JP7028396B2 - 食事用具 - Google Patents

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Description

本発明は、接触固定機能を有するキャラクター形状物、該キャラクター形状物を載置する舞台を表面に形成した載置具、該載置具を支持する支柱及び該支柱の立設安定化を図る固定物を組み合わせてなる構成と、これら構成のものを様々に使用することで食事や喫茶等において、感情(心)や感覚(五感)の快適な刺激を手軽に取得することのできる食事用具に関するものである。
また、本発明は、従来の栄養の補給や味覚の堪能を主とする実用的な価値追求型食事(ハードな食事)から、心の潤いや自己の視覚化(おしゃれ)等を主とする情緒的な価値、官能的な価値追求型食事(ソフトな食事)への価値観を転換すること、即ち、感情や感覚の快適性を追求することのできる食事のための構成(ハード)とその構成に基づき様々な使用形態(ソフト)を得ることのできる食事用具に関するものである。
更に、本件出願人の先行した技術である生活用具と本発明の食事用具との相違は、前者の生活用具は、人間の生活における活動全般を考慮して創案したものであるが、後者の食事用具は、生活の中での対象を食事や喫茶等に特化したことにより、先の発明にはない特徴を醸し出したものである。
昨今における価値観のトレンドは、モノよりコト、サービス、また、モノにおいては、ハード(要素や機器)よりソフト(使用方法)に価値を嗜好する傾向がある。
また、モノやサービスから得られる機能・性能、便利さ、安価等の実用的価値よりも、むしろモノやサービスから受容又は感応する楽しさ,喜び等の情緒的価値や自己の視覚化(おしゃれ)、心地好い感触等の官能的価値、即ち、感情や感覚の快適な刺激を重要視するソフト化志向が進行している事実がある。
通常のハードとソフトの組み合わせからなる用具として、従来より、ゲームやパズル等の遊技具が存在するが、これらの遊技具を用いた遊技は、勝ち負けや難問解決等、目的が定まっており、二者択一の結果とその結果に至るプロセス、スピード、スキル、スリルを楽しむものが主流であり、結果の多様性を楽しむものは殆どなかった。
本発明に対する先行技術として、本件出願人に係る下記する特許第5388386号及び特許第5419246号の生活用具があるが、上記或いは下記するように、本発明とは異なるものである。
特許第5388386号公報 特許第5419246号公報
上記先行技術となる生活用具は、底部に接触固定機構を有するキャラクター形状容器又はキャラクター形状物と、これらの載置・収納機能を有する載置具と収納箱の一体化形成物との組み合わせからなる構成であり、これらの構成よりなるものを日常生活全般において利用することにより、感情や感覚の快適な刺激が手軽に得ることができ、心と五感を豊かにする用具を対象とした技術である。
しかし、上記生活用具を食事に適用した場合、下記の課題を有している。
(1)要素(キャラクター形状物)と活動体験(意志決定)プロセス(キャラクター形状物の載置舞台への載置)の選択肢が、各1種類と少なく組み合わせが限定されるため、慣れると飽きてしまい好奇心が持続しない欠点があった。
(2)食事テーブルに載置する場合、収納箱の載置面積が大きく料理の配膳の妨げになる欠点があった。
(3)料理の容器、例えば、吸物容器の転倒により汁がこぼれた場合、キャラクター形状物、載置具、収納箱の汚損のおそれがあった。
(4)料理の容器の高さが、キャラクター形状物、載置具、収納箱の各々の寸法の和より高い場合、生活用具が目立たず、顧客の注目を集めにくいためアクセサリー機能を阻害する欠点があった。
(5)画像をスマホに保存し、現物に再現する場合、キャラクター形状物の載置舞台上で正確な載置位置が判らないため載置に手間暇かかる欠点があった。
これらの課題に鑑み、本発明の目的は、簡単な要素(ハード)と多様なプロセス(ソフト)の組み合わせにより、個性、センス、価値観、スキル、バランス感覚等の違いに応じた結果の多様性を認識し、結果とプロセスから感応する感情(心)や感覚(五感)の快適な体験を享受することにより、食事や喫茶等において、心の潤い、魅せる悦び、睦み合いが体験可能な用具、即ち食事のソフト化(感情(心)と感覚(五感)が快適になる食事)を支援する食事用具の実現を図ることである。
上記課題を解決するための手段として、本発明の食事用具は、キャラクター形状物、載置具、支柱及び固定物の4種類の要素(ハード)と4種類の活動体験プロセス(ソフト)の組み合わせにより、課題の解決を図った。
課題(1)は、要素の価値の転換、個別化、要素間の着脱自在の接触固定構造と活動体験プロセスの多様化による組み合わせの数の増加により解決した。
課題(2)は、食事テーブルに直接載置される固定物の形状、重量の調整により載置面積の縮小を図り、配膳を容易にすることで解決した。
また、形状可変機能を有する支柱により自由に高さ調整が可能となり、吸物容器の転倒等によるキャラクター形状物等の汚損を防止することで課題(3)の解決をした。
更に、視認性の改善によりアクセサリー機能の回復を図ることで課題(4)の解決をした。
課題(5)は、載置具の載置舞台表面に座標設定し、キャラクター形状物下部表面の一部に小さな目印部を付加することにより、キャラクター形状物の位置と方向がすぐに判り、再現に要する時間を低減することで解決した。
