JP3055579U - 自然給水植木鉢 - Google Patents

自然給水植木鉢

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JP3055579U JP1998004930U JP493098U JP3055579U JP 3055579 U JP3055579 U JP 3055579U JP 1998004930 U JP1998004930 U JP 1998004930U JP 493098 U JP493098 U JP 493098U JP 3055579 U JP3055579 U JP 3055579U
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杉浦 劉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な水分を長期的に植物に供給する植木鉢
の自然給水装置を提供する。 【解決手段】 鉢体1の上側には環状の主貯水部2が設
けられ、鉢体1と主貯水部2は上蓋3と一体に貼合わせ
られ、主貯水部2は給水装置5を収容する。給水装置5
は導水管51、空気導管52、フィルタ53および流量
調節弁54を有する。導水管51の大部分は主貯水部2
の底板21の上側に設けられ、導水管51の進水口から
出水口512へ高度差のある傾斜状を呈し、かつ導水管
51の適当個所に導水管51と連通する直立状の空気導
管52が設けられ、出水口512に近い部分は主貯水部
2の底板21を貫通し、底板21の下側へ進入して、中
央土壌部4内の植物に対して土壌が必要とする適当な水
分や養分を長期的に自然に提供する。本考案の自然給水
植木鉢は植物に対して理想的な生育環境を与え、美観に
優れて室内環境を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自然給水植木鉢に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
伝統的な植木鉢に植物を植えるときは、土壌の状態に合わせ定期的に給水を行 っていた。また伝統的な植木鉢の鉢底には孔があり、給水した場合、水はその孔 から流れ出して周囲を汚すため、使用者は鉢の下側に受け皿を置き、流れ出した 水を受けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この水受けの水は鉢の土の中を流れているので、混濁になって不潔に なり、美観を損ねる。また、水受けに溜まった水は蚊などが発生し易く、病媒源 になる可能性もあるので、衛生上好ましくない。また、幼い子供が水受け内の水 をいじったり、鉢を倒して汚すことがる。さらに定期的に水を与える必要があり 、手間がかかり、また長期的に不在にすると、植えた植物が枯れてしまう。
【0004】 このような伝統的な植木鉢の欠点を改善するため、近年では鉢内に誘水束を設 け、絶えず鉢壁中の水分を鉢内の土に導入するような植木鉢が製造されている。 この方法によれば土の湿気を保つことができるが、逆に過剰な湿気が花や植物の 成長を妨げ、根部の腐敗を導くことがある。なぜならば、植物の根部は土中にお いて土内にある肥料や有機物等の養分を吸収するが、土が長期的に湿ると土中の 生物の新陳代謝が悪くなり、植物の根部は養分を吸収することが難しくなって、 根部の腐敗やかびの生長など病気が発生する。さらに、多孔束材または誘水束に よって水分を吸収しているので、水分の供給量を調整するのが難しく、鉢壁中の 限りある水量により短時間の給水ができるだけで、長期間外出する使用者にとっ ては実用的でない。
【0005】 本考案の主な目的は上述欠点と不便さに対して設計改善を行い、本考案の自然 供水調整法によって適切な給水量に調整し、植物が必要とする水分を長期的に提 供し、常に給水する必要をなくし、花や植物が充分かつ適当な水分を得ることの できる自然給水植木鉢を提供するものである。
【0006】 また別の目的は、水圧、大気圧および水の張力等を利用し、相互に調整させて 長時間にわたって供水できる給水装置を提供し、さらに気泡を土壌の中に送り込 んで植物の根部に助力を与える自然給水植木鉢を提供するものである。
【0007】 また別の目的は、多様な植物の育成に使用でき、かつ中央土壌部の根部の生長 空間の大きな自然給水植木鉢を提供するものである。
