JP3062300B2 - 電気光学装置の画像表示方法 - Google Patents
電気光学装置の画像表示方法Info
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Description
として薄膜トランジスタ(以下TFTという)を使用し
た液晶電気光学装置における画像表示方法において、特
に中間的な色調や濃淡の表現を得るための階調表示方法
に関するものである。本発明は、特に、外部からいかな
るアナログ信号をもアクティブ素子に印加することな
く、階調表示をおこなう、いわゆる完全デジタル階調表
示に関するものである。
に対して水平方向と垂直方向に誘電率が異なるため、外
部の電界に対して水平方向に配列したり、垂直方向に配
列したりさせることが容易にできる。液晶電気光学装置
は、この誘電率の異方性を利用して、光の透過光量また
は散乱量を制御することでON/OFF、すなわち明暗
の表示をおこなっている。液晶材料としては、TN(ツ
イステッド・ネマティック)液晶、STN(スーパー・
ツイステッド・ネマティック)液晶、強誘電性液晶、ポ
リマー液晶あるいは分散型液晶とよばれる材料が知られ
ている。液晶は外部電圧に対して、無限に短い時間に反
応するのではなく、応答するまでにある一定の時間がか
かることが知られている。その値はそれぞれの液晶材料
に固有で、TN液晶の場合には、数10msec、ST
N液晶の場合には数100msec、強誘電性液晶の場
合には数100μsec、分散型あるいはポリマー液晶
の場合には数10msecである。
とも優れた画質が得られるものは、アクティブマトリク
ス方式を用いたものであった。従来のアクティブマトリ
クス型の液晶電気光学装置では、アクティブ素子として
薄膜トランジスタ(TFT)を用い、TFTにはアモル
ファスまたは多結晶型の半導体を用い、1つの画素にP
型またはN型のいずれか一方のみのタイプのTFTを用
いたものであった。即ち、一般にはNチャネル型TFT
(NTFTという)を画素に直列に連結している。そし
て、マトリクスの信号線に信号電圧を流し、それぞれの
信号線の直交する箇所に設けられたTFTに双方から信
号が印加されるとTFTがON状態となることを利用し
て液晶画素のON/OFFを個別に制御するものであっ
た。このような方法によって画素の制御をおこなうこと
によって、コントラストの大きい液晶電気光学装置を実
現することができる。
うなアクティブマトリクス方式では、明暗や色調といっ
た、階調表示をおこなうことは極めて難しかった。従
来、階調表示は液晶の光透過性が、印加される電圧の大
きさによって変わることを利用する方式が検討されてい
た。これは、例えば、マトリクス中のTFTのソース・
ドルイン間に、適切な電圧を周辺回路から供給し、その
状態でゲイト電極に信号電圧を印加することによって、
液晶画素にその大きさの電圧をかけようとするものであ
った。
ば、TFTの不均質性やマトリクス配線の不均質性のた
めに、実際には液晶画素にかかる電圧は、各画素によっ
て、最低でも数%も異なってしまった。これに対し、例
えば、液晶の光透過度の電圧依存性は、極めて非線型性
が強く、ある特定の電圧で急激に光透過性が変化するた
め、たとえ数%の違いでも、光透過性が著しく異なって
しまうことがあった。そのため、実際には16階調を達
成することが限界であった。
とは、液晶ディスプレー装置が従来の一般的な表示装置
であるCRT(陰極線管)と競争してゆく上で極めて不
利であった。
現させるための全く新しい方法を提案することを目的と
するものである。
をアナログ的に制御することによって、その光透過性を
制御することが可能であることを先に述べたが、本発明
人らは、液晶に電圧のかかっている時間を制御すること
によって、視覚的に階調を得ることができることを見出
した。
イステッド・ネマチック)液晶を用いた場合において、
例えば、図1においては、各種のパルス波形が示されて
いるが、このような波形電圧を液晶画素に印加すること
によって、明るさを変化させることが可能であることを
見出した。すなわち、図1の“1”、“2”、・・・
“15”という順番で段階的に明るくすることができ
る。すなわち、図1の例では16階調の表示が可能であ
る。このとき、“1”では、1単位の長さのパルスが印
加される。また、“2”では、2単位の長さのパルスが
印加される。“3”では、1単位のパルスと2単位のパ
ルスが印加され、結果として3単位の長さのパルスが印
加される。“4”では、4単位の長さのパルスが印加さ
れる。“5”では、1単位のパルスと4単位のパルスが
印加され、“6”では、2単位のパルスと4単位のパル
スが印加される。さらに、8単位の長さのパルスを用意
することにより、最大で15単位の長さのパルスまで得
ることができる。
位という4種類のパルスを適切に組み合わせることによ
って、24=16階調の表示が可能となる。さらに、1
6単位、32単位、64単位、128単位というよう
に、多くのパルスを用意することによって、それぞれ、
32階調、64階調、128階調、256階調という高
階調表示が可能となる。例えば、256階調表示を得る
には、8種類のパルスを用意すればよい。
圧の持続時間は、最初T1、次が2T1、その次が4T
1というように等比数列的に増大するように配列した例
を示したが、これは、例えば、図3のように、最初にT
1、次に8T1、その次に2T1、最後に4T1として