これらの手段により上記課題は全て解決され、結果の多様性の認識と結果とそのプロセスから感応する快適な感情と感覚の体験を享受し、食事において、心の潤い、魅せる悦び、睦み合いができる食事用具の実現が可能となった。
以下、課題を解決するための手段と生活用具から食事用具に至る経緯に関し具体的に記述する。
A.課題を解決するための手段
1.生活用具の構成…キャラクター形状物又はキャラクター形状容器(以下、キャラクター形状物と記載)と、載置具と収納箱の一体化形成物からなる要素(ハード)及びキャラクター形状物の載置具の載置舞台への載置活動体験プロセス(ソフト)の組み合わせ。
2.垂直思考による解析…現状維持を前提とし、その延長線(垂直思考)上での課題の解決。載置具の載置舞台表面に座標設定し、キャラクター形状物の下部表面に目印部を設置することにより、キャラクター形状物の載置舞台上における位置と方向を知る。前記課題(5)の解決。
3.発想の転換…生活用具を各要素に分解する。キャラクター形状物、載置具、収納箱に分離し、個別化を図る。
4.取捨選択…食事用具に必須なキャラクター形状物と載置具は抽出し、食事に直接関係ない収納箱は削除する。キャラクター形状物と載置具及びその組み合わせにより課題の解決を図る。
5.要素の探索…載置具の支持に必要な要素(実用的価値)と該要素の立設安定化に必要な要素(実用的価値)を探索する。
6.支柱と固定物の採用…載置具を支持する要素として、伸縮及び屈曲可能(形状可変機能)な支柱、該支柱の立設安定化を図る固定物を採用する。
7.支柱と固定物の効果…形状可変機能を有する支柱の付加によりその上端部に接触固定された載置具は、自由自在に高さと方向調整が可能となり、吸物容器の転倒等によるキャラクター形状物、載置具の汚損防止及び視認性の改善によりアクセサリー機能が回復し、自己の視覚化が図れる。前記課題(3)及び課題(4)の解決。
また、支柱の下端部に接触固定された固定物は、形状、重量調整及び粘着テープ等の付加により、食事テーブルとの載置面積が縮小され、料理の配膳を容易にする。前記課題(2)の解決。
B.生活用具から食事用具に至る経緯
1.原因解析
生活用具を食事に適用した場合、好奇心が持続しない原因は、要素(キャラクター形状物)と活動体験プロセス(キャラクター形状物の載置舞台への載置)の選択肢が各1種類と少なく、組み合わせが限定されること、及び載置具と収納箱が一体化形成物のため、載置具が収納箱の制約を受け、載置舞台のデザインの自由度を妨げることによると判断した。
2.前提条件
生活用具から食事用具に至る過程において、量(要素と活動体験プロセスの選択の機会)は、質(結果とプロセスから生れる感情(心)と感覚(五感)の快適な体験)を担保する前提に立ち、要素と活動体験プロセスの量の多様化により質を確保する。
3.食事用具の要素(モノ又は部品、ハード)
1)価値の転換
要素は、実用的価値(例えば、支柱の載置具を支持する機能)からその実用的価値を維持しつつ情緒的価値(支柱のスタイルをデザインするプロセスの楽しみ)と官能的価値(支柱の審美性による視覚化)を形状、材質、色彩、デザイン等の工夫により付加し、価値の転換(多様化)を図る。
2)個別化
要素は、形状及び設計の自由度向上、選択肢の増加、要素間の連携の多様化推進を図るため個別化する。
3)要素間の連携
要素間の連携は、両者の接触固定機構を介した着脱自在の接触固定とする。
4)要素及び選択肢(要素選択の機会又は要素の多様化を評価する尺度)
(1)要素
a.キャラクター形状物、b.載置具、c.支柱、d.固定物
(上記要素は、形状、材質、色彩、デザイン、構造等の違いによる仕様変更可能)
(2)要素及び選択肢の数量
要素の種類:4、選択肢の種類:4
4.食事用具のプロセス(コト、ソフト)
1)活動体験(意志決定)プロセス及び選択肢(プロセス選択の機会又はプロセスの多様化を評価する尺度)
(1)活動体験プロセス
a.キャラクター形状物の載置舞台への載置
b.支柱上端部の載置具裏面への設置
c.支柱下端部の固定物表面への設置
d.支柱の形状可変部への作用
(2)プロセス及び選択肢の数量
プロセスの種類:4、選択肢の種類:4
生活用具と食事用具の比較
食事用具は、要素の価値の転換、個別化、要素間の連携及び活動体験プロセスにより、多様化を評価する尺度の選択肢(要素4、プロセス4)8、また、生活用具の選択肢2(要素1、プロセス1)であり、単純比較すると4倍多様化していると評価される。課題(1)の解決。(但し、生活用具の要素の載置具は、収納箱と一体化により設計の自由度が制限されるため選択肢から除外した。)
また、食事用具は、結果の多様性の認識により食事のソフト化を支援する用具として実現する価値があると判断した。
上記内容を要約すると、本発明の食事用具は、実用的な価値追求型食事(ハードな食事)から心の潤いや自己の視覚化(おしゃれ)を主とする情緒的な価値や官能的な価値追求型食事(ソフトな食事)への価値観の転換を図る用具である。
また、先行技術である生活用具と本発明の食事用具の相違は、前者は、人間の生活における活動全般に亘るものであるが、後者は、生活の中での対象を食事に特化したものであり、要素の構成と構造は異なるものである。
本食事用具の主要テーマは、結果の多様性の認識(同じ要素とプロセスを使用しても結果は個性、価値観等の違いにより異なる)と食事のソフト化(感情(心)と感覚(五感)を快適に刺激する食事)であるが、食事は、世界共通の文化で国境等がないため、グローバル展開が可能な技術である。因みに、本食事用具のキイワードは、多様化、ソフト化、グローバル化である。
