JP3062295U - 自販機に容易に着脱できる薄肉ダ―ミ―缶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 自販機に容易に着脱できる薄肉缶 【解決手段】 ダーミー缶の上下、適当個所に掛止片を
設け、その部分を自販機に差し込む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は自販機に取り付けるる縦半分割の薄肉ダーミー缶に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

自販機が開発された当初は、実缶又はそれを模して作ったプラスチックのダー ミー缶が利用されていたが、自販機の奥行き幅の制約から、やがて射出成形によ る縦半割のダーミーの出現となった。 この射出成形によるダーミー缶の背後には、自販機鉄板に取り付ける為の引っ 掛け部分が缶の上に一体成形されている。（図４）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

射出成形によるダーミー缶は縦半割といえども、成形条件から肉厚は３ｍｍ前 後と厚く、且つ１個の重量も３０ｇ近くになる。之に対して薄肉ダーミー缶は樹 脂の場合肉厚が０，３ｍｍ前後、重量も５ｇ以下、コストも安く、同時に予め表 面の印刷も可能で、量産もでき、資源の節約にもなる。 但しこの薄肉ダーミー缶を自販機に取り付けるには、射出成形ダーミー缶の背 後にある着脱と似た効果をもたらす形状が課題となってきた。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

そこで射出成形ダーミー缶の引っ掛け方式に代わり、かつ容易に自販機に着脱 できる手段として考案した形状が（図１，２）の如く掛止片を設け、ちょつと指 で押して、自販機の既設の方形の穴に差し込む事によって着脱を容易にする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

ダーミー缶の上下、適当個所に掛止片を設け、それを自販機穴上下に差し込む 。掛止片には自販機の鉄板厚さに合わせた段差を付けたもの（図１）或るいは付 けていない場合（図２）もあるが、いずれもその薄さの為容易に自販機に指で押 し込める事ができ、離せばシートの復元力により、鉄板を挟み缶を固定する。

【０００６】

【実施例】

ダーミー缶がブラスチックの薄肉シートを素材とし、真空成形で成形された場 合は、同時に数十個の量産と、、掛止片の成形、或るいは打ち抜き加工が可能で ある。関係図を図１，２に示す。

【０００７】

【考案の効果】

従来取り付け困難であった、薄肉ダーミー缶が自販機に容易に着脱可能となれ ば、新缶取り付け、旧新缶の交換作業が楽になる事、更にはコスト低減、量産、 資源の節約、再生処理に貢献できる。この事は大手メーカーのみならず、中小企 業の利用にも役にたつ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面、側面図

【図２】掛止片の応用例

【図３】自販機におけるダーミー缶の配置例

【図４】射出ダーミーの背後にある同時成形された引っ
掛け部分

【符号の説明】

１，薄肉ダーミー缶 ２，掛止片 ３，射出ダーミー缶
の引っ掛け部分 ４，自販機鉄板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 薄肉ダーミー缶（１）の着脱を容易にす
   る掛止片（２）を、ダーミーミー缶の上下又は適当個所
   に設けてなる薄肉ダーミー缶。