JP3060177U - 横樋装置並びに横樋 - Google Patents

横樋装置並びに横樋

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JP3060177U
JP3060177U JP1998004543U JP454398U JP3060177U JP 3060177 U JP3060177 U JP 3060177U JP 1998004543 U JP1998004543 U JP 1998004543U JP 454398 U JP454398 U JP 454398U JP 3060177 U JP3060177 U JP 3060177U
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園造 小宮
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 横樋は,多雪に負けなく丈夫で,並程度の屋
根なら雪止が,なくても雪災害は受けない,そして風化
による,たわみ,ねじれ,割,破壊は,なく又軒先の鼻
隠板を全面外観に出現可能とする,建築意匠も演出でき
ます。 【解決手段】 屋根勾配の野地板の上端より上方に突き
出した鼻隠板6,その空間と屋根勾配とを利用して,そ
の横樋内の対角線状勾配機能を造りだす,その為の下地
造り木材を真上から野地板22を挟,垂れ木21にネジ
釘等で垂れ木に1体的に接合垂れ木を横樋機能下地構造
の力の1グループに纏め,その垂れ木は積雪すべり荷重
に対する,引張力,曲圧縮等,抵抗の母体を負担するの
です,この様に強い構造下地に,その1軒間継手はなく
連続密着又は接着する横樋ですから,積雪及び風化に強
い耐力の横樋です。又屋根の最下勾配面に取り付く横樋
は,建物立面外観には見えません。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案の横樋は,建築物の屋根その屋根葺材の勾配内の最下に取付て,その屋 根面を流れて来る雨水を他に逃がすことなく,まとめて排水孔その落し口へ導き ,めくら集水器へ竪樋へ排水処理するものであります,詳しくは横樋装置並びに 横樋に関するものです。
【0002】
【従来の技術】
従来,この種の横樋及び軒樋装置としては,図9に示す建物の外景に軒先に軒 樋姿を表したくない意匠の表現に用いられる軒樋です,建築現場で大工職人が, その建物の軒先に,箱樋(36)が長手方向に連続して伸びる又は,垂れ木の背 を特に大きくとり,その垂れ木の背の上部を削って流れ勾配下地を造る,それら (36)等防水層を金属板を加工して板金職人が造り納める。軒先の鼻隠板(1 6)に又は,垂れ木の小口に適当な間隔を1定に取りながら,樋受け金物を打付 取付ます,この樋受け金物に断面の,半円形樋又は半角形樋これら長手方向に連 続して伸びる軒樋(32)を取付ます図10に示す,この軒先の樋(32)が木 造建築の屋根では,国内でも並びに世界的にも広く用いられています。この軒先 の軒樋を意匠状から隠そうと軒樋の外部側に,持出金物で幕板をささえた隠板( 33)を取付たのが図11隠軒樋,などを利用するものが知られています。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち,前前者においては,建物の外景の軒の軒先1 こ軒樋を見せない美の追求から,意匠状用いられる箱樋(36)等です,しかし 施工の数は少ないです,その原因は木材の下地で造る場合は,工作状大工職人の 日数が掛過ぎる,板金職人の加工が細かく多い,手間がたくさん掛るのに箱形等 軒樋はよほど垂れ木の背を大きく取らない限り,垂れ木の小口ほとんど全断面が 樋面側と組合せとなるので,樋隠板(35)と底下地板が屋根組重要構造の垂れ 木と隔れ自重と外力えの抵抗が別々の関係の造りになるので,雪災害に脆く,又 風化の中,樋間に継手箇所が多い程,本体の建物に比べ耐用年数も短いなど問題 点が多いのです。