【0008】 また別の目的は、植木鉢自身の美観を保つほか、水と気泡の流動情況を視認す ることができ、使用がは水分の供給状況を知ることができる自然給水植木鉢を提 供するものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明の請求項1記載の自然給水植木鉢によると、土壌を貯溜するための鉢体 と、鉢体上側に形成される環状の主貯水部と、鉢体と主貯水部と一体に貼合わせ られる上蓋と、主貯水部内に環状に設置され、進水口から出水口へ高度差のある 傾斜状を呈し、主貯水部の底板を貫通して底板の下側に進入し、出水口から土壌 に対して水分を供給する導水管、出水口に接続されるフィルタ、底板の上側に置 かれ導水間の中途に接続される流量調節弁、及び導水管の流量調節弁の出水口側 の適当個所に導水管と連通し直立状に設置される空気導管を有する給水装置とを 備えるため、植物が必要とする水分を長期的に提供し、常に給水する必要をなく し、花や植物が充分かつ適当な水分を得ることができる。
【0010】 本発明の請求項2記載の自然給水装置によると、前記導水管の進水口近傍に導 水管内の水の流量の調節を行う流量調節弁が設けられるため、水圧、大気圧およ び水の張力等を利用し、相互に調整させて長時間にわたって適切な量を給水し、 さらに気泡を土壌の中に送り込んで植物の根部に助力を与えることができる。
【0011】 本発明の請求項3記載の自然給水装置によると、前記給水装置は、底板下側の 導水管の出水口に土の逆流による導水管の閉塞が避けられるフィルタが取付けら れるため、導水管に土が詰まることを未然に防ぎ、常に土中に水分を供給するこ とができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
本発明の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。 本発明の実施例による植木鉢の自動給水装置を図1〜図8に基づいて詳細に説 明する。
【0013】 図1から図4に示すように、本考案は鉢体1、透明な主貯水部2、上蓋3およ び給水装置5を有する。鉢体1と主貯水部2は一体に貼合わせられ、花や植物を 植え付て生育させる中央土壌部4が形成され、中央土壌部4は植付部41および 根部生長空間42を有する。根部生長空間42は花や植物に広い生育環境を与え 、植物の生存空間が大きくなり、花や植物は容易に土中の養分を吸収することが できる。主貯水部2の上側には上蓋3が貼付けられ、その上蓋3には対流孔31 があり、主貯水部2に対流作用をもたらす。鉢体1の内下側には隔板11および 集水部12が設けられ、土壌中で吸収されない水分を隔板11の貫通孔111を 経て集水部12に貯水する。貫通孔111の孔内にはスポンジ112が置かれ、 その中の一本のスポンジ112は集水部12の底面まで延伸し、自動的に集水部 12内の水分を吸付けることができ、鉢体1内の中央土壌部4の水分が不足した とき、長いスポンジ112によって自動的に水分を供給することができる。植木 鉢が室内に置かれる場合、集水部12底部の配水管121にはプラグ122を取 付けて口を塞ぎ、水分が外へ漏出して卓面や床を汚さないようにし、室外へ置く 場合はそのプラグ122を抜取り、雨のとき、排水管121から自動的に余った 水を排出する。
【0014】 図4から図8に示すように主貯水部2は、給水装置5の収容する。その給水装 置5には導水管51、空気導管52、フィルタ53および流量調節弁54が設け られ、導水管51の大部分は主貯水部2の底板21上側に置かれ、その導水管5 1の進水口511と出水口512は少々高度差のある傾斜状を呈し、かつ導水管 51の適当個所には導水管51と連通する直立状の空気導管52が設けられ、か つ出水口512に近い部分は主貯水部2の底板21を貫通し、底板21の下側へ 進入させ、かつその貫通させる部位は、土が貯水部2内の水を汚さないように密 閉する。出水口512に連接されるフィルタ53は中央土壌部4に対して水分を 供給することができ、そのフィルタ53は気泡石によって作られ、土の逆流を防 止し、出水口が塞がれることを未然に防ぐ。
【0015】 図5から図8に示すように、給水装置5は自然調節法を採用しており、水圧と 空気圧の相互作用を利用して給水を行い、長期的に植物が必要とする水分を供給 する。導水管51の進水口511から水が管内に進入すると、導水管51内には 水が充満する。水の流れの速度が速いと、進水口511から進入する水は流量調 節弁54によって調節され、管内に流れる水の量が減少する。水の流れが遅くな ると空気導管52から空気が進入し、気泡段を形成して空気を補填する。導水管 51内に長い気泡段が形成されると管内の水量は少なくなり、水流の速度が遅く なって流量調節弁54に制御される供水量は管内の空間を満たす。気泡段が一定 の量に達すると空気導管52からはそれ以上空気が入らないようになる。図7に 示すように、気泡段が導水管51の出水口512に流れ込み空気が押出されると 、気泡と気泡の間には少量の水が存在するので流速が増す。