JP3059987U - 灌水ノズル - Google Patents

灌水ノズル

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JP3059987U
JP3059987U JP1998010119U JP1011998U JP3059987U JP 3059987 U JP3059987 U JP 3059987U JP 1998010119 U JP1998010119 U JP 1998010119U JP 1011998 U JP1011998 U JP 1011998U JP 3059987 U JP3059987 U JP 3059987U
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Inventor
武夫 杉本
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有限会社杉本金型製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡易で、使用済ペットボトル等の貯水容
器を確実に支持して灌水を行う。 【解決手段】花壇、植栽鉢14の土中に差し込んで使用
する灌水ノズルにおいて、取付機構18を備えてなる取
付部20の一側に、ノズル本体22を形成させると共
に、側方に所定間隔を隔てて支持板24を形成させ、ノ
ズル本体22の周面に灌水孔26を穿孔させ、この灌水
孔26に灌水体28を装着してなり、使用済ペットボト
ル等の貯水容器16内に水を充填し、貯水容器16の開
口に灌水ノズルを取付機構18を介して取付け、花壇、
植栽鉢14の土中に差し込み、水を灌水孔26に装着し
た灌水体28を介して徐々に滲出させて灌水を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、草、花、木等の植物を植栽してなる花壇、および植木鉢、プランター 等の植栽鉢の土中に灌水を行うための灌水ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の例として、実用新案登録第3026845号公報記載の灌水器およ び実用新案登録第3040560号公報記載の灌水ノズルが知られている。
【0003】 両者は共に、下端ほど細くなる筒状のノズルの外表面に溝を形成し、この溝内に 注水孔を形成してなるノズルが主体であり、使用に際してはこのノズルを貯水容 器と止着結合させた後、植物が植栽された花壇および植栽鉢の土中に差し込み、 灌水を行うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来例は両者共、一個のノズルのみから構成されているため、ノズルを貯水容器 と共に花壇、植栽鉢の土中に差し込んだ際、貯水容器の支持力に欠け、支持力を 増大させるためにノズルの全長を長く形成することが不可欠となり、製品が大型 化し、製品コストが高騰するばかりか、取扱難いことが問題となっていた。
【0005】 また、ノズル表面の溝内に注水孔を形成させただけであるため、花壇、植栽鉢の 土中に差し込んだ際、貯水容器内に充填させた水の水圧により、注水孔から水が 勢い良く流出して土中に過剰に水が供給され、植物の根腐れの要因となっていた 。
【0006】 また、注水孔に閉塞具が装着されていないため、花壇、植栽鉢の土中に差し込ん だ際、注水孔内に、土、砂、石等が嵌まり込み、目詰まりし、特に粘土質の土中 において顕著に現われることが問題となっていた。
【0007】 また、ノズル表面に溝を形成すると共に、溝内に注水孔用凹部を形成させた複雑 な構造を採用しているため、成形し難いことが問題となっていた。
【0008】 本考案は、このような欠点に鑑み、構造が簡易で、使用済ペットボトル等の貯水 容器を確実に支持して灌水を行うことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、草、花、木等の植物を植栽した花壇、および植木鉢、プランター等の 植栽鉢の土中に差し込んで使用する灌水ノズルにおいて、使用済ペットボトル等 の貯水容器の開口外周面に形成された螺子部に対応する取付機構を備えてなる取 付部の貯水容器取付側と反対側に、先端に向けて細くなるノズル本体を形成させ ると共に、ノズル本体の側方に所定間隔を隔てて支持板を形成させ、ノズル本体 の周面に灌水孔を穿孔させ、この灌水孔に紐等からなる灌水体を装着してなり、 使用済ペットボトル等の貯水容器内に水を充填した後、貯水容器の開口に灌水ノ ズルを取付機構を介して取付け、灌水ノズル側から花壇、および植栽鉢の土中に 差し込み、貯水容器内に充填された水を、灌水ノズルの灌水孔に装着した灌水体 を介して徐々に土中に滲出させて灌水を行うことを特徴とするもの、またはノズ ル本体の灌水孔への灌水体の装着において、灌水体を予め筒部材内に挿通させた 後、この筒部材を灌水孔に装着させることを特徴とするである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案に係る灌水ノズルは、後述の貯水容器16である使用済ペットボトルに水 30を充填させ、この貯水容器16に取付け、草、花、木等の植物12を植栽し た花壇、および植木鉢、プランター等の植栽鉢14の土中に差し込んで使用する ものであり、図1〜図4に基づいて、以下のその構成を詳述する。