本発明は、生活用具を食事に適用した場合の課題を抽出し、その解決手段を食事用具に展開した技術である。
生活用具から食事用具へ展開する過程において、量は質を担保する前提に立ち、要素と活動体験プロセスの多様化により質を確保する。
(1)要素の個別化(独立)により設計の自由度を上げ、仕様の多様化を図る。
(2)要素の機能の転換(複合化)により価値の多様化を図る。
(3)支柱の形状可変機能により審美性の多様化を図る。
(4)要素間の着脱自在な接触固定機能により載置又は設置位置、方向の多様化を図る。
これらの多様化により結果の質を確保する。
本発明は、キャラクター形状物、該キャラクター形状物を載置することで舞台を演出する載置具、該載置具を支持する形状可変部を設けた支柱及び該支柱の立設安定化を図る固定物から構成され、該キャラクター形状物は、載置舞台と接する底部に第1の接触固定機構を設け、該載置具は、該載置舞台となる表面に第2の接触固定機構を設け、該キャラクター形状物は、該第2の接触固定機構を設けた該載置舞台の表面において、第1の接触固定機構と着脱自在に接触固定し、該支柱は、その上端部に載置具裏面の第3の接触固定機構と着脱自在に接触固定することのできる第4の接触固定機構を設け、その下端部に第6の接触固定機構を設けた固定物と着脱自在に接触固定することのできる第5の接触固定機構を設けてなることを特徴とする食事用具である。
本発明は、キャラクター形状物、載置具、支柱及び固定物の4要素から構成され、キャラクター形状物と載置具、載置具と支柱及び支柱と固定物の関係は各要素の接触固定機構を介した着脱自在な接触固定構造とし、個性、価値観、センス等の違いによる結果の多様性(同じ要素とプロセスでも異なる結果を生じる)の認識と感情(心)と感覚(五感)の快適性の追求、即ち心の潤い、魅せる悦び、睦み合いが満たされる食事用具の実現を目的とする。
本発明の食事用具は、食事や喫茶環境において感情(心)と感覚(五感)の快適性が満喫できる要素(ハード)に関するものである。また、各要素は、個別化され、形状、材質、色彩、デザイン等の変更により仕様変更(多様化)が可能となる。更に、この食事用具は、(1)多様な結果、(2)意志決定するプロセス、(3)結果の利用でおしゃれが楽しめる、即ち3つの楽しみが期待できる用具である。
1.キャラクター形状物において中心的役割を演じるメインキャラクター形状物は、利用者の代替を演じ、(1)調味料、香辛料容器の搭載、(2)心的情報表現部品の装着、(3)顔面表情可変部の設置、(4)請求項4の形状可変部の設置(体調情報表現)、(5)リボンブローチ等の装着による自己の視覚化の機能を有し、おしゃれやコミュニケーションツールとして作用する。
2.載置具は、キャラクター形状物及び支柱を着脱自在に載置又は設置することができる載置舞台を有するものをいう。
3.支柱は、載置具を支持することができるものをいう。
4.固定物は、キャラクター形状物、載置具及び支柱の転倒防止を図る立設安定化物をいう。
1.形状可変部は、要素において伸縮、屈曲等の形状変更が可能な部位をいう。
2.載置舞台は、載置具の周辺に縁部を形成し、その縁部にキャラクター形状物の載置範囲を定める境界線、段差及び壁等の境界部を設け、その境界部内の領域をいう。
3.底部は、キャラクター形状物を載置舞台に載置する際、載置舞台の接触固定面と接触する部分をいう。
4.接触固定機構は、キャラクター形状物等に設置された部材又は構造で、磁石、鉄板、吸盤、面ファスナー、嵌め込み部材、両面テープ等が該当する。
5.接触固定機構となる第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の接触固定機構は、キャラクター形状物、載置具等における接触固定機構設置部位を示すもので、接触固定機構を構成する部材又は構造とは関係はない。
6.着脱自在に接触固定とは、取り付け、取り外しが容易に可能な程度の接触強度で、0.01~10Nの範囲を目安とする。
7.支柱の上端部は、載置具裏面の接触固定機構と着脱自在に接触固定する部分をいう。
8.支柱の下端部は、固定物の接触固定機構と着脱自在に接触固定する部分をいう。
本発明の食事用具におけるキャラクター形状物は、底部以外の外部表面の一部に第7の接触固定機構を設け、第8の接触固定機構を設けた別体となる様々な形状の容器、キャラクター形状物、利用者の心的状態を文字・記号・絵・マークで表現した心的情報表現部品又はその他の物品のいずれかと着脱自在としてなることを特徴とする請求項1記載の食事用具である。
1.“底部以外の外部表面”とは、キャラクター形状物は既に底部に第1の接触固定機構が設置されているので、接触固定機構の設置はできないので、そのように表現した。
2.心的情報表現部品としては、利用者の最近の精神状態、バイオリズム、心の健康度等がお天気マークで描写されたチップ等がある。
3.その他の物品としては、リボン、ブローチ等のアクセサリーが考えられる。
本発明の食事用具におけるキャラクター形状物は、開閉自在な空間部を有し、該空間部に調味料、香辛料、菓子類、情報交換手段としてのメモ用紙を含む紙類、嗜好品、香水、香料のいずれか又はそれらを組み合わせた物を取り出し自在に収容してなることを特徴とする請求項1又は2記載の食事用具である。
1.調味料、香辛料は、容器に封入、メインキャラクターに搭載され、料理に添加されると味覚のドレスアップ(ミニグルメ)が体験できるものである。
