545 U JP3062545 U JP 3062545U JP 1999001945 U JP1999001945 U JP 1999001945U JP 194599 U JP194599 U JP 194599U JP 3062545 U JP3062545 U JP 3062545U
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株式会社ビービー・ワン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品陳列区画として限られたスペースしか確
保できない場合でもよく目立ち、効果的な商品広告を行
うことができる広告表示構造を提供する。 【解決手段】 商品Gが陳列される商品陳列部2に対
し、陳列された商品Gの広告情報4が表面に表示される
シート状の広告シート3を、その商品Gの陳列区画52
の正面の床面F上に着脱可能に配置する。床面に配置し
た広告シート3は遠くの客にもよく目立ち、アピール効
果が高い。また、床に広告シート3を配置するので、ス
ペース上の制約が少なく、例えば陳列区画の寸法よりも
大きな広告表示も可能であり、アピール効果が一層高め
られる。されに、陳列商品Gに対応する位置において、
その床面上に広告シート3が配置されるから、広告対象
商品を他の商品から引き立たせることができ、客に購買
のモティベーションを与えやすい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はスーパーマーケットや飲食店、あるいはその他の小売り店舗等にて使 用される広告表示構造と、それに使用される広告シートとに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スーパーマーケットや飲食店など、一般消費者への商品販売を行う場 所においては、特売品や定番商品の広告を行うために、例えば図11に示すよう に、販売棚に陳列された商品の山の正面側に広告媒体として、ポスターCV1を 貼り付けたり、あるいは立て札CV2を立てたりしている。また、ポップ式の広 告を天井から吊り下げることも行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では次のような問題がある。まず、商品陳列区 画が小さい場合、広告媒体としてあまり大きなポスターや立て札を置くと商品が 隠れてしまい、陳列に支障を来たす場合がある。しかしながら、広告媒体の大き さを小さくすると目立たなくなってしまい、客へのアピール効果が薄れてしまう 。また、吊り下げ型の広告は設置が面倒であり、客に威圧感を与えることもある 。
【0004】 また、上記従来の広告形態では、広告表示面が空間的には上下方向、すなわち 立った状態で形成されるから、表示面の正面側からしか広告内容を視認できない 。例えば、図11の場合、客がポスターCV1や立て札CV2の正面から外れた 位置、例えば側方から陳列区画を見た場合、広告の存在に気づくことができなく なり、その商品が広告対象商品であることも全く認識できなくなる。すなわち、 限られたスペースで目立つ広告を行うには限界があった。
【0005】 また、スーパーマーケット等では、櫛形に配置された商品棚に商品を陳列して いることが多く、客は棚間に形成された通路を歩きながら商品を選ぶことになる 。この場合、広告は当然、棚枠や一部の商品のパッケージに貼り付ける形で行わ れる。しかしながら、この態様においては、客が棚間の通路の端に立って見通し たとき、棚のどこに目的の商品が陳列されているかが全く見えず、まして、これ に付された広告の存在には気付くはずもない。
【0006】 つまり、上記従来の広告表示構造では、商品陳列区画のすぐそばまで近寄らな いと広告に気付いてもらえない欠点がある。その結果、せっかくPRに値する商 品を陳列しながら、広告形態の欠点により陳列区画から離れた場所にいる客を惹 き付けることができず、売上等も伸び悩むことにならざるを得ない。
【0007】 本考案の課題は、商品陳列区画として限られたスペースしか確保できない場合 でもよく目立ち、効果的な商品広告を行うことができる広告表示構造と、それに 使用する広告シートとを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記の課題を解決するために、本考案の広告表示構造は、商品が陳列される商 品陳列部と、その商品陳列部に陳列された商品のパッケージに表示された図案の 少なくとも一部を反映した広告図案を含む広告情報が表面に表示されるシート状 に構成されるとともに、かつ、広告情報の表示された表面が上側となるように、 商品陳列部に対応する床面上に着脱可能に配置される広告シートとを備えたこと を特徴とする。
