JP3060925B2 - ワイヤハーネス横出しコネクタ形成用スペーサー - Google Patents

ワイヤハーネス横出しコネクタ形成用スペーサー

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JP3060925B2
JP3060925B2 JP7336609A JP33660995A JP3060925B2 JP 3060925 B2 JP3060925 B2 JP 3060925B2 JP 7336609 A JP7336609 A JP 7336609A JP 33660995 A JP33660995 A JP 33660995A JP 3060925 B2 JP3060925 B2 JP 3060925B2
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幸一 濱口
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネス横出
しコネクタ形成用スペーサーに関し、詳しくは、コネク
タの接続端子挿入方向と直交する横方向へ電線群を引き
出すものにおいて、接続端子の近くで電線が折れ曲が
り、コネクタの端子収容室内で接続端子が斜め状態とな
ることを防止できるようにしたスペーサーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車へワイヤハーネスを配索する時、
例えば、図3に示すコンピュータボックス1にコネクタ
2を介して接続するワイヤハーネス3は、コネクタ2の
端子挿入方向Xに対して電線4を直交する横方向Yへと
引き出して配索する必要がある。
【0003】上記コネクタ2に対して電線4を横出しす
るワイヤハーネス3を形成する方法は、図4に示すよう
に、ワイヤハーネス組立図板9上に箱治具5を立設し、
その軸部5aの上端に設けた上面開口のコネクタ載置部
5bにコネクタ2を端子収容室2aを上向きに開口して
セットし、電線4の先端に取り付けた接続端子6を上方
から挿入し、挿入後に所要寸法Lだけ真上に引き出した
後に、横方向Yへと延伸させて布線している。
【0004】一端に上記横出しコネクタ2を取り付けた
ワイヤハーネス3の他端には、図5(A)に示すように
コネクタ7が接続されるが、コネクタ2とコネクタ7の
間の電線4に図5(B)に示すようなダブリを発生させ
ないためには、電線4の寸法を、コネクタ2に対する接
続端子6の挿入位置に応じて調整する必要がある。即
ち、図4中、離れた位置P1の電線寸法を長く、近い位
置P2の電線寸法を短くし、よって、コネクタ2と7の
間の電線群にダブリを発生させず、直線を保持するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電線寸法
の長さを微調節して、電線4の一端をコネクタ2に接続
しても、電線4の他端をコネクタ7に接続するときに電
線4を引っ張り、コネクタ2の真上に引き出した後に横
方向へ屈曲させていた電線が、図5(C)に示すよう
に、コネクタ2より真上に引き出された状態が保持され
ずに、コネクタ2より出た位置から横方向に引っ張られ
てしまう。その結果、コネクタ2の端子収容室2a内の
接続端子6が斜め状態となる。この状態で、電線4がテ
ープ巻きで結束されてしまうと、接続端子6が正規姿勢
でない状態で、自動車への取付時に、相手方コネクタ、
例えば、図3のコンピュータボックス1のコネクタ1a
と嵌合することとなり、容易に嵌合できなくなる問題が
ある。
【0006】さらに、電線寸法を調節して、コネクタ2
とコネクタ7の間の電線群にダブリを発生させないよう
に設定しているにも拘わらず、電線4が引っ張られるこ
とにより、図5(B)に示すように、電線4にダブリ4
aが発生する。このように、治具の間でダブリが生じる
と、他の治具に引っかかったりして、布線作業効率を悪
くする問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、横出しコネクタと接続した電線が、該コネクタよ
り所定寸法だけ真上に引き出された後に横方向に屈折す
る状態を確実に保持でき、よって、横出しコネクタの端
子収容部に収容した接続端子を正規姿勢に保持できるよ
うにし、かつ、両端のコネクタの間に電線のダブリを発
生させないようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は請求項1で、箱治具の軸部上端に設けた上