【0004】 又前者においては,建物外部側に工事用足場さえあれば,取付は速く値段も手 頃であるので,木造建築ではほとんどこの軒樋(32)が取付てあります,しか し平成10年1月15日の多雪では,東京都八王子市及び山梨県周辺では,雪止 があったのに,この軒樋(32)の破壊等が多かったのです,歴史中でも雪災害 を受けやすいもろいのです,そして風化による影響も受けやすい,それは体形が 薄い板状で半円形又は半角形の偏心断面積のうえ,細い樋受け金物との密着以外 は独立存在なので,膨張収縮による変形ねじれ割などにより,本体建物より寿命 がだいぶ短い,修理又は付替をする時は,2階建の建物は,外周全体に工事用足 場を掛なければならず管理負担が大きい。又意匠にあっては,屋根の形,軒の姿 は美のポイントですので,軒先に水流れ方向に僅か傾き軒樋(32)の出の姿の 存在は,雨水処理のみのため固着は問題点が多いのです。
【0005】 そして後者にあっては,前者の横樋を意匠状から隠そうと,その横樋(32 )の外部側に持出金物(34)を用い,幕板をささえ隠板(33)を取付るので すが,この隠板は化粧状木の板が多く使われていて,上端金属板,両側面は保護 塗料仕上等が多いのですが,板両側面が風化にさらされるなどの原因で,必要な 管理をしていても建物本体の寿命よりだいぶ速く腐り破壊しますまだ近年手入れ 塗装を済ませたようなのに板の片方が腐り落ちかけている,汚らし建物を1般人 がたまに見た事もあると思います,又雪災害は軒樋と共に被害を受けやすい問題 点があります。
【0006】 本考案は,従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり この樋の目的とするところは,溝なぞ掘ることなく単純に取付ができ,積雪すべ り荷重に対し雪止がいらなくなる程,樋としては強い抵抗力をもち,又風化に対 し樋の体質が,割及び変形並びに継手破壊を考慮した,1のき間は継手箇所のな い,1枚通しの樋であることから,この裏面全面が,垂れ木と1体的造りの強い 下地面に密着又は接着の構成とすることから,本体屋根の屋根葺材と同等に運命 を1っにできる,耐用年数の横樋です,これらの機能を屋根面に設置することに より,建築物の屋根の軒姿が軒樋を排除した,すっきりした美しい演出ができ, 意匠の意図も含んで優れた横樋装置並びに横樋。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本考案の横樋装置は,略Z形断面状であって,下 地造りから木製で同じ物をつくります,Z形の頭上は広小舞造りの上端です横樋 の上平面です,その外角部をはさむ立辺面は広小舞造りの立上り面です,この下 側の内角部をはさむ平辺面は,この裏面が固有の屋根勾配野地板に密着する面で す横樋の下平面です,この下平面は屋根勾配そのものです,この傾きを利用して 内角部をはさむ立上り面とのV形が,樋本来の機能の屋根の雨水をまとめて流下 する合雨水道筋になるのです,この道筋は横樋内を,始点から水上頂上に屋根勾 配を徐々に登りながら対角線に貫きます,又このV形の1面の立上り面が積雪す べり荷重に対し,強い抵抗力をもち並屋根なら雪止め役にもなります,そして屋 根の勾配方向の長さ又は傾斜が通常を過ぎる屋根は,専門の雪止を設ければなん の心配もいりません,並屋根なら雪止め役にもなる,この広小舞造り下地の構造 は屋根垂れ木の鼻先小口面にその下端より,おだれ分(7)等を下げ残し,横樋 の流れ勾配分の高さと意匠状押た高さとを,融合した背の鼻隠板を,ネジ釘等を 用いて垂れ木小口面に長手方向水平に取付ます,垂れ木鼻先小口面上端野地板よ り,上方に半分以上突き出している鼻隠板の裏面側の野地板上端に,適当以上の 断面材をその鼻隠板裏面に接っして,長手方向に連続してネジ釘等を用いて各垂 れ木にしっかりと止めます,この断面材に鼻隠板側からも先の垂れ木小口止めと 同様に,ネジ釘等で適当な間隔で止めます,鼻隠板の上端に適当なむく材の広小 舞板を,その背の断面に平の断面関係でネジ釘等で接合します,屋根側の立上り 面も適当な位置から,ほぼ同様に接合します,この様に野地板の屋根勾配面の上 端に,垂れ木と1体的力関係の横樋下地を造り,横樋を取付ますので,軒先には 軒樋が不用となります。