【0009】 また、これに使用する本考案の広告シートは、商品の広告情報が表面に表示さ れるシート状に構成されるとともに、裏面側の粘着層により、広告情報が示す商 品の陳列部に対応した床面上に貼着して使用されることを特徴とする。
【0010】 上記本考案によれば、以下のごとき効果が得られる。 従来のポスターや立て札、あるいは吊り広告等と異なり、床面に配置した広告 シートは遠くの客にもよく目立ち、アピール効果が高い。また、一部の吊り広告 にあるような威圧感も生じにくい。 壁面や棚あるいは陳列商品等を利用して広告媒体を配置する従来の方式と異な り、床に広告シートを配置するので、スペース上の制約が少なく、例えば陳列区 画の寸法よりも大きな広告表示も可能であり、アピール効果が一層高められる。 一般の小売店では商品カテゴリー別に売り場が構成されていることが多い。そ して、上記本考案の広告構造では、陳列商品に対応する位置において、その床面 上に広告シートが配置されるから、広告対象商品を他の商品から引き立たせるこ とができ、客に購買のモティベーションを与えやすい。 商品陳列部前方の床面スペースが通路状に形成されている場合、その通路を見 通したときに広告が非常に目立ちやすい。結果、商品陳列区画が直接見えない場 合でも、広告シートだけは視認することができ、客の注意を惹き付けることがで きる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例たる広告表示構造1を示している。該構造1におい ては、商品Gが陳列される商品陳列部2と広告シート3とを備える。この広告シ ート3は、商品陳列部2に陳列された商品Gの広告情報4が表面に表示されるシ ート状のもので、広告情報4が表示された表面が上側となるように、商品陳列部 2に対応する床面F上に着脱可能に配置される。広告情報4は、例えば商品Gの パッケージPに表示された図案Dの少なくとも一部を反映した広告図案D’を含 むものとすることができる。このような広告構造1によれば、陳列商品Gに対応 する位置において床面F上に広告シート3が配置され、さらにこれに表示される 広告情報D’が、対応する商品のパッケージPにデザインされた図案(商品名や ロゴマーク等も含む)Dの一部を使用しているので、商品陳列部2において広告 対象商品が何であるかを一目で識別することができ、また、図に示す通り、その 広告対象商品を他の商品から一層引き立たせることができる。
【0012】 図2及び図3に示すように、広告シート3は、裏面側の粘着層32により床面 上に貼着される形で使用されるものとすることができる。これにより、広告シー ト3の床面へのセット及び取外しを極めて簡単に行うことができ、床面に損傷を 与える恐れも少ない。具体的には、広告シート3は、表面に広告情報4が形成さ れた広告シート本体31と、その広告シート本体31の裏面側を覆う形態で配置 される粘着剤層又は両面粘着シート層からなる粘着層32を備えるものとして構 成できる。これによれば、広告シート3をシール状に構成でき、床面に手軽に貼 付して使用することができる。この場合、図5(a)に示すように、未使用状態 の粘着層32の床面貼着側を剥離紙33で覆っておくことができる。
【0013】 なお、図1において、商品陳列部2に陳列される商品が変更された場合、広告 シート3も変更後の商品に対応するものに交換しなければならない。また、広告 シート3が損傷したり、広告表示が傷や擦れ等により見えにくくなった場合は、 広告シート3を新しいものと取り替える必要も生ずる。いずれの場合も、床面か ら古い広告シート3をはがし取らなければならないが、この際、粘着層32の粘 着力が強すぎると、剥がし取りに非常な苦労を要することになるし、何とか剥が し取りできても、床面の樹脂タイルやフローリングがシート3ともに連れ上がっ たり、あるいは粘着層32を構成する粘着剤等が床面側に残留して汚してしまっ たりする恐れがある。他方、粘着力が弱すぎると、歩行者に踏み付けられたり角 や縁を蹴られたりするうちに、広告シート3が簡単にはがれてしまったり、局部 的に強い力が作用したときに、しわや浮き上がりが生じたりしやすい問題がある 。このような不具合を生じないよう、粘着層32の粘着強度は、JIS:Z−1 528に規定された常態粘着力(貼着から20時間経過後の粘着力)を、400 〜2000gf/25mm、望ましくは600〜1500gf/25mm(例え ば1000gf/25mm)に調整するのがよい。これは、シール粘着でいう普 通粘着に概ね相当するものである。
