JP3062157B2 - バッテリコントロール回路のためのサブ給電回路を備えた電子機器 - Google Patents
バッテリコントロール回路のためのサブ給電回路を備えた電子機器Info
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Description
【０００１】
【発明の属する利用分野】本発明は、バッテリコントロ
ール回路を有するバッテリパックを装着した電子機器で
あって、特にバッテリ内の状況情報を電子機器内のコン
トロール回路で監視・制御できる電子機器に関する。
ール回路を有するバッテリパックを装着した電子機器で
あって、特にバッテリ内の状況情報を電子機器内のコン
トロール回路で監視・制御できる電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】ラップトップコンピュータや携帯電話や
ビデオカメラ等のポータブル電子機器に使用されるバッ
テリ装置は、単に電子機器を移動中に携帯的に使用でき
るようにするだけでは足りず、ユーザは、バッテリの状
況情報も欲するようになってきている。バッテリの状況
情報としては、例えば、バッテリの残容量や、あと何時
間バッテリで作動できるのか、充電はいつ終了するのか
等がある。このような状況情報を電子機器の画面上に表
示するためには、バッテリを監視するシステムが電子機
器内に必要となる。
ビデオカメラ等のポータブル電子機器に使用されるバッ
テリ装置は、単に電子機器を移動中に携帯的に使用でき
るようにするだけでは足りず、ユーザは、バッテリの状
況情報も欲するようになってきている。バッテリの状況
情報としては、例えば、バッテリの残容量や、あと何時
間バッテリで作動できるのか、充電はいつ終了するのか
等がある。このような状況情報を電子機器の画面上に表
示するためには、バッテリを監視するシステムが電子機
器内に必要となる。
【０００３】電子機器のバッテリを監視・制御するシス
テムとして、スマートバッテリシステムがある。スマー
トバッテリシステムは、電子機器を制御するシステムホ
ストコントローラとバッテリの充電器とバッテリにマイ
クロコンピュータを内蔵したバッテリパックとを双方向
に制御信号を送信できるバスで接続することで、バッテ
リの状況や、充電器の充電状況等を監視・制御できるよ
うにしたシステムである。
テムとして、スマートバッテリシステムがある。スマー
トバッテリシステムは、電子機器を制御するシステムホ
ストコントローラとバッテリの充電器とバッテリにマイ
クロコンピュータを内蔵したバッテリパックとを双方向
に制御信号を送信できるバスで接続することで、バッテ
リの状況や、充電器の充電状況等を監視・制御できるよ
うにしたシステムである。
【０００４】図３にセレクタを有するスマートバッテリ
システムによる複数のバッテリパックの監視・制御シス
テムを示す。
システムによる複数のバッテリパックの監視・制御シス
テムを示す。
【０００５】ＰＣ（パーソナルコンピュータ）本体１に
は、バッテリパックを充電するために内蔵された充電器
２とＰＣ本体及びバッテリパックを監視・制御するホス
トコントロール回路３と複数バッテリパックへの供給電
力を切替するセレクタ４とを有する。このＰＣ本体に
は、複数のバッテリパック５ａ、５ｂが取り付けられ
る。各バッテリパック５は、複数のセルからなるバッテ
リ６とバッテリパック内を制御するバッテリコントロー
ル回路７と過放電防止回路８を有する。
は、バッテリパックを充電するために内蔵された充電器
２とＰＣ本体及びバッテリパックを監視・制御するホス
トコントロール回路３と複数バッテリパックへの供給電
力を切替するセレクタ４とを有する。このＰＣ本体に
は、複数のバッテリパック５ａ、５ｂが取り付けられ
る。各バッテリパック５は、複数のセルからなるバッテ
リ６とバッテリパック内を制御するバッテリコントロー
ル回路７と過放電防止回路８を有する。
【０００６】ホストコントロール回路３、バッテリコン
トロール回路７は、共にマイクロコンピュータである。
過放電防止回路８は、バッテリの過放電を防止するため
にバッテリの放電出力を停止させ、出力線を断線させる
ＯＮ／ＯＦＦスイッチを持つ回路である。
トロール回路７は、共にマイクロコンピュータである。
過放電防止回路８は、バッテリの過放電を防止するため
にバッテリの放電出力を停止させ、出力線を断線させる
ＯＮ／ＯＦＦスイッチを持つ回路である。
