JP3060935U - 面状発熱体と電極構造 - Google Patents

面状発熱体と電極構造

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Inventor
明敏 新部
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テクノ技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は2〜5本の発熱緯糸と2〜3本の緯糸
の組合せによる導電性面状発熱体に関する構成で発熱部
の構成と絶縁緯糸の組合せでより安定した発熱体を提供
する事と異常時の破壊の際絶縁緯糸で発火防止する制御
構造とした事にある。更に、電極部の構成も電線間に導
電性経糸を介在させる事で複数本の固定個所で完全に固
定する構造にした為、電極部の接続不良のない安全な構
造も画期的なシステムとして提供する事が出来る。 【構造】発熱部を2〜5本の導電緯糸と2〜3本の絶縁
緯糸との組合せにする事で異常時の事故防止構成にし発
熱部と異常温度制御感熱線との感知度を高くした点と、
更に抵抗の安定を図った利点のあるものにした。電極部
も電線間に導電性経糸を介在させ接触不良のない安全な
構造にした事が本考案の特長である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
寝具その他住宅、農業、工業等に用いるカーボン糸面発熱体並び導電発熱糸を用 いた布状に織成してなる面状発熱体の改良と電極構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
綿織布の両端に帯状に電極を設けカーボン抵抗塗料を塗布含浸した面発熱体は公 知である。只、この種の発熱体の利点は面状に熱分散させる事が機械的に均一に 出来る事と、電極部も緯糸も経糸も発熱線で綾織りに構成されている両端に金属 細線で作られた電線を複数本織成されているため、抵抗面と電極線との接続は導 電発熱緯糸と導電性経糸との接触もあり完全であり、今だ事故等の事例もない。 只、問題点は局部こもり又は万一塗布むら等があれば高熱(110℃以上)にな れば長期的に抵抗が変化し広範囲に発火の原因になる要素がある。 次に導電発熱糸と緯糸を交互に1本づつ織りなした布状発熱体もあるが、導電塗 料を何千米も同一抵抗に塗布含浸させる事は困難であり部分的に抵抗が異なれば 断線する要素が高い。只、この種の構造は異常時に断線するだけで広範囲の発火 を防ぐ事が出来る。 次に導電発熱緯糸と電極線との接触に問題があり特公平8−28268の電極構 造は電線の織り込みからして機械的に困難であり実用性に乏しい。
【0003】
【考案が解決しようとする手段】
カーボン面発熱体とカーボン布状発熱体とが可撓性に富み折り曲げ等にも対応出 来る構造ではあるが寝具等に使用する時特に異常時においてそれぞれ完全ではな い。 本案はより有効な発熱体にするため上記2種類の特長と欠点を満足させ安全性と 実用性に富んだ面状発熱体を提供する。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】 本考案はカーボン布状面状発熱体を改良した。発熱部の構造を1本の導電発熱緯 糸と1本の緯糸とを交互に織りなす構造を1〜5本の導電発熱緯糸と2本〜3本 の緯糸の組合せを連続して織り成した発熱基布とする。この特長は複数の導電発 熱緯糸が接触しているため発熱面が広くなる上、劣化による断線が1本の導電発 熱緯糸よりはるかに丈夫である。更に、こもり熱による劣化断線しても数本の一 部分の発火のみで2本の緯糸が介在しているため広範囲の発火を防ぐ効果があり 、この様な異常な場合はカーボン面発熱体より安全性が高い。 次に複数本の導電発熱緯糸は電極部の電線と電線の間に介在する導電発熱経糸と も有効に接触するため電極部分との接触不良を防ぐ効果も高い。 本考案の請求項2の電極部分の構成も電線のみで導電発熱緯糸を固定するより導 電性緯糸と導電性経糸との組合せが介在するため固定強度も高まり完全に接触不 良のない構造とした。 本考案は単なる組合せをしたものでなくそれぞれの発熱構造が市場で実際に商品 化し、10数年の間に及ぶ事故例からして最終的に本案の構造が総合的に有効で あると判断し提供するものである。