面開口のボックス状コネクタ載置部にワイヤハーネス横
出しコネクタをセットし、該コネクタの上面に開口した
端子収容室内に上方から接続端子を挿入し、これら接続
端子を取り付けた電線を横方向に延伸させて、テープ巻
きで収束するワイヤハーネスの形成に用いるスペーサー
であって、上記箱治具にセットしたコネクタ上面に重ね
て載置される厚板部と、該厚板部の左右両側より下向き
に突出して上記コネクタ載置部の両外壁に着脱自在に取
り付けられる両側脚部とを備え、上記厚板部にはコネク
タの端子収容室と対応した位置に櫛歯状の切り込みを前
後いずれか一端側より設けており、コネクタに接続した
電線を上記切り込みを通してそれぞれ横出しすることに
より、コネクタとの接続部から電線を厚板部の厚さ分だ
け直線状に保持する構成としているワイヤハーネス横出
しコネクタ形成用スペーサーを提供している。
【0009】上記両側脚部の対向する内面に前後方向の
ガイド溝を設け、箱治具のコネクタ載置部の両側外面に
突設したガイド突起と摺動自在に嵌合して取り付ける構
成としていることが好ましい。(請求項2)
【0010】上記スペーサーは、箱治具にコネクタをセ
ットし、該コネクタの各端子収容室内に真上から接続端
子を挿入した後、前方より箱治具のコネクタ載置部に嵌
め込み、セットしたコネクタの真上にスペーサーの厚板
部を乗せる。この時、厚板部の櫛歯状の各切り込み部か
ら電線を真上に引き出し、引き出した後に厚板部の上面
より横方向に屈曲させて引き出す。
【0011】よって、引き出された電線の他端をコネク
タに接続する際、電線を引っ張っても電線はスペーサー
の厚板部の厚さだけはコネクタの真上に引き出された状
態を保持でき、これら電線に接続された接続端子が横出
しコネクタの端子収容室の内部で斜めになることは防止
できる。また、電線寸法を横出しコネクタとの接続位置
に対応させて調整しておくと、横出しされた電線は直線
状に保持され、ダブリを発生させない。この状態で電線
群をテープ巻きして結束すると、電線群はダブリがなく
直線状で、かつ、横出しコネクタ内で接続端子を正規姿
勢に保持して、ワイヤハーネスを組み立てることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1および図2に
示す実施形態に基づき詳細に説明する。ワイヤハーネス
組立図板(図示せず)に立設する箱治具10には、その
軸部10aの上端に設けた上面開口のボックス状のコネ
クタ載置部10bを設けており、該コネクタ載置部10
bの左右両側外壁には前後方向のガイド突起10cを突
設している。
【0013】上記箱治具10のコネクタ載置部10bに
セットした横出しコネクタ2に、電線4の一端に接続し
た接続端子6を挿入した後、スペーサー11を取り付け
るようにしている。
【0014】上記スペーサー11は、上記コネクタ2の
上面2bに重ねて載置される厚板部11aと、該厚板部
11aの左右両側より下向きに突出してコネクタ載置部
1aの両外壁に外嵌する両側脚部11b、11bとを備
えている。上記厚板部11aには、コネクタ2の端子収
容室2aと対応した位置に、櫛歯状の切り込み11cを
後端側より切り込んで形成している。厚板部11aの厚
さHは、コネクタ2より出た電線を真上に引き出す寸法
に対応させている。
【0015】また、スペーサー11の両側脚部11b、
11bの内面には、前後方向にガイド溝11d、11d
を設け、コネクタ載置部10bの両側外壁に設けたガイ
ド突起10c、10cと摺動自在に嵌合させるようにし
ている。
【0016】上記スペーサー11は、図2(A)に示す
如く、コネクタ載置部10bにセットした横出しコネク
タ2の各端子収容室2aに電線4に接続した接続端子6
を全て挿入した後に、前方よりガイド溝11dをガイド
突起10cに嵌合して組みつける。
【0017】スペーサー11の厚板部11aはコネクタ
2の上面2bに前方より重ね合わせるように移動され、
そのさい、コネクタ2より引き出される電線4を夫々切
り込み11cより上方へ引き出しながら、図2(B)に
示すように、厚板部11aの全体をコネクタ2の上面全
体に重ねあわせる。
【0018】その後、厚板部11aの上面に沿って、各
電線4を横方向Yへと屈曲させて布線する。したがっ
て、厚板部11aの厚さHだけ、各電線4はコネクタ2
の真上に引き出された後に横方向Yへと横だしされるこ
