JP3060999U - パソコンデスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付けによって幾層もの空間を作ることが
でき、層の大小は必要に応じて調整でき、すべてが部品
組み立てによってできているパソコンデスクを提供す
る。 【解決手段】 本考案のパソコンデスクは、デスクの各
部品の組立方式になっていて、各部品はそれぞれ別に製
造して独立しており、ネジやボルトで各部品を止めるこ
とによってパソコンデスクの組立は完成するようになっ
ている。卓板と横棒間支え部を軸とし、支え部を使って
卓板、層板、円卓板等を取り付けて多くの空間を作りだ
す。また、デスクの卓脚下には、脚座が差し込まれてい
て、その上部は半円の弧形卓板接続部が差し込んであ
る。この卓板接続部外側には丸孔があり、彎曲管で２台
のパソコンデスクを連接でき、この彎曲管上に連結板を
置けば、２台のパソコンデスク間に置物空間ができる。
またパソコンデスクの２脚の脚座間は脚座連結棒によっ
て連結され、この連結棒上に底卓板を引っかけ、引き出
し板下部の嵌め込み部にはそれぞれ横棒と脚座連結棒上
似分けて嵌め込む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パソコンデスクに関するものである。これは、取り付けによって幾 層もの空間を作ることができ、層の大小は必要に応じて調整でき、すべてが部品 組み立てによってできているパソコンデスクである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のパソコンデスクは、各部分の構造がほとんど、すでに固定されているも ので、それら各部品または凸部を互いに嵌め込んだり、ネジ止めしたりしている 。卓板とデスク全体を結合する時は、その構造から組み立ては大変で、卓板は非 常に重い。また多層構造に設計すると、組み立て構造が理想的でないため、空間 を延ばした設計にしなければならず、理想的でないだけでなく、デスク全体の構 造が複雑になり、コストが上昇する。また、外観からもいかにも重そうで、視覚 効果も悪い。さらに空間を延ばしても限界があり、実用的には物足りない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の欠点を改善するため、水平面と垂直面を結合しただけの簡単 な構造で、重量が軽く、接合はしっかりしていて、更に自由自在なパソコンデス クを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案のパソコンデスクは、全体の構造が単純で、 置物空間が大きい上に、その空間を簡単に取り付けたり、外したりが必要に応じ て調整できるパソコンデスクを提供することにある。本考案の置物空間は、卓板 、層板、円卓板、底卓板、引き出し板から構成される。更に２台のデスクの間に 彎曲管を連接し、その上に連結板を置くことによって、２台のパソコンデスクの 間に置物空間またはデスクワーク空間が生まれるため、本考案の空間は大きい。 卓板、層板、円卓板は、支え部によって横棒に固定して、ネジ止めしている。こ れらの構造は単純であるため、取り付け、取り外しどちらも簡単である。また、 底卓板と引き出し板は、それぞれ直接脚座連結棒上に引っかけいるだけなので、 取り付け、取り外しは更に簡単であるであることを特徴とするものである。 更に支え部の構造は、水平面と垂直面という簡単な結合であるばかりでなく、 重量は軽く、その上堅固に結合している。自在な連結装置を使用することにより 、パソコンデスクの組立は簡単になり、部品も単純化し、全体は軽くなり、外観 も良くなる。本考案の支え部は、２脚の卓脚上部の横棒にあり、支え部の外形は 、のせたい物の高さや形状によって、変えることができる。この基本構造は、底 端を支点とし、嵌め込み凹部と嵌め込み凹部の位置から外に向かって突き出した 定位凸片があり、底端から両支柱に向かって伸びている。支柱の両端には、水平 に折り曲げられた結合片が付いており、ネジで止めて結合を安定させるという特 徴がある。