もよい。このように配列せしめることによって、表示装
置にデータを伝送する装置の負担を減らすことができ
る。
ては、TN液晶やSTN液晶、強誘電性液晶、分散型
(ポリマー)液晶が適している。また、1単位のパルス
幅は、どの液晶材料を選択するかによって微妙に異なる
が、TN液晶材料の場合には、10nsec以上が適し
ていた。
4に示すようなTFTを用いたマトリクス回路を組めば
よい。図4に示した回路は従来のアクティブマトリクス
で用いられていたものとは異なり、CMOSインバータ
回路を変形して、そのスイッチング素子に用いたもので
ある。
かれている。各変形インバータ回路は少なくとも2つの
NTFTと少なくとも2つのPTFTから構成される。
TFTの数は、不良が存在した場合に備えて、さらに増
やしても構わない。この回路では、まず、中央部の1組
のNTFTとPTFTのゲイト電極が信号線Xnに接続
され、また、このNTFTとPTFTのソースあるいは
ドレインの一方は互いに接続され、これは画素Zn,m
の電極に接続される。この状態は通常の相補型電界効果
素子(CMOS)と同じである。このNTFTおよびP
TFTの他方のソースあるいはドレインは、それぞれ、
第2のNTFT、PTFTのソースあるいはドレインに
接続されている。また、この第2のNTFT、PTFT
の他方のソースあるいはドレインは、それぞれ、信号線
Ym+1とYmに接続されている。さらに、第2のNT
FT、PTFTのゲイト電極は、それぞれ、信号線Y
m+1とYmに接続されている。以下では、信号線
X1,X2...XNを、集合的に、あるいは個別にX
線とよび、信号線Y1,Y2,..YMを、集合的に、
あるいは個別にY線とよぶ。
人為的にキャパシタが挿入されている。このとき挿入さ
れたキャパシタは、画素の電荷が自然放電することによ
って、画素の電圧が低下することを抑制する効果を有す
る。画素の電圧の降下は、画素のばらつきがあると、一
様でなくなり、特に本発明のように、画素に印加される
電圧が一定のものとして階調表示をおこなおうとする発
明においては、画質の低下を招くものである。しかしな
がら、このように画素に並列にキャパシタを挿入するこ
とにより、画素のばらつきによる電圧降下は著しく抑え
ることができ、高画質を得ることができる。
ラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の
有機強誘電性材料を含有せしめることにより、画素の静
電容量を増大せしめ、よって画素の放電の時定数を増大
せしめることによって、このような人為的なキャパシタ
をもうけることなく、高画質を得ることも可能である。
ば、このような人為的なキャパシタは不要である。特
に、過大な静電容量の存在は、充電、あるいは放電の動
作に時間がかかり、本発明を実施するにおいて望ましい
ものではない。画素の放電を小さくするには、例えば、
TFTのOFF抵抗を充分大きくし、リーク電流を減ら
すことと、液晶等の画素自身の電極間抵抗を充分大きく
することが必要である。特に後者の目的には、画素電極
を窒化珪素、酸化珪素、酸化タンタル、酸化アルミニウ
ム等の絶縁性材料で被覆してしまうことが有効である。
ト電圧やソース・ドルイン間電圧をコントロールするこ
とによって、画素に印加される電圧のON/OFFを制
御することができる。この例では、マトリクスは480
×640ドットであるが、煩雑さをさけるため、そのう
ちのn行m列近傍のみを示した。これと同じものを上下
左右に展開すれば完全なものが得られる。この回路の動
作例を図2に示す。
パルス信号が印加されてゆく。一方、X線にも、複数の
パルスからなる信号が印加されてゆく。このパルス列に
は、1単位の時間T1中に、480個の情報が含まれて
いる。
n,m+1、Zn+1,m、Zn+1,m+1に注目す
る。これらの画素には、例えばZn,mを例にとれば、
Xnが0Vあるいはもっと一般的な表現を使用すれば、
低電位状態(VL)であり、かつ、Ymが正の電位、あ
るいはもっと一般的な表現を使用すれば、高電位状態
(VH)であれば、画素電極はVHとなる。一方、Ym
がVLであれば、Xnの状態の如何に関わらず、画素に
は何ら変化は生じない。したがって、この4つの画素に
関しては、信号線XnとXn+1およびYmとYm+1
に注目すればよい。
され、VH状態となった場合を考える。今、4つの画素
に注目しているので、XnおよびXn+1のそのときの
状態に注目すればよい。このとき、XnはVL、X
n+1はVHであるので、結局、画素Zn,mはVH、
画素Zn+1,mはVLとなる。そして、X線に次の信
号を加えるよりも早く、Y線をVLとすれば、画素の電
圧状態は、画素のキャパシタによって維持されるので、
画素Zn,mはVHを保つ。以後、次にYmがVHとな
るまで、基本的には、それぞれの画素の状態が持続す
る。ついで、Ym+1にパルスが印加される。図に示さ
れているように、そのときにはXnはVH、Xn+1は
VLであるので、画素Zn,m+1はVL、画素Z
n+1,m+1はVHとなる。そして、先に述べたのと
同様に、それぞれの状態は維持される。
ら、時間T1後に、再び、Ymにパルスが印加されたと
きには、XnはVH、Xn+1はVLであるので、画素
Zn,mはVLに、画素Zn+1,mはVHに、それぞ
れ状態が変化する。さらに、Ym+1にパルスが印加さ
れる。このとき、図に示されているように、XnもX