【０００７】ＰＣ本体１が携帯的に利用されているとき
は、バッテリ６によってＰＣ本体１が動作する。このと
きは、過放電防止回路８は、ＯＮ状態すなわち、接続状
態にあり、バッテリ６からＰＣ本体１へ電力が供給され
る。また、このときのバッテリ６の残容量、電圧、温度
等の状況情報がバッテリコントロール回路７によって、
監視され、バス９を介してホストコントロール回路３に
送られる。ホストコントロール回路３に送られたこの状
況情報は、ＰＣ本体１のディスプレイに表示され、ユー
ザはＰＣ本体１を使用しながらバッテリ６の状況を知る
ことができる。
は、バッテリ６によってＰＣ本体１が動作する。このと
きは、過放電防止回路８は、ＯＮ状態すなわち、接続状
態にあり、バッテリ６からＰＣ本体１へ電力が供給され
る。また、このときのバッテリ６の残容量、電圧、温度
等の状況情報がバッテリコントロール回路７によって、
監視され、バス９を介してホストコントロール回路３に
送られる。ホストコントロール回路３に送られたこの状
況情報は、ＰＣ本体１のディスプレイに表示され、ユー
ザはＰＣ本体１を使用しながらバッテリ６の状況を知る
ことができる。
【０００８】バッテリ６を充電するときは、ＰＣ本体１
にＡＣアダプタ１０を接続し、外部電源（１００Ｖ）か
ら電力供給する。ＡＣアダプタ１０で、減圧され、直流
変換された出力が充電器２に送られる。ホストコントロ
ール回路３は、バッテリコントロール回路７からの状況
情報に基づいて充電するバッテリパック５を判定し、切
替信号１１をセレクタ４へ送る。切り替えられたセレク
タ４により第１のバッテリパック５ａのバッテリ６ａへ
電力供給がされる。このときも、バッテリコントロール
回路７によってバッテリ６ａの充電状況情報がシステム
ホストコントロール回路３へ送られる。複数のバッテリ
パック５を充電するときは、第１のバッテリパック５ａ
の充電が終了次第、セレクタ４が切り替えられ、第２の
バッテリパック５ｂが充電される。
にＡＣアダプタ１０を接続し、外部電源（１００Ｖ）か
ら電力供給する。ＡＣアダプタ１０で、減圧され、直流
変換された出力が充電器２に送られる。ホストコントロ
ール回路３は、バッテリコントロール回路７からの状況
情報に基づいて充電するバッテリパック５を判定し、切
替信号１１をセレクタ４へ送る。切り替えられたセレク
タ４により第１のバッテリパック５ａのバッテリ６ａへ
電力供給がされる。このときも、バッテリコントロール
回路７によってバッテリ６ａの充電状況情報がシステム
ホストコントロール回路３へ送られる。複数のバッテリ
パック５を充電するときは、第１のバッテリパック５ａ
の充電が終了次第、セレクタ４が切り替えられ、第２の
バッテリパック５ｂが充電される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリパッ
クをＰＣ本体からはずして長期間放置すると、バッテリ
の自然放電が進み、バッテリセル電圧の低下によりバッ
テリパック内の過放電防止回路が作動する。するとバッ
テリの放電出力線はＯＦＦすなわち断線状態となり、バ
ッテリは、ＰＣ本体へだけでなく、バッテリコントロー
ル回路への給電も停止する。
クをＰＣ本体からはずして長期間放置すると、バッテリ
の自然放電が進み、バッテリセル電圧の低下によりバッ
テリパック内の過放電防止回路が作動する。するとバッ
テリの放電出力線はＯＦＦすなわち断線状態となり、バ
ッテリは、ＰＣ本体へだけでなく、バッテリコントロー
ル回路への給電も停止する。
【００１０】このバッテリコントロール回路が停止した
複数バッテリパックを外部電源から電力供給して充電す
る場合、充電待ちのバッテリパックは先のバッテリパッ
クの充電完了まで長時間バッテリコントロール回路に給
電されないことになる。
複数バッテリパックを外部電源から電力供給して充電す
る場合、充電待ちのバッテリパックは先のバッテリパッ
クの充電完了まで長時間バッテリコントロール回路に給
電されないことになる。
【００１１】したがって、充電待ちの間、長時間にわた
って、バッテリの監視・制御ができなくなるという問題
があった。
って、バッテリの監視・制御ができなくなるという問題
があった。
【００１２】本発明は、過放電によりバッテリコントロ
ール回路が停止状態になったバッテリパックを電子機器
に接続して外部電源より、全てのバッテリコントロール
回路を動作させ、ホストコントロール回路と通信可能と
することを目的とする。
ール回路が停止状態になったバッテリパックを電子機器
