JP3061812B2 - パターン認識方法および装置 - Google Patents

パターン認識方法および装置

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JP3061812B2
JP3061812B2 JP1150109A JP15010989A JP3061812B2 JP 3061812 B2 JP3061812 B2 JP 3061812B2 JP 1150109 A JP1150109 A JP 1150109A JP 15010989 A JP15010989 A JP 15010989A JP 3061812 B2 JP3061812 B2 JP 3061812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、入力されたカラー画像およびモノクロ画像
に含まれた文字やシンボルなどのパターンを認識するこ
とに利用できる、パターン認識方法および装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来のパターン認識に関する技術では、入力画像が明
度だけで表されるモノクロ画像であることが前提とされ
ていた。すなわち、画像を入力する際、対象となるパタ
ーンの色に応じて入力する条件を設定した上でモノクロ
画像として取り込み、この画像に含まれる色を明度に関
する閾値法により2種類に分類し、2値画像に変換した
うえで認識を始めていた。従って、従来のパターン認識
技術の対象となるものは、文字やシンボルなどのパター
ンの色および背景色の組合せが固定的である場合、すな
わち、パターン色および背景色の明度がある程度決まっ
ている組合せの画像に限られており、応用が可能な範囲
が狭く限られてしまっていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、パターン認識の自動化が必要とされている対
象の中には、様々な色相のパターン色および背景色をも
つ画像が数多く存在する。例えば、多色刷りの文書の画
像からの文字の読み取りや、切手画像からの切手の値段
の読み取りは、従来の技術だけでは不可能である。しか
し、人はそれらの組合せが予め知らされていなくても、
十分な色の差があればそのパターンを認識することがで
きる。
本発明の目的は、このような固定的でない様々なパタ
ーン色・背景色をもつカラー画像およびモノクロ画像か
らの、文字やシンボルなどのパターンの読み取りを可能
にする方法および装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 第1の発明のカラー画像からのパターン認識方法は、 入力されたカラー画像を色空間の色分布に変換し、該
色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間内に選ばれ
た座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求められた閾
値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、得られたサ
ブクラスタを新たなクラスタとみなして、前記分割を繰
り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域に分割し、
それぞれの色領域に含まれている色を同一色と判断し、
入力画像中の画素を走査し、同一色と判断された色に適
合する画素を論理値"1"、それ以外の画素を論理値"0"と
することにより2値画像を作成し、各々の2値画像につ
いてパターンの認識をさせることを特徴とする。
第2の発明のモノクロ画像からのパターン認識方法
は、 入力されたモノクロ画像の、明度に関するヒストグラ
ムについて複数の明度領域に分割し、これにより得られ
たそれぞれの分割領域に含まれている明度を同一の明度
と判断し、入力画像中の画素を走査し、同一と判断され
た明度に適合する画素を論理値"1"、それ以外の画素を
論理値"0"とすることにより2値画像を作成し、各々の
2値画像についてパターンの認識をさせることを特徴と
する。
第3の発明のカラー画像からのパターン認識方法は、 入力されたパターンを含むカラー画像を格納するカラ
ー画像メモリと、 カラー画像メモリ内の画像を色空間の色分布に変換
し、該色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間内に
選ばれた座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求めら
れた閾値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、得ら
れたサブクラスタを新たなクラスタとみなして、前記分
割を繰り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域に分
割し、それぞれの色領域に含まれている色を同一色と判
断する色空間における分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、色分割後の領域において
同一色と判断された色に適合する画素を論理値"1"、そ
れ以外の画素を論理値"0"とすることにより、2値画像
に変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての2値画像メモリ