【0008】 そして上記横樋は,その下地広小舞造りの上端その平面と,その構造の立辺 面側とこの却下の内角部をはさんだ,その延長,野地板上端を1部利用すること によりその下平面は樋目的の機能を発揮することになり,共に垂れ木をつうじて 1体的,その広小舞造りの下地によってなった略Z形断面の形に,同1の形で長 手方向にその1軒間は継手がなく連続して密着又は接着しますので,後々ねじれ たり,たわみの変形及び割などは起きぬ,しっかりした本体屋根と1体的な横樋 。
【0009】 又上記の,薄板状系横樋は,下平面末端その長手方向に連続する,あだ折を通 釣子で野地板に垂れ木のある箇所は野地板を,はさんで取付ます,この末端(B 5.1)に,本屋根葺材が,金属板の場合は,あだ折に,はぜ掛けを継手として 葺上げます,瓦系葺の場合は,適度にかぶせて葺上げます。上平面末端は,広小 舞の外部側見付けに,その長手方向に連続して,唐草に,ひかる後余分を切断し て,はぜ掛又は2重はぜ継で取付ます。
【0010】 及び上記横樋の,その下地に,その建築現場において防水層を防水工事してな る横樋は,横樋装置の下地と全面が1体となり,継手接合はどこにも生じません ,この横樋のみ,それぞれの防水固有の耐用年数がありますので,その時期に再 防水工事が必要です。
【0011】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は寄棟屋根伏図,図2は切妻屋根伏図です,両図のC箇所を切断した所の 断面図が図3です,ここの横樋断面(B)のみを取り出した図が略Z形断面図の 図4です,D箇所を切断した所の断面図が図5です,ここの横樋断面(B)のみ を取り出した図が略Z形断面図の図6です,C箇所を切断した所の,ここのみ鼻 隠板(6)が垂れ木(21)に直角に取付た場合の,例として示した断面図が図 7です,E箇所を切断した所は,めくら集水器が排水落し口を受けている断面図 図8です,横樋装置の下地は図3,図5,図7,のごとく木材で垂れ木(21) を母体として広小舞造り構造体横樋下地を造ります,垂れ木(21)鼻先小口面 その下端より下方に,軒天井(17)最小必要納り空間と水切おだれ垂れ分(7 )を確保の他は,その鼻隠板(6)背は上方へ野地板(22)より突き出します ,垂れ木(21)小口面にネジ釘等で取付ます,鼻隠板の裏側屋根側面その野地 板上端に,適当以上の断面材(9)をネジ釘等で野地板をはさむ形で,垂れ木上 端(21)に1体的強い関係に取付ます,鼻隠板からその構造下地材断面材(9 )にネジ釘等で1体的にします,鼻隠板(6)背上端に広小舞板(13)をネジ 釘等で取付ます,屋根(51)側に延長する広小舞造り,下地上端(10)及び 下地立上り(8)は同じ要領で造りますが,面材は耐水合板等です,横樋内を長 手方向に伸びるにつれて断面サイズが変化していく横樋装置の造りは,その広小 舞造りの上平面(11.12)幅は,始点水下位置(24)孔ふち直上の上平面 (11)から水上頂上(27)この内角の直上の,上平面方向に長手になる程僅 か僅か広がりながら上平面(12)に続ます,その分下方の合雨水流れ筋(B1 .B2)内角をはさむ両者面その内,下平面(2.3)は水上頂上近く程狭まっ て行ます,その立上り面(4.5)堤防壁は屋根勾配(30)を僅か僅か沿う登 って水上頂上に行くまで狭まり続ます,この造りにより略Z形断面,図4.図6 による合雨水流れ筋(B1.B2)の貫く対角線筋から成る横樋(A)装置下地 が出来上がった訳です。鼻隠板(6)は1定の背を連続し,水平投影的に軒出と 平行で,見付け面状水平で,広小舞造り構造と垂れ木をグループにして箱型断面 の体力で,この矩方向.すさわち長手方向,切妻屋根,図2なら1軒間の左右の 隅から隅,寄棟屋根,図1なら4方側の屋根の軒,連続して同じ造り型で続ます ,この構成により成る略Z断面形の下地,その上面材に略Z形断面(B)の横樋 (A)を密着又は接着にて取付ます。
