JP3060774B2 - 静電容量型アルコール濃度検出装置 - Google Patents

静電容量型アルコール濃度検出装置

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JP3060774B2
JP3060774B2 JP5054030A JP5403093A JP3060774B2 JP 3060774 B2 JP3060774 B2 JP 3060774B2 JP 5054030 A JP5054030 A JP 5054030A JP 5403093 A JP5403093 A JP 5403093A JP 3060774 B2 JP3060774 B2 JP 3060774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電容量型アルコール
濃度検出装置に関し、特に燃料温度による静電容量型セ
ンサの出力信号の補正精度を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関の代替燃料とし
てガソリンにメタノールやエタノール等のアルコールを
混合したアルコール混合燃料が提案されている。このよ
うなアルコール混合燃料を内燃機関用の燃料として用い
る場合、アルコール濃度に応じて理論空燃比が変化する
ために、供給されたアルコール混合燃料のアルコール濃
度を検出するものがある(例えば実開平4−69761
号公報参照)。
【0003】従来のアルコール濃度検出装置を示す図3
において、コンデンサと等価であるセンサ部1はアルコ
ール混合燃料中に配設され、電極間の静電容量はアルコ
ール混合燃料中のアルコール濃度に基づいて変化する。
発振回路2はこのセンサ部1と接続し、センサ部1の電
極間の静電容量に対応した周波数の信号を出力する。波
形成形回路3はこの出力信号をパルス信号に変換する。
そしてF/V変換回路4は波形成形回路3の出力信号の
周波数に応じた電圧に変換し、増幅回路5に出力する。
尚、発振回路2、波形成形回路3、F/V変換回路4の
具体的回路例を夫々図4、5、6に示す。
【0004】前記センサ部1の静電容量は燃料温度によ
って変化し、それに伴ってF/V変換回路4の出力信号
も変化するので、増幅回路5によってF/V変換回路4
の出力信号を補正するようにしている。例えばセンサ部
1では、+25℃を基準温度として燃料温度が−25℃、+
75℃になった時に、静電容量は、基準温度に対して夫々
+25%、−25%変化するが、この誤差を少なくとも−6.
25%以内になるように増幅回路5で温度補正を行わなく
てはならない。
【0005】図7はこの燃料温度によって変化した静電
容量を補正する従来の増幅回路5の構成を示す。オペア
ンプ6のフィードバック抵抗には温度補償抵抗RK を用
い、温度補償抵抗RK を燃料の近傍に配設するこの増幅
回路5の出力信号Vout は、 Vout =−RK /R1 ・Vin=−RK /R1 ×(γ・
C) となる。ここでRK 、R1 は夫々温度補償抵抗RK 、抵
抗R1 の抵抗値、VinはF/V変換回路4の出力信号の
電圧値、γはセンサ部1の特性に基づいた定数、Cはセ
ンサ部1の静電容量である。
【0006】またセンサ部1の温度係数α、基準温度と
の差をΔTとして、センサ部1の静電容量Cの燃料温度
に対する誤差が、 C/C0 =1−αΔT である場合には、温度係数αの温度補償抵抗RK を用い
る。この抵抗値RK は燃料温度によって次式にしたがっ
て変化する。
【0007】RK =(1+αΔT)RK0 尚、RK0は基準となる+25℃における抵抗値である。温
度補償抵抗RK の抵抗値がこのように変化するので、静
電容量の変化率ΔCは、 ΔC=(1─αΔT)・(1+αΔT)=1−α2 ΔT
2 となり、図8で示すようにセンサ部1からの信号y1
温度補正されて信号y2のようになり、所定の許容誤差
範囲−6.25%以内となる。
【0008】このように従来の増幅回路5では、温度補
償抵抗RK をフィードバック抵抗に用い、その温度特性
を利用して増幅率を修正することにより出力信号の温度
補正を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料温度に