【０００５】

【考案実施の形態】

以下、本考案パソコンデスクの実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図１から図２に示すように、本考案のパソコンデスクは、主に卓板１、 層板２、円卓板３、底卓板４、引き出し板５が物を置く空間となり、卓脚６、脚 座７、横棒９、脚座連結棒１０が直立支え構造となる。また、支え部（Ａ，Ｂ， Ｃ）、卓板接続部１１、ネジ等が連結装置となる。 置物空間は、自由自在に組み合わせられるよう独立構造を採用し、簡単に取り 外しができるようになっている。デスク上方の置物空間である卓板１、層板２、 円卓板３は、支え部（Ａ，Ｂ，Ｃ）によって連結しており、これらは横棒９上に 嵌め込まれて固定されている。支え部は全部で３つに分かれている（以下支え部 Ａ、支え部Ｂ、支え部Ｃと称する。）。どれも基本的に底に支点があり、嵌め込 み凹部１３と嵌め込み凹部の位置から外に向かった部分に定位凸片１４が設けて ある。各支え部（Ａ，Ｂ，Ｃ）の外形は、支える物の高さや層、形状に合わせて いるため、それぞれ違う。支え部Ａは、Ｖ形に近い形状をしており、主に卓板を 支えるもので、その支柱は、デスク前を支える支柱部が内側の支柱部より短い位 置を中間とする。その嵌め込み凹部１３を横棒９上に嵌め込み、定位凸片１４は 横棒９面上に合わせて固定する。支柱両端１５の結合片１６は卓板１底面の適す る位置に合わせ、ネジで固定する。この支え部Ａの嵌め込み凹部１３と定位凸片 １４は、相対する位置にあり、半田付けで、もう一枚の定位凸片１４が設けてあ る。この２枚の定位凸片１４は、ちょうど横棒９の両側を挟めるようになってい て、それをネジ止めして、より強い圧力にも耐えられるようにしてある。支え部 ＢはＬ形に近い形状をしており、底部は水平で、支柱１５末端が支点となる。こ こにも嵌め込み凹部１３が設けてあり、嵌め込み凹部１３から外に向かって突き 出ているのが、定位凸片１４である。支柱１５は、Ｌ形上部の支柱の長さが、支 え部Ａより長い位置を中間とし、支柱最上部には結合片１６があり、この結合片 １６を卓板上に加えた層板２底面の適する位置に合わせ、ネジでこの２つを固定 する。支え部Ｃは、支え部Ａや支え部Ｂと外形がまた違い、Ｌ形に近い構造であ るが、角度は９０度より大きく、さらに２つの支柱１５が平行に並び、頂点で連 接して一体になっているもので、支え部Ａや支え部Ｂのように分かれていない。 この２つの支柱１５底部末端を支点とし、ここにも嵌め込み凹部１３、並びに嵌 め込み凹部１３から外に向かって突き出た定位凸片１４が設けてある。この支柱 １５は最上部で連接していて、その上は、凵形の連接部１９がびょう接してあり 、この凵形連接部１９の上には、冂型の回転台２０が取り付けてある。この支え 部Ｃは、卓板１上方にある円卓板３を支えるもので、この円卓板上には、脱落防 止縁３１があり、下には半田付けした２片の回転台嵌め込み片３２がある。この 回転台嵌め込み片は細長い孔が空いた片で、この回転台嵌め込み片を支え部Ｃ上 方の連接部１９にある冂形の回転台２０の外側に嵌め込み、回転台嵌め込み片３ ２の細長孔部を連接部１９上の回転台２０のネジ孔２０１に合わせ、ネジ止めし た後、ナットで締めることにより、支え部Ｃと円卓板の連結は完成する。デスク 下方の置物空間は、底卓板４及び引き出し板５があるが、底卓板４は直接脚座連 結棒１０上に引っかけ、底卓板４下方の支え脚４１が、底卓板４を安定させて置 くことができるようにする。引き出し板５の構造は、置物板５１と置物板支え部 ５２に分けることができ、この置物板支え部５２と置物板５１が接して折れ曲が る位置にある凹溝５３を横棒９上に嵌め込み、置物支え部５２底部の弓形間口５ ４を脚座連結棒１０上に嵌め込むのである。

【０００６】 当パソコンデスクは、卓脚６が２本、脚座７が２脚が脚座連結棒１０と横棒９ によって連結し、デスク全体を直立させて支えているのであるが、脚座７は・形 で、上方は空心凹溝７１になっていて、ここに卓脚６を挿入する。脚座連結棒１ ０によって、２脚の脚座７を連結し、横棒９は両端にネジ孔が開いており、ネジ でこの孔に通した後、卓脚６上方にあるネジ孔にも通して固定する。この他（図 ６参照）、卓脚６上方には、卓板接続部１１があり、この卓板接続部１１は、一 体成形した半円弧形で、空洞のプラスチック製セーフカバーであるが、これは卓 脚６の上方を覆い、その内側は横管の間口が嵌め込めるようになっていて、外側 には丸孔１１２が開いていて、ここに彎曲管１１３を入れられるようになってい る。この彎曲管１１３で２台のパソコンデスクを繋ぐことができ、彎曲管１１３ の上に連結板１１４を置けば、２台のパソコンデスクの間に物を置いたり、デス クワークの空間が生まれる。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のパソコンデスクは、簡単な組み立て式で自由自 在に置物空間を選択できるという特徴をもつ。それにより、使用者が求めや好み に応じて組み合わせができ、更に使用しやすく、経済的でもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の組立構造指示図である。