n+1もVLであるので、画素Zn,m+1も画素Z
n+1,m+1もVHとなる。このとき、画素Z
n+1,m+1はVHを継続することになる。
がYmに印加される。そのときには、XnもXn+1も
VLであるので、画素Zn,mはVLからVHに変化
し、画素Zn+1,mはVHを継続することとなる。さ
らに、Ym+1にパルスが印加される。そのときには、
XnもXn+1もVHであるので、画素Zn,m+1も
画素Zn+1,m+1もVLとなる。
がYmに印加される。そのときには、XnもXn+1も
VHであるので、画素Zn,mも画素Zn+1,mもV
Lとなる。さらに、Ym+1にパルスが印加されるが、
やはり、XnもXn+1もVHであるので、画素Z
n,m+1も画素Zn+1,m+1もVLのままであ
る。
間、各Y線には、4個のパルスが印加され、各X線には
3×640=1920の情報信号が印加されている。ま
た、この1周期の時間は8T1であり、T1としては、
例えば、10nsec〜10msecが適当である。そ
して、各画素に注目してみれば、画素Zn,mには、時
間T1のパルスと4T1のパルスが印加され、視覚的に
は5T1のパルスが印加されたのと同じ効果が得られ
る。すなわち、“5”の明るさが得られる。同様に、画
素Zn+1,m、画素Zn,m+1、画素Z
n+1,m+1には、結局、“2”、“6”、“3”の
明るさが得られる。
が、さらに、多くのパルス信号を加えることによって、
より高階調が可能である。例えば、1周期中に、さらに
各Y線に5回のパルスを加え、各X線には8×640=
5120の情報信号を印加することにより、256階調
もの高階調表示を達成することができる。
ら明らかなように極めて高速のスイッチングが必要とさ
れる。例えば、256階調を実現するには、動画は、毎
秒30枚以上繰り出される必要があるので、256T1
<30msecoしたがって、T1<100μsecで
ある。したがって、Y線には、Y線の数が640列の場
合には、幅150nsec以下のパルスが印加される必
要がある。このような動作性能が要求されることから
も、従来とは異なり、CMOSインバータ回路を用いる
必要がある。
に、画素の対向電極についてはなんら記述しなかった
が、画素の対向電極に適切なバイアス電圧を印加するこ
とによって、画素材料にかかる実質的な電圧を変化させ
ることが可能である。例えば、画素の対向電極に、適切
な電圧を印加することにより、画素材料に印加される電
圧の向きをV1とVHで変化させ、正負両方取りうるよ
うにすることもできる。このような操作は、例えば、強
誘電性液晶においては必要である。
な回路構成を用いた液晶表示装置を用いて、壁掛けテレ
ビを作製したので、その説明を行う。またその際のTF
Tは、レーザーアニールを用いた多結晶シリコンとし
た。
置構成を1つの画素について、図5に示している。ま
ず、本実施例で使用する液晶パネルの作製方法を図6を
使用して説明する。本発明を実施するためには、1つの
画素にNTFTとPTFTが2つづつ必要であるので、
計4つのTFTを図に示すが、簡略化のために、番号は
NTFTとPTFTの一方にのみ付して説明する。図6
(A)において、石英ガラス等の高価でない700℃以
下、例えば約600℃の熱処理に耐え得るガラス50上
にマグネトロンRF(高周波)スパッタ法を用いてブロ
ッキング層51としての酸化珪素膜を1000〜300
0Åの厚さに作製する。プロセス条件は酸素100%雰
囲気、成膜温度15℃、出力400〜800W、圧力
0.5Paとした。ターゲットに石英または単結晶シリ
コンを用いた成膜速度は30〜100Å/分であった。
より珪素膜52を作製した。成膜温度は250℃〜35
0℃で行い本実施例では320℃とし、モノシラン(S
iH4)を用いた。モノシラン(SiH4)に限らず、
ジシラン(Si2H6)またトリシラン(Si3H8)
を用いてもよい。これらをPCVD装置内に3Paの圧
力で導入し、13.56MHzの高周波電力を加えて成
膜した。この際、高周波電力は0.02〜0.10W/
cm2が適当であり、本実施例では0.055W/cm
2を用いた。また、モノシラン(SiH4)の流量は2
0SCCMとし、その時の成膜速度は約120Å/分で
あった。PTFTとNTFTとのスレッシュホールド電
圧(Vth)を概略同一に制御するため、ホウ素をジボ
ランを用いて1×1015〜1×1018cm−3の濃
度として成膜中に添加してもよい。またTFTのチャネ
ル領域となるシリコン層の成膜にはこのプラズマCVD
だけでなく、スパッタ法、減圧CVD法を用いても良
く、以下にその方法を簡単に述べる。
を1×10−5Pa以下とし、単結晶シリコンをターゲ
ットとして、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰
囲気で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とし
た。成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、
スパッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paで
あった。
りも100〜200℃低い450〜550℃、例えば5
30℃でジシラン(Si2H6)またはトリシラン(S
i3H8)をCVD装置に供給して成膜した。反応炉内
