JP3061122U

JP3061122U - バックミラ―取り付けの車外状況表示装置

Info

Publication number: JP3061122U
Application number: JP1999000367U
Authority: JP
Inventors: 林洸民
Original assignee: 林洸民
Priority date: 1999-01-29
Filing date: 1999-01-29
Publication date: 1999-09-17
Anticipated expiration: 2005-01-29

Abstract

(57)【要約】【課題】車内のバックミラーに簡単に取り付けられ、
切り換えの必要がないバックミラー取り付けの車外状況
表示装置を提供する。【解決手段】バックミラー取り付けの車外状況表示装
置は、裏面上下に鉤型留め金の付いた枠板を基礎とし、
上下鉤型留め金の距離は、すでにあるバックミラーの統
一規格に合わせて設置されて、バックミラー表面に引っ
かけて使用する。表示器は車外の様子を映し出すのであ
るが、ドライバーは頭を下げることなく、表示器を見る
ことができるので、安全で便利であり、また運転中全て
の時間を表示しているので、ドライバーが必要な時に何
時でもすぐ見ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、バックミラー取り付けの車外状況表示装置に関するもので、車内のバックミラーに取り付ける表示器で、車外監視用撮影機で撮った映像を映し出すものである。

【０００２】

【従来の技術】

今日、国内の自動車台数は大幅に伸び、各自動車会社では運転装備に関するもの出しているが、どれもそれほど大きな長所及び欠点があるわけではなく、車内装備の性能を競っているにすぎない。そして、車のバンパー表面に埋め込んだり、旗差し部に監視用の撮影機を設置し，車外周辺の様子を車内の表示器に映し出し、ドライバーに車の前後または両側の状況を知らせる設計となっており、すでに一部のドライバーの間では、欠かせない装備となっている。しかし、現在の一般の設計では、監視用の撮影機を直接車内のテレビ機に接続し、車外周辺の様子をテレビ機に映し出すようになっているため、下記のような欠点がある。・車内のテレビ機の多くはドライバーの運転中の視野には入らず、さらにその下に設置されているため、ドライバーは、運転中に頭を下げてテレビ機に映し出されている画面を見なければならないので、安全上問題がある。・テレビ機に接続してあるため、この時にテレビ番組やビデオに使用している場合、切り換えをしなけばならないし、監視用画面を見たいその時に見ることができない。・監視用撮影機の台数が多い場合、必要とする画面を探すのに手間がかかり、また同時に各角度からの画面をみることができない。このため、使用時にたいへん面倒で忙しい思いをしなければならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述の欠点を改善するため、車内のバックミラーに表示装置を取り付けドライバーが頭を下げて表示器を見なくてもすむような便利で、安全性が高く、同時に運転中何時でも表示し、ドライバーが必要な時、いつでも直ぐ見られる実用性を備えた表示器を提供することにある。また、表示器上にいくつかの表示器を設置することにより、車外撮影機の数量によって個別に表示でき、切り換える必要がなく、便利であるばかりでなく、使用者が自分でバックミラーに簡単に取り付けられるのも、時代に合っている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案のバックミラー取り付け表示器は、裏面上下に鉤型留め金の付いた枠板を基礎とし、上下鉤型留め金の距離は、すでにあるバックミラーの統一規格に合わせて設置されて、バックミラー表面に引っかけて使用する。表示器は車外の様子を映し出すのであるが、ドライバーは頭を下げることなく、表示器を見ることができるので、安全で便利であり、また運転中全ての時間を表示しているので、ドライバーが必要な時に何時でもすぐ見ることができることを特徴とするものである。

【０００５】

【考案実施の形態】

以下、本考案バックミラー取り付けの車外状況表示装置の実施例を図面に基づいて説明する。先ず、図１及び図２は、本考案の構造と使用状況の参考図及びその側面からの断面図である。図に示すように、本考案は、車内のバックミラーに取り付ける表示器で、枠板２を基礎とし、この枠板の裏面の上下にはそれぞれ鉤型留め金３が一つずつ付けられていて、この上下鉤型留め金３の距離は、すでにある統一規格のバックミラー１に基づいて設置され、このバックミラー１表面に枠板２を引っかけて使用する。そして、この枠板２表面に表示器４をはめ込む。この表示器４を設置し、車外に設置された監視用撮影機と接続し、直接車外の様子を表示器４に映し出すことにより、ドライバーが表示器を見る時に頭を下げなくてもよく、便利で安全性も高い。また本考案の表示装置は、直接車内のバックミラー１に取り付けるだけなので、使用者が自分で取り付けることができ、運転中何時でも表示しているため、従来のテレビ機に映し出していた時のような煩雑な切り換えの必要がなく、ドライバーが必要なとき何時でも直ぐ表示器を見ることができる。