【0014】 なお、粘着剤は感圧接着剤により構成できる。一例としては、合成ゴム(例え ばニトリルゴム、スチレンゴム、クロロプレンゴム)や天然ゴムに粘着付与材と 必要に応じて軟化剤や老化防止剤等を配合したゴム系、ガラス転移温度の異なる 複数のアクリル酸エステルと他種感応性単量体とを共重合したアクリル系、シリ コンゴムと樹脂とからなるシリコーン系の他、ポリウレタン系やポリウレタン系 のものを使用でき、特にゴム系とアクリル系を好適に使用することができる。
【0015】 また、床面への粘着剤の残留をなるべく防止したい場合には、図5(b)に示 すように、粘着層32を、紙や樹脂シート等の芯材32cの両面に第一接着層3 2aと第二接着層32bとを形成した両面接着シートや、芯材を用いずに、例え ば第一接着層32aと第二接着層32bとが直接隣接する2層構造の粘着層32 を使用し、広告シート本体31側の第一接着剤層32aよりも、床面貼着側の第 二接着層32bの方が弱粘着となるように、各層の粘着力を調整する構成を採用 できる。
【0016】 次に、広告シート本体31の構成であるが、前記した通り、床面に貼着して使 用するため、歩行者やカートの車輪あるいはキャスター等に踏まれたり、あるい は業務用清掃機等で擦られたりしても傷や擦れ等の損傷が生じにくく、かつ表示 広告内容が摩滅しにくい構造を採用する必要がある。一例として、図3に示すよ うに、シート状に構成された本体基材34と、その本体基材34上に形成される 広告情報表示層35と、その広告情報表示層35を覆う透明又は半透明の高分子 材料にて形成された防護層36とを備えるものを例示できる。このようにすれば 、広告情報表示層35が本体基材34と防護層36との間に埋め込まれる形とな り、表示内容の摩滅等を効果的に防止することができる。
【0017】 また、本体基材34は、床面への貼着あるいは剥がし取りの容易性等を考慮し て、可橈性を有する材料、例えば高分子材料、紙及びそれらの複合材料のいずれ かにて構成することが望ましい。他方、広告情報表示層35は、その本体基材3 4上に形成される広告情報の印刷層とすることができる。この場合、防護層36 は、本体基材34よりも柔軟な透明高分子材料にて構成することができる。防護 層36をこのような柔軟な材質で構成することで、防護層36に擦れ等に基づく 細かい傷が生じにくくなり、長期間使用しても広告情報表示層35の見栄えが損 なわれにくくなる。なお、防護層36の表面の傷等を目立ちにくくするために、 該表面をエンボス加工しておくことも可能である。
【0018】 このような条件を満たす防護層35の材質とて、特に軟質塩化ビニルを例示す ることができる。この場合、本体基材34は、軟質又は硬質塩化ビニルにより構 成され、印刷層35を介して軟質塩化ビニルからなる防護層36に圧着・一体化 されたものとすることができる。これによれば、本体基材34と防護層36とが 同じ塩化ビニル系の材料で構成されるため親和性に優れ、両者の密着強度が高め られるので防護層36の剥がれ等を効果的に防止することができる。ここで、印 刷層25の溶け出しや変色等を防止するために、本体基材34と防護層36とは 、80℃以下の低温にて圧着接合することが望ましい。また、図7に示すように 、広告シート本体31の表面周縁部に面取り部31aを形成しておけば、シート のめくれ上がりや剥がれ等をより効果的に防止することができる。
【0019】 なお、広告情報表示層35は、インクによる印刷ではなく、例えば図6(a) に示すように、顔料着色した樹脂粉末を用いて広告図案を本体基材34上に静電 転写することにより、樹脂粉末転写パターン45を形成し、同図(b)に示すよ うに、次いでこれを加熱定着して形成することも可能である。これによれば、よ り耐摩耗性の大きい広告情報表示層が得られる。他方、(c)に示すように、図 案に対応するパターンを本体基材34上にオフセット転写し、そのオフセットパ ターン35aの底部にインクを充填して広告情報表示層35を形成してもよい。 オフセットパターン35aにより凹んだ位置に印面が形成されるので、広告情報 表示層35の摩滅が生じにくい。いずれの場合も、防護層を省略することが可能 である。