【0011】 貯水容器16の開口外周面に形成された螺子部に対応する取付機構18を備えて なる取付部20のペットボトル取付側と反対側に、先端に向けて細くなるノズル 本体22を形成させてある。
【0012】 本例において、貯水容器16は一般家庭で容易に入手可能な使用済ペットボトル である。
【0013】 また、取付部20の外形は、図3に示すように、略八角形状であり、また取付機 構18は貯水容器16であるペットボトルの開口外周面に形成された螺子部に対 応する螺子山である。
【0014】 ノズル本体22の側方に所定間隔を隔てて支持板24を取付部20のノズル本体 側と同一側に形成させてある。
【0015】 本例において、支持板24の形状は下端(図2において下側)に向けて細くなる 略三角形状であり、その高さはノズル本体22より低く成形してある。
【0016】 また、取り付けた貯水容器16である使用済ペットボトルの支持力を増大させる ため、ノズル本体22は取付部20の中心ではなく一側寄りに偏心させた位置に 形成させ、支持板24との間隔をより長く確保してある。
【0017】 また、取付部20、ノズル本体22および支持板24はプラスチック素材により 一体成形してある。
【0018】 ノズル本体22の周面に灌水孔26を穿孔させてある。
【0019】 本例において、灌水孔26はノズル本体22の中間部で、支持板24と反対側に 1個穿孔させてあり、この灌水孔26は灌水ノズル成形後、針、千枚通し等の器 具により穿孔させる他、成形時に穿孔させてもよい。
【0020】 この灌水孔26に紐等からなる灌水体28を装着してある。
【0021】 本例において、灌水体28は毛細管作用がある麻紐であり、灌水孔26に針、千 枚通し等の器具を介してノズル本体の外側から内側へ押し込み装着させてある。
【0022】 なお、図中30は貯水容器16である使用済ペットボトル内に充填させた水、3 2は植栽鉢14内の土、34は植栽鉢14の土中に滲出した水分、36は貯水容 器16である使用済ペットボトルの底部に必要に応じて穿孔させた通気孔を示す 。
【0023】 本考案に係る灌水ノズルを使用して植物12を植栽した植栽鉢14に差し込み、 土中に灌水を行う方法を以下に詳述する。
【0024】 まず、貯水容器16である使用済ペットボトル内に水30を充填する。
【0025】 次に、この貯水容器16の開口に灌水ノズルを取付機構18を介して取付ける。
【0026】 この際、取付機構18は貯水容器16である使用済ペットボトルの開口外周面の 螺子部に対応した螺子山であるため、両者は確実に螺着される。
【0027】 次に、灌水ノズル側から植栽鉢14の土中に差し込むと共に、必要に応じて貯水 容器16である使用済ペットボトルの底部に通気孔36を穿孔させる。
【0028】 この通気孔36により、灌水ノズルの灌水孔26に装着された灌水体28から貯 水容器16に充填された水分が滲出した際、貯水容器16内の空気層に負圧が加 わるのを防止し、スムーズに水分を滲出させることが可能となる。
【0029】 また、灌水ノズルを土中に差し込んだ際、ノズル本体22と共に支持板24が土 中に差し込まれるため、灌水ノズルに取り付けた貯水容器16である使用済ペッ トボトルは、ノズル本体22と支持板24とによる二点で確実に支持され、安定 性がよい。
【0030】 貯水容器16を確実に支持できる構造であるため、本灌水ノズルは従来例のよう に製品を大型化する必要がなく、製品の小型化が可能となる。
【0031】 また、貯水容器16内に充填された水30は、灌水ノズルの灌水孔26に装着さ れた灌水体28である麻紐の毛細管作用により徐々に土中に滲出するため、土中 に過剰に水が供給されることがなくなり、根腐れを防止することができる。
【0032】 また、灌水孔26に灌水体28が装着されているため、土中に差し込んでも灌水 孔26が土、砂、石等で閉塞されることがなく、灌水不良を生じることがない。
【0033】 また、図5に別の使用例が示してある。
【0034】 本例は、支持板24をノズル本体22と共に植栽鉢14の土中に差し込むのでは なく、ノズル本体22と支持板24間で、植栽鉢14の側壁を挟着させてノズル 本体22のみを植栽鉢14の土中に差し込み、灌水ノズルおよび取り付けられた 貯水容器16である使用済ペットボトルを確実に支持して灌水を行うものである 。
【0035】 また、図6にノズル本体22の灌水孔26への灌水体28の別の装着例が示して ある。
【0036】 本例は、灌水体28を予め鍔部を備えた筒部材38に挿通させた後、この筒部材 38を灌水孔26に装着させるものであり、灌水体22の灌水孔26への装着を 容易に行うことができる。
