JP3059108U - カラーカメラを使った板の進行方向に平行なたてすじ状の欠陥を主に検出する検査装置。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板の進行方向と平行な細いたてすじ状欠陥
が従来の検査機では検出出来ないので他の欠陥と同じく
検出したい。 【解決手段】 照明系で赤色の帯状、青色の帯状の濃
淡列を作り、その強度差でたてすじ状欠陥を検出し、緑
照明系でその他の欠陥を検出する。カラーを色分けでは
なく、スペクトル分解による３列並列検査系統にする事
で解決した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、板状の製品、例えば鉄板、アルミ板、樹脂板のコイル巻板の欠陥検 査に属する。

【０００２】

【従来の技術】

板状製品の欠陥検査ではレーザー検査機、モノ黒カメラ検査機、カラーカメラ 検査機等が有り、板の進行方向に平行なたてすじ状欠陥は検出が難しく、見落と しが多い。その為、現在でも目視検査員が活躍している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

目視検査の場合は、側面から見る為、進行方向に平行なたてすじ状欠陥は発見 し易いが、カメラで板の上面、又は下面から撮像した場合、照明による反射光が 均一化されて、進行方向に平行なたてすじ状欠陥はかなり深いものでなければ検 出できない。細くて浅いたてすじ状欠陥を画像的に検出したいのである。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

照明系で赤色の帯状、青色の帯状の濃淡波を作る事で、たてすじ状欠陥の検出 に最高の状態になる。 図２で説明するとは赤の点照明で、は青の点照明、は緑のライン照明であ る。赤点照明は’波形として検出される。の青点照明は’波形の如く検出 される。の緑ライン照明は’の様なフラット波形となり、たてすじ状欠陥 は赤波形に於て下向き波形として検出され、又青波形に於ては上向き波形として 検出する事が出来目的を達する。尚、緑はその他の凹凸、異物汚れ等の欠陥検出 に使用する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１の様に流れる板状の被検査物上に〜ｎの赤点照明列とその間に〜 ｎの青点照明列を配置し、その隣に緑色ライン照明を重複して配列する。のカ ラーカメラで撮像し赤、青、緑の出力をそれぞれの処理機で処理し、欠陥を検 出する検査装置である。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり色点列照明とカラーカメラの組み合わせで図１の様な 配列で、今まで撮像検出出来なかったたてすじ状の欠陥が検出出来る様になった 。

【０００７】 カラー照明系とカラーカメラで色としてではなく、スペクトル分解による３列 並列検査により従来不満足であった流れるコイル状の長尺板のたてすじ状の欠陥 検査が完全になり、目視検査の必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の配置図である。

【図２】本考案の照明と撮像波形及び欠陥の説明図であ
る。

【符号の説明】 赤色点照明 ’ 赤色照明波形 〜ｎ 赤色点照明列 青色点照明 ’ 青色照明波形 〜ｎ 青色点照明列 緑色ライン照明 ’ 緑色照明波形 被検査板 レンズ カラーカメラ 細いたてすじ状欠陥 ’ 赤青で照明し欠陥を検出した波形 各色毎の回路処理機 欠陥出力 ▲１０▼ 被検査板進行方向

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 進行する板状の不良検査をする場合、進
   行方向に平行なたてすじ状の欠陥を、一定の間隔で並べ
   た赤光源と位相を違えた青光源を持ち、更に緑のライン
   状光源を備えた照明系を作り、この照明系とカラーカメ
   ラで撮像し、赤、青の帯状の撮像画像から進行方向に平
   行なたてすじ状欠陥を検出し、更に緑色にてその他の欠
   陥を検出及び、シエーディングする補正を行う画像処理
   部を備えたカラーカメラを使った板の進行方向に平行な
   たてすじ状の欠陥を主に検出する検査装置。