JP3061133U - 衣服用ハンガ― - Google Patents

衣服用ハンガ―

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JP3061133U
JP3061133U JP1999000378U JP37899U JP3061133U JP 3061133 U JP3061133 U JP 3061133U JP 1999000378 U JP1999000378 U JP 1999000378U JP 37899 U JP37899 U JP 37899U JP 3061133 U JP3061133 U JP 3061133U
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shoulder
skirt
support portion
pressing support
hanging hook
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JP1999000378U
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Inventor
輝幸 金城
Original Assignee
輝幸 金城
株式会社サンローラ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スカートやズボン等の衣服を容易に支持でき、
しかも、型くずれすることなく支持できる衣服用ハンガ
ーを提供する。 【解決手段】吊下げ用フック部1と、弾性を有する金属
製の長尺板状体からなる右肩部2及び左肩部3とを備え
ている。右肩部2及び左肩部3の先端部各々には、支持
部4、4が備えられている。又、各支持部4、4には、
押圧支持部42と、押圧支持部42から突設された突き
当て部43とが備えられることにより、例えばスカート
Sの上部開口部S1に押圧支持部42、42を入れてい
くに際して、スカートSの上端S2を突き当て部43、
43に突き当てて押圧支持部42をスカートSの奥に入
り込むことのないものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、衣服用ハンガー、詳しくは、スカートやズボン等の衣服を押圧支 持する衣服用ハンガーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、衣服用ハンガーは、広く知られている。この従来の衣服用ハンガー は、例えば図10に示すように、吊下げ用フック部aと、吊下げ用フック部aに 支持された木製等から構成された右肩部b及び左肩部cとを備えたものであり、 右肩部b及び左肩部cに背広等を掛けることができるようにしたものである。 しかしながら、この従来の衣服用ハンガーにおける右肩部b及び左肩部cを、 変形し難いものから構成しているため、背広等を掛けることができてもスカート やズボン等を掛け難い。又、例えばスカートSを、スカートSの上部開口部S1 から右肩部b及び左肩部cを入れて掛けたとしても、図11に示すように、右肩 部b及び左肩部c各々の先端b1、c1がスカートSを内側から押し広げた状態 で支持し、その結果、スカートSを衣服用ハンガーから外すと、スカートSに右 肩部b及び左肩部c各々の先端の型が残ってしまい、型くずれしてしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、スカートやズボン等の衣服 を容易に支持でき、しかも、型くずれすることなく支持できる衣服用ハンガーの 提供を第1の目的とする。
【0004】 本願考案は、スカートやズボン等の衣服の上内側面を容易に、しかも確実に支 持できる衣服用ハンガーの提供を第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、以下の特徴を有する衣服用ハンガーを提供することにより上記課 題を解決する。 本願第1の考案の衣服用ハンガーは、吊下げ用フック部1と、吊下げ用フック 部1を基端にして吊下げ用フック部1から右方側に伸ばされた右肩部2と、吊下 げ用フック部1を基端にして吊下げ用フック部1から左方側に伸ばされた左肩部 3とを備える。 右肩部2及び左肩部3は、可撓性を有するものから構成されることにより、右 肩部2と左肩部3とが湾曲状に撓んで右肩部2及び左肩部3各々が先端側から衣 服Sに設けられた上部開口部S1に入り込むとともに、弾性により、その入り込 んだ先端部が衣服Sを内方側から押圧支持し得るようになされたものである。
