JP3053589U

JP3053589U - 魚釣り用補助具

Info

Publication number: JP3053589U
Application number: JP1998002816U
Authority: JP
Inventors: 利夫富岡
Original assignee: 利夫富岡
Priority date: 1998-04-27
Filing date: 1998-04-27
Publication date: 1998-11-04
Anticipated expiration: 2004-04-27

Abstract

(57)【要約】【課題】魚釣りにおいて、複数のボウルが餌調製用・兼
餌入れにあるいはその他小物入れ等に用いられるが、釣
り場付近に無秩序に置かれており、それらボウルが、風
によって吹き飛ばされたり、通行の邪魔になったり、か
つ広いスペースを要して快適な釣り作業の妨げなってい
た。これらの課題を解決する。【解決手段】支柱１に対して、複数個のボウル受けリン
グ２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２
Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて取着す
る。支柱１とその下部の支柱固定具７との間にフレキシ
ブルチューブ６を設け、支柱１とボウル４・・を自由な
角度に傾斜させ得るようにすることが好ましい。前記複
数個のボウル受けリングは直径が下段の方が大きく上段
の方が小さく構成することが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は魚釣り用補助具に関し、特に多数のボウルをコンパクトかつ安定的に保持できる魚釣り用補助具に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来、魚釣りにおいては、釣竿、釣針、釣り糸の外に、餌入れその他種々の魚釣り用補助具が用いられる。そのうち、ボウルは餌調製用・兼餌入れにあるいはその他小物入れに、そしてまた手洗い用等に用いられる。そして、通常ボウルは複数個使用され、釣り場付近に無秩序に置かれている。そのため、複数のボウルが、風によって吹き飛ばされたり、通行の邪魔になったり、かつ広いスペースを要して釣り作業がスムーズに行われない等の問題があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題点を解決するものであって、下記構成の魚釣り用補助具を提供するものである。（１）支柱１に対して、複数個のボウル受けリング２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて取着してなることを特徴とする魚釣り用補助具。（２）支柱１に対して、複数個のボウル受けリング２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて、回動可能に取着してなることを特徴とする魚釣り用補助具。（３）支柱１に対して、複数個のボウル受けリング２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて、回動可能、かつ定着可能に取着してなることを特徴とする魚釣り用補助具。（４）支柱１に対して、その途中に掛止される前記複数の掛止具３・間に、スペーサ５を設けたことを特徴とする（１）項〜（３）項のいずれか１項に記載の魚釣り用補助具。（５）支柱１に対して、複数個のボウル受けリング２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２Ａを介して掛止具３により、上下にスライド可能に取着してなることを特徴とする（１）項〜（３）項のいずれか１項に記載の魚釣り用補助具。（６）支柱１の下部に支柱固定具７を備えてなることを特徴とする（１）項〜（４）項のいずれか１項に記載の魚釣り用補助具。（７）支柱１とその下部の支柱固定具７との間にフレキシブルチューブ６を備えてなり、支柱１とボウル４・・を自由な角度に傾斜させ得るようにしたことを特徴とする（１）項〜（５）項のいずれか１項に記載の魚釣り用補助具。（８）複数個のボウル受けリング２・・が、下段の方が直径が大きく、上段の方が直径が小さく構成されてなることを特徴とする（１）項〜（７）項のいずれか１項に記載の魚釣り用補助具。

【０００４】

【考案の実施の形態】本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は本考案の魚釣り用補助具の一例の側面図であり、図２はその平面図である。また、図３は本考案の魚釣り用補助具の他の一例の斜視図、図４はさらに他の例の魚釣り用補助具の使用状態の斜視図、図５は釣り人が本考案の魚釣り用補助具を使用して魚釣りを行っている状況図である。図において、支柱１に対して、複数個のボウル受けリング２ａ，２ｂ・・が、ボウル受けリング端部に突設された突出片２Ａａ，２Ａｂ・・を介して掛止具３により、上下に間隔を置いて取着されている。この場合、掛止具３は、ナット３ａとその側壁に螺入された締めネジ３ｂとからなり、ナット３ａの内孔の直径は支柱１の外径よりやや大きく、すなわちナット３ａが支柱１に緩く嵌められた状態となっていて、ネジ３ｂを緩めると掛止具３は支柱１に対して上下にスライド可能となる。そして、前記複数個のボウル受けリング２・・は直径が下段（２ａ）の方が大きく、上段（２ｂ）の方が小さく（２ａ＞２ｂ＞２ｃ・・）構成されることが好ましい。これによって、本考案の補助具に複数のボウル４ａ，４ｂ・・を支承したときの力学的安定性と、収納時のコンパクト化を達成することができる。上記における支柱１の材料は、例えばステンレススチール製等の金属管、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料、ＦＲＰ材料等であってよく、またボウル受けリング２も同様の強度と弾性を有する金属材料、樹脂材料、ＦＲＰ材料等であってよい。本考案の魚釣り用補助具は、不使用時には支柱１からボウル受けリング２ａ，２ｂ・・をスライドして取り外し、同リング２ａ，２ｂ・を重複するごとくして一まとめとして、収納袋等に入れておけばよい。なお、リング２端部には突出片２Ａが溶着されてあるため、リング２と支持１との間に間隔が生じ、ボウル４の上周縁突出部がボウル受けリング２上面から飛び出していても、それが支柱１に突き当たることなく、よってボウル４が安定して完全にリング２に支持される。さらに、図２において、ボウル受けリング２ｃには、割り部２ｃ’を設けているが、この割り部２ｃ’があると、２ｃの内径はリング２ｃの弾性により多少拡大することができるので、ボウル４ｃの径が若干大きなものであっても、それを適当に受けることが可能となる。

