JP3059600U - 物品収納容器 - Google Patents
物品収納容器Info
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- JP3059600U JP3059600U JP1998009589U JP958998U JP3059600U JP 3059600 U JP3059600 U JP 3059600U JP 1998009589 U JP1998009589 U JP 1998009589U JP 958998 U JP958998 U JP 958998U JP 3059600 U JP3059600 U JP 3059600U
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- Japan
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- storage container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造を成すことによって容易に、ま
た、安価に製作可能であり、また、あらゆる形状の容器
に適用することができる外気と通気性を有する物品収納
容器であり、更には、ガスの流路を外部より視認し難い
構造としたので外観上に影響がなく、人為的な毒物等の
混入或はその他の原因によるゴミや埃等の異物が容器内
に混入することを防ぐことが可能な物品収納容器を提供
する。 【解決手段】 容体1にシール・ラベル等の貼着シート
2を貼付けた物品収納容器において、貼着シート2を非
貼着面4を残して容体1に貼付け、非貼着面4の容体1
に内部と外気を連通する連通孔5をあけ、この連通孔5
を非貼着面4を介して外気と連通させたことを特徴とす
る物品収納容器である。
た、安価に製作可能であり、また、あらゆる形状の容器
に適用することができる外気と通気性を有する物品収納
容器であり、更には、ガスの流路を外部より視認し難い
構造としたので外観上に影響がなく、人為的な毒物等の
混入或はその他の原因によるゴミや埃等の異物が容器内
に混入することを防ぐことが可能な物品収納容器を提供
する。 【解決手段】 容体1にシール・ラベル等の貼着シート
2を貼付けた物品収納容器において、貼着シート2を非
貼着面4を残して容体1に貼付け、非貼着面4の容体1
に内部と外気を連通する連通孔5をあけ、この連通孔5
を非貼着面4を介して外気と連通させたことを特徴とす
る物品収納容器である。
Description
【0001】
本考案は、保存中にガスを発生する食品、特に漬物等の発酵ガスを発生する発 酵食品等の食品類を収納するための通気性を要する収納容器に関する。
【0002】
漬物等の発酵食品は、製品化した後においてもその保存中に発酵し続け、発酵 ガス等のガスを発生する。このガスが容器内部に充満すると容器が膨張したり、 更には破裂したりすることがある。このため、一般に発酵食品等の食品を収納す る容器は、通気が可能のものを用いている。
【0003】 例えば、容器内部の収容物が外気と接触可能になるようにするために、蓋材と 収容物を収納する容器本体からなる容器において、蓋材を容器本体に被せる際に 、収容物から発生するガスの排出する流路を形成すべく蓋材と容器本体の形状を 夫々成形加工して、蓋材と容器本体を組合せた際に外部の空気との流路を保つよ うにする容器があった。
【0004】 また、主に味噌等の発酵食品に関しては、蓋材として多孔性材料や積層樹脂等 のガス透過性を有する材料をシート状に成形加工して設け、このシート状蓋材を 容器本体の開口部をシールするようにして貼付け、シート状蓋材より容器内部の ガスを透過可能にして収容物を保存するものがあった。また、特開平6−239 373号公報においては、容器本体にフランジ部を設け、このフランジ部に屈折 した溝を形成して蓋材を開口部であるフランジ部に密着させた際に容器内部と容 器外部が通じるようにして容器内部のガスを通過させて逃がすようにしている。
【0005】
しかしながら、蓋材と容器本体の形状を夫々加工して蓋材と容器本体の間にガ スの流路を形成する場合には、蓋材と容器本体が特殊な形状を要し、嵌め合わせ が複雑な構造になるために、型成形等においてコストアップの要因の一つとなっ ていた。また、シート状の蓋材をシール部材として成形する際においても材料と なるシート状ガス透過物質の製造過程において工程が複雑になったり、材料に特 殊加工等を施す必要性があったりしてコストと手間がかかる要因となっていた。
【0006】 更に、シート状の蓋材を容器本体に設ける際には容器本体の形状が限定され、 シート状蓋材を貼付可能になるような形状に容器本体の開口部を設ける必要があ った。 容器のフランジ部に溝を形成する場合には、フランジ部に溝を形成するための 更なる部位が必要になるため、密着面となる開口部の構造が限定され、また、屈 折した溝を形成するためのコストがかかっていた。
【0007】 本考案は、上記の実情に鑑みて開発したものであって、簡単な構造を成すこと によって容易に、また、安価に製作可能であると共に、あらゆる形状の容器に適 用することができる外気と通気性を有する物品収納容器であり、更には、ガスの 流路を外部より視認し難い構造としたので外観上に影響がなく、人為的な毒物等 の混入或はその他の原因によるゴミや埃等の異物が容器内に混入することを防ぐ ことが可能な物品収納容器である。
【0008】
上記の目的を達成するための本考案は、容体にシール・ラベル等の貼着シート を貼付けた物品収納容器において、貼着シートを非貼着面を残して容体に貼付け 、非貼着面の容体に内部と外気を連通する連通孔をあけ、この連通孔を非貼着面 を介して外気と連通させたことを特徴とする物品収納容器である。
【0009】 上記の容体は、箱体、袋、トレーその他の容器からなり、また、容体内に収納 する物品は、発酵性食品物であることが望ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】 本考案における物品収納容器の一実施形態を図面に基づいて具体的に説明する 。 図面において容体1は、発酵性のある食品物、例えば漬物等の収容物10を内 部に収納するための収納容器である。本実施形態における容体1は、略箱体形状 に設けているが、その形状には特にこだわらず、略箱体形状以外にも袋状やトレ ー状等の形状であってもよく、容体1の容器内部に収納物10を収納可能な形状 であればよい。
【0011】 貼着シート2は、接着材3によって容体1に貼着可能にしたシール、ラベル等 であり、簡単に破損しないものであれば紙質、ビニル質等その材質にはこだわら ない。