【0006】 本願第2の考案の衣服用ハンガーは、吊下げ用フック部1と、吊下げ用フック 部1を基端にして吊下げ用フック部1から右方側に伸ばされた右肩部2と、吊下 げ用フック部1から吊下げ用フック部1を基端にして左方側に伸ばされた左肩部 3とを備える。 右肩部2及び左肩部3各々の先端部の上面側に、スカートやズボン等の衣服S を押圧支持する押圧支持部42、42を有する支持部4、4が夫々備えられる。 右肩部2及び左肩部3は、可撓性を有するものから構成されることにより、右肩 部2と左肩部3とが湾曲状に撓んで各支持部4、4の押圧支持部42、42が先 端側から衣服Sに設けられた上部開口部S1に入り込むとともに、弾性により衣 服Sを内方側から押圧支持し得るようになされる。 更に、これらの支持部4、4各々が、押圧支持部42、42の基端側に、押圧 支持部42より上方に突設された突き当て部42、42を夫々備えることにより 、押圧支持部42、42が衣服Sの上部開口部S1に入り込んでいくに際し、衣 服Sの上端S2が突き当て部43に突き当たるようになされたものである。
【0007】 本願第3の考案の衣服用ハンガーは、本願第2の考案に係る突き当て部43が 、突き当て面43aと、逃げ防止面43bとを備えたものである。そして、この 突き当て面43aは、押圧支持部42より上方に突出するように押圧支持部42 の基端側から上方に伸ばされ、逃げ防止面43bは、突き当て面43aの上端か ら押圧支持部42の先端側に伸ばされることにより、この逃げ防止面43bと押 圧支持部42との間に、衣服Sの上端S2を受容し得る受容部44が形成された ものである。
【0008】 以上のように構成された本願第1の考案においては、右肩部2及び左肩部3を 可撓性を有するものから構成する。こうすることにより、例えばスカートSを掛 ける場合は、右肩部2と左肩部3とを湾曲状に撓ませることにより、右肩部2及 び左肩部3各々を、先端側からスカートやズボン等の衣服Sの上部開口部S1に 入り込ませることができ、入り込ませた後は、右肩部2及び左肩部3の弾性によ り、入り込んだ先端部の全体が衣服Sを内側から押圧して支持できる。これによ り、スカートやズボン等の衣服Sを容易に支持することができるとともに、従来 のようにスカートSに右肩部及び左肩部各々の先端の型が残って型くずれしてし まうようなことを防止できる。
【0009】 本願第2の考案においては、支持部4、4各々に、押圧支持部42より上方に 突設された突き当て部42、42を夫々備えたものとする。押圧支持部42、4 2に突き当て部43を設けずに平面状に形成した場合は、例えば図4に示すよう に押圧支持部42、42をスカートSの上部開口部S1に入れる際に、押圧支持 部42、42の一方又は両方をスカートSの上内側面S3の位置で止めるのが困 難で、上内側面から奥部にまで入り込み易い。その結果、押圧支持部42、42 の当たったスカートの部分が内方側から外方に押し広げられて変形したり、スカ ートの種類によってはスカートが広がってしまって押圧支持できない。特に、例 えば左側の押圧支持部42をスカートSの左方側の上内側面S3に当てておき、 その後、右側の押圧支持部42をスカートSの左方側の上内側面S3に当てる場 合には、先にスカートSの上内側面S3に当てた左側の押圧支持部42が弾性に よって上内側面S3を滑ってしまう。これを防止するためには、右側の押圧支持 部42をスカートSに当てる際に、左側の押圧支持部42がスカートSの上内側 面S3を滑らないように、左側の押圧支持部42を押さえておかなければならず 、押圧支持部42、42をスカートSにセットし難い。しかし、この本願第2の 考案のように支持部4、4各々に、押圧支持部42より上方に突設された突き当 て部42、42を夫々備えたものとすることにより、例えば左側の押圧支持部4 2を、スカートSの左方側の上内側面S3に当てておき、その後、右側の押圧支 持部42をスカートSの左方側の上内側面S3に当てる場合でも、先にスカート Sの上内側面S3に当てた左側の押圧支持部42を手で押さえておかななくても 、突き当て面43aによって押圧支持部42がスカートSの上内側面S3を滑る ことがなく、押圧支持部42、42を、スカートSの上内側面S3に容易に、し かも確実に当てることができ、スカートSの上内側面S3から奥部に入ってしま って変形させたり又はスカートSが広がって押圧支持できないというようなこと を防止できる。