【0020】 次に、広告シート本体31の厚さは、0.15mm〜1.0mmの範囲にて調 整するのがよい。広告シート本体31の厚さが0.15mmよりも薄い場合、床 面に貼着したシートの剥がし取りが行いにくくなり、シート交換等に手間取るこ とがある。また、あまり厚さが小さいと、シートの耐久性が十分に確保できなく なる場合がある。他方、広告シート本体31の厚さが1.0mmを超えると、シ ート縁に歩行者の靴やカートの車輪等が引っ掛かりやすくなり、通行の妨げにな ったり、あるいはシートが剥がれやすくなったりする問題がある。広告シート本 体31の厚さは、より望ましくは0.15mm〜0.5mm(例えば0.25m m)に調整するのがよい。
【0021】 図4(a)は、広告シート3のデザイン例を示している。ここで、一般の店舗 の多くにおいては、売り場の床面が、ベージュやグレー系統のやや明るい色調で 内装されていることが多い。本考案者の調査によれば、このような床面の色調は 、JIS:Z8721に規定されている明度スケールにおいて、N6.0〜N9 .5の範囲に収まっているものが極めて多いことが判明した。この場合、広告シ ート3の全体が明るい色調の色にてデザインされていると、広告シート3の表示 内容が周囲の床色中に埋没してしまい、少し離れたところ、例えば5m以上の距 離からは、通常採用されている照明強度では広告シート3の存在を識別しにくく なってしまう問題を生ずる。そこで、鋭意実験を繰り返した結果、広告シート3 の表面全体面積の30%以上をN5.0以上の暗い色調の色にてデザインするか 、あるいは広告シート3の周縁から1cmまでの外周領域に関して、その60% 以上をN5.0以上の暗い色調の色にてデザインすることにより、5m以上離れ た位置からも明確に広告シート3の識別が可能となり、歩行者等の注意を十分に 惹き付けられることが判明した。例えば図4(a)の広告シート3では、シート の寸法が縦41cm、横60cmであり、周縁から少なくとも1.6cmまでの 外周領域41の略全体が、明度N3.0の黒っぽい色にて着色され、さらに全体 の約40%がN5.0以上の着色領域となっている。
【0022】 以下、本考案の広告表示構造のさらに具体的な構成について説明する。まず、 図1に示すように、商品陳列部2においては、前方側に床面スペースを生じた状 態にて、複数種類の商品が少なくとも横方向に視認可能な状態で陳列されており 、広告シート3は該床面スペース上にて、商品陳列部2における対応商品陳列区 画52の正面に配置することができる。なお、対応商品陳列区画52の両側には 、他の商品の陳列区画51,53が形成されている。これによれば、多数の種類 の商品が並ぶ商品陳列部2において広告対象商品が何であるかを一目で識別する ことができる。
【0023】 なお、図8に示すように、広告シート3の幅W2は、対応する商品陳列区画5 2cの形成幅W1よりも大きくすることも可能である。また、広告シート3の縦 方向寸法Lは、20cm以上、かつ通路幅W3の40%以内に収めることが望ま しい。Lが20cm未満であると広告効果が薄れ、また通路幅W3の40%を超 える寸法では、広告シート1に近寄ったときに内容の全体把握が難しくなり、却 って広告効果が損なわれる場合があるからである。一般のスーパーマーケットや ドラッグストア等で採用されている通路幅は120〜150cmであり、この場 合、Lは上限を48〜60cmの間として選定することが望ましいといえる。
【0024】 また、図8に示すように、商品陳列部2は一方向に延びる横長形態に形成する ことができる。床面スペースは該商品陳列部2に沿う歩行用通路60を形成する 。この場合、商品陳列部2には、互いに異なる商品を陳列する複数の陳列区画を 横方向に隣接する形で形成することができるが、それら陳列区画の少なくとも2 以上のもの(ここでは52aと52b)の各正面位置に対応して、各々対応する 商品の広告情報4a,4bを表示する広告シート3a,3bを、歩行用通路60 の形成方向(図中矢印で示す方向)に並んで配置することができる。例えば、通 路奥の陳列区画の商品は元々見えにくいことから、商品自体が歩行者の注意を惹 くことはほとんどなく、広告対象となるような特売品等の存在にも気付きにくい 。そこで、上記のようにこの通路方向に並んで位置する陳列区画52a,52b に対応して、広告シート3a,3bを配置しておくと、通路に沿ったどの辺りに 広告の対象となる定番商品や特売品が存在するかが非常にわかりやすくなり、ま た、広告シートが相当遠くにあっても、そこに広告シートが存在することさえ識 別できれば、歩行者の好奇心を惹き付けることが容易となる。