図8に示すように、 導水管51の出水口512近くの気泡の大部分が押出されると、導水管51内に 水が充満し、水は重量加速度の影響を受けて管内の水圧は臨界点(流れ出す水の 量が流量調節弁54によって制御されて進入する水の量よりも多くなる境界を臨 界点という。)に達した場合、水は導水管51を完全に充満することができずに 、直ちに空気導管52から再度空気が補填され、ふたたび図5に示す状態になり 、再度図5から図8の順序で導水管51内の水の状態は循環して推移する。気泡 段の空気が完全に押出され、フィルタ53の末端の近くから新しく発生した気泡 段の最初の気泡の前端は、各段の設定された時間の供水量であり、その設定時間 は3〜4時間またはもっと長い時間にし、そうすればある時間に達すると自然に 一巡し、循環して行われる供水目的が達成される。
【0016】 ところが、上述設定した供水循環時間は流量調節弁54と関連があり、その流 量調節弁54の作用は導水管51内の流量を減らし、供水量を調節しおよび各段 の供水の時間ごとの流速を制御するもので、その流量調節弁54を通る水の量が 少ないほど、その供水間隔はより長くなり、気泡段もより長くなる。逆に、水の 流れの量が多いほど、気泡段は短くなり、各段の供水間隔は相対的に短縮される 。
【0017】 本考案の植木鉢の構造は給水装置に調節され、一定間隔で供水する。このよう に自然に近い供水方式を提供するもので、水圧と空気圧によって自然に運転させ て繰り返して給水し、間歇的分隔供水の目的が達成され、主貯水部の透明な貯水 設計のため、水の流れや空気の運転状況を使用者が視認することができ、美観に 優れるとともに、使用者に水分の供給状況を把握させることができる。
【0018】 以上をまとめると、本考案の自然給水植木鉢の構造は自然環境と空間にあった 植木鉢であり、多様な植物が成長することができ、人間の生活環境と品質を向上 することができるもので、従来の植木鉢と比べれば、より大きい実用性と優れた 効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による自然給水植木鉢の斜視図
である。
【図2】本考案の実施例による自然給水植木鉢の分解斜
視図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】本考案の実施例による自然給水植木鉢の使用状
態を示す断面図である。
【図5】本考案の実施例による給水装置の循環動作の動
作説明図である。
【図6】本考案の実施例による給水装置の循環動作の動
作説明図である。
【図7】本考案の実施例による給水装置の循環動作の動
作説明図である。
【図8】本考案の実施例による給水装置の循環動作の動
作説明図である。
【符号の説明】
1 鉢体 2 主貯水部 3 上蓋 4 中央土壌部 5 給水装置 11 隔板 12 集水部 21 底板 31 対流孔 41 植付部 42 根部生長空間 52 空気導管 53 フィルタ 54 流量調節弁 111 貫通孔 112 スポンジ 121 排水管 122 プラグ 511 進水口 512 出水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01G 27/02 A01G 27/00 505B

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌を貯溜する鉢体と、 前記鉢体上側に形成される環状の主貯水部と、 前記鉢体と前記主貯水部と一体に貼合わせられる上蓋
    と、 進水口から出水口へ高度差のある傾斜状を呈し前記主貯
    水部の底板を貫通して底板の下側に進入し前記出水口か
    ら前記土壌へ水分を供給する導水管と、前記出水口に接
    続されるフィルタと、前記底板の上側に置かれ前記導水
    間の中途に接続される流量調節弁と、及び前記導水管の
    前記流量調節弁の出水口側の適当個所に前記導水管と連
    通し直立状に設置される空気導管とを有し、前記主貯水
    部内に環状に設置される給水装置と、 を備えることを特徴とする自然給水植木鉢。
  2. 【請求項2】 前記導水管の前記進水口近傍に前記導水
    管内の水の流量の調節可能な流量調節弁が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自然給水植木鉢。
  3. 【請求項3】 前記給水装置は、前記底板下側の前記導
    水管の出水口にフィルタが取付けられることを特徴とす
    る請求項1記載の自然給水植木鉢。
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