に接続して外部電源より、全てのバッテリコントロール
回路を動作させ、ホストコントロール回路と通信可能と
することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第１の発明に係る電子機器は、バッテリと、前記バ
ッテリを制御するバッテリコントロール回路とを備えた
バッテリパックを１以上装着することができ、前記バッ
テリを充電する充電器と、前記バッテリの放電出力停止
時に前記バッテリコントロール回路に給電するサブ給電
回路と、前記バッテリコントロール回路から送られる情
報に従って、前記電子機器の動作を制御するホストコン
トロール回路と、を備えたことを特徴とする。
に、第１の発明に係る電子機器は、バッテリと、前記バ
ッテリを制御するバッテリコントロール回路とを備えた
バッテリパックを１以上装着することができ、前記バッ
テリを充電する充電器と、前記バッテリの放電出力停止
時に前記バッテリコントロール回路に給電するサブ給電
回路と、前記バッテリコントロール回路から送られる情
報に従って、前記電子機器の動作を制御するホストコン
トロール回路と、を備えたことを特徴とする。
【００１４】また、第２の発明に係る電子機器は、バッ
テリと、前記バッテリを制御するバッテリコントロール
回路とを備えたバッテリパックを複数装着することがで
きる電子機器であって、装着された前記バッテリパック
に備えられたバッテリのうち放電出力可動なものから、
放電出力が停止したバッテリを有するバッテリパックの
バッテリコントロール回路に電力を送るサブ給電回路
と、前記バッテリコントロール回路から送られる情報に
従って、前記電子機器の動作を制御するホストコントロ
ール回路と、を備えたことを特徴とする。
テリと、前記バッテリを制御するバッテリコントロール
回路とを備えたバッテリパックを複数装着することがで
きる電子機器であって、装着された前記バッテリパック
に備えられたバッテリのうち放電出力可動なものから、
放電出力が停止したバッテリを有するバッテリパックの
バッテリコントロール回路に電力を送るサブ給電回路
と、前記バッテリコントロール回路から送られる情報に
従って、前記電子機器の動作を制御するホストコントロ
ール回路と、を備えたことを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】実施の形態 １．本発明の実施の
形態１に係る電子機器について図１に従って説明する。
従来の技術と同じものについては同じ符号を使用した。
本発明は、ＰＣ本体１に、従来の技術の所で説明した充
電器２、ホストコントロール回路３及びセレクタ４の他
に、サブ給電回路１２を設けたことを特徴とする。ＡＣ
アダプタ１０により外部電源から交流電圧を変換した直
流電圧の出力線１４がサブ給電回路１２に接続され、サ
ブ給電回路１２からの出力線１３が各バッテリパック５
のバッテリコントロール回路７に接続されている。サブ
給電回路１２は、ＡＣアダプタで変換された直流電圧を
バッテリコントロール回路が要求する作動電圧に変換処
理するものである。
形態１に係る電子機器について図１に従って説明する。
従来の技術と同じものについては同じ符号を使用した。
本発明は、ＰＣ本体１に、従来の技術の所で説明した充
電器２、ホストコントロール回路３及びセレクタ４の他
に、サブ給電回路１２を設けたことを特徴とする。ＡＣ
アダプタ１０により外部電源から交流電圧を変換した直
流電圧の出力線１４がサブ給電回路１２に接続され、サ
ブ給電回路１２からの出力線１３が各バッテリパック５
のバッテリコントロール回路７に接続されている。サブ
給電回路１２は、ＡＣアダプタで変換された直流電圧を
バッテリコントロール回路が要求する作動電圧に変換処
理するものである。
【００１６】バッテリコントロール回路が停止状態にあ
るバッテリパックの充電動作について説明する。バッテ
リパック５ａ、５ｂは、いずれも過放電防止回路８が作
動し、バッテリコントロール回路７が停止状態にある。
図１ではバッテリパック５は、２個しか記載していない
が、２個以上のバッテリパックが装着される場合でも、
本発明は適用可能である。ＰＣ本体１に各バッテリパッ
ク５が装着され、充電のためＡＣアダプタ１０が外部電
源に接続されると、外部電源からの交流電圧（１００
Ｖ）が、ＡＣアダプタ１０によって減圧、直流変換さ
れ、直流電圧として出力線１４に出力される。この出力