【0025】 例えば、スーパーマーケット等では、図9に示すような売り場レイアウトを採 用している店舗も多い。この例では、売り場フロアの周囲に沿って並ぶ商品陳列 部12の他、これとは別に、横長の商品陳列部(棚)22が、その長手方向と交 差する向き(ここでは直交する向き)において、間に歩行用通路60を挟む形で 複数並んで配置されている。また、それら商品陳列部22の少なくとも一方の端 部側、この実施例では両方の端部側において、それらの間に形成された各歩行用 通路60を櫛歯状につなぐ形で補助通路61が形成されている。そして、歩行用 通路60には、補助通路61側から該歩行用通路60を見通したときに、その配 置状態が視認可能な状態で、広告シート1が1又は所定の間隔で複数配置されて いる。
【0026】 補助通路61を歩く歩行者(客)が商品陳列部22の列の側方側から陳列部間 の通路60を見通しても、その商品陳列部22のどこに目的の商品が陳列されて いるかは、よほど手前に商品が置かれていない限り、ほとんど知ることができな い。従来、多くの客は、実際に通路60を歩きながら両側の商品陳列部22を眺 め、特売品や定番商品等を見つけると立ち止って覗き込んだり、手に取ってみた りするケースが多い。しかし、すでに多くの売り場を歩き回って疲れていたり、 あるいは単なる冷やかし来店で購買意欲に元々欠ける等の要因により、通路60 内に積極的に歩み込んで来ない浮動的な客も、実際問題かなりの数にのぼる。上 記の構成によれば、補助通路61側から通路60内を覗き込むと、その通路床面 に広告シート1が意味ありげに配置されているのがすぐに目に留まるから、上記 のような浮動的な客に対しても、その好奇心を刺激して広告対象商品が置かれて いる通路60内にまんまと誘い込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例たる広告表示構造を示す斜視
図。
【図2】それに使用する広告シートの表面側及び裏面側
をそれぞれ示す斜視図。
【図3】広告シートの断面構造の一例を、その作用とと
もに示す模式図。
【図4】広告シートのデザイン例を示す図。
【図5】広告シートの裏面側に粘着層を形成するいくつ
かの具体例を示す断面模式図。
【図6】防護層を省略した広告シートの例をいくつか示
す断面模式図。
【図7】広告シート本体の表面周縁部に面取り部を形成
する例を示す断面模式図。
【図8】歩行用通路の両側に商品陳列部が形成される場
合への本考案の適用例を示す斜視図。
【図9】商品陳列部のレイアウト及び広告シートの配置
例を示す平面図。
【図10】従来の広告表示方式を示す斜視図。
【符号の説明】
1 広告表示構造 2,12,22 商品陳列部 3,3a〜3c 広告シート 4,4a〜4c 広告情報 F 床面 G,G1,G2,G3 商品 31 広告シート本体 32 粘着層 33 剥離紙 34 本体基材 35 広告情報表示層(印刷層) 36 防護層 41 外周領域 51〜53,52a〜52c 商品陳列区画 60 歩行用通路 61 補助通路

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品が陳列される商品陳列部と、その商
    品陳列部に陳列された商品のパッケージに表示された図
    案の少なくとも一部を反映した広告図案を含む広告情報
    が表面に表示されるシート状に構成されるとともに、前
    記広告情報の表示された面が上側となるように、前記商
    品陳列部に対応する床面上に着脱可能に配置される広告
    シートとを備えたことを特徴とする広告表示構造。
  2. 【請求項2】 前記商品陳列部は、前方側に床面スペー
    スを生じた状態にて、複数種類の商品が少なくとも横方
    向に視認可能な状態で陳列されるものであり、前記広告
    シートは前記床面スペース上にて、前記商品陳列部にお
    ける対応商品の陳列区画の正面に配置される請求項1記
    載の広告表示構造。
  3. 【請求項3】 前記商品陳列部は一方向に延びる横長形
    態に形成され、 また、前記床面スペースは該商品陳列部に沿う歩行用通
    路をなしており、 前記商品陳列部には、互いに異なる商品を陳列する複数
    の陳列区画が横方向に隣接する形で形成されており、そ
    れら陳列区画の少なくとも2以上のものの正面位置に対
    応して、各々対応する商品の広告情報を表示する広告シ
    ートが、前記歩行用通路の形成方向に並んで配置されて
    いる請求項2記載の広告表示構造。
  4. 【請求項4】 前記広告シートの縦方向寸法が20cm
    以上であり、かつ前記歩行用通路の通路幅の40%以内
    に収まっている請求項3記載の広告表示構造。