と、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像に
ついて順番に認識するパターン認識手段とを備えている
ことを特徴とする。
第4の発明のカラー画像からのパターン認識方法は、 入力されたパターンを含むカラー画像を格納するカラ
ー画像メモリと、 カラー画像メモリ内の入力画像を色空間の色分布に変
換し、該色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間内
に選ばれた座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求め
られた閾値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、得
られたサブクラスタを新たなクラスタとみなして、前記
分割を繰り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域に
分割し、それぞれの色領域に含まれている色を同一色と
判断する色空間における分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、色分割後の領域において
同一色と判断された色に適合する画素を論理値"1"、そ
れ以外の画素を論理値"0"とすることにより、複数の2
値画像に変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての複数の2値画像メ
モリと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像に
ついて並列に認識するパターン認識手段とを備えている
ことを特徴とする。
第5の発明のモノクロ画像からのパターン認識方法
は、 入力されたパターンを含むモノクロ画像を格納するモ
ノクロ画像メモリと、 モノクロ画像メモリ内の入力画像を明度に関するヒス
トグラムに変換し、ヒストグラムの分割により得られた
それぞれの分割領域を同一明度の領域として判断する明
度に関する分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、分割後の領域において同
一と判断された明度に適合する画素を論理値"1"、それ
以外の画素を論理値"0"とすることにより、2値画像に
変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての2値画像メモリ
と、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像に
ついて順番に認識するパターン認識手段とを備えている
ことを特徴とする。
第6の発明のモノクロ画像からのパターン認識方法
は、 入力されたパターンを含むモノクロ画像を格納するモ
ノクロ画像メモリと、 モノクロ画像メモリ内の入力画像を明度に関するヒス
トグラムに変換し、ヒストグラムの分割により得られた
それぞれの分割領域を同一明度の領域として判断する明
度に関する分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、分割後の領域において同
一と判断された明度に適合する画素を論理値"1"、それ
以外の画素を論理値"0"とすることにより、複数の2値
画像に変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての複数の2値画像メ
モリと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像に
ついて並列に認識するパターン認識手段とを備えている
ことを特徴とする。
(作用) 本発明のパターン認識方法では、入力画像の色空間に
おける領域分割の方法として、特願昭63−311192号明細
書に記載の限定色表示技術に用いられているクラスタ分
割の方法を利用することができる。
これらの限定色表示に関する技術は、入力されたフル
カラー画像が、例えば、1画素につきR、G、B各8ビ
ットの階調で表されるものを、予め与えられた数の代表
色で表すものであり、人の視覚特性を考慮することによ
り原画像と変わらぬ高品質の限定色表示を得ることを目
標としている。ここに示されている代表色の選考方法の
骨子は、入力画像を色空間における色分布に変換し、色
分布をひとつのクラスタと考え、クラスタ分割が限定色
数に達するまでクラスタ分割をすることである。
このクラスタ分割の方法について第7図を用いて説明
する。ただし、第7図では、説明を簡単にするため2次
元で表現している。まず、フルカラー画像を変換してで
きた色空間の色分布全体をひとつのクラスタと考える。
次に、第7図の(a)に示すように、このクラスタの第
1主軸を求め、第7図の(b)のような第1主軸方向の
ヒストグラムを作る。そして、第7図の(c)のよう
に、判別分析の手法を用いた2値化の手法に基づき、こ
のヒストグラムを2つのクラスタに分割する。すなわ
ち、親クラスタΧを第1主軸方向のヒストグラムに対し
てある閾値を定め、分割を行ったときの二つの子クラス
タをΧ1、Χ2とする。Χ、Χ1、Χ2の画像の数をそ
れぞれN、N1、N2とし、Χ1、Χ2の平均値をA1、A2と
し、(1)式によりVを求める。
このとき、このVの値を最大にするようにΧ1、Χ
2、すなわち閾値を選び、分割を行う。このような閾値
の計算方法をとるのは、クラスタに対する誤差、すなわ
ち分散を最小化しようとする意図があるからである。親