は、充電器２とホストコントロール回路３とサブ給電回
路１２にそれぞれ送られる。
るバッテリパックの充電動作について説明する。バッテ
リパック５ａ、５ｂは、いずれも過放電防止回路８が作
動し、バッテリコントロール回路７が停止状態にある。
図１ではバッテリパック５は、２個しか記載していない
が、２個以上のバッテリパックが装着される場合でも、
本発明は適用可能である。ＰＣ本体１に各バッテリパッ
ク５が装着され、充電のためＡＣアダプタ１０が外部電
源に接続されると、外部電源からの交流電圧（１００
Ｖ）が、ＡＣアダプタ１０によって減圧、直流変換さ
れ、直流電圧として出力線１４に出力される。この出力
は、充電器２とホストコントロール回路３とサブ給電回
路１２にそれぞれ送られる。
【００１７】ＡＣアダプタ１０から充電器２に送られた
出力は、充電器２にてバッテリが要求する充電電圧ＶC
に調整され、第１のバッテリパック５ａに給電するよう
ホストコントロール回路３からの切替信号１１で切替ら
れたセレクタ４を介して、第１のバッテリパック５ａへ
送られる。ＰＣ本体１側から出力線１５を介して給電を
受けると、第１のバッテリパック５ａのバッテリコント
ロール回路７が作動する。バッテリコントロール回路７
は充電のため、過放電防止回路８へ制御信号１６を送
り、ＯＮ状態すなわちＰＣ本体１側からの給電できる状
態とする。こうして第１のバッテリパック５ａ内のバッ
テリ６ａが充電される。尚、過放電防止回路８自体がＰ
Ｃ本体１側からの充電電圧を検知して自動的にスイッチ
をＯＮ状態にするものであってもよい。
出力は、充電器２にてバッテリが要求する充電電圧ＶC
に調整され、第１のバッテリパック５ａに給電するよう
ホストコントロール回路３からの切替信号１１で切替ら
れたセレクタ４を介して、第１のバッテリパック５ａへ
送られる。ＰＣ本体１側から出力線１５を介して給電を
受けると、第１のバッテリパック５ａのバッテリコント
ロール回路７が作動する。バッテリコントロール回路７
は充電のため、過放電防止回路８へ制御信号１６を送
り、ＯＮ状態すなわちＰＣ本体１側からの給電できる状
態とする。こうして第１のバッテリパック５ａ内のバッ
テリ６ａが充電される。尚、過放電防止回路８自体がＰ
Ｃ本体１側からの充電電圧を検知して自動的にスイッチ
をＯＮ状態にするものであってもよい。
【００１８】第１のバッテリパック５ａ内のバッテリコ
ントロール回路７は、バッテリ内の状況情報を、バス９
を介してホストコントロール回路３へ送る。例えば、バ
ッテリ６ａの充電が完了した場合は、充電完了信号を送
信する。そして、これを受けたホストコントロール回路
３は、セレクタ４を切り替えて第２のバッテリパック５
ｂを充電する。
ントロール回路７は、バッテリ内の状況情報を、バス９
を介してホストコントロール回路３へ送る。例えば、バ
ッテリ６ａの充電が完了した場合は、充電完了信号を送
信する。そして、これを受けたホストコントロール回路
３は、セレクタ４を切り替えて第２のバッテリパック５
ｂを充電する。
【００１９】ＡＣアダプタ１０からホストコントロール
回路３に送られた出力は、その手前に設けられたＤＣ／
ＤＣコンバータ（図示せず）等によって、ホストコント
ロール回路３を作動させる作動電圧ＶHへ変換される。
ホストコントロール回路３はこの作動電圧ＶHで作動
し、充電時における充電器や各バッテリパック５を監視
・制御する。
回路３に送られた出力は、その手前に設けられたＤＣ／
ＤＣコンバータ（図示せず）等によって、ホストコント
ロール回路３を作動させる作動電圧ＶHへ変換される。
ホストコントロール回路３はこの作動電圧ＶHで作動
し、充電時における充電器や各バッテリパック５を監視
・制御する。
【００２０】ＡＣアダプタ１０からサブ給電回路１２に
送られた出力は、ここで、バッテリコントロール回路を
作動させるための所定の作動電圧ＶBへ変換され、電力
線１３を介して各バッテリコントロール回路７へ送られ
る。従って、第２のバッテリパック５ｂが未充電であっ
ても、第２のバッテリパック５ｂ内のバッテリコントロ
ール回路７は作動し、第１のバッテリパック５ａの充電
終了を待たずにホストコントロール回路３に対し、バッ
テリ６ｂの状況情報を送ることが可能となる。例えば、
第２のバッテリパック５ｂ内のバッテリ６ｂは過放電状
態にあるという情報をホストコントロール回路３に送信
することができる。
送られた出力は、ここで、バッテリコントロール回路を
作動させるための所定の作動電圧ＶBへ変換され、電力