【0012】 図4.図6.は横樋の断面の図です,この略Z形断面(B)の横樋(A)は, 複数の材質で造り成ます,この欄では,金属から成る横樋を説明します,この板 状厚みは0.3mmから0.4mm程度を基準とします,これは定めた工場で横 樋(A)を,その使用する建築設計図による長尺に,その1軒間の必要とする長 さに継手がなく連続した略Z形断面の横樋を造ります,このZ形の上平面(11 .12)の頭上から,アコーディオンを押て折たたむように緩い板状に平均に押 縮めます,その緩い板状にした横樋(A)を直径80cm程度以上の巻芯を維持 して,その長手方向を円状に巻納めます,この状態にするため試しでは,板厚0 .4mmは可能だったのです,この状態ならば必要とする長尺のまま建築現場に 運搬し,それからレッカー等で屋根に搬入,まだ屋根葺をしてない時期ですから 前もって準備しておいた仮設の作業台の上で,横樋(A)円状巻を戻し,その緩 い板状のその角(B1.B2.B3.B4)を開きながら,建築設計図による角 度の略Z形断面(B)に直し戻します,取付るその1軒長手方向の左右の各隅の み,平面状直角方向との,交じり合による継箇所,切妻屋根にあっては立上りの 切付け箇所,の少量の現場接合が生じます,そして所定の位置に排水孔落し口( 24)径を開けます,その開けた材も落し口の下側に折,取付る排水落し口材と 横樋1体になる接合をします,この様に下方へ突き出る角筒又は丸筒は,めくら 集水器(25)のその上部にジョウゴの筒のように,はめるのです,が作業の順 序としてこの前に,横樋の長さ程度により行う必要があります,台風等風圧力に よる浮き上がり現象の防止のため,立上り面(4.5)この裏面に,同種類の適 当な厚みの補強板を接着,接合します,又この補強板の裏面は広小舞造立上り下 地面材(8)に適度な緩い密着とします,気候による横樋(A)体の伸び縮みは ,このウェブの上下の外角(B3.B4)と内角(B1.B2)が動き吸収しま す,以上の継等箇所の接合は,はんだ付け,銀ろう付け,銅ろう付け,硬ろう付 け,おおどうろ付け,及び溶接等又は耐水防水接着剤,を用いて行います。尚軒 の左右の隅で平面状直角方向と交じり合う1隅のみ,特にプレス等成形加工が必 要である場合は,定めた工場で行う,建築現場にて上記の接合が終了しますと, その横樋を先に木製で造っておいた広小舞造り構造下地の(8.10.13)横 樋装置下地へ(22)屋根勾配上をスライドする様に,はめこみ設置します,そ して下平面末端(B5)その長手方向に連続する,あだ折(1)を通し釣子で野 地板に垂れ木に取付ます,この末端に本屋根葺材が,金属板の場合は,あだ折に ,はぜ掛を継手として葺上げます,瓦系葺の場合は,適当にかぶせて葺上げます ,上平面末端は,広小舞の外部側見付けに,その長手方向に連続して,唐草に, ひかる後,余分を切断して,はぜ掛又は2重はぜ継で取付ます,以上で建築建物 に横樋取付完成です。
【0013】 又,この欄では,防水工事から成る横樋(A)を説明します,横樋は現場の 屋根(31)へ前もって造っておく,横樋(A)機能を起す屋根勾配(30)を 利用した装置の下地,広小舞造り構造,その面材(8.10)耐水合板2重千鳥 張と,1部の野地板(22)から成る略Z形断面,図4.図6.の横樋装置下地 上端面材に,この長手方向(29)全面に,防水層接着工事,言い換えると建築 現場施工で,下地横樋装置に従来よりの防水工事を行い横樋(A)と成る横樋。
【0014】
【考案の効果】
本考案は,上述のとおり構成されているので,次に記載する効果を奏する。
【0015】 請求項1の下地造りの横樋装置においては,横樋が目的とする,機能,耐久 性,意匠を,なすための組合せを,木製等造りでその下地を,ほぞを穴を堀った りすることなく簡単に,この段階で通常の屋根なら雪災害を受けない程,骨組の 強さは出来上ります。
【0016】 請求項2の横樋装置においては,屋根の雨水をその屋根で,竪樋に排水処理 するもので,この結果,建物の軒鼻隠化粧板を,隠軒樋,又風化の中で簡単に壊 されやすい軒樋及びその受け金物もなくなり,すっきりした建物の意匠が演出で きます,又将来に向かう中,軒樋1本等のメンテナンスのため,建物外部に足場 掛工事を行う,浪費と精神的イライラがなくなります。