クラスタについてこのような分割を行ってできた、二つ
の子クラスタ間の平均色差が、予め与えられた閾値より
小さいとき、この分割により与えられる代表色は人の目
に識別できないと判断して、この親クラスタに分割を行
わないことを示すマークをつける。分割が可能なクラス
タを分割する。クラスタの総数が予じめ定めておいた代
表色数に達したか、分割が可能なクラスタがなくなった
ならば終了し、そうでなければ更に同じ操作を繰り返
す。
本発明にこの方法を利用する場合はん高品質な限定色
表示を得る場合と違い、もともと同じ色の領域に含まれ
ると考えられる画素に同じ代表色を与える必要がある。
従って、子クラスタ間の平均色差による分割の閾値を大
きくし、この条件だけで分割が終了した場合の総クラス
タ数を想定し、代表色数は十分大きくしておく。
次に、本発明のカラー画像からのパターン認識方法の
原理に関し、切手を内容とするカラー画像から、切手の
値段を表す数字を認識する場合を例にあげて説明する。
一般に、文字やシンボルなどのパターン認識がひつよう
とされている対象は、人の目に解りやすいように書かれ
ているばずである。従って、その一例である切手も、そ
の値段が人の目にわかりやすいように配色されているは
ずであるから、色による領域分割により値段を示す数字
部分が切り出しやすくなっているはずである。まず、各
クラスタに対する統計データテーブル・ヒストグラムテ
ーブルを用意する。次に、切手画像を色空間における色
分布に変換し、色分布全体をひとつのクラスタと考え
る。
以下、第5図に示す流れ図のように色分割、2値画像
の作成を行う。現在ある全てのクラスタについて第1主
軸を計算し、第1主軸方向についてのヒストグラムを作
る(第5図101及び102)。このヒストグラムに対する分
割の閾値を上記のように判別分析の手法を用いる2値化
の方法で計算して与える(第5図103)。各クラスタを
親クラスタと考え、親クラスタを分割することにより得
られる2つの子クラスタ間の平均色差が、パラメータと
して予め与えられた閾値より小さい場合には、この親ク
ラスタに分割を行わないことを示すマークをつける。分
割可能なクラスタが存在する場合には、そのクラスタを
分割し、上記の操作を繰り返し行う(第5図104、10
5)。分割可能なクラスタが存在しない場合には、各ク
ラスタに色コードを割り当てる(第5図106、107)。色
コード画像から、各色コードの領域が入力画像中で示す
領域に属する画素を"1"、そうでない画素を"0"とする2
値画像を生成する(第5図107)。切手の文字はどの様
な色か指定されているが、1色で描かれていることが仮
定できるから、このような2値画像の中の1枚に含まれ
ていると考えられる。この関係を第8図を用いて説明す
ると、第8図(a)のような入力画像に対し、第8図の
(b)、(c)、(d)、(e)のような2値画像が生
成される。この中で、切手の値段を示す数字は第8図の
(b)のように1枚の2値画像の中に含まれるので、そ
れぞれの2値画像についてパターン認識を行うことによ
り数字が認識される。ここで用いるパターン認識には、
対象となる画像が既に2値化されているので、公知の技
術で十分である。なお、切手の値段認識する場合、値段
を表す数字は、右上、右下、左上、左下のようなある程
度決まった位置に存在するので、位置的な画像の切り出
しは不要である。そのような条件が期待できない場合に
は、その用途に応じて、適切な公知技術を併用する。
以上のカラー画像からのパターン認識方法は、入力画
像をモノクロ画像とした場合にも、モノクロ画像をカラ
ー画像の特殊な場合と考え、適用することが可能であ
る。しかし、モノクロ画像を対象としたとき、カラー画
像の場合とは違って色空間が1次元で表されるので、第
1主軸を計算する必要はまったくない。従って、計算を
簡略化することが可能である。
本発明のモノクロ画像からのパターン認識方法は、第
6図に示すように、各クラスタに対する統計データテー
ブル・ヒストグラムテーブルを用意した上で(第6図10
8)。各クラスタについて明度についてのヒストグラム
を求め(第6図108)、このヒストグラムに対する分割
の閾値を与え(第6図109)、各クラスタを与えられた
閾値で分割する。総クラスタ数が予め与えられた規定値
に達していなければ以上のアルゴリズムを繰り返し行い
(第6図110、111)、達したならば各クラスタに明度コ
ードを割り当てる(第6図112)。さらに、各明度コー
ドの領域が入力画像中で示す領域に属する画素を"1"、
そうでない画素を"0"とする2値画像を生成する(第6
図113)。そして、それぞれの2値画像についてパター
ン認識を行う。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は第3の発明のカラー画像からのパターン認識
装置に関する一実施例を示すブロック図であり、第2図
は第4の発明のカラー画像からのパターン認識装置に関
する一実施例を示すブロック図であり、第3図は第5の
発明のモノクロ画像からのパターン認識装置に関する一
実施例を示すブロック図であり、第4図は第6の発明の
モノクロ画像からのパターン認識装置に関する一実施例
を示すブロック図であり、また、第8図は、第1図にお
けるカラー画像メモリと第1、第2、第3、第4の2値
画像メモリの関係を示す説明図である。
第1図において、入力されたカラー画像は、カラー画
像記憶手段としてのカラー画像メモリ2に格納される。
