JP3061819U - 容 器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飾りが上下往復運動したり浮遊したりして変
わった感じを示し、物品を収容するとともに動感のある
おもしろい装飾美感を兼ね具える容器を提供する。 【解決手段】 本体１０に中空のパイプ１１を設置し、
そのパイプ１１の底端に磁石１３を固定具備する蓋１２
を設置する。パイプ１１の中には飾り２０を入れ、その
飾り２０の下端の磁石１３と蓋１２の上端面の磁石１３
とは、互いに磁極方向の同極相反作用を有する。それに
より、容器が上下に移動すると、飾り２０はパイプ１１
の中で上下往復運動および浮遊作用の新奇効果を有し、
容器は物品を収容するとともに動感のあるおもしろい装
飾美感を兼ね具える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、容器に関し、特に飾り付きの容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より見られる各種容器、例えばグラス、つまようじの容器あるいはその他 各種の物を入れる類似の容器は単に容器としての用途しかなく、飾りとしての功 能はなく、ただ容器の材料、形状、色あるいはパタ−ンを変化させたり、容器の 表面に図案あるいは文字をプリントしたりするだけである。それらの従来の容器 は外表面の美観性あるいは実用性を制限し、生き生きとした感じあるいは新奇な 感じをもたせることは全くない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、飾りが上下往復運動および浮遊して変わった感じをもたせる 効果があり、物品を収容するだけでなく、動感のあるおもしろい装飾美感を兼ね 具える容器を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するための本考案の容器は、本体に中空のパイプを設置し、 そのパイプの底端に磁石を固定具備する蓋を設置する。パイプの中に飾りを入れ 、その飾りの下端の磁石と上記蓋の上端面の磁石とは、互いに磁極方向の同極相 反作用を有し、それにより容器が上下に移動するとき、上述の飾りはパイプの中 で上下往復運動および浮遊作用を有し、容器は物品を収容するだけでなく、動感 のあるおもしろい装飾美感を兼ね具える。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１から図３に示すように、本実施例の容器は以下の部材を含む。 本体１０は、その上端に開口があり、そしてその外側にはハンドルがあり、固 体あるいは液体の物が入れられる中空容器であって、その一端あるいは中央位置 に中空のパイプ１１が延び、そのパイプの下側の一端は蓋１２で閉じられる。そ して、上記の蓋１２の上端面に磁石１３が設置され、飾り２０は上記の本体１０ のパイプ１１の中に置かれ、その飾りはパイプ１１の中を上下方向に自由に移動 できる。その飾り２０の下端にもう一つの磁石１３を設置する。それにより、飾 り下端の磁石１３と上記蓋１２上端面の磁石１３とは、互いに磁極方向の同極相 反作用を有し、飾り２０はパイプ１１の中を浮遊する効果を有する。

【０００６】 上述の各部材の組立により、上述の本体１０を手にして上下方向に往復して揺 らすと、上述のパイプ１１の中の飾りも同じ方向に往復移動作用を生ずる。特に 、本体１０を置いたりあるいは動作を止めたとき、上述パイプ１１の中の飾り２ ０はその下端の磁石１３と上記蓋１２の上の磁石１３とによってスプリングと同 じような上下往復振動作用をし、特に浮遊するという新奇効果をなし、生き生き とした感じおよび動感趣味のある装飾効果を達成する。

【０００７】 図４に示すように、上述のパイプ１１、飾り２０および磁石１３等の部材は、 本体の内側において中央あるいは端でない任意の位置に設置しても、同様の効果 がある。 また、図５から図７に示すように、上述の本体１０および各部材等が取っ手の ない様式のものであったり、あるいは上述の飾り２０が各種のデザインにより作 られたりしても、同様の効果がある。図６は本体１０が静止しているときの状態 であって、図７は、本体が上下往復作用と、その下端の磁石１３とパイプ１１の 下端の磁石１３とが互いに生ずる磁極方向の同極相反作用とで、上下往復運動お よび浮遊作用のあるおもしろい動作を生じているときの状態である。

【０００８】 図８に示すように、図５から図７に示すパイプ１１、飾り２０および磁石１３ 等の部分が取っ手のない本体１０の一側に置き換えられても、上述と同様の効果 がある。 なお、上述の本体１０は上端開口に蓋が付く容器であってもよい。例えば蓋付 きの水筒類容器等であってもよい。 また、上述のパイプ１１と飾り２０下端の磁石１３との間に相互に凹凸面嵌合 方式で嵌合するものを設置させてもよい。パイプ１１の内側の飾り２０の運動方 向に沿って凹凸状レ−ルあるいはレ−ルに似た物を設置し、上述の飾り２０が上 下の方向に移動するとき、旋回しない運動方向が固定でき、上述と同様の効果が ある。

【０００９】 さらに、上述の飾り２０および磁石１３の一方あるいは両方に反光性あるいは 発光性のものを取付けることができ、ピカピカ光って動感のある装飾美感の効果 がある。 以上から分かるように、本考案は他の類似した容器と比較して、以下の進歩性 、実用性および装飾性の効果がある。 (1)容器の中にあって自由に移動できる飾りは、飾りの底端と相対面のパイプ 端部とは互いに反対方向の磁石部を有し、上下方向に移動するとき、飾りは浮遊 作用の新奇な動きをして美感の効果があり、使用者の好奇心を引き、容器は飲む ことと見て楽しむこととの二つの効果を兼ね具える。

【００１０】 (2)本体内部に入れた飾りは、さらに反光性あるいは発光性のものが設計され て取付けられ、さらに新奇な動感趣味の効果を増加できる。 (3)取っ手のあるなしに関わらず、各種デザインの本体はグラス容器でも他の 類似用途の器でもよい。例えば、ペン立て、装飾用花びん、貯金箱、砂時計、筆 箱、くつ、帽子、カバンあるいは各種のおもちゃ等に本考案の構成を適用できる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による容器を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案の一実施例による容器の一部を分解した
状態を示す図である。

【図３】本考案の一実施例による容器を示す底面図であ
る。

【図４】本考案の別の一実施例による容器を示す分解図
である。

【図５】本考案の別の一実施例による容器を示す分解斜
視図である。

【図６】本考案の別の一実施例による容器を示す断面図
である。

【図７】本考案の別の一実施例による容器の動作変化を
示す断面図である。

【図８】本考案の別の一実施例による容器を示す断面図
である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ パイプ １２ 蓋 １３ 磁石 ２０ 飾り

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ａ６３Ｈ 3/36 Ａ６３Ｈ 3/36 Ａ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端に開口を有し、中空であって固体あ
   るいは液体を入れることができ、内側に中空のパイプが
   延び、そのパイプの下側の一端は上端面に磁石が設置さ
   れる蓋で閉じられる本体と、 前記パイプの中に設置され、前記パイプの中を上下直線
   方向に自由に移動でき、下端に磁石が設置され、その磁
   石と前記蓋の上端面に設置される磁石とは互いに磁極方
   向の同極相反作用を有する飾りとを備えることを特徴と
   する容器。
2. 【請求項２】 前記パイプと前記飾りの下端に設置され
   る磁石とは、凹凸面嵌合方式によって相互に嵌合される
   ことを特徴とする請求項１記載の容器。
3. 【請求項３】 前記飾りおよび前記飾りの下端に設置さ
   れる磁石は、反光性あるいは発光性の物体を加設するこ
   とが可能であることを特徴とする請求項１記載の容器。
4. 【請求項４】 前記本体は、前記開口に取付けられる蓋
   を有することを特徴とする請求項１記載の容器。