2.空間部に個人情報が記載されたメモ用紙が入っているキャラクター形状物を食事終了後等において、相手に手渡し、プライベートな情報交換を楽しむことができる。
3.嗜好品は、酒類、茶類、コーヒー、タバコ等を指示する。
本発明の食事用具におけるキャラクター形状物は、その一部に屈曲又は伸縮を可能とする金属、プラスチック樹脂からなるバー、チューブ、フレキシブルチューブよりなる形状を変化させることのできる形状可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の食事用具である。
1.形状可変部は、キャラクター形状物の脚、首、胴体等の形状変化により外観が異なり印象が多様化する効果がある。
2.形状可変部により、載置時には大きく、収納時には小さくすることができ、省スペースになる。
3.キャラクター形状物の形状可変機能(例えば、カメの首の伸縮)により、体調情報表現部(体の元気度)として利用可能である。
本発明の食事用具におけるキャラクター形状物は、顔面部を有し、眼、鼻、眉又は口を含む顔面を構成する各部位を個別に着脱又は移動自在とし、その装着位置及び装着状態により顔面の表情の変化を可能とした顔面表情可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の食事用具である。
1.顔面表情可変部は、顔面を構成する目、鼻、眉、口等の各部位を個別に着脱したり移動したりして表情を変化させることが可能で、その時点における快、不快等の気分、機嫌を表現する部位である。
2.メインキャラクター形状物に心的情報表現部品の装着、体調情報表現部の設置及び顔面表情可変部を設置し、心の状態、体の状態、気分の状態を表現させ、相手に伝達することにより会話のきっかけ作りをするコミュニケーションツールとして利用できる。
本発明の食事用具におけるキャラクター形状物又は載置具は、その一部に電球、LED、EL又は発光塗料を設け、これらは通電又は光により発光し、キャラクター形状物の視認性向上又はキャラクター形状物へのライトアップを可能としてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の食事用具である。
固定物に乾電池を設置し、支柱を経由して載置具の表面に設置された電球、LED、EL等に電力供給して発光させ、キャラクター形状物の視認性向上やライトアップを図るものである。
本発明の食事用具における載置具は、その周辺に縁部を形成し、該縁部にキャラクター形状物の載置範囲を定める境界線、段差及び壁のいずれかからなる境界部を設け、上記載置範囲には縦線及び横線で形成された座標或いは目印部により位置情報を表示してなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の食事用具である。
1.“その周辺に縁部を形成し”とは、載置具の端部から3cm以内の範囲に境界部を設定することを意味し、その理由は、キャラクター形状物の載置舞台の範囲の明確化と落下に対する心理的抑止力を作用させることである。
2.載置範囲の大きさは、ISO216規格によるA4サイズの50%以下とする。
3.本発明の食事用具は、主に外食使用のため、普通のバッグに収容できる携帯サイズと軽量化が重要である。
4.スマホ等の携帯端末に表示された装飾物の画像を現実の装飾物に変換する場合、載置範囲に座標や目印部が存在すると位置合わせが楽で正確に載置することができる。
本発明の食事用具における支柱は、円柱や多角柱よりなる柱状体、棒状体又は管状体とし、その一部に、屈曲又は伸縮を可能とする金属、プラスチック樹脂よりなるバー、チューブ、フレキシブルチューブ又はピン接合、ボルト締め、ラチェット機構或いは蛇腹機構、伸縮機構よりなる部位を形成し、該支柱の前後左右の位置及び高さ位置を変化させることのできる形状可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の食事用具である。
1.支柱は、食事用具の情緒的価値、官能的価値を決定する最重要要素である。
2.支柱の実施例は、図1及び図6を参照。
3.支柱の形状可変部は、審美性、デザイン性、機能性、視認性等を発揮する部位である。
4.支柱は、シンプル(単純)で、エレガンス(優しく品がある)で、バラエティ(変化に富む)なものとする。
5.支柱は、載置具及び固定物との取り外しが容易で嵩張らないため未使用時の収納が簡単である。
6.支柱は、方向調整が自在のため、机上の空間を効率的に利用することが可能である。
本発明の食事用具における固定物は、第6の接触固定機構を設けた板状体とし、該板状体としては、乾電池やソーラー電池の収容スペースとなる電力供給手段を設けたもの又は携帯端末となる通信機器類を設けたものとしてなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の食事用具である。
1.固定物を板状体にすると、載置面積が大きくなり(形状効果)、また、乾電池や携帯端末(スマホ)を置くことができるため(重量効果)、支柱の転倒予防が可能となる。
2.携帯端末(スマホ)を固定物表面に置くため、置忘れを防止することができる。