【0017】 請求項3の横樋においては,広小舞造り立上り面の上部外角と下部内角,この 両角を鉛直に,横樋下平面の始点孔ふちに見て,屋根勾配を僅かずつ沿う登って 水上頂上に対角線で結んだ直線,この直線上の鉛直面,すなわち広小舞造り存在 からなる立上り面,この面にV字の形で連がる屋根勾配面,言い換えると下平面 この両者面の構成でなる横樋の勾配雨水流れ筋,その堤防広小舞造り下地を防水 上守この上端横樋とが,1体の略Z形断面を形成して,通常の面積及び勾配の屋 根なら,専門の雪止を設けなくても,雪災害を受けない樋が,屋根上端に移りま す。
【0018】 請求項4の横樋においては,加工成形による金属板状の長尺横樋です,通常の 屋根の軒長さ以内ならば,左右の各隅のみ,平面状直角方向との交じり合での継 箇所が生じます,少数の箇所の接合です,現場で設置の際,排水孔落し口の取付 も1緒まわりに入念な接合を行います,横樋は鈍い流れ勾配ですが1/30から 1/200でも略Z形断面の横樋は長手方向,その軒の間は継箇所がなく連続し ていますので,勾配さえあれば流れます。横樋は,Z字形ですから頭上から平均 に押縮め緩い板状にして,長手方向を直径80cm程度以上の巻芯を維持して円 状に巻収めます,この状態なら建築現場に運搬でき屋根作業台に搬入できます, 薄い金属板状ですから先のごとく巻ロウルにしても,支障のデコボコは生じませ ん,そして現場作業台の上で現状に戻します,設置取付後は強い下地に密着状態 となりますから,風化に対し,たわんだり,ねじれたり,割たりしません。
【0019】 請求項5の横樋においては,前もって造っておく木製横樋装置の強い丈夫な下 地造りの上端に,防水層を全面接着防水工事で造る横樋ですので,屋根が寄棟等 の平面状,直角方向が交じり合う隅部でも,継箇所が生じません。
【図面の簡単な説明】
【図1】寄棟屋根伏図縮尺1/100(軒廻り横樋の設
置)
【図2】切妻屋根伏図縮尺1/100(両軒横樋の設
置)
【図3】軒のC位置,断面図縮尺1/10。
【図4】軒のC位置,横樋,略Z形断面図約縮尺1/1
0.
【図5】軒のD位置,断面図縮尺1/10.
【図6】軒のD位置,横樋,略Z形断面図約縮尺1/1
0.
【図7】軒のC位置(鼻隠板を垂れ木長手に直角の例)
断面図縮尺1/10.
【図8】軒のE位置(排水孔落し口を,めくら集水器が
受ける関係)断面図縮尺1/5.
【図9】従来の意匠状用いる箱樋又は内樋の,軒断面図
縮尺1/10.
【図10】従来の軒樋の,断面図縮尺1/10.
【図11】従来の持出金物で前面に幕板を付けた隠軒
樋,軒断面図縮尺1/10.
【符号の説明】
A 横樋 B 略Z形断面(横樋の断面) B1.B2 内角又は別称,雨水合流れ筋 B3.B4 外角 B5.B6 末端 1 通しあだ折又は別称,あだ折 2.3 下平面 4.5 立上り面又は立面.別称堤防 6 鼻隠板 7 おだれ.別称水切 8 広小舞造り立上り(下地) 9 広小舞造り構造材(下地)又は断面材 10 広小舞造り下地上端 11.12 上平面 13 広小舞 14 はぜ掛又は2重はぜ継 15 から草 16 鼻隠板(従来の) 17 軒天井 18 野縁 19 柱 20 桁 21 垂れ木 22 野地板 23 通し釣子 24 排水(孔)落し口.別称水下位置.仮称始点 25 めくら集水器 26 棟包 27 水上頂上 28 竪樋(呼び樋) 29 長手方向 30.51 前者は屋根勾配.後者は屋根 32 半円形軒樋(又円を半角に替た軒樋も用いられま
す) 33.35 前者は軒樋隠幕板.後者は樋隠板 34 持出金物 36 箱樋又は内樋
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項5】 建築現場において、下地造りの横樋装置
の下地面に、防水層を防水工事して成る請求項3記載の
横樋。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローマ字のZ字の2っの角の内,下側に
    ある1角を内角(B1.B2)とすると,上側にある1
    角は外角(B3.B4)とします,その外角の角度を約
    直角にした時の形態を略Z形の断面とします,その略Z