圧力は30〜300Paとした。成膜速度は50〜25
0Å/分であった。PTFTとNTFTとのスレッシュ
ホールド電圧(Vth)を概略同一に制御するため、ホ
ウ素をジボランを用いて1×1015〜1×1018c
m−3の濃度として成膜中に添加してもよい。
酸素が5×1021cm−3以下であることが好まし
い。結晶化を助長させるためには、酸素濃度を7×10
19cm−3以下、好ましくは1×1019cm−3以
下とすることが望ましいが、少なすぎると、バックライ
トによりオフ状態のリーク電流が増加してしまうため、
この濃度を選択した。この酸素濃度が高いと、結晶化さ
せにくく、レーザーアニール温度を高くまたはレーザー
アニール時間を長くしなければならない。水素は4×1
020cm−3であり、珪素4×1022cm−3とし
て比較すると1原子%であった。
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm−3
以下、好ましくは1×1019cm−3以下とし、ピク
セル構成するTFTのチャネル形成領域のみに酸素をイ
オン注入法により5×1020〜5×1021cm−3
となるように添加してもよい。上記方法によって、アモ
ルファス状態の珪素膜を500〜5000Å、本実施例
では1000Åの厚さに成膜した。
を用いてソース・トルイン領域のみ開孔したパターンを
形成した。その上に、プラズマCVD法によりn型の活
性層となる珪素膜54を作製した。成膜温度は250℃
〜350℃でおこない、本実施例では320℃とし、モ
ノシラン(SiH4)とモノシランベースのフォスフィ
ン(PH3)3%濃度のものを用いた。これらをPCV
D装置内5Paの圧力でに導入し、13.56MHzの
高周波電力を加えて成膜した。この際、高周波電力は
0.05〜0.20W/cm2が適当であり、本実施例
では0.120W/cm2を用いた。
ン層の比導電率は2×10−1〔Ωcm−1〕程度とな
った。膜厚は50Åとした。その後リフトオフ法を用い
て、レジスト53を除去し、n型不純物領域55を形成
した。
形成した。その際の導入ガスは、モノシラン(Si
H4)とモノシランベースのジボラン(B2H6)5%
濃度のものを用いた。これらをPCVD装置内に4Pa
の圧力でに導入し、13.56MHzの高周波電力を加
えて成膜した。この際、高周波電力は0.05〜0.2
0W/cm2が適当であり、本実施例では0.120W
/cm2を用いた。この方法によって出来上がったp型
シリコン層の比導電率は5×10−2〔Ωcm−1〕程
度となった。膜厚は50Åとした。その後N型領域と同
様にリフトオフ法を用いて、P型不純物領域59を形成
した。その後、マスクP3を用いて珪素膜52をエッチ
ング除去し、Nチャネル型薄膜トランジスタ用アイラン
ド領域63とPチャネル型薄膜トランジスタ用アイラン
ド領域64を形成した。
て、ソース・ドレイン・チャネル領域をレーザーアニー
ルすると同時に、活性層にレーザードーピングを行なっ
た。この時のレーザーエネルギーは、閾値エネルギーが
130mJ/cm2で、膜厚全体が溶融するには220
mJ/cm2が必要となる。しかし、最初から220m
J/cm2以上のエネルギーを照射すると、膜中に含ま
れる水素が急激に放出されるために、膜の破壊が起き
る。そのために低エネルギーで最初に水素を追い出した
後に溶融させる必要がある。本実施例では最初150m
J/cm2で水素の追い出しを行なった後、230mJ
/cm2で結晶化をおこなった。
500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成し
た。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製と
同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナト
リウムイオンの固定化をさせてもよい。
21cm−3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリ
コン膜とその上にモリブデン(Mo)、タングステン
(W),MoSi2またはWSi2との多層膜を形成し
た。これを第4のフォトマスクP4にてパターニングし
て図6(D)を得た。NTFT用のゲイト電極66、P
TFT用のゲイト電極67を形成した。例えばチャネル
長7μm、ゲイト電極としてリンドープ珪素を0.2μ
m、その上にモリブデンを0.3μmの厚さに形成し
た。同時に、図7(A)に示すように、ゲイト配線65
とそれに並行して設置された配線68もパターニングし
た。
(Al)を用いた場合、これを第4のフォトマスクP4
にてパターニング後、その表面を陽極酸化することで、
セルファライン工法が適用可能なため、ソース・ドレイ
ンのコンタクトホールをよりゲートに近い位置に形成す
ることが出来るため、移動度、スレッシュホールド電圧
の低減からさらにTFTの特性を上げることができる。
で温度を加えることがなくC/TFTを作ることができ
る。そのため、基板材料として、石英等の高価な基板を
用いなくてもよく、本発明の大画面の液晶表示装置にき
わめて適したプロセスであるといえる。
記したスパッタ法により酸化珪素膜の形成として行っ
た。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光CVD
法、常圧CVD法を用いてもよい。例えば0.2〜0.