よるセンサ部1の特性の変化割合は、例えば図9に示す
ようにアルコール濃度(MNo.)によっても異なってく
る。したがって図10に示すように温度補償抵抗RK に温
度係数αの大きいものを使用すると燃料温度が+75℃で
は、特性が許容誤差−6.25%の範囲内となるものの、−
25℃ではこの範囲から外れてしまう。また図11に示すよ
うに温度係数αの小さいものを使用すると燃料温度が−
25℃では誤差がこの範囲に入るものの、例えばα=0.00
5 、ΔT=50℃になる場合のように、誤差が−6.25%以
下になるはずであるが、実際にはそのようにはならず、
燃料温度毎に一定の比率で補正すると補正しきれなくな
る場合がある。
【0010】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、出力値が許容誤差範囲以内となるように
補正される静電容量型アルコール検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、燃料
中のアルコール濃度に基づいて静電容量が変化する静電
容量型センサの出力信号に基づいた信号を増幅する増幅
回路と、燃料温度に応じた抵抗値で前記増幅回路の出力
をフィードバックして増幅率を可変する温度補償抵抗
と、を備えた静電容量型アルコール濃度検出装置におい
て、所定抵抗値の調整抵抗を温度補償抵抗と接続・遮断
切り換え自由に配設し、温度補償抵抗の抵抗値に基づい
て前記調整抵抗と温度補償抵抗との接続・遮断を切り換
えることにより前記増幅回路の増幅率を切り換える切り
換え回路を備えるようにした。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、温度補償抵抗の抵抗値に
基づいて切り換え手段により調整抵抗が温度補償抵抗と
接続・遮断されて増幅回路の増幅率が切り換えられるの
で、燃料温度に基づいた補正精度が向上する。したがっ
てアルコール濃度によって静電容量型センサの特性の変
化割合が異なっても、出力値を所定の許容範囲内にする
ことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜2に基づい
て説明する。尚、図3〜11と同一要素のものについては
同一符号を付して説明は省略する。本実施例を示す図1
において、増幅回路5のオペアンプ11は、F/V変換回
路4の出力信号を非反転入力端子に入力し、抵抗R11
介して反転入力端子に基準電圧VREF を入力する。
【0014】オペアンプ11のフィードバック抵抗とし
て、温度補償抵抗RK をオペアンプ11の入出力間に接続
し、この温度補償抵抗RK を燃料の近傍に配設する。こ
の温度補償抵抗RK は前述のように温度によって抵抗値
が変化する抵抗であり、燃料温度は温度補償抵抗RK
よって検出され、その抵抗値RK は次式にしたがって変
化する。
【0015】RK =(1+αΔT)RK0 またこの温度補償抵抗RK を一辺とするブリッジ回路
を、温度補償抵抗RK 、及び抵抗R11、R12、R13、に
よって構成する。そしてコンパレータ12の2つの入力端
子を夫々ブリッジ回路の中点p、qに接続し、コンパレ
ータ12の出力端子をNPNトランジスタQのベースに接
続する。
【0016】またブリッジ回路の抵抗R11〜R13、温度
補償抵抗RK の各抵抗値を、基準温度+25℃を越えた時
に、ブリッジ回路の中点p、q間の電圧(Vp −Vq
によってコンパレータ12の出力信号がローレベル信号か
らハイレベル信号に変わるように設定する。トランジス
タQのコレクタは調整抵抗R14を介してオペアンプ11の
反転入力端子に接続し、エミッタはオペアンプ11の出力
端子に接続している。
【0017】尚、コンパレータ12、トランジスタQによ
って切り換え回路が構成されている。またトランジスタ
S、抵抗R15はハンチング防止手段である。次に動作を
説明する。燃料温度が基準温度+25℃よりも低い時、
(Vp −Vq )≦0となるので、コンパレータ12の出力
信号はローレベルとなり、トランジスタQをオフしてい
る。
【0018】この時の増幅回路5の出力値Vout は、 Vout =VREF +RK /R11・(VREF −Vin) となり、増幅率β1 は、 β1 =−RK /R11 となる。したがって図2に示すように、例えば燃料温度