【0010】 本願第3の考案においては、突き当て部43を、突き当て面43aと、逃げ防 止面43bとを備え、逃げ防止面43bと押圧支持部42との間に、衣服Sの上 端S2を受容し得る受容部44を形成したものとする。こうすることにより、逃 げ防止面43bによってスカートSの上端S2を、突き当て面43aを滑って逃 げるようなことなく、確実に突き当て面43aで止めることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図を基に本願考案の一実施形態を具体的に説明する。 図1は、本願考案の第1実施形態の衣服用ハンガーの正面図、図2(A) は、支 持部の平面図、図2(B) は、図2(A) のII−II線断面図である。
【0012】 本願考案の衣服用ハンガーは、吊下げ用フック部1と、吊下げ用フック部1を 基端にして吊下げ用フック部1から右方側に伸ばされた右肩部2と、吊下げ用フ ック部1を基端にして吊下げ用フック部1から左方側に伸ばされた左肩部3とを 備えている。
【0013】 右肩部2と左肩部3とは、本実施形態では、一本の弾性を有する金属製の長尺 板状体から構成され、その中央に吊下げ用フック部1が設けられることにより、 板状体の右部と左部とが左右一対の右肩部2と左肩部3とをなしている。従って 、この衣服用ハンガーは、図3に示すように右肩部2の右端と左肩部3の左端と が下方に押圧されると、右肩部2及び左肩部3が撓んで湾曲状になり、右肩部2 の右端と左肩部3の左端とがスカートやズボン等の衣服Sに設けられた上部開口 部S1の径Rよりも小さい間隔Lにできる。又、その押圧を止めると、右肩部2 及び左肩部3の有する弾性によって元の直線状態に復元する。
【0014】 右肩部2の右先端部及び左肩部3の左先端部各々には、図1に示すように支持 部4、4を備えている。これらは、同一形状のものから構成され、左右一対をな して配位されている。従って、以下の説明において、左肩部3のものだけ説明し 、右肩部2の支持部4の説明を省略する。
【0015】 本実施形態の支持部4は、合成ゴムから構成され、図2(A)(B)に示すように右 端面に、右端面から先端側にあけられた挿入用孔41を備え、この挿入用孔41 に左肩部3の左端側を押し入れることにより、支持部4が左肩部3の左先端部に 取り付けられるようになされている。又、支持部4の上面側には、押圧支持部4 2が備えられている。尚、この支持部4の材質は、特に限定されず、合成樹脂や 金属製のものでも使用でき、適宜変更し得る。又、支持部4は、別体のものから 構成して肩部2、3の先端部に取り付ける形態のものに限らず、例えば弾性を有 する金属製の長尺板状体の先端一部を支持部4としても良い。
【0016】 押圧支持部42は、衣服Sを内方側から押圧支持するためのもので、前後方向 に伸びる突条42a…42aを、左右方向に沿って所定間隔毎に複数配しており 、スカートやズボン等を押圧支持する際、衣服Sに対して滑り難いようになされ ている。尚、この押圧支持部42は、突条42a…42aを設けた形態のものに 限らず、点状の突起を複数設けて滑り止め手段としても良く、或いは平面状に形 成するようにしても良く、適宜変更し得る。
【0017】 このように構成した本第1実施形態の衣服用ハンガーによって、例えば衣服と してのスカートSを支持する場合は、図3に示すように右肩部2の右端と左肩部 3の左端とを下方に押圧して湾曲状にする。これにより、右肩部2における支持 部4の押圧支持部42は略左方側を向き、一方、左肩部3における支持部4の押 圧支持部42は略右方側を向く。その状態からスカートSの上部開口部S1に、 各々の支持部4を、押圧支持部42の先端側からスカートSの内面に沿わすよう にして入れていく。そして、この状態で、右肩部2と左肩部3とを押圧している 手を放せば良く、これにより、押圧支持部42、42が弾性によってスカートS の上内側面S3に当接し、上内側面S3を内方側から外方に押圧してスカートS を支持することができる。
【0018】 以上のように構成することにより、スカートやズボン等の衣服Sを容易に支持 することができるとともに、従来のようにスカートSに右肩部及び左肩部各々の 先端の型が残って型くずれしてしまうようなことを防止できる。
【0019】 次に、本願考案の第2実施形態の衣服用ハンガーについて説明する。 図5は、第2実施形態の衣服用ハンガーの正面図、図6(A) は、第2実施形態の 支持部の平面図、図6(B) は、図6(A) のIV−IV線断面図である。
【0020】 第2実施形態の衣服用ハンガーは、先の実施形態のものと同様に、吊下げ用フ ック部1と、右肩部2と、左肩部3とを備えている。