6μmの厚さに形成し、その後、第5のフォトマスクP
5を用いて電極用の窓79を形成した。その後、さら
に、これら全体にアルミニウムを0.3μmの厚みにス
パッタ法により形成し第6のフォトマスクP6を用いて
リード74およびコンタクト73、75を作製した。こ
うして、図6(E)と図7(B)を得た。その後、表面
を平坦化用有機樹脂77例えば透光性ポリイミド樹脂を
塗布形成し、再度の電極穴あけを第7のフォトマスクP
7にて行った。さらに、これら全体にITO(インジウ
ム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成
し第8のフォトマスクP8を用いて画素電極71を形成
した。このITOは室温〜150℃で成膜し、200〜
400℃の酸素または大気中のアニールにより成就し
た。
た。図7(C)のA−A’の断面図を図7(D)に示
す。実際には、この上に液晶材料をはさんで、対向電極
が設けられ、図に示すように、対向電極と画素電極71
の間に静電容量が生じる。それと同時に配線68と電極
71の間にも静電容量が生じる。そして、配線68を対
向電極と同電位に保つことによって、図4に示したよう
に、液晶画素に並列に容量が挿入された回路を構成する
こととなる。特に本実施例のように配置することによっ
て、配線68はゲイト配線65と平行であるので、2配
線間の規制容量が少なく、したがって、ゲイト配線を伝
わる信号の減衰や遅延を減らす効果がある。
は、接地して使用される場合には、各マトリクス配線の
終端に設けられる保護回路の接地線として使用できる。
保護回路は、図10に示されるように、周辺の駆動回路
と画素の間に設けられた図11と図12で示されるよう
な回路をいう。いずれも画素に過大な電圧がかかるとO
N状態となり、電圧を取り去る作用を有する。これらの
保護回路は、シリコンのようなドーピングされた、ある
いはドーピングされていない半導体材料や、ITOのよ
うな透明導電材料、あるいは通常の配線材料を用いて構
成される。したがって、画素の回路を形成するときに同
時に形成することが可能である。
が、NTFTやPTFT、あるいはそれらをあわせたC
/TFTで構成されていることから明らかであろう。ま
た、図12の保護回路はTFTは使用されていないか、
ダイオードは、例えばPIN接合によって構成され、ま
た、特にツェナー特性を重視するダイオードはNIN、
PIP、NPN、あるいはPNPといった構造を有し、
いちいち説明するまでもなく、本実施例で示した作製方
法を援用することによって作製されうることは自明であ
る。
電気的な特性はPTFTで移動度は40(cm2/V
s)、Vthは−5.9(V)で、NTFTで移動度は
80(cm2/Vs)、Vthは5.0(V)であっ
た。
気光学装置用の一方の基板を得ることが出来た。この液
晶表示装置の電極等の配置の様子を図5に示している。
本発明による変形インバータを構成するTFTが信号線
Y1とY2の間、およびY2とY3の間に、信号線
X1、X2に平行に設けられている。このようなC/T
FTを用いたマトリクス構成を有せしめた。かかる構造
を左右、上下に繰り返すことにより、640×480、
1280×960といった大画素の液晶表示装置とする
ことができる。本実施例では1920×400とした。
この様にして第1の基板を得た。
ス基板上にポリイミドに黒色顔料を混合したポリイミド
樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜し、
第9のフォトマスクP9を用いてブラックストライプ8
1を作製した。その後、赤色顔料を混合したポリイミド
樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜し、
第10のフォトマスクP10を用いて赤色フィルター8
3を作製した。同様にしてマスクP11、P12を使用
し、緑色フィルター85および青色フィルター86を作
製した。これらの作製中各フィルターは350℃にて窒
素中で60分の焼成を行なった。その後、やはりスピン
コート法を用いて、レベリング層89を透明ポリイミド
を用いて作製した。
ム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成
し第13のフォトマスクP13を用いて共通電極90を
形成した。このITOは室温〜150℃で成膜し、20
0〜300℃の酸素または大気中のアニールにより成就
し、第2の基板を得た。
リイミド前駆体を印刷し、非酸化性雰囲気たとえば窒素
中にて350℃1時間焼成を行った。その後、公知のラ
ビング法を用いて、ポリイミド表面を改質し、少なくと
も初期において、液晶分子を一定方向に配向させる手段
を設けた。
って、ネマチック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ
性接着剤にて固定した。基板上のリードにTAB形状の
駆動ICと共通信号、電位配線を有するPCBを接続
し、外側に偏光板を貼り、透過型の液晶電気光学装置を
得た。これと冷陰極管を3本配置した後部照明装置、テ
レビ電波を受信するチューナーを接続し、壁掛けテレビ
として完成させた。従来のCRT方式のテレビと比べ