線１３を介して各バッテリコントロール回路７へ送られ
る。従って、第２のバッテリパック５ｂが未充電であっ
ても、第２のバッテリパック５ｂ内のバッテリコントロ
ール回路７は作動し、第１のバッテリパック５ａの充電
終了を待たずにホストコントロール回路３に対し、バッ
テリ６ｂの状況情報を送ることが可能となる。例えば、
第２のバッテリパック５ｂ内のバッテリ６ｂは過放電状
態にあるという情報をホストコントロール回路３に送信
することができる。
【００２１】尚、本発明は、バッテリパック５が一つし
か装着されない場合でも適用できる。例えば、従来例で
はバッテリパック充電中は、充電器２からの給電によ
り、バッテリパック５のバッテリコントロール回路７は
作動するが、出力線１５の接続不良等により、充電器２
から給電されない場合には、バッテリコントロール回路
７は動作することができなかった。しかし、サブ給電回
路１２を設けることにより、出力線１３から給電され、
バッテリコントロール回路７は作動するので、出力線１
５の接続不良により、バッテリ６が充電されていない等
のバッテリの状況情報をホストコントロール回路に送る
ことが可能である。したがって、バッテリパック５を一
つしか装着できない小型の電子機器であっても、本発明
が適用できる。
か装着されない場合でも適用できる。例えば、従来例で
はバッテリパック充電中は、充電器２からの給電によ
り、バッテリパック５のバッテリコントロール回路７は
作動するが、出力線１５の接続不良等により、充電器２
から給電されない場合には、バッテリコントロール回路
７は動作することができなかった。しかし、サブ給電回
路１２を設けることにより、出力線１３から給電され、
バッテリコントロール回路７は作動するので、出力線１
５の接続不良により、バッテリ６が充電されていない等
のバッテリの状況情報をホストコントロール回路に送る
ことが可能である。したがって、バッテリパック５を一
つしか装着できない小型の電子機器であっても、本発明
が適用できる。
【００２２】この充電中のバッテリ６の状況情報は、Ｐ
Ｃ本体１のディスプレイに表示される。例えば、現在第
何番目のバッテリ６が何％まで充電されたかをグラフ形
式で表示する。また、ホストコントロール回路３は、充
電中の各バッテリの状況情報を監視するだけでなく、制
御することも可能である。
Ｃ本体１のディスプレイに表示される。例えば、現在第
何番目のバッテリ６が何％まで充電されたかをグラフ形
式で表示する。また、ホストコントロール回路３は、充
電中の各バッテリの状況情報を監視するだけでなく、制
御することも可能である。
【００２３】実施の形態 ２．本発明の実施の形態２に
係る電子機器について図２に従って説明する。図１と同
じものについては同じ符号を使用した。本発明は、図１
の電子機器にさらに各バッテリ６からＰＣ本体側への放
電出力をサブ給電装置１２に送るようにしたものであ
る。
係る電子機器について図２に従って説明する。図１と同
じものについては同じ符号を使用した。本発明は、図１
の電子機器にさらに各バッテリ６からＰＣ本体側への放
電出力をサブ給電装置１２に送るようにしたものであ
る。
【００２４】各バッテリ６からサブ給電回路１２へ電力
供給する必要が生じるのは、バッテリ充電時ではなく、
外部電源とＰＣ本体１とを接続せず、携帯的にバッテリ
６を電源としてＰＣ本体１を作動させているときであ
る。
供給する必要が生じるのは、バッテリ充電時ではなく、
外部電源とＰＣ本体１とを接続せず、携帯的にバッテリ
６を電源としてＰＣ本体１を作動させているときであ
る。
【００２５】充電済みの第１のバッテリパック５ａと、
長期にわたり放置され、過放電防止回路８が働き、内部
のバッテリコントロール回路７が停止した状態にある第
２のバッテリパックがＰＣ本体１に装着された場合、第
１のバッテリパック５ａにより、ＰＣ本体１は作動す
る。しかし、各バッテリ６からの放電出力がサブ給電装
置に送られない場合にバッテリ情報を得られるのは、バ
ッテリコントロール回路７が作動している第１のバッテ
リパック５ａのみである。第２のバッテリパック５ｂか
らはバッテリ情報が送られてこないため、利用者は、第
２のバッテリパック５ｂがどのような状況にあるのかを
知ることができない。
長期にわたり放置され、過放電防止回路８が働き、内部
のバッテリコントロール回路７が停止した状態にある第
２のバッテリパックがＰＣ本体１に装着された場合、第
１のバッテリパック５ａにより、ＰＣ本体１は作動す