が−25℃の時の出力値はBのようになり、許容誤差範囲
−6.25%内となる。
【0019】燃料温度が基準温度+25℃よりも高くなっ
た時、(Vp −Vq )>0となるので、コンパレータ12
の出力信号はローレベルからハイレベルに切り換わり、
トランジスタQはオンする。トランジスタQがオンする
と、温度補償抵抗RK と調整抵抗R14とが並列接続とな
るので、増幅回路5の出力値Vout は、 Vout =VREF +RK ・R14/{R11・(RK
14)}・(VREF −Vin) となり、増幅率β2 は、 β2 =−RK ・R14/{R11・(RK +R14)} となる。したがって増幅率が下がり、図2に示すよう
に、例えば燃料温度が+75℃になっても出力値はCとな
り、許容誤差範囲−6.25%以内となる。このようにして
従来、温度補償抵抗RK の温度係数αが小さくて高温側
で過補正となっていた補正量は適正な値となる。
【0020】かかる構成によれば、燃料温度を温度補償
抵抗RK で検出し、燃料温度が基準温度+25℃を越えた
時には温度補償抵抗RK と並列に調整抵抗R14を接続し
てオペアンプ11の増幅率を下げることにより、従来、温
度係数αが小さくて高温側で過補正となっていた補正量
を適正な値に低減することが出来る。したがって燃料温
度による補正の精度が向上するので、アルコール濃度に
よってセンサ部1の特性の変化割合が異なっても、出力
値を所定の許容誤差範囲−6.25%内にすることができ
る。
【0021】尚、実施例では、基準温度を越えた時に調
整抵抗を温度補償抵抗と並列に接続するようにしたが、
その逆に基準温度以下で温度補償抵抗と直列に調整抵抗
を接続してオペアンプの増幅率を上げるように構成して
もよい。また切り換えを基準温度で行っていたが、切り
換える温度を複数にすれば、さらに精度が向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、温
度補償抵抗によって検出される燃料温度に基づいて温度
補償抵抗に調整抵抗を接続・遮断することにより増幅回
路の増幅率を切り換えるようにしたので、燃料温度によ
る補正の精度が向上し、アルコール濃度によって静電容
量型センサの特性の変化割合が異なっても、出力値を所
定の許容誤差範囲内にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】 図1の回路の特性図。
【図3】 図1の増幅回路が使用されるアルコール濃度
検出装置のブロック回路図。
【図4】 図3の1ブロックの回路例を示す回路図。
【図5】 図3の1ブロックの回路例を示す回路図。
【図6】 図3の1ブロックの回路例を示す回路図。
【図7】 図3の従来の増幅回路を示す回路図。
【図8】 図3のF/V変換回路の出力特性図。
【図9】 図7の回路の特性図。
【図10】 図7の回路の特性図。
【図11】 図7の回路の特性図。
【符号の説明】
1 センサ部 2 発振回路 3 波形成形回路 4 F/V変換回路 5 増幅回路 11 オペアンプ 12 コンパレータ Q トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 G01R 27/00 - 27/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料中のアルコール濃度に基づいて静電容
    量が変化する静電容量型センサの出力信号に基づいた信
    号を増幅する増幅回路と、燃料温度に応じた抵抗値で前
    記増幅回路の出力をフィードバックして増幅率を可変す
    る温度補償抵抗と、を備えた静電容量型アルコール濃度
    検出装置において、 所定抵抗値の調整抵抗を温度補償抵抗と接続・遮断切り
    換え自由に配設し、温度補償抵抗の抵抗値に基づいて前
    記調整抵抗と温度補償抵抗との接続・遮断を切り換える
    ことにより前記増幅回路の増幅率を切り換える切り換え
    回路を備えたことを特徴とする静電容量型アルコール濃
    度検出装置。
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