て、平面形状の装置となったために、壁等に設置するこ
とも出来るようになった。この液晶テレビの動作は図2
に示したものと、実質的に同等な信号を液晶画素に印加
することにより確認された。このとき、T1=4mse
c、X線の最小パルス幅およびY線のパルス幅は、それ
ぞれ、8μsecおよび5μsecとした。
うな回路構成を用いた液晶表示装置を用いて、壁掛けテ
レビを作製したので、その説明を行う。またその際のT
FTは、レーザーアニールを用いた多結晶シリコンとし
た。
図9にしたがって記述する。図9(A)において、石英
ガラス等の高価でない700℃以下、例えば約600℃
の熱処理に耐え得るガラス100上にマグネトロンRF
(高周波)スパッタ法を用いてブロッキング層101と
しての酸化珪素膜を1000〜3000Åの厚さに作製
する。プロセス条件は酸素100%雰囲気、成膜温度1
5℃、出力400〜800W、圧力0.5Paとした。
ターゲットに石英または単結晶シリコンを用いた成膜速
度は30〜100Å/分であった。
より珪素膜102を作製した。成膜温度は250℃〜3
50℃で行い本実施例では320℃とし、モノシラン
(SiH4)を用いた。モノシラン(SiH4)に限ら
ず、ジシラン(Si2H6)またトリシラン(Si3H
8)を用いてもよい。これらをPCVD装置内に3Pa
の圧力で導入し、13.56MHzの高周波電力を加え
て成膜した。この際、高周波電力は0.02〜0.10
W/cm2が適当であり、本実施例では0.055W/
cm2を用いた。また、モノシラン(SiH4)の流量
は20SCCMとし、その時の成膜速度は約120Å/
分であった。PTFTとNTFTとのスレッシュホール
ド電圧(Vth)を概略同一に制御するため、ホウ素を
ジボランを用いて1×1015〜1×1018cm−3
の濃度として成膜中に添加してもよい。またTFTのチ
ャネル領域となるシリコン層の成膜にはこのプラズマC
VDだけでなく、スパッタ法、減圧CVD法を用いても
良く、以下にその方法を簡単に述べる。
を1×10−5Pa以下とし、単結晶シリコンをターゲ
ットとして、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰
囲気で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とし
た。成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、
スパッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paで
あった。
りも100〜200℃低い450〜550℃、例えば5
30℃でジシラン(Si2H6)またはトリシラン(S
i3H8)をCVD装置に供給して成膜した。反応炉内
圧力は30〜300Paとした。成膜速度は50〜25
0Å/分であった。PTFTとNTFTとのスレッシュ
ホールド電圧(Vth)を概略同一に制御するため、ホ
ウ素をジボランを用いて1×1015〜1×1018c
m−3の濃度として成膜中に添加してもよい。
酸素が5×1021cm−3以下であることが好まし
い。結晶化を助長させるためには、酸素濃度を7×10
19cm−3以下、好ましくは1×1019cm−3以
下とすることが望ましいが、少なすぎると、バックライ
トによりオフ状態のリーク電流が増加してしまうため、
この濃度を選択した。この酸素濃度が高いと、結晶化さ
せにくく、レーザーアニール温度を高くまたはレーザー
アニール時間を長くしなければならない。水素は4×1
020cm−3であり、珪素4×1022cm−3とし
て比較すると1原子%であった。
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm−3
以下、好ましくは1×1019cm−3以下とし、ピク
セル構成するTFTのチャネル形成領域のみに酸素をイ
オン注入法により5×1020〜5×1021cm−3
となるように添加してもよい。上記方法によって、アモ
ルファス状態の珪素膜を500〜5000Å、本実施例
では1000Åの厚さに成膜した。
1を用いてNTFTのソース・ドルイン領域となるべき
領域のみ開孔したパターンを形成した。そして、レジス
ト103をマスクとして、リンイオンをイオン注入法に
より、2×1014〜5×1016cm−2、好ましく
は2×1016cm−2だけ、注入し、n型不純物領域
104を形成した。その後、レジスト103は除去され
た。
P2を用いて、PTFTのソース・ドルイン領域となる
べき領域のみ開孔したパターンを形成した。そして、レ
ジスト105をマスクとして、p型の不純物領域106
を形成した。不純物としては、ホウソを用い、やはりイ
オン注入法を用いて、2×1014〜5×1016cm
−2、好ましくは2×1016cm−2だけ、不純物を
導入した。このようにして。図9(B)を得た。
00nm、例えば、100nmの酸化珪素被膜107
を、上記のRFスパッタ法によって形成した。そして、
XeClエキシマレーザーを用いて、ソース・ドレイン
・チャネル領域をレーザーアニールによって、結晶化・
活性化した。この時のレーザーエネルギーは、閾値エネ
ルギーが130mJ/cm2で、膜厚全体が溶融するに