る。しかし、各バッテリ６からの放電出力がサブ給電装
置に送られない場合にバッテリ情報を得られるのは、バ
ッテリコントロール回路７が作動している第１のバッテ
リパック５ａのみである。第２のバッテリパック５ｂか
らはバッテリ情報が送られてこないため、利用者は、第
２のバッテリパック５ｂがどのような状況にあるのかを
知ることができない。
【００２６】各バッテリ６からＰＣ本体側への放電出力
をサブ給電装置１２に送るようにすることで第１のバッ
テリパック５ａのバッテリ６ａから第２のバッテリパッ
ク５ｂのバッテリコントロール回路７に給電される。バ
ッテリコントロール回路７が作動することにより、第２
のバッテリパック５ｂの状況情報もホストコントロール
回路３へ送信される。例えば、第２のバッテリパック５
ｂ内のバッテリ６ｂは過放電状態であるという情報が送
られ、ＰＣ本体１のディスプレイ上に表示される。これ
により、利用者は、第２バッテリパック５ｂの状況を知
る事ができ、充電するなどの措置をとることが可能とな
る。
をサブ給電装置１２に送るようにすることで第１のバッ
テリパック５ａのバッテリ６ａから第２のバッテリパッ
ク５ｂのバッテリコントロール回路７に給電される。バ
ッテリコントロール回路７が作動することにより、第２
のバッテリパック５ｂの状況情報もホストコントロール
回路３へ送信される。例えば、第２のバッテリパック５
ｂ内のバッテリ６ｂは過放電状態であるという情報が送
られ、ＰＣ本体１のディスプレイ上に表示される。これ
により、利用者は、第２バッテリパック５ｂの状況を知
る事ができ、充電するなどの措置をとることが可能とな
る。
【００２７】尚、本実施の形態では、バッテリ６からの
放電出力をサブ給電回路１２へ送ることとしたが、直接
バッテリ６からの放電出力を各バッテリコントロール回
路７へ送るようにすることもできる。
放電出力をサブ給電回路１２へ送ることとしたが、直接
バッテリ６からの放電出力を各バッテリコントロール回
路７へ送るようにすることもできる。
【００２８】尚、本装置は、外付け型のバッテリパック
の他に内蔵型のバッテリを有することも可能である。内
蔵型のバッテリから放電出力についてもサブ給電回路へ
電力供給されるようにしてもよい。
の他に内蔵型のバッテリを有することも可能である。内
蔵型のバッテリから放電出力についてもサブ給電回路へ
電力供給されるようにしてもよい。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、充電器によるバッテリパック
への給電手段とは別に、サブ給電回路を電子機器に設け
ることにより、過放電によりバッテリコントロール回路
が停止状態になったバッテリパックについて、他のバッ
テリパックの充電終了を待たずにバッテリコントロール
回路へ給電でき、ホストコントロール回路による全ての
バッテリパックの監視・制御が可能となる。
への給電手段とは別に、サブ給電回路を電子機器に設け
ることにより、過放電によりバッテリコントロール回路
が停止状態になったバッテリパックについて、他のバッ
テリパックの充電終了を待たずにバッテリコントロール
回路へ給電でき、ホストコントロール回路による全ての
バッテリパックの監視・制御が可能となる。
【００３０】さらに、バッテリの放電出力がサブ給電回
路を介して各バッテリコントロール回路に送られること
により、外部電源と電子機器が接続されていない場合で
あっても、過放電によりバッテリコントロール回路が停
止状態になったバッテリパックの監視・制御が可能とな
る。
路を介して各バッテリコントロール回路に送られること
により、外部電源と電子機器が接続されていない場合で
あっても、過放電によりバッテリコントロール回路が停
止状態になったバッテリパックの監視・制御が可能とな
る。
【図１】 本実施の形態１に係るサブ給電回路を有する
ＰＣ本体とバッテリパックの全体概略図である。
ＰＣ本体とバッテリパックの全体概略図である。
【図２】 本実施の形態２に係るサブ給電回路を有する
ＰＣ本体とバッテリパックの全体概略図である。
ＰＣ本体とバッテリパックの全体概略図である。
【図３】 従来のスマートバッテリシステムにおけるＰ
Ｃ本体とバッテリパックの全体概略図である。
Ｃ本体とバッテリパックの全体概略図である。
１ ＰＣ本体 、２ 充電器、３ ホストコントロール
回路、４ セレクタ、５ バッテリパック、６ バッテ
リ、７ バッテリコントロール回路、８ 過放電防止回
