JP3060075B2 - ガスメータの試験装置 - Google Patents

ガスメータの試験装置

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JP3060075B2
JP3060075B2 JP3144005A JP14400591A JP3060075B2 JP 3060075 B2 JP3060075 B2 JP 3060075B2 JP 3144005 A JP3144005 A JP 3144005A JP 14400591 A JP14400591 A JP 14400591A JP 3060075 B2 JP3060075 B2 JP 3060075B2
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光司 穂坂
隆之 安藤
裕 西田
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トキコ株式会社
株式会社金門製作所
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータの試験装置
に係り、特に、一般家庭用のガスメータの検定に向けて
好適な試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用燃料として都市ガス、LPガスな
どが用いられているが、これらのガスの使用量を知るた
めに家庭用ガスメータが設置されている。
【0003】これらのガスメータは長時間使用後、精度
の良否を確認するために検定されるが、従来、この検定
のための基準器としてはピストンプルーバが一般的に用
いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ピストンプルーバは大形であり、家庭用メータの近くに
搬送し使用するには無理があり、かつ連続流通による計
測ができない欠点を有していた。
【0005】本発明は家庭用メータの近くへ容易に搬入
搬出可能な小形で、かつ連続計測できるガスメータの試
験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の構成を次の通りとした。即ち、回転軸に固
定されたカムを回転してピストンを往復動させると共に
ピストンの動きに同期して回転弁を作動させ給排気通路
を切り換えるピストン形流量計と、該ピストン形流量計
の回転軸とカップリングを介して出力軸が接続された可
変速モータと、該ピストン形流量計を通る流体の流量を
計測表示する計測表示手段と、前記ピストン形流量計の
給排気通路と受験器とを連通する配管と、前記ピストン
形流量計および前記受験器の流路内の流体圧力を計測す
る手段と該流路内の流体温度を計測する手段とからなる
ことを特徴とする構成とした。
【0007】
【作用】このような構成とすることにより、可変速モー
タを駆動してピストン形流量計のピストンを往復動さ
せ、所定流量の流体をピストン形流量計と受験器とに流
通させて、両者の流量表示を比較する。このように、ピ
ストン形流量計をポンプとして応用したので試験装置を
小型化できると共に連続計測も可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面にもとづいて以下に
説明する。
【0009】図1ないし図3において、1は車輪2をも
つ台車で、台車1上には上端に取付板4を備えたフレー
ム3が一体的に固定されている。取付板4には、その下
方に配置した下部取付板4′が複数の支柱5により支持
され、この下部取付板4′の上には後述するピストン形
流量計6が設置されている。取付板4の上には可変速モ
ータ8が搭載され、モータ8の出力軸9は取付板4を貫
通してピストン形流量計6の回転軸7と同心に位置する
ようにしてカップリング10にて接続されている。
【0010】また、ピストン形流量計6の回転軸7には
センサ12が一体的に固定されている。このセンサ12は非
磁性体の円板の外周部に多数(例えば50個)の磁石を等
間隔で、かつN極とS極を交互に埋め込んで成ってい
る。センサ12の外周に近接して磁気抵抗素子を埋め込ん
だカウンタヘッド14が配置されている。カウンタヘッド
14はカウンタ13に接続されており、カウンタ13において
回転軸7の回転数はパルスとして読み取られ、かつ流量
換算して表示部15にデジタル表示される。
【0011】ピストン形流量計6の側部には、複数のホ
ース接続具を有する集中継手16が設けられ、その内部に
は温度計17の感温部が収納され、またその上部には温度
計17の表示部が密に固定されている。さらに、集中継手
16に隣接して圧力計(マノメータ)18が立設され、ホー
スによって集中継手16に接続されている。