上記携帯端末となる通信機器類は、そこに表示された創作物や装飾物の画像を現実の創作物や装飾物に変換する手段として、画像に表示されたキャラクター形状物、載置具、支柱及び固定物のいずれか又は全ての要素を抽出し、画像に表示されたキャラクター形状物と載置具、載置具と支柱及び支柱と固定物の接触固定部の位置を位置情報として数値化し、その数値に対応する座標や目印部が表示された現物の載置具の載置舞台或いは接触固定部に位置合わせしながらキャラクター形状物を載置、載置具裏面への支柱の設置及び固定物への支柱の設置の位置を確定してなることを特徴とする請求項9記載の食事用具である。
1.本発明に利用する携帯端末となる通信機器類は、スマートフォンが中心となる。
2.創作物は、キャラクター形状物が載置具の載置舞台に載置された状態のことをいう。
3.装飾物は、載置具、支柱及び固定物とを組み合わせた載置舞台上にキャラクター形状物が載置された創作物状態又はそれらが食事テーブルに載置された状態をいう。
本発明の食事用具における固定物は、その一部に駆動源を設け、該駆動源への通電により載置具又は支柱を可動或いは回転運動可能としてなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載の食事用具である。
1.固定物に乾電池を設置し、その重量により支柱の転倒防止を図るとともに、支柱内に回路を形成し、載置具に電力供給可能な構造とする。
2.固定物に直流モーターを設置し、通電によりモーターのトルクを支柱に伝達し、載置具を回転させることができる。
本発明の食事用具における接触固定機構は、磁石、吸盤、面ファスナー、嵌め込み部材、螺合部材、両面テープ、粘着シート又は磁石と鉄粉の強磁性体粉末を充填したプラスチック樹脂や紙の組み合わせとしてなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか記載の食事用具である。
1.磁石とは、フェライト磁石、金属磁石、ゴム磁石、サマリウム、コバルト等のレアメタル含有磁石を指示する。
2.磁石と鉄粉の強磁性体粉末を充填したプラスチック樹脂や紙の組み合わせとは、PP、PE等のプラスチックスや紙に鉄、ニッケル、コバルト等の粉末を必要な接触強度に合わせ、充填量を調整した強磁性体粉末混合樹脂又は紙である。
本発明は、食事や喫茶等において適宜な形状のキャラクター形状物、載置具、支柱及び固定物を組み合わせ、選択したキャラクター形状物を載置具の特定の位置に配置したり載置具や支柱の位置や高さの調整、左右前後方向への移動或いは固定等をすることにより、食事や喫茶等を楽しみながら、同時に、創作の楽しさと喜びを味わうことが可能となった。
また、食事や喫茶等を楽しみながら、心の潤い、魅せる悦び(おしゃれ)、睦み合いが可能となった。
更に、個性、教養、習慣等の違いによる価値観等の相違を認め合う社会(多様化社会)の形成に有益である。
本発明の食事用具の斜視図。 (a)乃至(f)キャラクター形状物の正面図。 (a)乃至(d)載置具と支柱の上端部との関係を示す断面図。 (a)、(b)キャラクター形状物と他の物品との関係を示す正面図。 載置舞台の平面図。 (a)乃至(f)支柱の形状可変部を示す側面図。
以下、本発明に係るキャラクター形状物とこれらの載置具、該載置具を支持する支柱及び固定物からなる食事用具の具体的構成とそれらの使用方法について、実施例に基づいて説明する。
なお、実施例や図面に示す文言及び番号は、下記する定義を有するものとする。
1.キャラクター形状物
物全体又はその一部が動物や植物のキャラクターを対象とする。例えば、図2(a)、(b)動物のキャラクター、図2(c)花や木等の植物のキャラクター、図2(d)植物の実のキャラクター、図2(e)自然物のキャラクター、図2(f)文字のキャラクター等のイラスト、アニメ、漫画に登場するキャラクターや文字、図形のキャラクター等から構成された物をいい、物の外部表面の全体又はその一部に上記のものが描写されている物をいう。
2.載置具
キャラクター形状物を着脱自在に載置することができる載置舞台を有するものをいう。
3.載置舞台
載置具の周辺に縁部を形成し、その縁部にキャラクター形状物の載置範囲を定める境界線、段差、壁等の境界部を設けたその境界内の領域。
4.支柱
載置具を支持することができるものをいう。
5.固定物
キャラクター形状物、載置具及び支柱の転倒防止を図る立設安定化物をいう。
6.想像物
頭の中でテーマ設定し、イメージ策定し、場面が確定した状態のことをいう。
7.創作物
キャラクター形状物が載置具の載置舞台に載置された状態のことをいう。
8.装飾物
載置具、支柱及び固定物とを組み合わせた載置舞台上にキャラクター形状物が載置された創作物状態又はそれらが食事テーブルに置かれた状態をいう。
9.コミュニケーションツール
キャラクター形状物のメインキャラクター(利用者の代替と仮定)の顔面表情の調整と心的情報表現及び体調情報表現がなされた状態又はそれらが食事テーブルに載置された状態をいう。
10.情報交換ツール
開閉可能な空間を有するキャラクター形状物に個人情報等の情報が記載されたメモが配設されたツールをいう。
本発明の実施形態となる食事用具1は、図1に示すように、キャラクター形状物2、該キャラクター形状物2の舞台となる載置舞台を表面に設けた載置具3、該載置具3を支持する支柱4及び固定物21から構成されている。