【0005】
【作用】
本考案は従来の1本の導電性緯糸と1本の緯糸を介在させた形の面状発熱体では 、前述記載の如く1本の糸にカーボン塗料を塗布含浸させて何千米も同一の抵抗 糸を作る事は困難であるため、1本〜5本範囲の導電性緯糸を連続して織り成し 、次に緯糸を2本〜3本介在させた組合せの方が発熱部分の抵抗の分布があるた め劣化にともなう強度が保持されると共に、特に寝具等は異常温度の制御のため 感熱線を蛇行させて面状の温度調整をするためにも本考案の方式の方がより有効 に作用する。 本考案の電極構造も複数本の電線間に導電性経糸を介在してあるため電線と導電 性緯糸との単なる固定より導電性緯糸と導電性経糸との組合せをより多くするた め、電線間に導電性経糸を1〜2本介在させて織り成す構造の方がより強固な電 極を構成し発熱緯糸との接触不良を防止する。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の布状発熱体を用いた面状発熱体Aの外観を示すが、その両側縁部 には電極帯部Bが設けられている。図2は線状発熱体の断面図である。 1は塩ビシートで発熱体の両面に熱癒着し眞空状態にラミネートする素材として 使用する。 導電性緯糸2は、2本以上連結する様織り成され発熱部の抵抗のバラツキを調整 する役割と温度制御の為に蛇行配線した感熱線に均等に異常温度を伝達する役割 も1本の導電性緯糸よりより有利である。 2の導電部を絶縁する為、綿糸又は合成繊維の紡績糸3を緯糸として使用する。 以上の2と3の組合せで織機で連続して経糸3と共に織り成す。図3は電極部B の断面図である。この特長は2の導電性緯糸を5の導電性経糸で完全に固定する 構成にするため4の電線(細線を複数に縒り成して1本の電線にしたもの)間に 介在させて複数の導電経糸5と紡績経糸6との絡まりを構成させる事で接続不良 を防止させる構造にした。従って電線4と導電発熱緯糸2と導電経糸5との接触 点は容易にずれることがなく折り曲げ及び外力が掛かっても電気的接触が安定に 保たれる。更に1の塩ビシートで両面真空状態にラミネートし固定させるためよ り安定で安全な面状発熱体を提供出来る。
【0007】
【考案の効果】
面発熱体より面状発熱体の方が異常温度で劣化破壊した際、緯糸を介在させてる ため絶縁され局部的な発火破損するだけでとどまる点有利と言える。只し、本考 案の様に2〜5本の導電緯糸と2〜3本の緯糸の組合せにしないと長尺の導電糸 を一定の抵抗に構成することはむずかしく不安定な為2〜5本の発熱部分に織り 成す事で均等となる。電極部も電線だけで導電緯糸を固定するには接触不良とな るため電線間に導電性経糸を介在させる事で同一素材だけにづれを防止出来、よ り強度で安全な電極部を構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の布状発熱体の外観図である。
【図2】は導電性緯糸と緯糸との組合せを示した断面図
である。
【図3】は電極部の組織の説明断面図である。
【符号の説明】
A…面状発熱体 B…電極 1…絶縁外皮 2…
導電性緯糸 3…緯糸 4…電線 5…導電性経糸 6…経糸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿織布又は綿比率の高い合成繊維織布を
    基布とし、緯糸の1本を導電性塗料で塗布含浸した抵抗
    糸又はカーボン発熱線の、発熱緯糸を2〜5本連続して
    介在させ、次の緯糸は絶縁糸として2〜3本介在させる
    構成で連続して織り成した線状発熱基布の両面を塩ビシ
    ートで眞空状態に熱癒着してなる面状発熱体。
  2. 【請求項2】 基布の両端に位置する電極部は複数本の
    良導電細線を縒り成した電線を経糸方向に長尺に複数本
    織り成した電線間に導電発熱経糸を1〜2本介在させた
    電極とし、更に電極外線に導電発熱経糸を1〜3本織り
    成して発熱緯糸を完全に固定する電極構造。
JP1999000975U 1999-01-20 1999-01-20 面状発熱体と電極構造 Expired - Lifetime JP3060935U (ja)

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