【0012】 貼着シート2は、裏面を容体1の上面の適宜位置に両面粘着性テープ等を貼り 付ける等の手段で貼着し、容体1に設けた連通孔5を外方から容易に視認ができ なくなるようにすると共に、連通孔5を介して容体1内部と容体1外部の外気が 連通するようにしている。
【0013】 連通孔5は、図において断面略円形状に設けているが、孔の形状は円形状以外 の形状であってもよく、容体1内部と外気が連通するように設けていればよい。 更に、連通孔5は、貼着シート2を貼着材3によって容体1に貼着する際に容体 1の外方より隠れる位置であれば、非貼着面4において複数箇所に設けるように してもよい。
【0014】 図5は、本考案の他の実施形態を示す平面図である。本実施の形態においては 、容体11に両面接着テープ等から成る接着材13を一体にして貼着し、その上 から貼着シート12を容体11に貼着する。また、貼着シート12は、貼着面1 3と貼着する貼着面積が大きくなることによって、より強固に容体11に貼着さ れ、容体1から剥れ難くなるようにしている。なお、14は非貼着面である。 このように貼着材を容体に貼着する際には、連通孔を塞がないようにすれば貼 着位置にはこだわらず容体の形状等によって適宜変えるようにすればよい。
【0015】 なお、各実施形態において、貼着する材料となるシート部材は前述したように紙 質、ビニル質等の薄材を材料として使用することが可能である。
【0016】 次に、上記の実施形態の作用を説明する。 本考案は容体1の非貼着面4に連通孔5を設け、この連通孔5は貼着シート2 と非貼着面4の間隙を介して外部雰囲気と連通しているので、外気との通気性を 保持することができ、更に、簡単な構造であるために特殊な製造工程を必要とせ ず容易に製造でき、また、安価に製作可能である。
【0017】 連通孔5は、外部より直接視認し難くなるように貼着シート2によって通常覆 い隠されているので、人為的な毒物等の混入等を防ぐことができ、また、ゴミ、 埃等の容体1内部への進入を防止することができる。
【0018】 容器本体である容体1は、複雑な形状にする必要がないので外観上の見栄えも よく、更には、その形状を略箱体形状に限らず、粘着シート2が貼着可能になる ようにしてあらゆる形状にすることができ、容体1内部の漬物等からなる収容物 10の発酵性を有する食品から発生する発酵ガスを容体1から外部に排出し、容 体1は、膨張したり破損したりすることがない。
【0019】
以上のことから本考案は、複雑な構造を要することなく、収納容器に連通孔を 設け、外気と連通可能に貼着シートを貼着することによって外部雰囲気との通気 性が保たれるのでコストがかからず、また、製造工程においても簡単に製作可能 である。更に、貼着シートで連通孔を覆っているため外観上の美観も損なわれる ことがないと共に、人為的に又は自然に収納容器外部からの異物、不純物又は毒 物等の混入を妨げることができる。
【0020】 更に、収納容器内に収納する食品の大きさ、形状等によって連通孔を増減する ことによって、発酵性を有する食品以外にも通気性が必要な様々な種類の食品物 等を収納することが可能であり、また、収納容器である容体の形状は貼着シート が貼着可能になるように設ければよいので、あらゆる形状の収納容器を製作する ことが可能である。
【図1】本考案における物品収納容器を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の貼着シートを剥離した状態を示す斜視図
である。
である。
【図3】図1のA−A線一部拡大断面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図4の他の実施形態を示す平面図である。
1、11 容体 2、12 貼着シート 4、14 非貼着面 5、15 連通孔 10 収納物
Claims (3)
- 【請求項1】 容体にシール・ラベル等の貼着シートを
貼付けた物品収納容器において、貼着シートを非貼着面
を残して容体に貼付け、非貼着面の容体に内部と外気を
連通する連通孔をあけ、この連通孔を非貼着面を介して
外気と連通させたことを特徴とする物品収納容器。 - 【請求項2】 容体は、箱体、袋、トレーその他の容器
である請求項1に記載の物品収納容器。 - 【請求項3】 容体内に収納した物品は、発酵性食品物
である請求項1又は2に記載の物品収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009589U JP3059600U (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 物品収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009589U JP3059600U (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 物品収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059600U true JP3059600U (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=43193451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009589U Expired - Lifetime JP3059600U (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 物品収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059600U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015056743A1 (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | シーレックス株式会社 | 通気ラベル |
-
1998
- 1998-12-03 JP JP1998009589U patent/JP3059600U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015056743A1 (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | シーレックス株式会社 | 通気ラベル |
JP2015098357A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-05-28 | シーレックス株式会社 | 通気ラベル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |