JP3062310U - 染髪用耳カバ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】染髪時に耳に付着する染料を防ぐ、機能上、衛
生上優れた耳カバーを提供する。 【解決手段】耳を覆う大きさの略半球状のビニールカバ
ー(１)の開口部全周囲に伸縮性のあるゴム(２)を設け、
またビニールカバー(１)の裾部の内側両面に、接着部品
(３)を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は家庭等で個人が染髪時に、耳に付着する染料を防ぐため、耳全体を覆 うカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、染髪時における身体への染料の付着は免れず、避けるための用具とし て、手袋及び首から下を覆うカバー類は存在していた。

【０００３】

【考案が解決しようとしている課題】

これは次のような欠点があった。 染髪時に染料が最も付着しやすい部分である、耳への付着が避けられなかった。 本来、染髪剤の大半は刺激性を帯び、身体の中でも敏感な器官である耳に付着し ないよう染髪の度に神経を使った。 キッチン用のラップ等で一時的に耳を覆う処置では、うまく耳に装着せず、染髪 中にはがれる不便さがあった。 染髪剤によっては、染料が付着後なかなか落ちない商品もあり、付着後は迅速に 洗い落とす処置が必要で、面倒であった。 本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

耳全体を覆う大きさの略半球状のビニールカバー(１)の開口部全周囲に、伸縮 性のあるゴム(２)を設ける。また、耳への装着性をより高めるため、ビニールカ バー(１)の裾の部分を二股にし、同内側両面部分に取り外し可能で簡易な接着部 品(３)を設けるのも良い。 本考案は、以上の構成よりなる、染髪用耳カバーである。

【０００５】

【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を説明する。 耳全体を覆う大きさの略半球状のビニールカバー(１)の開口部全周囲に、皮膚 接触面に負担のかからない程度の柔らかさをもちながら、皮膚に密着する強度の ある、伸縮性ゴム(２)を設ける。また、耳への装着性をより高めるため、ビニー ルカバー(１)の裾部を二股にし、同内側両面に付け外し可能で簡素な接着部品( ３)を設ける。接着部品（３）として、ホックを示したが、マジックテープ等も 適していると考えられる。 本考案は、以上のような構成よりなっている。 本考案を使用するときは、染髪する前に片方の耳から、ゴム(２)の部分を指で広 げて、耳の上部にかけ、ビニールカバー(１)が耳全体を覆うようにかぶせ装着す る。裾部を二股にし、同内側両面に接着部品（３）を設けた場合は、ビニールカ バー(１)が耳全体を覆うようにかぶせた後、裾部を軽く引っ張りながら接着部品 (３)で二股を留めて装着する。もう片方の耳も同様に装着する。

【０００６】

【考案の効果】

本考案を使用することによって、次のような効果がある。 染髪時に耳への染料の付着が防げるため、その度に染料を洗い落とす煩わしさを 解決する。 アトピー性皮膚炎やピアス等でかぶれやすいとされる、敏感な耳の皮膚に対して 、染料の刺激が著しく回避される。 使用法が手軽で簡単な上、使い捨てられるので衛生的である。 性別・年齢を超えて、染髪の普及が飛躍的に高まる中、本発明では伸縮性のゴム を使用するため、個人の耳の形状を問わず、あらゆるニーズに応えられる。 裾部に接着部品（３）を設けているため、装着感が高まり、着脱がしやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一の実施例を示す斜視図

【図２】本考案の第二の実施例を示す斜視図

【図３】本考案の第二の使用状態を示す斜視図

【図４】本考案の第二の装着状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ ビニールカバー ２ ゴム ３ 接着部品

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】耳を覆う大きさの略半球状のビニールカバ
   ー(１)の開口部全周囲に伸縮性ゴム(２)を設けた、染髪
   時に染料の付着を防ぐための耳カバー。
2. 【請求項２】ビニールカバー(１)の裾部の内側両面に接
   着部品（３）を設け、耳への装着性を高めた請求項１記
   載の耳カバー。