【0037】 なお、全例において、灌水ノズルはプラスチック素材により成形してあるが、そ の素材はプラスチックに限定されることはない。
【0038】 また、貯水容器16は使用済ペットボトルであるが、開口部に螺子部を形成させ た、動物、草木の形状をしたプラスチック製容器、その他の容器を使用すること は自由である。
【0039】 また、ノズル本体22は支持板24との間隔をより長く確保するため、取付部2 0の中心ではなく一側寄りに偏心させた位置に形成させてあるが、ノズル本体2 2を小径とし支持板24との間隔を長く確保すれば、取付部20の中心に形成さ せることは自明である。
【0040】 また、灌水孔26はノズル本体22の中間部に1個穿孔させてあるが、その位置 の変更および個数を2個以上とすることは自明である。
【0041】 また、灌水体28は麻紐であるが、毛細管作用がある素材の紐、組紐でもよく、 またスポンジ等であってもよい。
【0042】 また、図6に示す例において、筒部材38は鍔部を備えたものであるが、鍔部を 備えない通常の筒体とすることは自由である。
【0043】 また、全例とも、植栽鉢14の土中に灌水を行うものであるが、植物が植栽され た花壇等の土中に直接差し込んで灌水を行うことは自明である。
【0044】
【考案の効果】
本考案に係る灌水ノズルによれば、取付機構を備えてなる取付部の貯水容器取付 側と反対側に、ノズル本体およびノズル本体の側方に所定間隔を隔てて支持板を 形成させてあるため、灌水ノズルを土中に差し込んだ際、ノズル本体と共に支持 板が土中に差し込まれるので、灌水ノズルに取り付けた貯水容器は、ノズル本体 と支持板とによる二点で確実に支持され、安定性がよい。
【0045】 また、ノズル本体と支持板とにより貯水容器を確実に支持できる構造であるため 、製品の小型化が可能となる。
【0046】 また、灌水孔に灌水体が装着されているため、貯水容器内に充填された水は、灌 水体を介して徐々に土中に滲出するため、土中に過剰に水が供給されることがな くなり、植物の根腐れを防止することができる。
【0047】 また、灌水孔に灌水体が装着されているため、土中に差し込んでも灌水孔が土、 砂、石等で閉塞されることがなく、灌水不良を生じることがない。
【0048】 また、ノズル本体と支持板間で、植栽鉢の側壁を挟着させてノズル本体のみを植 栽鉢の土中に差し込むことにより、植栽鉢へ容易に装着し、貯水容器を確実に支 持して灌水を行うことができる。
【0049】 また、灌水体を予め筒部材に挿通させた後、この筒部材をを灌水孔に装着させる ことにより、灌水体の灌水孔への装着を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る灌水ノズルの縦断面図。
【図2】同、左側面図。
【図3】同、平面図。
【図4】使用状態を示す正面図。
【図5】別の使用状態を示す正面図。
【図6】別の灌水ノズルの縦断面図。
【符号の説明】
12 植物 14 植栽鉢 16 貯水容器 18 取付機構 20 取付部 22 ノズル本体 24 支持板 26 灌水孔 28 灌水体 30 水 38 筒部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草、花、木等の植物(12)を植栽した花
    壇、および植木鉢、プランター等の植栽鉢(14)の土中に
    差し込んで使用する灌水ノズルにおいて、使用済ペット
    ボトル等の貯水容器(16)の開口外周面に形成された螺子
    部に対応する取付機構(18)を備えてなる取付部(20)の貯
    水容器取付側と反対側に、先端に向けて細くなるノズル
    本体(22)を形成させると共に、ノズル本体(22)の側方に
    所定間隔を隔てて支持板(24)を形成させ、ノズル本体(2
    2)の周面に灌水孔(26)を穿孔させ、この灌水孔(26)に紐
    等からなる灌水体(28)を装着してなり、使用済ペットボ
    トル等の貯水容器(16)内に水(30)を充填した後、貯水容
    器(16)の開口に灌水ノズルを取付機構(18)を介して取付
    け、灌水ノズル側から花壇、および植栽鉢(14)の土中に
    差し込み、貯水容器(16)内に充填された水(30)を、灌水
    ノズルの灌水孔(26)に装着した灌水体(28)を介して徐々
    に土中に滲出させて灌水を行うことを特徴とする灌水ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】 ノズル本体(22)の灌水孔(16)への灌水体
    (28)の装着において、灌水体(28)を予め筒部材(38)内に
    挿通させた後、この筒部材(38)を灌水孔(16)に装着させ
    ることを特徴とする請求項1記載の灌水ノズル。
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