上記キャラクター形状物2は、図2に示すように、形状物全体又はその一部が、図2(a)、(b)の動物のキャラクター、図2(c)の花や木等の植物のキャラクター、図2(d)の植物の実のキャラクター、図2(e)の自然物のキャラクター、図2(f)文字や図形のキャラクター等のイラスト、アニメ、漫画に登場するキャラクターや文字や図形等から構成され、或いは、形状物の外部表面の全体又はその一部に、これらが描写されているものをいう。上記各々のキャラクター形状物2は、図2(a)に示す動物としてのうさぎのキャラクター形状物2であれば、その足の裏側に第1の接触固定機構5として磁石等の着脱自在手段を設けている。同様に、図2(b)に示すカメのキャラクター形状物2においても、その足の裏側に第1の接触固定機構5を設けている。図2(c)に示す木のキャラクター形状物2、図2(d)に示す植物の実のキャラクター形状物2、図2(e)に示す雲のキャラクター形状物2、図2(f)に示す文字のキャラクター形状物2の各々にも載置具3への載置側となる箇所に第1の接触固定機構5を設けている。
なお、本実施例1の食事用具1においては、図2(a)に示すうさぎをメインキャラクター形状物に設定している。
上記第1の接触固定機構5を設けたキャラクター形状物2は、図3に示すように、載置具3の表面となる載置舞台6に薄板鉄板等の材料を採用することにより第2の接触固定機構7とし、該キャラクター形状物が第1の接触固定機構5を介して着脱自在となるようにしている。
また、図4に示すように、キャラクター形状物2は、底部以外の外部表面の一部に第7の接触固定機構8を設け、第8の接触固定機構9を設けた別体となる様々な形状の容器、他のキャラクター形状物、利用者の心的状態を文字、記号、絵又はマーク等で表現した心的情報表現部品又は他の物品10と着脱自在となるように形成している。
更に、上記キャラクター形状物2及び他の物品10には、図2及び図4に示すように、開放した或いは開閉可能な空間部11を有し、該空間部11に各種食事関連品又は情報交換手段からなる被収納体を取り出し自在に収納している。
また、上記食事関連品からなる被収納体としては、調味料、香辛料、菓子類等があり、情報交換手段としては、メモ用紙を含む紙類、嗜好品、香水、香料等のいずれか又はそれらを組み合わせたものが採用される。
更に、上記キャラクター形状物2は、例えば、図2(b)のカメのキャラクター形状物2の首の部分のように、形状物の一部に形状を変化させることが自由にできる形状可変部12を設けることができ、これにより異なった態様の形状物を得ることができるようにしている。
また、上記キャラクター形状物2は、図4(b)に示すように、顔面部を有し、眼、鼻、眉又は口を含む顔面部を構成する各部位を個別に着脱又は移動自在とし(例えば、イ)乃至ヌ)のようなもの)、それらの選択や装着位置及び装着状態により顔面の表情の変化を可能とした顔面表情可変部13としている。この顔面表情可変部13により利用者のその時点における気分状態を知ることが可能となる。
上記載置具3は、図3(a)、(b)、(c)に示すように、該載置具3の裏面に設けた第3の接触固定機構14と支柱4の上端部に設けた第4の接触固定機構15とが接触固定されることにより該支柱4の上端部に着脱自在に装着されるものである。
該載置具3は、表面側を平盤面とし、該キャラクター形状物2を着脱自在に所定の位置に載置配設できる載置舞台6を形成している。第3の接触固定機構14としては、図3(a)に示す裏面に直接固定したもの、図3(b)に示す支柱4の先端部が嵌入できる凹部16を載置具3の裏面側に設けることで該載置具3を支柱4に安定的に固定できるようにしたものがある。また、図3(c)に示す載置具3の裏面の凹部にネジ切り部17を形成しておき、支柱4の先端部に設けたネジ18を螺合固定させることで着脱自在に固定することができる。
また、図3(d)に示すように、載置具3の裏面の凹部にリング状の小嵌入部19を形成し、他方、支柱4の上端部側にリング状の小突起部20を形成しておくことで、載置具3と支柱4とを嵌合固定することができると同時に、該支柱4に対して載置具3全体を回転させることもできる。この回転は、手動でもよいし、無線或いは後述する固定物21の電力供給手段から電力を得て支柱4内或いは支柱に沿った配線により該リング状の小突起部20を回動させることで電動回転させることもできる。
該載置具3の表面に設けた該載置舞台6は、図5に示すように、その周辺に立ち上がった縁部22を形成し、該縁部22内にキャラクター形状物の載置位置を定める境界線、段差及び壁等のいずれかからなる境界部を設け、該縁部22の内側の各境界部として縦線24及び横線25で形成された座標26や凹凸部、点部、色彩部等の目印部27により位置情報を表示することができる。目印部は、キャラクター形状物2側に設けておくこともできる。
予めスマホアプリソフトにキャラクター形状物2の位置情報の画像を記憶させておき、それらの画像から特定の画像をスマホ画面に表示させ、当該画像を可視しながらキャラクター形状物2を選択して想像物を創作物として座標26の縦線24及び横線25で囲まれた領域又は交点或いは目印部27に設置することで具体化することができるし、選択したキャラクター形状物2に内蔵された調味料、香辛料等の各種食事関連品や情報交換手段の情報を取得し、それらを所定の位置に設置することが可能となる。
他方、想像物としてイメージしたものを座標26の縦線24及び横線25で囲まれた領域又は交点或いは目印部27にキャラクター形状物2を設置することで、その位置情報をスマホ画面に表示することができ、それを可視しながら食事や喫茶等を楽しむことができる。想像物を創作物として具体化することが可能となる。
上記設置位置は、縦線24及び横線25よりなる座標26や目印部27により位置情報をスマホ或いは目視により確認することができ、間違いのない位置へ配設することが可能となる。