3は、カラー画像メモリ2に格納されているカラー画像
を色空間における色分布に変換し、色空間における色情
報、すなわち、明度や色相をもとに色分布を分割し、分
割により得られる分割領域の中で同一のものに属する画
素は同じ色であるものと判断し、更に、それぞれの分割
領域について対応する色コードを割り当て、同じ分割領
域に含まれるそれぞれの画素、すなわち、同じ色と判断
された画素に該当する色コードを与え、この情報を色コ
ード画像メモリ4に色コード画像として格納する色分布
分割手段であり、特願昭63−311192号における限定色表
現装置100,200,300,400の構成で実現できる。4は、各
領域に含まれる画素に、色分布分割手段3で与えられた
色コードを格納する、色コード画像記憶手段としての色
コード画像メモリである。5は、色コード画像メモリ4
に登録されている色コード毎に2値画像を作成するもの
で、例えば色コード"1"、に対応する2値画像を作成す
る場合には、色コード画像メモリ4を走査し、各画素の
色コードが"1"であれば"1"、そうでなければ"0"となる
2値画像を作成する2値画像作成手段であり、作成され
た2値画像は色コード毎に2値画像メモリ6−1〜nに
格納する。2値画像メモリ6〜1〜nは、色コード画像
メモリ4に与えられた色コードの数、すなわち、色分布
分割手段3で分割されてできた分割領域の数を予想し、
十分な数を用意している。7は、2値画像メモリに格納
されているそれぞれの2値画像から、パターンの認識を
行うパターン認識手段であり、認識されたパターンが出
力される。ここで、対象となる画像は2値画像なので、
パターン認識には公知の技術を利用できる。第1図では
2値画像を同時に生成し、複数の2値画像メモリに記憶
する構成になっているが、2値画像を同時に一つだけ作
り、パターン認識を行ってから次の2値画像を作るとい
う、2値画像メモリを一つだけ用意した構成も可能であ
る。この場合は、2値画像メモリは1つだけでよい。
第2図において、入力されたカラー画像は、カラー画
像記憶手段としてのカラー画像メモリ2に格納される。
3はカラー画像メモリ2に格納されているカラー画像を
色情報に基づき分割し、それぞれの分割領域に色コード
を割り当てる色分布分割手段である。4は、各領域に含
まれる画素に、色分布分割手段3で与えられた色コード
を格納する、色コード画像記憶手段としての色コード画
像メモリである。5は色コード画像から各色コードに対
応する2値画像、すなわち、各画素について該当する色
コードを持つ場合には"1"、そうでない場合には"0"であ
る2値画像を生成する2値画像作成手段であり、2値画
像作成手段5で作られた2値画像は2値画像記憶手段と
しての2値画像メモリ6−1〜nに格納される。7−1
〜nは、2値画像メモリ6−1〜nに格納されているそ
れぞれの2値画像から、パターンの認識を行うパターン
認識手段である。
第3図においては、モノクロ画像が入力される。入力
されたモノクロ画像は、モノクロ画像記憶手段としての
モノクロ画像メモリ10に格納される。11は、まず、モノ
クロ画像メモリ10に格納されているモノクロ画像を明度
に関するヒストグラムに変換し、明度分布をもとにヒス
トグラムを分割し、分割により得られる分割領域の中で
同一のものに属する画素は同じ明度であるものと判断す
るもので、それぞれの分割領域について対応する明度コ
ードを割り当て、同じ分割領域におけるそれぞれの画
素、すなわち、同じ明度と判断された画素に該当する明
度コードを与えるヒストグラム分割手段であり、この情
報を明度コード画像メモリ4に明度コード画像として格
納する。12は、各領域に含まれる画素に、ヒストグラム
分割手段11で与えられた明度コードを格納する、明度コ
ード画像記憶手段としての明度コード画像メモリであ
る。5は明度コード画像から各明度コードに対応する2
値画像、すなわち、各画像について該当する明度コード
をもつ場合には"1"、そうでない場合には"0"である2値
画像を生成する2値画像作成手段であり、2値画像作成
手段5で作られた2値画像は2値画像記憶手段としての
2値画像メモリ6−1〜nに明度コード毎に格納され
る。7は、2値画像メモリ6に−1〜n格納されている
それぞれの2値画像から、パターンの認識を行うパター
ン認識手段であり、確認されたパターンが出力される。
第4図において、入力されたモノクロ画像は、モノク
ロ画像記憶手段としてのモノクロ画像メモリ10に格納さ
れる。11はモノクロ画像メモリ10に格納されているモノ
クロ画像を明度に関するヒストグラムに基づき分割し、
それぞれの分割領域に明度コードを割り当てるヒストグ
ラム分割手段である。12は、各領域に含まれる画素に、
ヒストグラム分割手段11で与えられた明度コードを格納
する明度コード画像記憶手段としての明度コード画像メ
モリである。5は明度コード画像から各明度コードに対
応する2値画像、すなわち、各画素について該当する明
度コードを持つ場合には"1"、そうでない場合には"0"で
ある2値画像を生成する2値画像作成手段であり、2値
画像作成、手段5で作られた2値画像は2値画像記憶手
段としての2値画像メモリ6−1〜nに明度毎に格納さ
れる。7は、2値画像メモリ6−1〜nに格納されてい
るそれぞれの2値画像から、パターンの認識を行うパタ
ーン認識手段であり、認識されたパターンが出力され
る。
以下、パターン認識の対象として切手画像を例にと
り、第3の発明のカラー画像からのパターン認識装置を