  5. 【請求項5】 横長の前記商品陳列部が、その長手方向
    と交差する向きにおいて、間に前記歩行用通路を挟む形
    で複数並んで配置されており、 また、それら商品陳列部の少なくとも一方の端部側にお
    いて、それらの間に形成された各歩行用通路を櫛歯状に
    つなぐ形で補助通路が形成されており、 前記歩行用通路には、前記補助通路側から該歩行用通路
    を見通したときに、その配置状態が視認可能な状態で、
    前記広告シートが1又は所定の間隔で複数配置されてい
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の広告表示構造。
  6. 【請求項6】 前記広告シートは、裏面側の粘着層によ
    り前記床面上に貼着される形で使用される請求項1ない
    し5のいずれかに記載の広告表示構造。
  7. 【請求項7】 前記広告シートは、表面に前記広告情報
    が形成された広告シート本体と、その広告シート本体の
    裏面側を覆う形態で配置される粘着剤層又は両面粘着シ
    ート層からなる前記粘着層とを備える請求項6記載の広
    告表示構造。
  8. 【請求項8】 前記粘着層の粘着強度は、JIS:Z−
    1528に規定された常態粘着力が、400〜2000
    gf/25mmに調整されている請求項7記載の広告表
    示構造。
  9. 【請求項9】 前記粘着層の粘着強度は、JIS:Z−
    1528に規定された常態粘着力が、600〜1500
    gf/25mmに調整されている請求項6記載の広告表
    示構造。
  10. 【請求項10】 前記広告シート本体31の厚さが、
    0.15mm〜1.0mmの範囲にて調整される請求項
    7ないし9のいずれかに記載の広告表示構造。
  11. 【請求項11】 前記広告シート本体31の厚さが、
    0.15mm〜0.5mmの範囲に調整される請求項7
    ないし9のいずれかに記載の広告表示構造。
  12. 【請求項12】 前記床面の色調が、JIS:Z872
    1に規定されている明度スケールにおいて、N6.0〜
    N9.5の範囲とされ、他方、前記広告シートは、表面
    全体面積の30%以上をN5.0以上の暗い色調の色に
    てデザインするか、あるいは広告シートの周縁から1c
    mまでの外周領域に関して、その60%以上をN5.0
    以上の暗い色調の色にてデザインされたものである請求
    項1ないし11のいずれかに記載の広告表示構造。
  13. 【請求項13】 前記広告シートの幅が、対応する商品
    陳列区画の形成幅よりも大きく設定されている請求項1
    ないし12のいずれかに記載の広告表示構造。
  14. 【請求項14】 前記広告シート本体は、シート状に構
    成された本体基材と、その本体基材上に形成される広告
    情報表示層と、その広告情報表示層を覆う透明又は半透
    明の高分子材料にて形成された防護層とを備える請求項
    7ないし13のいずれかに記載の広告表示構造。
  15. 【請求項15】 前記本体基材は可橈性を有する紙、高
    分子材料又はそれらの複合材料にて構成され、 前記広告情報表示層は、その本体基材上に形成される広
    告情報の印刷層であり、 前記防護層は、前記本体基材よりも柔軟な透明高分子材
    料にて構成されている請求項14記載の広告表示構造。
  16. 【請求項16】 前記防護層は軟質塩化ビニルにて構成
    されており、かつ前記本体基材は軟質又は硬質塩化ビニ
    ルにより構成されて、前記印刷層を介して前記軟質塩化
    ビニルからなる防護層に圧着・一体化されている請求項
    14又は15に記載の広告表示構造。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれかに記載
    の広告表示構造に使用される広告シートであって、商品
    の広告情報が表面に表示されるシート状に構成されると
    ともに、裏面側の粘着層により、前記広告情報が示す商
    品の陳列部に対応した床面上に貼着して使用されること
    を特徴とする広告シート。
JP1999001945U 1999-03-29 1999-03-29 広告表示構造及びそれに使用する広告シ―ト Expired - Fee Related JP3062545U (ja)

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