    形が横樋(A体の長手方向を直角に切断した所の略Z形
    断面(B)です,横樋(A)の装置は,建築物の屋根,
    切妻,方形,寄せ棟,照なし入母屋,造りのその屋根の
    母屋,木材の垂れ木,野地板までの工事,施工は,従来
    のとうりに行います,この様に屋根の垂れ木鼻切,野地
    板張,が終了した時期から,装置の下地造りに木材を用
    いて着始します,軒先の鼻隠板(6)の外部面より屋根
    側に広小舞(13)の幅の位置分を逃れた位置(2
    4),この位置が排水落し口(24),その下部のめく
    ら集水器(25)に雨水を処理する上端(24)であり
    横樋(A)機能では1番低い所の水下位置(24)で
    す,この水下位置を始点と仮称します,略Z形断面
    (B)中の内角(B1)は,始点(24)から(B2,
    27)水上頂上に連続してのびる内角(B1,B2)で
    あります,この内角溝が屋根その面全体の雨水をまとめ
    て流す道筋(B1,B2)内角であります,このまとめ
    て雨水を流す,筋は,1/30から1/200内の勾配
    を適当に用います,この合雨水道筋(B1,B2)の始
    点(24)から水上(B2,27)頂上に至る方向を直
    線で結んで表しますと,桁方向又は梁間方向の方向性に
    対し,僅かずつ角度を開きながら連続して伸びます,こ
    の直線は屋根(31)の屋根勾配(30)のその野地板
    (22)を僅かずつ沿う登って連続して伸びている訳で
    す,この両者は1っの直線です,この合雨水道筋である
    内角(B1,B2)だけを略Z形断面(B)から取出し
    ますと,ローマ字のV字形に似ています,この内角をは
    さむ1辺面その下平面の裏面が屋根勾配(30)の野地
    板(22)に密着します,向かい合うもう1辺面(4.
    5)は垂直から屋根側にたおれ気味面を必要とします,
    その裏面は広小舞造りの立上り構造面に密着します,こ
    の面の上部は外角(B3.B4)です,合雨水道筋内角
    (B2.27)の水上頂上地点,からのこの外角(B
    4)の高さは,屋根(31)からその勾配(30)圧で
    流れ来る雨量を受けきる程度までの低い高さとします,
    そして水圧が屋根側に僅か巻戻ながら合雨水道筋を流れ
    て行く角度を付けます,この外角(B4.B3)をはさ
    むあと1辺面は広小舞造り上端です,この上端の鈍い上
    り勾配先が建物外部側広小舞の先端です,この広小舞
    (13)の厚みの下端が屋根野地板より上方に突き出て
    いる鼻隠板(6)の上端に接続します,鼻隠板(6)の
    背の下端は垂れ木(21)の鼻先小口の下端に対して,
    僅か下げた位置(7)おだれ分等に取り付けます,この
    他下地造りは,屋根勾配の野地板の真上に直接その野地
    板をはさんで垂れ木上端と交差角度から連結するので,
    垂れ木と1体的連りとなり広小舞造り立上り構造の面
    は,積雪のすべり荷重に対し,樋の強度を超え寄棟等屋
    根では,雪止代りとなる強さです,そのうえ野地板上端
    面上に造るので,簡単に上記組合せの下地ができ上がり
    ます,いい換えれば屋根勾配とその下地をそのまま利用
    して,意匠状の背の範囲で鼻隠板の通常軒裏袋となる分
    を,野地板より上に突き出し,その分の空間を利用し
    て,横樋(A)内に対角線状の合雨水流れ道筋機能を生
    みだし,その構造から雪災害及び風化に対する強い体力
    を生みだします,以上の組合せの中に,横樋(A)の平
    面状態及び断面状態の形態も説明しました,この形態そ
    の物を密着的或いは接着的に受ける下地造りの横樋装
    置.
  2. 【請求項2】 横樋(A)の長手方向は,通常の住宅の
    屋根なら,その屋根軒1辺の長さ間は,継箇所がなく続
    ます,必要によっては桁方向及び梁間方向の1矩それぞ
    れの,屋根の2辺の長さをその1矩を連続して続ます.