適用した場合について、第8図も含めて説明する。ま
ず、第1図のカラー画像メモリ2には、カラースキャ
ナ、TVカメラ等のカラー画像入力手段1から入力され、
パターンの認識を行いたい切手のフルカラー画像が例え
ば各画素につきR、G、B各8ビットの階調で格納され
ている。この切手画像は色分布分割手段3において色分
割されて色コード画像に変換され、色コード画像メモリ
4に格納される。切手の絵の中に含まれている値段を示
す数字は、人間の目に読みやすいように配色されている
はずであるから、このような色分割による数字の領域の
切り出しは容易である。次に、色コード画像に含まれる
色コード毎の2値画像が生成され、各画素1ビットで2
値画像メモリ6に格納される。この関係を示したもの
が、第8図である。この場合、パターンに相当するもの
は切手の値段を表している数字部分である。第8図の
(a)は入力されたフルカラー画像、(b)、(c)、
(d)、(e)はそれぞれ第1、2、3、4の2値画像
メモリを表している。2値画像作成手段5において作ら
れた2値画像は、それぞれ一つの色を表しており、その
色の表す領域は"1"、それ以外の領域は"0"となってい
る。第8図の(b)は切手の値段を示す数字の色を表し
ており、数字の部分が"1"、それ以外の部分が"0"となっ
ている。従って、数字の部分が2値化されて切り出され
ている。切手画像については、切手の値段を表す数字の
部分は、右上、右下、左上、左下のある程度決まった位
置にあると考えることができるので、パターン認識を行
う際、必ずしも画像全立を走査する必要はない。従っ
て、2値画像メモリ6に格納された各々の2値画像につ
いて、パターン認識手段7により文字が存在する部分の
パターン認識を行う。第1の2値画像から切手の値段を
表す数字が認識され、第2、3の2値画像からは何も認
識されないという結果となり、これらの2値画像に対す
る認識結果を総括して認識結果出力手段8に切手の値段
を出力する。
このようにして、パターンを含むカラー画像について
色空間における色情報をもとに色分布の分割を行い、あ
るいは、パターンを含むモノクロ画像について明度情報
をもとにヒストグラムの分割を行い、分割後にできるそ
れぞれの分割領域について、同一の分割領域に対応する
入力画像中の各画素はすべて同一の色を持つと判断し、
入力画像において同一色の部分を求め、各々の色に対応
する2値画像を生成し、それぞれの2値画像についてパ
ターンを認識することにより、入力されたカラー画像お
よびモノクロ画像からのパターン認識が可能になる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明の方法および装置によ
れば、固定的な色のパターンに限らず、様々な色相や明
度からなるパターン色・背景色を含むカラー画像および
モノクロ画像からパターンを認識することができる。従
って、従来のように統一色で書かれた文字文書等をスキ
ャナにより入力するだけでなく、例えば、カラーをふん
だんに用いた文書画像の文字認識や、カメラなどにより
撮影された風景画像からの看板等の文字やシンボルの認
識など、画像の対象や入力手段に幅広く対応することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明のカラー画像からのパターン
認識装置の一実施例を示すブロック図、 第3図、第4図は、本発明のモノクロ画像からのパター
ン認識装置の一実施例を示すブロック図、 第5図は、第1の発明のカラー画像からのパターン認識
方法における色分布の分割に関する流れ図、 第6図は、第2の発明のモノクロ画像からのパターン認
識方法における明度分布の分割に関する流れ図、 第7図は色空間におけるクラスタ分割の方法を示す説明
図、 第8図は第1、2、3、4図における入力画像メモリ値
2画像メモリの関係の一例を示す説明図である。 図において、 2……カラー画像メモリ、3……色分布分割手段、4…
…色コード画像メモリ、5……2値画像作成手段、6−
1〜6−n……2値画像メモリ、7−1〜7−n……パ
ターン認識手段、10……モノクロ画像メモリ、11…ヒス
トグラム分割手段、12……明度コード画像メモリ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー画像を色空間の色分布に
    変換し、該色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間
    内に選ばれた座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求
    められた閾値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、
    得られたサブクラスタを新たなクラスタとみなして、前
    記分割を繰り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域
    に分割し、それぞれの色領域に含まれている色を同一色
    と判断し、入力画像中の画素を走査し、同一色と判断さ
    れた色に適合する画素を論理値"1"、それ以外の画素を
    論理値"0"とすることにより2値画像を作成し、各々の
    2値画像についてパターンの認識をさせることを特徴と
    するカラー画像からのパターン認識方法。
  2. 【請求項2】入力されたモノクロ画像の、明度に関する