は220mJ/cm2が必要となる。しかし、最初から
220mJ/cm2以上のエネルギーを照射すると、膜
中に含まれる水素が急激に放出されるために、膜の破壊
が起きる。そのために低エネルギーで最初に水素を追い
出した後に溶融させる必要がある。本実施例では最初1
50mJ/cm2で水素の追い出しを行なった後、23
0mJ/cm2で結晶化をおこなった。さらに、レーザ
ーアニール終了後は酸化珪素膜107は取り去った。
法によりおこなうことも可能である。その際には、45
0〜700度Cの温度、好ましくは550〜600度C
の温度で、12〜70時間、例えば24時間、非酸化性
雰囲気、例えば、水素あるいは窒素雰囲気、にて加熱処
理をおこなえばよい。
ランド状のNTFT領域111とPTFT領域112を
形成した。この上に酸化珪素膜108をゲイト絶縁膜と
して500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成
した。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製
と同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナ
トリウムイオンの固定化をさせてもよい。
21cm−3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリ
コン膜とその上にモリブデン(Mo)、タングステン
(W),MoSi2またはWSi2との多層膜を形成し
た。これを第4のフォトマスクP4にてパターニングし
て図9(D)を得た。NTFT用のゲイト電極109、
PTFT用のゲイト電極110を形成した。例えばチャ
ネル長7μm、ゲイト電極としてリンドープ珪素を0.
2μm、その上にモリブデンを0.3μmの厚さに形成
した。図には示されていないが、実施例1の場合と同様
にゲイト配線とそれに平行な配線も形成した。
にも、例えばアルミニウム(Al)を用いることも可能
である。アルミニウムを用いた場合、これを第4のフォ
トマスクP4にてパターニング後、その表面を陽極酸化
することで、セルファライン工法が適用可能なため、ソ
ース・ドルインのコンタクトホールをよりゲートに近い
位置に形成することが出来るため、移動度、スレッシュ
ホールド電圧の低減からさらにTFTの特性を上げるこ
とができる。
前記したスパッタ法により酸化珪素膜の形成として行っ
た。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光CVD
法、常圧CVD法を用いてもよい。例えば0.2〜0.
6μmの厚さに形成し、その後、第5のフォトマスクP
5を用いて電極用の窓117を形成した。
ムを0.3μmの厚みにスパッタ法により形成し第6の
フォトマスクP6を用いてリード116およびコンタク
ト114、115を作製した後、表面を平坦化用有機樹
脂119、例えば透光性ポリイミド樹脂を塗布形成し、
再度の電極穴あけを第7のフォトマスクP7にて行っ
た。さらに、これら全体にITO(インジウム酸化錫)
を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成し第8のフ
ォトマスクP8を用いて画素電極118を形成した。こ
のITOは室温〜150℃で成膜し、200〜400℃
の酸素または大気中のアニールにより成就した。
で移動度は35(cm2/Vs)、Vthは−5.9
(V)で、NTFTで移動度は90(cm2/Vs)、
Vthは4.8(V)であった。
気光学装置用の一方の基板を得ることが出来た。他方の
基板の作製方法は実施例1と同じであるのて省略する。
その後、前記第一の基板と第二の基板によって、ネマチ
ック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ性接着剤にて
固定した。基板上のリードにTAB形状の駆動ICと共
通信号、電位配線を有するPCBを接続し、外側に偏光
板を貼り、透過型の液晶電気光学装置を得た。これと冷
陰極管を3本配置した後部照明装置、テレビ電波を受信
するチューナーを接続し、壁掛けテレビとして完成させ
た。従来のCRT方式のテレビと比べて、平面形状の装
置となったために、壁等に設置することも出来るように
なった。この液晶テレビの動作は図1、図2に示したも
のと、実質的に同等な信号を液晶画素に印加することに
より、128階調の表示が可能であることが確認され
た。
表示に対し、デジタル方式の階調表示を行うことを特徴
としている。その効果として、例えば640×400ド
ットの画素数を有する液晶電気光学装置を想定したばあ
い、合計256,000個のTFTすべての特性をばら
つき無く作製することは、非常に困難を有し、現実的に
は量産性、歩留りを考慮すると、16階調表示が限界と
考えられているのに対し、本発明のように、全くアナロ
グ的な信号を加えることなく純粋にデジタル制御のみで
階調表示することにより、256階調表示以上の階調表
示が可能となった。完全なデジタル表示であるので、T
FTの特性ばらつきによる階調の曖昧さは全くなくな
り、したがって、TFTのばらつきが少々あっても、極