路、９ バス、１０ ＡＣアダプタ、１１ 切替信号、
１２ サブ給電回路、１３，１４，１５ 出力線、、１
６ 制御信号。
回路、４ セレクタ、５ バッテリパック、６ バッテ
リ、７ バッテリコントロール回路、８ 過放電防止回
路、９ バス、１０ ＡＣアダプタ、１１ 切替信号、
１２ サブ給電回路、１３，１４，１５ 出力線、、１
６ 制御信号。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 1/26 G06F 1/28 H01M 10/46 H02J 7/00
Claims (2)
- 【請求項１】 バッテリと、前記バッテリを制御するバ
ッテリコントロール回路とを備えたバッテリパックを１
以上装着することができる電子機器であって、 前記バッテリを充電する充電器と、 前記バッテリの放電出力停止時に前記バッテリコントロ
ール回路に給電するサブ給電回路と、 前記バッテリコントロール回路から送られる情報に従っ
て、前記電子機器の動作を制御するホストコントロール
回路と、 を備えたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項２】 バッテリと、前記バッテリを制御するバ
ッテリコントロール回路とを備えたバッテリパックを複
数装着することができる電子機器であって、 装着された前記バッテリパックに備えられたバッテリの
うち放電出力可動なものから、放電出力が停止したバッ
テリを有するバッテリパックのバッテリコントロール回
路に電力を送るサブ給電回路と、 前記バッテリコントロール回路から送られる情報に従っ
て、前記電子機器の動作を制御するホストコントロール
回路と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10245623A JP3062157B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | バッテリコントロール回路のためのサブ給電回路を備えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10245623A JP3062157B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | バッテリコントロール回路のためのサブ給電回路を備えた電子機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000075965A JP2000075965A (ja) | 2000-03-14 |
| JP3062157B2 true JP3062157B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17136445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10245623A Expired - Lifetime JP3062157B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | バッテリコントロール回路のためのサブ給電回路を備えた電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062157B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5209512B2 (ja) * | 2009-01-16 | 2013-06-12 | 株式会社マキタ | 電動工具用バッテリ監視システム、電動工具用バッテリパック、及び電動工具用充電器 |
| JP2013211947A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sony Corp | 電力制御装置、電力制御方法、電動車両、蓄電装置および電力システム |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10245623A patent/JP3062157B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000075965A (ja) | 2000-03-14 |
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