【0021】 右肩部2と左肩部3とは、先の実施形態のものと同様に、一本の弾性を有する 金属製の長尺板状体から構成され、各々の先端部には、支持部4、4を備えてい るが、第2実施形態における支持部4、4は、先の実施形態のものと異なり、突 き当て部43、43を備えたものから構成されている。詳しくは、次のように構 成されている。尚、この第2実施形態においても、左右の支持部4、4は、互い に同一形状のものから構成され、左右一対をなして配位されているので、以下の 説明において、左肩部3のものだけ説明し、右肩部2の支持部4の説明を省略す る。
【0022】 第2実施形態における支持部4は、合成ゴムから構成され、図6(A)(B)に示す ように右端面に、右端面から先端側にあけられた挿入用孔41を備え、この挿入 用孔41に左肩部3の左端側を押し入れることにより、支持部4が左肩部3の左 先端部に取り付けられるようになされている。又、支持部4の上面側には、押圧 支持部42と、押圧支持部42の右側方に配位された突き当て部43とを備えて いる。尚、この支持部4の材質についても、特に限定されず、合成樹脂や金属製 のものでも使用でき、適宜変更し得る。
【0023】 押圧支持部42は、衣服Sを内方側から押圧支持するためのもので、前後方向 に伸びる突条42a…42aを、左右方向に沿って所定間隔毎に複数配しており 、スカートやズボン等を押圧支持する際、衣服Sに対して滑り難いようになされ ている。尚、この押圧支持部42も、突条42a…42aを設けた形態のものに 限らず、点状の突起を複数設けて滑り止め手段としても良く、或いは平面状に形 成するようにしても良く、適宜変更し得る。
【0024】 突き当て部43は、押圧支持部42を衣服Sにセットする際にスカートSやズ ボン等の上端S2を突き当てるためのものである。本実施形態の突き当て部43 aは、押圧支持部42から上方側に突設されて押圧支持部42と略直角な面から 構成されている。
【0025】 このように構成した本願考案の衣服用ハンガーによって、例えば衣服としての スカートSを支持する場合は、図7に示すように右肩部2の右端と左肩部3の左 端とを下方に押圧して湾曲状にする。これにより、右肩部2における支持部4の 押圧支持部42は略左方側を向き、突き当て部43は押圧支持部42の上方位置 で押圧支持部42から左方側に突出して略下方向を向く。一方、左肩部3におけ る支持部4の押圧支持部42は略右方側を向き、突き当て部43は押圧支持部4 2の上方位置で押圧支持部42から右方側に突出して略下方向を向く。そして、 その状態からスカートSの上部開口部S1に、各々の支持部4を、押圧支持部4 2の先端側からスカートSの内面に沿わすようにして入れていく。押圧支持部4 2、42をスカートSの上部開口部S1に入れていくと、突き当て部43、43 が押圧支持部42、42の上方位置で押圧支持部42、42より側方側に突出し ているため、スカートSの上端S2が突き当て部43、43に突き当たり、それ 以上、押圧支持部42がスカートSの奥(図示の下方)に入り込むことがない。 そして、この状態で、右肩部2と左肩部3とを押圧している手を放せば良く、こ れにより、押圧支持部42、42が弾性によってスカートSの上内側面S3に当 接し、上内側面S3を内方側から外方に押圧してスカートSを支持することがで きる。
【0026】 以上のようにすれば、押圧支持部42、42を、スカートSの上内側面S3に 容易に、しかも確実に当てることができる。例えば先の第1実施形態のものでは 、押圧支持部42、42に突き当て部43、43を設けていないため、例えば図 4に示すように押圧支持部42、42をスカートSの上部開口部S1に入れる際 に、押圧支持部42、42の一方又は両方をスカートSの上内側面S3の位置で 止めるのが困難で、上内側面から奥部にまで入り込み易い。その結果、押圧支持 部42、42の当たったスカートの部分が内方側から外方に押し広げられて変形 したり、スカートの種類によってはスカートが広がってしまって押圧支持できな い。特に、例えば左側の押圧支持部42をスカートSの左方側の上内側面S3に 当てておき、その後、右側の押圧支持部42をスカートSの左方側の上内側面S 3に当てる場合には、先にスカートSの上内側面S3に当てた左側の押圧支持部 42が弾性によって上内側面S3を滑ってしまう。これを防止するためには、右 側の押圧支持部42をスカートSに当てる際に、左側の押圧支持部42がスカー トSの上内側面S3を滑らないように、左側の押圧支持部42を押さえておかな ければならず、押圧支持部42、42をスカートSにセットし難い。