めて均質な階調表示が可能であった。したがって、従来
はばらつきの少ないTFTを得るために極めて歩留りが
悪かったのに対し、本発明によって、TFTの歩留りが
さほど問題とされなくなったため、液晶装置の歩留りは
向上し、作製コストも著しく抑えることができた。
00組のTFTを300mm角に作成した液晶電気光学
装置に対し通常のアナログ的な階調表示を行った場合、
TFTの特性ばらつきが約±10%存在するために、1
6階調表示が限界であった。しかしながら、本発明によ
るデジタル階調表示をおこなった場合、TFT素子の特
性ばらつきの影響を受けにくいために、256階調表示
まで可能になりカラー表示ではなんと16,777,2
16色の多彩であり微妙な色彩の表示が実現できてい
る。テレビ映像の様なソフトを映す場合、例えば同一色
からなる『岩』でもその微細な窪み等から微妙に色合い
が異なる。自然の色彩に近い表示を行おうとした場合、
16階調では困難を要する。本発明による階調表示によ
って、これらの微細な色調の変化を付けることが可能に
なった。
FTを中心に説明を加えたが、ゲルマニウムを用いたT
FTも同様に使用できる。とくに、単結晶ゲルマニウム
の電子移動度は3600cm2/Vs、ホール移動度は
1800cm2/Vsと、単結晶シリコンの値(電子移
動度で1350cm2/Vs、ホール移動度で480c
m2/Vs)の特性を上回っているため、高速動作が要
求される本発明を実行する上で極めて優れた材料であ
る。また、ゲルマニウムは非晶質状態から結晶状態へ遷
移する温度がシリコンに比べて低く、低温プロセスに向
いている。また、結晶成長の際の核発生率が小さく、し
たがって、一般に、多結晶成長させた場合には大きな結
晶が得られる。このようにゲルマニウムはシリコンと比
べても遜色のない特性を有している。
して液晶を用いた電気光学装置、特に表示装置を例とし
て説明を加えたが、本発明の思想を適用するには、なに
も表示装置である必要はなく、いわゆるプロジェクショ
ン型テレビやその他の光スイッチ、光シャッターであっ
てもよい。さらに、電気光学材料も液晶に限らず、電
界、電圧等の電気的な影響を受けて光学的な特性の変わ
るものであれば、本発明を適用できることは明らかであ
ろう。
す。
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に、N本の信号線X 1 、X 2 、・・
・、X N (Nは自然数)と、前記信号線X 1 、X 2 、・・
・、X N に直交するM本(Mは自然数)の信号線Y 1 、Y
2 、・・・、Y Mが設けられ、前記信号線X n (nは整数で、1≦n≦N)と前記信号
線Y m (mは整数で、1≦m≦M)の交差部に第1およ
び第2のNチャネル型薄膜トランジスタと、第1および
第2のPチャネル型薄膜トランジスタと、画素電極とが
設けられ、 前記 第1のNチャネル型薄膜トランジスタのソースおよ
びドレインの一方と前記第1のPチャネル型薄膜トラン
ジスタのソースおよびドレインの一方とを接続して、前
記画素電極に接続し、前記第1のNチャネル型薄膜トランジスタのソースおよ
びドレインの他方と前記 第2のNチャネル型薄膜トラン
ジスタのソースおよびドレインの一方とを接続し、 前記第1のPチャネル型薄膜トランジスタのソースおよ
びドレインの他方と前記 第2のPチャネル型薄膜トラン
ジスタのソースおよびドレインの一方とを接続し、 前記第2のPチャネル型薄膜トランジスタのソースおよ
びドレインの他方を前記信号線Ymに接続し、 前記第2のNチャネル型薄膜トランジスタのソースおよ
びドレインの他方を前記信号線Ym のとなりに設けられ
た信号線Ym+1に接続し、 前記第1のPチャネル型薄膜トランジスタおよび前記第
1のNチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極を前記
信号線X n に接続し、 前記第2のPチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極
を前記信号線Ym+1に接続し、 前記第2のNチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極
を前記信号線Ymに接続した電気光学装置において、前記 信号線Ymに印加されるパルス信号の一周期中に、
前記信号線Y m に任意のパルスが印加されてから次のパ
ルスが印加されるまでの時間は2i-1T1(iは有限な自
然数、T1は一定時間)であり、 前記信号線Y m にパルスを印加している期間に前記信号
線X n が高電位状態であると前記画素電極は低電位状態
になり、 前記信号線Y m にパルスを印加している期間に前記信号
線X n が低電位状態であると前記画素電極は高電位状態
になり、 前記信号線Y m にパルスを印加している期間には前記信
号線Y m+1 に前記信号線Y m に印加されているパルスと逆
相のパルスを印加す ることを特徴とする電気光学装置の
画像表示方法。
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1991
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