JP3059106U - 護身用衣類 - Google Patents

護身用衣類

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JP3059106U
JP3059106U JP1998009486U JP948698U JP3059106U JP 3059106 U JP3059106 U JP 3059106U JP 1998009486 U JP1998009486 U JP 1998009486U JP 948698 U JP948698 U JP 948698U JP 3059106 U JP3059106 U JP 3059106U
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blade
metal plate
proof protector
clothing
gap
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JP1998009486U
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Inventor
隆博 佐野
Original Assignee
有限会社 佐野製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽くて着用時の身体の負担が小さく、かつ、
刃物から確実に身を護ることができる護身用衣類を提供
する。 【解決手段】 複数枚の金属板を間にスペーサ7を介し
て隙間8を形成しながら積層した防刃プロテクター3を
構成して、この防刃プロテクター3を衣類本体に装着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シャツやジャケットなどの内側に着用することにより、暴漢等に襲 われて刃物で刺されても身を護ることができる護身用衣類に関する。
【0002】
【従来の技術】
刃物から身を護る従来の護身用衣類は、刃物を突き通すことができないほど厚 くて硬い1枚の金属板を防刃プロテクターとして衣類本体に取り付けた構造にな っている。
【0003】
【従来技術の問題点】
上記のような従来の護身用衣類は、金属板が重いので着用時の身体の負担が大 きいという不満がある。また、金属板が硬いので、刃物で突いたときに、刃先が 撥ねかえされたり滑って脇に逸れることがあり、金属板でカバーされていない身 体部分が傷付く恐れがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、軽くて着用時の身体の負担が小さく、かつ、刃物から確実に 身を護ることができる護身用衣類の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案の護身用衣類は、複数枚の金属板を間に スペーサ7を介して隙間8を形成しながら積層した防刃プロテクター3を構成し て、この防刃プロテクター3を衣類本体1に装着したことを特徴とする、という 構成を採るものである。
【0006】
【作用】
本考案の防刃プロテクター3は、複数枚の金属を間に隙間8を形成しながら積 層した構造にしたので、従来の金属板が一枚の防刃プロテクターと比較すると、 全体の厚みを同一にした場合、当然本考案の防刃プロテクターに使用した1枚当 たりの金属板の厚みが減少し、かつ、隙間8の分だけ金属板全体の厚みも減少す ることになる。したがって、同一材料の金属板を使用した場合、本考案の防刃プ ロテクターは従来の防刃プロテクターより格段に軽くなる。また、1枚当りの金 属板は厚みが減ることにより強度も減少して刃物が貫通する心配があるが、全体 構造として見た場合は防刃性能に問題はない。すなわち、金属板は薄くしたこと により刃物で突いたときに変形しやすくなり、刃物による衝撃を吸収する作用が 生じる。また、金属板と金属板との間に存在する隙間も緩衝作用を有する。した がって、刃物がたとえ1枚目の金属板を貫通しても、2枚目以降の金属板に対す る衝撃力は次第に段階的に弱まるので、何枚目かの金属板が刃先を確実に食い止 めることができる。また、金属板を薄くすることにより上記のように外側の金属 板は刃先が当たって凹んだり刃先が貫通しやすくなるが、これが却って好都合と なる。すなわち、上記の従来の防刃プロテクターのように刃先が金属板で撥ねか えされたり滑って逸れることがないので、防刃プロテクターでカバーされていな い身体部分に刃先が向かう恐れが少ない。
【0007】
【実施例】
以下、図示した本考案の一実施例について説明する。まず、図1に示すように 、衣類本体1はベスト形になっていて、その左右の前身頃と後身頃とに、すなわ ち、胸部と背中部とに、それぞれポケット2を設けている。この衣類本体1はメ ッシュで形成され、分割可能となっている。そして、図2に示すように、各ポケ ット2に防刃プロテクター3を挿入して装着している。ポケット2の開口部は面 ファスナー4で閉じることができるようになっている。なお、本考案は衣類本体 1をこの実施例のベストに限定するものではない。他の種類の衣類にも勿論実施 可能である。また、この実施例では防刃プロテクター3をポケット2に挿入して いるが、防刃プロテクター3の装着方法もこれに限定するものではない。
【0008】 次に、防刃プロテクター3は、図3及び図4に示すように、4枚の金属板、す なわち、外側から順にアルミ板5、アルミ板5及び2枚重なったチタン板6を積 層し、各板の間にスペーサ7を挟んで隙間8を形成した構造になっている。4枚 の金属板は四隅をリベット9でスペーサ7と共に固着している。なお、本考案は 金属板を上記実施例のアルミ及びチタンに限定するものではなく、ステンレス等 その他の金属板も勿論使用可能である。また、金属板の枚数も自由であり、この 実施例のように4枚に限定するものではない。金属板は身体にフィットするよう に身体の形状に合せて曲面状に屈曲させることが好ましい。この実施例では、金 属板は厚みが約1mm程度のものを使用しているが、この金属板の厚みも自由で あり、これに限定するものではない。また、この実施例では、スペーサ7の厚さ 、すなわち隙間8の幅は約3mm程度にしているが、隙間8の幅も自由であり、 これに限定するものではない。なお、スペーサ7の材料は自由であるが、弾力性 を有して緩衝作用のあるゴムなどを使用するのが好ましい。
【0009】
【考案の効果】
本考案の護身用衣類は上記の通りであり、刃物で突かれても金属板を積層した 防刃プロテクターにより刃先を確実に食い止めて身体を安全に護ることができる という効果がある。 また、金属板を薄くすることができるので、軽くなって身体の負担が減り着用 が楽になるというメリットがある。 また、金属板を薄くすることにより、外側の金属板に刃先が当たって凹んだり 貫通しやすくなるが、それが却って好都合となる。すなわち、刃先が撥ねたり滑 ったりして脇に逸れにくくなるので、刃先が防刃プロテクターでカバーされてい ない身体部分を傷付けにくくなる。 また、金属板と金属板の間に隙間を設けることにより、通気性が良くなって蒸 れたりせず、快適に着用することができる。 また、同じく隙間を設けることにより洗浄も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】防刃プロテクターのみの斜視図である。
【図4】図3のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
1 衣類本体 2 ポケット 3 防刃プロテクター 4 面ファスナー 5 アルミ板 6 チタン板 7 スペーサ 8 隙間 9 リベット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の金属板を間にスペーサ7を介し
    て隙間8を形成しながら積層した防刃プロテクター3を
    構成して、この防刃プロテクター3を衣類本体1に装着
    したことを特徴とする護身用衣類。
JP1998009486U 1998-11-13 1998-11-13 護身用衣類 Expired - Lifetime JP3059106U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002006757A2 (fr) * 1997-10-16 2002-01-24 Yoshiro Kawashima Tablier pare-balles/pare-couteaux
JP2010521639A (ja) * 2006-11-30 2010-06-24 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 間隔を置いて配置された軽量複合材料防護物品

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