【０００５】また、図３に示すごとく、支柱１に対しては、その途中に掛止される前記複数の各突出片２Ａ・間に、内径が支柱外径よりやや大きい所要長さ（上下段間隔の長さ）のパイプ状スペーサ５を設けることによって、上下リング２ａ，２ｂ・・との間隔を容易に形成することができる。この場合において、掛止具３は、支柱１に単に遊嵌されており、支柱１を中心にして回動できるが定着はできない状態となっている。図４は、支柱１の下部に支柱固定具（万力）７を備えてなり、かつ支柱１とその下部の支柱固定具７との間にフレキシブルチューブ６を有してなるもので、支柱１の上部を手指で掴んで手前へ引けば、このフレキシブルチューブ６の柔軟性のため、支柱１の傾斜に伴ってボウル４ａ，４ｂ・を自由に傾斜させることができる。そのため、魚釣り時においては、図５に示す魚釣り状態図のごとく、釣り台９に座った釣り人８は支柱１及びボウル４を手前へ傾斜させて、ボウル４内の餌等を容易に取り出しながら、魚釣りを行うことができる。なお、上記のフレキシブルチューブ６は、ボウル４等の重量で曲がってしまわないもの、ある程度のかたさを有するもの、すなわち電気照明スタンド等で電灯の向きを所定方向へ調整できるものに採用されている固めのフレキシブルチューブが好適である。

【０００６】また、本考案の補助具はその使用時において、支柱の下部をその先端を尖らせて直接地中に挿入して定着したり、釣り場にある横木に万力等の固定具により支柱下部を定着したり、さらには角木に嵌挿して定着したりして、設定することができる。さらに、本考案における支柱及び掛止手段としては、写真撮影時にカメラ雲台下に延設される、伸縮自在かつ適宜長さ位置で締着できる三脚の１本のごとき構造の、支柱及び掛止手段を採用することもできる。

【０００７】

【考案の効果】上記のとおり本考案の魚釣り用補助具を用いれば、魚釣り時に複数個のボウルをコンパクトにかつ安定的に保持することができる。また、本考案の魚釣り用補助具は、不使用時にはコンパクトに纏めることができて少ないスペースに収納でき、かつ持ち運び容易となる。さらに、支柱下部にフレキシブルチューブを有するものは、釣り時において、支柱を手前へ傾斜させることができるので、ボウル内の餌等の確認やそれらの取り出しを容易とするものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の魚釣り用補助具の一例の側面図。

【図２】図１の平面図。

【図３】本考案の魚釣り用補助具の他の一例の斜視図。

【図４】さらに他の例の魚釣り用補助具の使用状態の斜
視図。

【図５】釣り人が本考案の魚釣り用補助具を使用して魚
釣りを行っている状況図。

【符号の説明】

１：支柱，２：ボウル受けリング，２ａ：大きな半径のリング，２ｂ：２ａより小さな半径のリング，２ｃ：２ｂより小さな半径のリング，２ｃ’：割り部，２Ａａ，２Ａｂ・：突出片，３：掛止具，３ａ：ナット，３ｂ：締めネジ，４：ボウル，４ａ：大きな半径のボウル，４ｂ：４ａより小さな半径のボウル，４ｃ：４ｂより小さな半径のボウル，５：パイプ状スペーサ，６：フレキシブルチューブ，７：支柱固定具（万力）８：釣り人，９：釣り台

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支柱１に対して、複数個のボウル受けリン
グ２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２
Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて取着し
てなることを特徴とする魚釣り用補助具。
【請求項２】支柱１に対して、複数個のボウル受けリン
グ２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２
Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて、回動
可能に取着してなることを特徴とする魚釣り用補助具。
【請求項３】支柱１に対して、複数個のボウル受けリン
グ２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２
Ａを介して掛止具３により、上下に間隔を置いて、回動
可能、かつ定着可能に取着してなることを特徴とする魚
釣り用補助具。
【請求項４】支柱１に対して、その途中に掛止される前
記複数の掛止具３・間に、スペーサ５を設けたことを特
徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の魚釣り用
補助具。
【請求項５】支柱１に対して、複数個のボウル受けリン
グ２・・をボウル受けリング端部に突設された突出片２
Ａを介して掛止具３により、上下にスライド可能に取着
してなることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項
に記載の魚釣り用補助具。
【請求項６】支柱１の下部に支柱固定具７を備えてなる
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の
魚釣り用補助具。
【請求項７】支柱１とその下部の支柱固定具７との間に
フレキシブルチューブ６を備えてなり、支柱１とボウル
４・・を自由な角度に傾斜させ得るようにしたことを特
徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の魚釣り用
補助具。
【請求項８】複数個のボウル受けリング２・・が、下段
の方が直径が大きく、上段の方が直径が小さく構成され
てなることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に
記載の魚釣り用補助具。