そこで、こ の第2実施形態ように、支持部4、4各々に、押圧支持部42より上方に突設さ れた突き当て部42、42を夫々備えたものとしておくことにより、例えば左側 の押圧支持部42を、スカートSの左方側の上内側面S3に当てておき、その後 、右側の押圧支持部42をスカートSの左方側の上内側面S3に当てる場合でも 、先にスカートSの上内側面S3に当てた左側の押圧支持部42を手で押さえて おかななくても、突き当て面43aによって押圧支持部42がスカートSの上内 側面S3を滑ることがなく、押圧支持部42、42を、スカートSの上内側面S 3に容易に、しかも確実に当てることができ、スカートSの上内側面S3から奥 部に入ってしまって変形させたり又はスカートSが広がって押圧支持できないと いうようなことを防止できる。
【0027】 尚、突き当て部43は、本実施形態のように押圧支持部42に対して直角をな す面に形成する形態のもの限らず、押圧支持部42に対して鈍角又は鋭角をなす 面であっても良く、或いは、断面湾曲状をなす面であっても良く、適宜変更し得 る。
【0028】 又、突き当て部43は、直角な面から構成する形態のものに限らず、例えば図 8(A) に示すように、押圧支持部42の基端側から上方に、押圧支持部42より 上方に突出するように伸ばされた突き当て面43aと、突き当て面43aから押 圧支持部42の先端側に伸ばされた逃げ防止面43bとを備え、逃げ防止面43 bと押圧支持部42との間に凹部状の受容部44を形成したものとし、図8(B) に示すように押圧支持部42をスカートSの上部開口部S1に入れていくに伴っ て、受容部44にスカートSの上端S2を受容できるようにする。こうすること により、逃げ防止面43bによってスカートSの上端S2が突き当て面43aを 滑って図8(B) 図示の上方側に逃げるようなことなく、確実に突き当て面43a で止めることができる。
【0029】 更に、第2実施形態では、押圧支持部42と突き当て部43とを一体的に形成 しているが、別体のものから形成して支持部4を構成しても良い。又、突き当て 部43を押圧支持部42と別体のものから構成する場合、例えば図9(A) に示す ように肩部3の一部を折り曲げて上方に突出する折り曲げ突片45を形成してそ の側面を突き当て部43としても良い。更に、その折り曲げ突片45に、図9(B ) に示すように、上述したと同様な突き当て面43aと逃げ防止面43bとを備 えて、凹部状の受容部44を有する突き当て部43を形成するようにしても良く 、適宜変更し得る。
【0030】 又、本願考案の衣服用ハンガーは、スカートやズボンに限らず、スカートやズ ボンに設けられている上部開口部S1と同等な開口部を有する衣服であれば使用 できる。
【0031】
【考案の効果】
以上、本願第1の考案は、右肩部2と左肩部3とを湾曲状に撓ませることによ り、右肩部2及び左肩部3各々を、先端側からスカートやズボン等の衣服Sの上 部開口部S1に入り込ませることができ、入り込ませた後は、右肩部2及び左肩 部3の弾性により、入り込んだ先端部の全体が衣服Sを内側から押圧して支持で きる。これにより、スカートやズボン等の衣服Sを容易に掛けることができると ともに、従来のようにスカートSに右肩部及び左肩部各々の先端の型が残って型 くずれしてしまうようなことを防止できる。
【0032】 本願第2の考案は、突き当て部43によって、押圧支持部42、42を衣服S の上内側面S3に容易に、しかも確実に当てることができ、従来のように衣服S の上内側面S3から奥部に入ってしまって変形させたり又は衣服Sが広がって押 圧支持できないというようなことを防止できる。
【0033】 本願第3の考案は、本願第2の考案の効果に加え、逃げ防止面43bによって 、衣服Sの上端S2が突き当て面43aを滑って逃げるようなことがなく、容易 に確実に突き当て面43aで止めることができる。これにより、押圧支持部42 、42を衣服Sの上内側面S3に支持する操作が容易なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施形態の衣服用ハンガーの正
面図である。
【図2】(A) は、支持部の平面図、(B) は、図2(A) の
II−II線断面図である。
【図3】第1実施形態の衣服用ハンガーにスカートを支
持した状態の一部を断面にした正面図である。
【図4】第1実施形態の衣服用ハンガーの押圧支持部が
スカートの上内側面から奥部に入った場合の一部を断面
にした正面図である。
【図5】本願考案の第2実施形態の衣服用ハンガーの正
面図である。
【図6】(A) は、第2実施形態の支持部の平面図、(B)
は、図6(A) のIV−IV線断面図である。