【０００６】また、本考案の表示装置の理念は、前述した表示器４の構造に縛られるものではなく、バックミラー１全面を覆い被せる形式（図３及び図４参照）でもよい。また、枠板２の体積をバックミラー１より大きくし、全面的に覆い被せ、枠板２の中に、表示器４と鏡面５を取り付ければ、外観も整う。その中の枠板２の裏面の上下についている鉤型留め金３は、左右２組取り付けて、安定感を持たせる。また、この２組の鉤型留め金３は、斜め外側に取り付ける形にすることによって更に安定性が高められ、運転中の急な衝撃による落脱の危険を避けることができる。前述で、表示器４の数は、二つ以上でも可能であることを述べたが、鏡面５の面積を減らして、２つの表示器４を設置する方法もある（図５参照）。枠板２の表面に付いた鏡面５の幅を小さくし、ここに２つ目の表示器４を設置する。２つの表示器４を設置し、２組の車外監視用撮影機を接続することにより、２つの角度からの様子を表示器に映し出すことができ、ドライバーが切り換えなしに外の状況を見ることができるようになる。また、本考案の表示装置は、枠板２正面の表示器４が前述の一つまたは２つだけと言うことはなく、車外の監視用撮影機の数に合わせて表示器の数も増やすことができる。図６に示すのは、４つの表示器４の実施例である。このように４つの車外監視用撮影機を接続し、同時に４つの画面によって４つの角度からの様子を映し出すことができ、従来のように画面の切り換えの必要がなく、便利であり、切り換え動作によって、運転が妨げられる危険性がない。また、運転中何時でも表示しているので、ドライバーが必要な時、何時でもすぐ見ることができ、実用的ある。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のバックミラー取り付け表示装置は、以下のような特徴と効果をもつ。・バックミラーに取り付けることにより、ドライバーの運転中の視野内に表示器を設置するもので、頭を下げて見る必要がなく、安全で便利である。・バックミラーに取り付けるため、従来のように車内のテレビ機に接続する必要がなく、運転中何時でも表示しているので、ドライバーが必要とする時、何時でもすぐ見ることができ、実用的である。・枠板表面に幾つかの表示器または鏡面を取り付けることにより、車外監視用撮影機の数に対応して、それぞれ個別に映し出すことができ、画面切り換えの必要がなく、切り換えのため動作によって、運転に影響をおよぼすことがなく、安全である。・使用者が自分で取り付けられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造と使用例の参考図である。

【図２】図１の側面からの断面図である。

【図３】本考案の別の実施例の構造指示図１である。

【図４】図３の使用例参考図である。

【図５】本考案の別の実施例の構造指示図２である。

【図６】本考案の別の実施例の構造指示図３である。

【符号の説明】

１バックミラー２枠板３鉤型留め金４表示器５鏡面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】バックミラー取り付けの車外状況表示装置
において、バックミラーに表示装置を取り付けるもの
で、裏面上下に鉤型留め金が付いた枠板を基礎とし、上
下該鉤型留め金距離は、すでにある統一規格の該バック
ミラーに基づいて設置され、該バックミラーに引っかけ
て使用するもので、該枠板の表面には表示器が取り付け
てあり、この該表示器が車外の様子を映し出し、ドライ
バーに情報を提供するもので、運転中、頭を下げて該表
示器を見る必要がないため、安全で便利であるばかりで
なく、運転中何時でも表示しているため、ドライバーの
必要な時、何時でも直ぐ見ることができることを特徴と
するバックミラー取り付けの車外状況表示装置。
【請求項２】前記バックミラー取り付けの車外状況表示
装置は、前記枠板が前記バックミラーを覆い被さる大き
さにして、該枠板内に前記表示器と鏡面を取り付けるこ
とを特徴とする請求項１記載のバックミラー取り付けの
車外状況表示装置。
【請求項３】前記バックミラー取り付けの車外状況表示
装置は、枠板表面の鏡面に幾つもの表示器を取り付け、
車外の監視用撮影機の数に表示器の数を対応させること
を特徴とする請求項２記載のバックミラー取り付けの車
外状況表示装置。
【請求項４】前記バックミラー取り付けの車外状況表示
装置は、前記枠板裏面の左右に２組の前記鉤型留め金を
斜め外向きに設置することを特徴とする請求項２記載の
バックミラー取り付けの車外状況表示装置。
【請求項５】前記バックミラー取り付けの車外状況表示
装置は、前記枠板裏面の左右に２組の前記鉤型留め金を
斜め外向きに設置することを特徴とする請求項３記載の
バックミラー取り付けの車外状況表示装置。