ととなる。また、各電線4はコネクタ2への接続端子挿
入位置に応じて、その長さ寸法を調節しているため、横
出しされた電線群はダブリを発生させることなく、他の
治具で保持しながら順次布線していくことができる。
【0019】この状態で、前記図5(A)と同様に各電
線4の他端にコネクタ7を接続する。このコネクタ7と
の接続時に電線4を引っ張っても、スペーサー11によ
り、電線4はコネクタ2の真上に寸法Hだけ引き出され
た状態を保持できる。また、スペーサー11を取り付け
た状態のまま、電線4をテープ15で結束する。この結
束の後、スペーサー11を箱治具10より取り外すと共
に、コネクタ2を箱治具10より取り外す。
【0020】上記のように組立られたワイヤハーネスは
図2(C)に示すように、コネクタ2から電線4が寸法
Hだけ真上に引き出された後に、横方向Yに延伸した状
態を保持し、これら電線4と接続した接続端子6をコネ
クタ2の端子収容室2a内で正規姿勢に保持している。
よって、自動車への取付時に、相手方コネクタとスムー
ズに嵌合させることができる。
【0021】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、スペーサー11と箱治具10との取付形態を種々変
更することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるスペーサーを用いると、コネクタ上面に乗せる
スペーサーの厚板部の厚さ分だけ、コネクタから出た電
線を端子挿入方向に保持することができ、接続端子をコ
ネクタの端子収容室内で斜めになることなく正規姿勢に
保持できる。よって、自動車への取付時に相手方コネク
タとスムーズに嵌合することができる。
【0023】また、上記寸法Hを確保できるため、布線
した電線にダブリを発生させず、ワイヤハーネスの組立
作業時にダブリに他の治具を引っかけたりすることがな
く、作業性よくワイヤハーネスを組み立てることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】 (A)(B)(C)は本発明のワイヤハーネ
ス組立工程を示す斜視図である。
【図3】 自動車における横出しコネクタと接続する電
装品を示す概略斜視図である。
【図4】 横出しコネクタへの電線の接続方法を示す斜
視図である。
【図5】 (A)は横出しコネクタを一端に接続した電
線の他端にコネクタを接続する状態を示す概略図、
(B)は電線のダブリが発生する状態を示す斜視図、
(C)は電線が横出しコネクタから横方向に引き出され
る場合に生じる問題点を示す概略図である。
【符号の説明】
2 横出しコネクタ 2a 端子収容室 3 ワイヤハーネス 4 電線 6 接続端子 7 コネクタ 10 箱治具 10a 軸部 10b コネクタ載置部 10c ガイド突起 11 スペーサー 11a 厚板部 11b 左右脚部 11c 切り込み 11d ガイド溝 15 テープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱治具の軸部上端に設けた上面開口のボ
    ックス状コネクタ載置部にコネクタをセットし、該コネ
    クタの上面に開口した端子収容室内に上方から接続端子
    を挿入し、これら接続端子を取り付けた電線を横方向に
    延伸させるワイヤハーネスの形成用のスペーサーであっ
    て、 上記箱治具にセットしたコネクタ上面に重ねて載置され
    る厚板部と、該厚板部の左右両側より下向きに突出して
    上記コネクタ載置部の両外壁に着脱自在に取り付けられ
    る両側脚部とを備え、上記厚板部にはコネクタの端子収
    容室と対応した位置に櫛歯状の切り込みを前後いずれか
    一端側より設けており、コネクタに接続した電線を上記
    切り込みを通してそれぞれ横出しすることにより、コネ
    クタとの接続部から電線を厚板部の厚さ分だけ直線状に
    保持する構成としているワイヤハーネス横出しコネクタ
    形成用スペーサー。
  2. 【請求項2】 上記両側脚部の対向する内面に前後方向
    のガイド溝を設け、箱治具のコネクタ載置部の両側外面
    に突設したガイド突起と摺動自在に嵌合して取り付ける
    構成としている請求項1に記載のワイヤハーネス横出し
    コネクタ形成用スペーサー。
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