【図２】本考案の組立構造指示図である。

【図３】本考案の支え部と卓板の結合構造指示図であ
る。

【図４】本考案の円卓板の構造指示図である。

【図５】本考案の１実施例の側面図である。

【図６】本考案の立体図である。

【図７】本考案の実施例である。

【符号の説明】

Ａ 支え部Ａ Ｂ 支え部Ｂ Ｃ 支え部Ｃ １ 卓板 ２ 層板 ３ 円卓板 ４ 底卓板 ５ 引き出し板 ６ 卓脚 ７ 脚座 ９ 横棒 １０ 脚座連結棒 １１ 卓板接続部 １３ 嵌め込み凹部 １４ 定位凸片 １５ 支柱 １６ 結合片 １９ 連接部 ２０ 回転台 ２０１ 回転台のネジ孔 ３１ 脱落防止縁 ３２ 回転台嵌め込み片 ４１ 支え脚 ５１ 置物板 ５２ 置物板支え部 ５３ 凹溝 ５４ 弓形間口 ７１ 空心凹溝 １１２ 丸孔 １１３ 彎曲管 １１４ 連結板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に卓板、層板、円卓板、底卓板及び引き
   出し板から置物空間が構成されていて、更に卓脚、脚
   座、横棒、脚座連結棒から直立構造が構成されていて、
   そして支え部、卓板接続部、ネジ等から連結装置が構成
   されているパソコンデスクにおいて、デスク上方の置物
   空間である該卓板、該層板、該円卓板は、該支え部
   （Ａ，Ｂ，Ｃ）の支え連結装置によって、該横棒に嵌め
   込み固定されており、該支え部は３部に分けられ（以下
   支え部Ａ、支え部Ｂ、支え部Ｃと称する）、該支え部Ａ
   はＶ形に近い形状をしており、主に該卓板を支えるもの
   で、該デスク前端の支柱部を中間とし、内側に入り込む
   支柱よりも短く、Ｖ形の底端の折れ曲がる所を支点と
   し、そこには嵌め込み凸部と嵌め込み凸部の位置から外
   に向けて突き出したところに定位凸片が付いていて、該
   支柱両端には水平に折れ曲がった結合片が設けてあり、
   ネジで置物面を安定して固定させるもので、また嵌め込
   み凹部は該横棒に嵌め込み、該定位凸片を該横棒上にネ
   ジ止めして固定するもので、該支柱両端には、水平な該
   結合片がそれぞれあり、該結合片は該卓板底面の適する
   位置に合わせ、ネジ止めするものだが、該支え部Ａの該
   嵌め込み凹部、該定位凸片は相対する位置にあり、更に
   もう一枚の該定位凸片を半田付けし、この２枚の該定位
   凸片は、該横棒に挟み、両側をネジ止めするもので、該
   支え部ＢはＬ形に近い形状をしていて、底部の水平な該
   支柱の末端を支点とし、それには該嵌め込み凹部と該嵌
   め込み凹部から外に向かって突き出た該定位凸片が付い
   ていて、Ｌ形上部の該支柱は、該支え部Ａより長い位置
   を中間とし、その上部には該結合片が付いていて、この
   該結合片を該卓板上方に設置した該層板底面の適する位
   置に合わせ、ネジでこの２つを固定するもので、該支え
   部ＣはＬ形に近い形状で、２本が平行で、最上部で互い
   に連接して一体になっており、この２本の該支柱底部は
   水平で、該支柱末端を支点とし、そこにはそれぞれ該嵌
   め込み凹部と該嵌め込み凹部から外に向かって突き出た
   該定位凸片が付いていて、この２本の該支柱頂上にはび
   ょう接した凵形の連接部があり、この凵形の該連接部の
   上には、更に冂形の該連接部があるもので、この該支え
   部Ｃ上方には該円卓板が設置してあり、この該円卓板周
   辺は脱落防止縁があり、下方には半田付けした２片の回
   転台嵌め込み片があって、この該回転台嵌め込み片は細
   長い孔が空いた片であり、この該回転台嵌め込み片を該
   支え部Ｃ上方の該連接部上にある冂形の回転台の外側に
   嵌め込み、該回転台嵌め込み片の該細長い孔部分と該連
   接部上にある冂形の該回転台のネジ孔を合わせてネジで
   止めた後、ナットで固定することによって、該支え部Ｃ
   と該円卓板が連結されることを特徴とするパソコンデス
   ク。
2. 【請求項２】前記パソコンデスクは、置物空間の前記卓
   板、前記層板、前記円卓板、前記底卓板及び前記引き出
   し板をすべて１台の該パソコンデスクに配置でき、また
   その中の一種または２種だけでも使用できることを特徴
   とする請求項１記載のパソコンデスク。