【0012】また、ピストン形流量計6をはさんで集中
継手16の反対側には、フレーム3に支持して、一対の受
験器取付具19、20が並列して取り付けられている。これ
らの受験器取付具19、20の上下にはそれぞれ継手19a、
20aが設けられ、下側の継手19a、20aには受験器24が
接続される。また、一方の受験器取付具19の上部には継
手19aを介してホース取付具Aが取り付けられ、他方の
受験器取付具20の上部には継手20aとT字形継手21を介
してホース取付具Bが取り付けられると共に図示省略の
圧力計と温度計が接続されている。これらの圧力計と温
度計によって受験器24内の流体圧力および流体温度が測
定される。
【0013】ホース取付具Bとピストン形流量計6の吸
入口C、ピストン形流量計6の排出口Dと集中継手16の
下部継手部Eはそれぞれホース23で接続される。これに
より、可変速モータ8が作動されると、ホース取付具A
から吸入された空気は受験器24内を通って、ホース取付
具Bから排出され、さらに、流量計6の吸入口Cから流
量計6内に流入し、排出口Dと集中継手16の下部継手部
Eを経てその上部継手部Fから大気へと排出される、図
5のブロック図により示される空気の流れが形成され
る。
【0014】装置の前面は図3により示されるようにフ
ロントパネル35で覆われ、その中央部には可変抵抗器2
2、必要があればブレーカ、オンオフスイッチなどが組
付けられ、可変速モータ8およびコントロールパック11
などと電気的に接続される。そして、可変抵抗器22の操
作により可変速モータ8の回転数が制御される。
【0015】ここで、ピストン形流量計6は公知のもの
で、一例として図4に示すような構造を有している。
【0016】図4において、25は本体で、この本体25の
中央部にはシリンダ26が水平にかつ略十字状に形成さ
れ、これらのシリンダ26内にはそれぞれピストン27が摺
動可能に組み込まれている。これらのピストン27はそれ
ぞれ対向するもの同士がヨーク29によって連結されてお
り、この連結部にはローラ28が取り付けられている。そ
して、回転軸7の中央部に一体的に取り付けられたカム
30の外端部が常にローラ28のどれかに接しているように
構成されている。回転軸7の下端部には回転弁31が取付
けられ、4つのシリンダのうち2つに給排気するように
通路の切り換えが行なわれている。即ち、ピストン27が
左方向に移動した図示位置において、空気は吸入口Cか
らシリンダGに吸入され、シリンダHに吸入されていた
空気は反対側のピストン27により排出され、さらに、内
部空間Kを経て排出口Dから排出される。
【0017】次に、上記のように構成した本実施例の作
用を説明する。
【0018】まず、家庭用ガス配管から取り外された受
験器24が継手19a、20aを介して受験器取付具19、20に
接続される。次に電源が投入され、可変抵抗器22のツマ
ミが回転されると可変速モータ8が始動し、ピストン形
流量計6の回転軸7が出力軸9と一体的に回転する。回
転軸7に一体的に取り付けられたカム30の回転によりロ
ーラ28を介してピストン27が動かされるのでこの流量計
にポンプの機能が生ずる。即ち、ホース取付具Aから吸
入された空気は受験器24内を通ってホース取付具Bから
排出され、ホース23を通りピストン形流量計6の吸入口
Cから吸入され流量計6内を通って排出口Dから排出さ
れ、さらに集中継手下部Eに至り、集中継手上部Fから
大気に排出される。流量計6のシリンダ26の排出容積は
一定なので流量計6の流量は回転軸7の回転数から流量
換算することができる。例えば、流量計6の1回転当り
の流量を0.51とし、センサ12の磁石数を50個とすれば、
カウンタ表示部では0.011 まで表示することができる。
【0019】可変抵抗器22によってモータ8の回転数を
調節して、流量計6の流量を例えば、 600l/hとか10
00l/hなどの規定流量に合わせて、計測開始時のカウ
ンタ表示部15と受験器表示部32と表示を同時に読み取
る。この間に流量計6を流れる空気の温度、圧力を温度
計17、圧力計18により、また、受験器24を流れる空気の
温度、圧力をT字形管継手21に接続した図示省略の温度
計、圧力計により計測する。
【0020】従って、両表示部15、32の表示値から見掛
けの流量誤差が得られ、温度、圧力の計測値、別に求め
ている流量計の器差値等を用いて受験器の器差が得られ
る。(計算法は例えば日本流量計工業界規格JEI1004
がある。)この測定は同一流量で4〜6回繰り返され
る。この方法で受験器許容流量域数点について行うこと
により、受験器の器差線図が得られ受験器の継続使用可
否が判定できる。
【0021】なお、本実施例においては受験器24はピス