更に、キャラクター形状物2のみではなく、載置具3、支柱4及び固定物21の組み合わせも食事や喫茶等の内容に合わせて適宜選択することができ、画像を可視しながら或いは想像物として、例えば、支柱4にあっては、図6に示す各種手段を用いて支柱4の高さ調整や前後左右の位置の調整等をすることができる。これにより想像物から創作物を達成することができ、更に、食事テーブル上の装飾物としての役割を達成することも可能となる。
また、スマホ画面に表示されたキャラクター形状物2を参考にしながら或いは想像物から顔面部を表現する目、鼻、眉、口等の顔面表情可変部13を調整して自己演出を図ることができ、コミュニケーションツールとして重要な役割を果たすことができる。
上記支柱4は、円柱や多角柱よりなる柱状体、棒状体又は管状体とし、図3に示すように、その上端部を載置具3と着脱自在となる第3の接触固定機構14と第4の接触固定機構15とを固定し、下端部に設けた第5の接触固定機構28と固定物21に設けた第6の接触固定機構29とを固定している。前記上端部での載置具3の固定と同様、下端部でも図3に示した連結固定手段と同様、嵌合固定や螺合固定等の構成を採用することができる。載置具3と支柱4との固定位置は適宜位置に変えることができ、図1のようにキャラクター形状物2や載置具3が軽量のため中心部を避けた位置とすることができる。
該固定物21は、食事テーブル上において食事用具1の転倒防止手段とすることができる。また、該固定物21にはスイッチや各種操作のための操作盤を設けておくことができる。
更に、該固定物21として板状体や板状体の代わりに携帯端末等の通信機器類31とすることができるし、該板状体に通信機器類31を装着できるようにしておくことができる。また、該通信機器類31と載置具3、載置舞台6又は支柱4とを通電可能としておくことができる。
該支柱4は、図1に示すように、該支柱4の一部に屈曲又は伸縮を可能とする金属、プラスチック樹脂よりなるバー、チューブ、フレキシブルチューブよりなる部位を形成し、該支柱4の形状を変化させることのできる形状可変部30とし、載置具3の高さ、前後左右の位置等を変えることを可能とし、また、屈曲することで装飾的効果を奏することができる。
形状可変部30としては、上記図1に示したものの他、図6(a)に示すように、屈曲できる箇所を複数としたもの、図6(b)に示すように、球状体やピン接合を採用し、球状体やピンに対する摩擦により適宜位置で停止させることで角度を変えることができるようにしたもの、図6(c)に示すように、ボルトを使用した押圧板の押圧で位置決めすることができるようにしたもの、図6(d)に示すように、歯車と球体や棒状体等の係止手段よりなるラチェット機構を採用したもの等、様々なものを採用することができる。
また、図6(e)に示すように、径の異なる管状体を組み合わせ使用したり、蛇腹状の伸縮手段を使用することで支柱4の長さを変化させることができ、上記のように支柱4の調整により載置具3の前後左右の位置や高さ位置を変えることができる。
上記各種の接触固定機構は、磁石、吸盤、面ファスナー、嵌め込み部材、螺合部材、両面テープ、粘着シート又は磁石と鉄粉の強磁性体粉末を充填したプラスチック樹脂や紙の組み合わせ等の様々なものを採用することができる。
上記載置具3には、電球又はLED等の発光素子32を設け、これらに通電すること或いはソーラー電池を利用して発光させることで、載置舞台6上のキャラクター形状物2へライトアップすることができる。また、固定物21や該載置具3の裏面側に発光素子32を設けることで支柱4や食事用具1全体へライトアップすることができる。通電は無線でできるし、有線の場合は、後述する固定物21に設けた電力供給手段33と連結することで行うことができる。載置具3の発光素子32の場合は、支柱4を経由(支柱の形状可変部30が球状体やピンのようなものであれば貫通孔付のものや支柱4に沿ったものとする)して該発光素子32と連結することができる。
また、携帯端末を含む通信機器類31に表示された創作物や装飾物の画像を現実の食事用具1に使用する場合、画像に表示されたキャラクター形状物2、載置具3、支柱4等の一部又は全ての要素を抽出し、画像に表示されたキャラクター形状物2と載置具3及び載置具3と支柱4との関係を座標26や目印部27等の位置情報として数値化し、表示された数値を頼りに現物のキャラクター形状物2や載置具3及び支柱4を組み合わせ、例えば、キャラクター形状物2と載置具3にあっては、該載置具3の載置舞台6に位置合わせしながらキャラクター形状物2を特定の位置に載置することが可能となる。
上記固定物21に、キャラクター形状物2、載置舞台6、載置具3、支柱4等をライトアップする発光素子32の電源となる乾電池を収納する乾電池収納スペースやソーラー電池収納スペース等の電力供給手段33を設けておくことができる。
また、該電力供給手段33は、載置具3や支柱4等の駆動源とし、通電によりそれらを可動することができ、上下運動、屈曲運動、回転運動等を可能とすることができる。
1 食事用具
2 キャラクター形状物
3 載置具
4 支柱
5 第1の接触固定機構
6 載置舞台
7 第2の接触固定機構
8 第7の接触固定機構
9 第8の接触固定機構
10 他の物品
11 空間部
12 形状可変部
13 顔面表情可変部
14 第3の接触固定機構
15 第4の接触固定機構
16 凹部
17 ネジ切り部
18 ネジ
19 リング状小嵌入部