    ヒストグラムについて複数の明度領域に分割し、これに
    より得られたそれぞれの分割領域に含まれている明度を
    同一の明度と判断し、入力画像中の画素を走査し、同一
    と判断された明度に適合する画素を論理値"1"、それ以
    外の画素を論理値"0"とすることにより2値画像を作成
    し、各々の2値画像についてパターンの認識をさせるこ
    とを特徴とするモノクロ画像からのパターン認識方法。
  3. 【請求項3】入力されたパターンを含むカラー画像を格
    納するカラー画像メモリと、 カラー画像メモリ内の画像を色空間の色分布に変換し、
    該色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間内に選ば
    れた座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求められた
    閾値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、得られた
    サブクラスタを新たなクラスタとみなして、前記分割を
    繰り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域に分割
    し、それぞれの色領域に含まれている色を同一色と判断
    する色空間における分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、色分割後の領域において同
    一色と判断された色に適合する画素を論理値"1"、それ
    以外の画素を論理値"0"とすることにより、2値画像に
    変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての2値画像メモリと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像につ
    いて順番に認識するパターン認識手段とを備えているこ
    とを特徴とするカラー画像からのパターン認識装置。
  4. 【請求項4】入力されたパターンを含むカラー画像を格
    納するカラー画像メモリと、 カラー画像メモリ内の入力画像を色空間の色分布に変換
    し、該色分布をクラスタとし、該クラスタを色空間内に
    選ばれた座標軸と前記座標軸への投影に基づいて求めら
    れた閾値とを基準に複数のサブクラスタに分割し、得ら
    れたサブクラスタを新たなクラスタとみなして、前記分
    割を繰り返し、最終的に前記色空間を複数の色領域に分
    割し、それぞれの色領域に含まれている色を同一色と判
    断する色空間における分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、色分割後の領域において同
    一色と判断された色に適合する画素を論理値"1"、それ
    以外の画素を論理値"0"とすることにより、複数の2値
    画像に変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての複数の2値画像メモ
    リと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像につ
    いて並列に認識するパターン認識手段とを備えているこ
    とを特徴とするカラー画像からのパターン認識装置。
  5. 【請求項5】入力されたパターンを含むモノクロ画像を
    格納するモノクロ画像メモリと、 モノクロ画像メモリ内の入力画像を明度に関するヒスト
    グラムに変換し、ヒストグラムの分割により得られたそ
    れぞれの分割領域を同一明度の領域として判断する明度
    に関する分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、分割後の領域において同一
    と判断された明度に適合する画素を論理値"1"、それ以
    外の画素を論理値"0"とすることにより、2値画像に変
    換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての2値画像メモリと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像につ
    いて順番に認識するパターン認識手段とを備えているこ
    とを特徴とするモノクロ画像からのパターン認識装置。
  6. 【請求項6】入力されたパターンを含むモノクロ画像を
    格納するモノクロ画像メモリと、 モノクロ画像メモリ内の入力画像を明度に関するヒスト
    グラムに変換し、ヒストグラムの分割により得られたそ
    れぞれの分割領域を同一明度の領域として判断する明度
    に関する分割手段と、 入力画像中の画素を走査し、分割後の領域において同一
    と判断された明度に適合する画素を論理値"1"、それ以
    外の画素を論理値"0"とすることにより、複数の2値画
    像に変換する2値画像生成手段と、 各々の2値画像の記憶手段としての複数の2値画像メモ
    リと、 画像中に含まれるパターンを、それぞれの2値画像につ
    いて並列に認識するパターン認識手段とを備えているこ
    とを特徴とするモノクロ画像からのパターン認識装置。
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