トン形流量計6の上流に位置しているが、集中継手16の
上部Fとホース取付具Aをホースで接続し、ホース取付
具Bとピストン形流量計6の吸入口Cを開放し、更に、
流量計6の排出口Dを接続すれば、図6において示され
る空気の流れが形成され、受験器24をピストン形流量計
6の下流において使うことができる。また、本装置を受
験器設置場所近くに運搬し、本装置と受験器とをホース
で接続すれば、受験器を取り付けたままで生ガスを用い
て試験することもできる。但し、生ガスを用いる時には
受験器の排気口をガスバーナなどに接続して計測後の生
ガス処理に留意する必要がある。
【0022】
【発明の効果】以上述べたことから明なように、ピスト
ン形流量計をポンプとして応用したことにより、小形
で、且つ、連続計測が可能なガスメータの試験装置を提
供できる。
【0023】さらに、本発明においては、検定時の流量
計と受験器の各通路内の流体圧力および流体温度を測定
し、それぞれの測定流量の補正を行うので、精度の高い
検定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの試験装置のフロントパネ
ルを省いた一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明のガスメータの試験装置の内部図示を省
略した正面図である。
【図4】ピストン形流量計の断面図である。
【図5】本発明のガスメータの試験装置のガスの流れの
第1例を示すブロック図である。
【図6】本発明のガスメータの試験装置のガスの流れの
第2例を示すブロック図である。
【符号の説明】
6…ピストン形流量計 8…可変速モータ 15…カウンタ表示部 16…集中継手 17…温度計 18…圧力計(マノメータ) 23…配管(ホース) 24…受験器 32…受験器表示部
フロントページの続き (72)発明者 西田 裕 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番 3号 トキコ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−357418(JP,A) 特開 昭54−71661(JP,A) 実用新案登録2532948(JP,Y2) 実用新案登録2511696(JP,Y2) 特公 昭55−46562(JP,B2) 実公 平6−4276(JP,Y2) 実公 昭58−7296(JP,Y2) 実公 昭58−7297(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 25/00 G01F 3/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定されたカムを回転してピス
    トンを往復動させると共にピストンの動きに同期して回
    転弁を作動させ給排気通路を切り換えるピストン形流量
    計と、該ピストン形流量計の回転軸とカップリングを介
    して出力軸が連結された可変速モータと、前記ピストン
    形流量計を通る流体の流量を計測表示する計測表示手段
    と、前記ピストン形流量計の給排気通路と受験器とを接
    続する配管と、前記ピストン形流量計および前記受験器
    の流路内の流体圧力を計測する手段と該流路内の流体温
    度を計測する手段とからなることを特徴とするガスメー
    タの試験装置。
  2. 【請求項2】 前記各要素を台車に搭載したことを特徴
    とする請求項1に記載のガスメータの試験装置。
  3. 【請求項3】 ガス管系から取り外した受験器を取り付
    ける受験器取付具を有することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のガスメータの試験装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200492930Y1 (ko) * 2018-12-27 2021-01-06 노지호 애완견용 리드줄 액세서리
KR200494969Y1 (ko) * 2019-06-07 2022-02-14 유남석 식별이 용이한 애완동물용 견인줄

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KR200492930Y1 (ko) * 2018-12-27 2021-01-06 노지호 애완견용 리드줄 액세서리
KR200494969Y1 (ko) * 2019-06-07 2022-02-14 유남석 식별이 용이한 애완동물용 견인줄

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