    この長手方向を直角に切断仮定した切口面が略Z形断面
    (B)です,このZ形の外角(B4.B3)をはさむ1
    辺面の広小舞上端(11.12)上平面の真上から見下
    した断面方向を,横樋(A)の幅又は幅方向と呼びま
    す,横樋(A)の幅(B)の片方下平面の末端(B5)
    屋根(31)側の位置は,屋根の流れ勾配(30)の屋
    根葺材の,下流葺始材の下端面の適当な直下にあること
    です,この末端(B5)は,あだ折(1)とします,そ
    して末端(B5)の高さは,樹木の落ち葉等で,排水落
    し口(24)の穴の塞がりを想定した時,雨水が屋根下
    地内に浸入することなく,広小舞上端(11.12)よ
    り溢れ出る様,広小舞上端に対し適当に高い位置です,
    その高さで野地板上端に密着しながら水平線状に長手方
    向に続ます,幅(B)のもう片方側上平面の末端(B
    6)の位置は,建物外部側の広小舞側面から外部側に適
    度に長目(B6)を維持します,これは後の建築現場へ
    取付に使う長さの維持です,その状態で長手方向に続ま
    す請求項1記載の内容のその内の下地造り以外を加えて
    成る横樋装置。
  3. 【請求項3】 ローマ字のZ字の2っの角の内,下側に
    ある1角を横樋(A)の表面側で内角(B1.B2)と
    します,上側にある1角は表面側で外角(B3.B4)
    とします,この外角の角度を約直角に直します,すると
    この外角と脚下の内角に,はさまれている,1辺は鉛直
    となります,この1辺の表面側が横樋(A)の立面で
    す,屋根から流れ来る雨水を受けてまとめて流す堤防壁
    です,この脚下の内角より横樋の幅方向,言い換えると
    略Z形断面(B)方向その屋根側の末端(B5)間の1
    辺その面積は,下平面(2.3)と仮称します,この裏
    面は屋根の野地板(22)に密着又は接着します。説明
    を外角(B3.B4)に移します,幅方向を広小舞(1
    3)見付け側の末端(B6)間の1辺その面積は,上平
    面(11.12)と仮称します,この裏面は広小舞及び
    その造り(10)上端に密着又は接着します,この略Z
    形断面形の方向の交差方向が横樋(A)の長手方向で
    す,通常の住宅サイズの屋根なら横樋の長手方向は,そ
    の1軒間を継箇所がなく連続して続ます,この横樋の流
    れ勾配の最も低い水下位置は,排水孔落し口(24)始
    点です,ここから,めくら集水器(25)竪樋へと,排
    水処理します,通常の屋根ならその軒の左右のどちらが
    1方側の隅に,そこの立面(4)脚下に排水孔ふちを合
    わせ付けます,立面はここより他方隅,水上頂上(2
    7)へ連続して横樋内を対角線状に,屋根勾配(30)
    を僅かずつ,はい登ように連がる,この立面は雨水を合
    流,道筋とする堤防でこの低壁により流れ勾配1/30
    から1/200内を造ります,この結果下平面と立面
    は,水上側程せばまってゆき,上平面は前者にほぼ反比
    例して広くなってゆきます,この様に略Z形断面形から
    成る,下平面と立面そして上平面のそれぞれの平面積
    を,水下始点から水上頂上に至るまで変化させ,屋根勾
    配と適度な鼻隠板背の空間を利用することにより,長手
    方向に混じあう複数の角度とその勾配を融合して成る横
    樋。
  4. 【請求項4】 板状略Z形断面の横樋(A)は,通常の
    住宅屋根程度ならその軒1辺の長さ間を継箇所がなく連
    続する,その性能を可能とする略Z形断面(B)であ
    り,その上平面の頭上からアコーデイオンを押て折たた
    むように平均に押縮め緩い板状にします,この横樋
    (A)を長手方向ゆきに,直径80cm程度以上の巻芯
    を維持してロール状に巻収めます,建築現場に運搬,搬
    入後,そのロール状巻を解かし,緩い板状その角を開き
    ながら,建築設計図による角度の,略Z形断面(B)に
    直し戻します,そして風圧の作用による浮上り防止のた
    め,立上り(4.5)裏面に適当な板状を接合してか
    ら,先に造ってある横樋下地の上端にとりつけます請求
    項3記載の略Z形断面が薄い板状系でできている横樋。
  5. 【請求項5】 建築現場において,先に造ってある略Z
    形断面(B)の横樋(A)下地に,その下地面の上端
    に,防水層を防水工事して成る請求項3記載の横樋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108908910A (zh) * 2018-09-21 2018-11-30 德奥福臻越智能机器人(杭州)有限公司 车门上装饰板扣手部件包边装置及包边方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108908910A (zh) * 2018-09-21 2018-11-30 德奥福臻越智能机器人(杭州)有限公司 车门上装饰板扣手部件包边装置及包边方法
CN108908910B (zh) * 2018-09-21 2023-11-28 德奥福臻越智能机器人(杭州)有限公司 车门上装饰板扣手部件包边装置及包边方法

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