20 リング状小突起部
21 固定物
22 縁部
24 縦線
25 横線
26 座標
27 目印部
28 第5の接触固定機構
29 第6の接触固定機構
30 形状可変部
31 通信機器類
32 発光素子
33 電力供給手段

Claims (12)

  1. キャラクター形状物、該キャラクター形状物を載置することで舞台を演出する載置具、該載置具を支持する形状可変部を設けた支柱及び該支柱の立設安定化を図る固定物から構成され、該キャラクター形状物は、載置舞台と接する底部に第1の接触固定機構を設け、該載置具は、該載置舞台となる表面に第2の接触固定機構を設け、該キャラクター形状物は、該第2の接触固定機構を設けた該載置舞台の表面において、第1の接触固定機構と着脱自在に接触固定し、該支柱は、その上端部に載置具裏面の第3の接触固定機構と着脱自在に接触固定することのできる第4の接触固定機構を設け、その下端部に第6の接触固定機構を設けた固定物と着脱自在に接触固定することのできる第5の接触固定機構を設けてなる、感情又は感覚を快適に刺激する食事の享受の支援を特徴とする食事用具。
  2. キャラクター形状物は、底部以外の外部表面の一部に第7の接触固定機構を設け、第8の接触固定機構を設けた別体となる様々な形状の容器、キャラクター形状物、利用者の心的状態を文字・記号・絵・マークで表現した心的情報表現部品又はその他の物品のいずれかと着脱自在としてなることを特徴とする請求項1記載の食事用具。
  3. キャラクター形状物は、開閉自在な空間部を有し、該空間部に調味料、香辛料、菓子類、情報交換手段としてのメモ用紙を含む紙類、嗜好品、香水、香料のいずれか又はそれらを組み合わせた物を取り出し自在に収容してなることを特徴とする請求項1又は2記載の食事用具。
  4. キャラクター形状物は、その一部に屈曲又は伸縮を可能とする金属、プラスチック樹脂からなるバー、チューブ、フレキシブルチューブよりなる形状を変化させることのできる形状可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の食事用具。
  5. キャラクター形状物は、顔面部を有し、眼、鼻、眉又は口を含む顔面を構成する各部位を個別に着脱又は移動自在とし、その装着位置及び装着状態により顔面の表情の変化を可能とした顔面表情可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の食事用具。
  6. キャラクター形状物又は載置具は、その一部に電球、LED、EL又は発光塗料を設け、これらは通電又は光により発光し、キャラクター形状物の視認性向上又はキャラクター形状物へのライトアップを可能としてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の食事用具。
  7. 載置具は、その周辺に縁部を形成し、該縁部にキャラクター形状物の載置範囲を定める境界線、段差及び壁のいずれかからなる境界部を設け、上記載置範囲には縦線及び横線で形成された座標或いは目印部により位置情報を表示してなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の食事用具。
  8. 支柱は、円柱や多角柱よりなる柱状体、棒状体又は管状体とし、その一部に、屈曲又は伸縮を可能とする金属、プラスチック樹脂よりなるバー、チューブ、フレキシブルチューブ又はピン接合、ボルト締め、ラチェット機構或いは蛇腹機構、伸縮機構よりなる部位を形成し、該支柱の前後左右の位置及び高さ位置を変化させることのできる形状可変部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の食事用具。
  9. 固定物は、第6の接触固定機構を設けた板状体とし、該板状体としては、乾電池やソーラー電池の収容スペースとなる電力供給手段を設けたもの又は携帯端末となる通信機器類を設けたものとしてなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の食事用具。
  10. 携帯端末となる通信機器類は、そこに表示された創作物や装飾物の画像を現実の創作物や装飾物に変換する手段として、画像に表示されたキャラクター形状物、載置具、支柱及び固定物のいずれか又は全ての要素を抽出し、画像に表示されたキャラクター形状物と載置具、載置具と支柱及び支柱と固定物の接触固定部の位置を位置情報として数値化し、その数値に対応する座標や目印部が表示された現物の載置具の載置舞台或いは接触固定部に位置合わせしながらキャラクター形状物を載置、載置具裏面への支柱の設置及び固定物への支柱の設置の位置を確定してなることを特徴とする請求項9記載の食事用具。
  11. 固定物は、その一部に駆動源を設け、該駆動源への通電により載置具又は支柱を可動或いは回転運動可能としてなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載の食事用具。
  12. 接触固定機構は、磁石、吸盤、面ファスナー、嵌め込み部材、螺合部材、両面テープ、粘着シート又は磁石と鉄粉の強磁性体粉末を充填したプラスチック樹脂や紙の組み合わせとしてなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか記載の食事用具。
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