【図7】第2実施形態の衣服用ハンガーにスカートを支
持した状態の一部を断面にした正面図である。
【図8】(A) は、第2実施形態における支持部の他の実
施形態の要部拡大正面図、(B)は、その他の実施形態の
支持部にスカートを支持した状態の説明図である。
【図9】(A) は、第2実施形態における支持部の更に他
の実施形態の一部を断面にした要部拡大正面図、(B)
は、第2実施形態における支持部の更に他のもう一つの
実施形態の一部を断面にした要部拡大正面図である。
【図10】従来の衣服用ハンガーの正面図である。
【図11】従来の衣服用ハンガーにスカートを支持した
状態の正面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ用フック部 2 右肩部 3 左肩部 4 支持部 42 押圧支持部 43 突き当て部 43a 突き当て面 43b 逃げ防止面 44 受容部 S 衣服 S1 上部開口部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下げ用フック部(1) と、吊下げ用フック
    部(1) を基端にして吊下げ用フック部(1) から右方側に
    伸ばされた右肩部(2) と、吊下げ用フック部(1) を基端
    にして吊下げ用フック部(1) から左方側に伸ばされた左
    肩部(3) とを備え、 右肩部(2) 及び左肩部(3) が、可撓性を有するものから
    構成されることにより、右肩部(2) と左肩部(3) とが湾
    曲状に撓んで右肩部(2) 及び左肩部(3) 各々が先端側か
    ら衣服(S) に設けられた上部開口部(S1)に入り込むとと
    もに、弾性により、その入り込んだ先端部が衣服(S) を
    内方側から押圧支持し得るようになされたものであるこ
    とを特徴とする衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】吊下げ用フック部(1) と、吊下げ用フック
    部(1) を基端にして吊下げ用フック部(1) から右方側に
    伸ばされた右肩部(2) と、吊下げ用フック部(1) を基端
    にして吊下げ用フック部(1) から左方側に伸ばされた左
    肩部(3) とを備え、 右肩部(2) 及び左肩部(3) 各々の先端部の上面側に、ス
    カートやズボン等の衣服(S) を押圧支持する押圧支持部
    (42)(42)を有する支持部(4)(4)が夫々備えられ、右肩部
    (2) 及び左肩部(3) が、可撓性を有するものから構成さ
    れることにより、右肩部(2) と左肩部(3) とが湾曲状に
    撓んで各支持部(4)(4)の押圧支持部(42)(42)が先端側か
    ら衣服(S) に設けられた上部開口部(S1)に入り込むとと
    もに、弾性により衣服(S) を内方側から押圧支持し得る
    ようになされ、 更に、これらの支持部(4)(4)各々が、押圧支持部(42)(4
    2)の基端側に、押圧支持部(42)より上方に突設された突
    き当て部(43)(43)を夫々備えることにより、押圧支持部
    (42)(43)が衣服(S) の上部開口部(S1)に入り込んでいく
    に際し、衣服(S) の上端(S2)が突き当て部(43)に突き当
    たるようになされたものであることを特徴とする衣服用
    ハンガー。
  3. 【請求項3】上記突き当て部(43)が、突き当て面(43a)
    と、逃げ防止面(43b) とを備えたものであり、この突き
    当て面(43a) が、押圧支持部(42)より上方に突出するよ
    うに押圧支持部(42)の基端側から上方に伸ばされ、逃げ
    防止面(43b)が、突き当て面(43a) の上端から押圧支持
    部(42)の先端側に伸ばされることにより、この逃げ防止
    面(43b) と押圧支持部(42)との間に、衣服(S) の上端(S
    2)を受容し得る受容部(44)が形成されたものであること
    を特徴とする請求項2記載の衣服用ハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148478A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Kiyoshi Ogasawara ネクタイ等の滑落防止器具

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