JP3058848U - ボトルラベル収集ノート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルから剥離したラベルを統一性を持って
整理でき、ラベルが貼付されていたボトルの内容物に関
する情報やそれに付随する思い出や感想等の個人的な記
録を、付着したラベルに関連付けて記載することがで
き、初心者でも簡単に使用できるボトルラベル収集ノー
トを提供する。 【解決手段】 ラベルを付着するためのラベル付着欄
と、該ラベル付着欄に付着するラベルが貼付されていた
ボトルに関する情報および該ボトルに関する個人的な記
録を記入するためのボトル情報記入欄および個人記録記
入欄とが各用紙の表裏または各見開き２頁上に設けられ
る。ラベルをボトルから剥ぎ取るための複数枚のラベル
剥取用シートが、見開き２頁の一方の頁の他方の頁に隣
接する側にその入口が位置するように見開き２頁の前記
一方の頁に配設された蓋を有する袋状の収納部に収納さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ワインや清酒等のボトルに貼付されていたラベルを整理して収集す るための収集ノートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年のワインブームや清酒ブームに伴って、飲食したワインや清酒等のボトル または瓶（以下、単に「ボトル」という。）に貼付されているラベルを収集する こともまた愛好家の間でブームとなっている。

【０００３】 しかしながら、ボトルから剥離したラベルは汎用のノートに各自が適当に貼付 して整理されているため、統一性がなく、視覚的に乱雑な感覚しか与えることが できないものであった。また、近年、バインダ式のラベルアルバムと称されるも のが販売されているが、主として専門家向けのもので、高価であるだけでなく、 色、状態、味、香り等々、非常に細かな事項について記入したり採点したりする ものであり、初心者にとって非常に使い難いものであった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ボトルから剥離したラベルを統一性を持って整理でき、ラベルが貼 付されていたボトルの内容物に関する情報やそれに付随する思い出や感想等の個 人的な記録を付着したラベルに関連付けて記載することができると共に、ラベル の剥離手段をも備えることによって初心者でも簡単に使いこなすことができるボ トルラベル収集ノートを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によるボトルラベル収集ノートは、ラベルを付着するためのラベル付着 欄と、該ラベル付着欄に付着するラベルが貼付されていたボトルに関する情報お よび該ボトルに関する個人的な記録を記入するためのボトル情報記入欄および個 人記録記入欄とが各用紙の表裏または各見開き２頁上に設けられていることによ り上記課題を解決している。これにより、ラベルとそれに関連したボトルの情報 および個人的な記録とを明瞭に関連付けて整理することができる。

【０００６】 本考案のボトルラベル収集ノートはまた、ボトル情報記入欄を、ラベル付着欄 に付着するラベルが貼付されていたボトル内容物の銘柄、種類、産地名および／ または生産者名を記入できるように構成し、そして、個人記録記入欄を、ラベル 付着欄に付着するラベルが貼付されていたボトルの飲食場所、購入場所および／ または購入価格、飲食時の感想および／またはそのときの料理メニューを記入で きるように構成することもできる。これにより、記入すべきボトルの情報および 個人的な記録を統一させることが容易になり、記載モレを回避することができる 。

【０００７】 更に、本考案のボトルラベル収集ノートは、ラベル付着欄を各見開き２頁の一 方の頁に配置し、そしてボトル情報記入欄および個人記録記入欄を見開き２頁の 他方の頁に配置することもできる。これにより、より容易にボトルの情報および 個人的な記録とを明瞭に関連付けて整理できると共に、両者を見開き状態で同時 に視認することができる。

【０００８】 本考案のボトルラベル収集ノートは更に、一面側に粘着層を有する透明シート と該粘着層上に着脱自在に付着された剥離紙とからなる、ラベルをボトルから剥 ぎ取るための複数枚のラベル剥取用シートを、見開き２頁の一方の頁の他方の頁 に隣接する側にその入口が位置するように見開き２頁の前記一方の頁に配設され た袋状の収納部に収納してもよい。ラベル剥取用シートは剥離紙を取り外し、ボ トルに貼付されたラベルに粘着層を介して透明シートを確実に付着させた後、透 明シートを剥ぎ取るように用いられる。これにより、ラベルはボトルへの貼付面 側と印刷面側とに分離され、ラベルの印刷面が透明シートに付着され、このラベ ルを付着させた透明シートをラベル付着欄に付着することによりラベル自体の整 理は終了する。袋状の収納部の入口が見開き２頁の一方の頁の他方の頁に隣接す る側に位置していることにより、その内部に収納されたラベル剥取用シートは、 見開き状態でしか取り出すことができず、収納部から不用意に抜け落ちて喪失し たり毀損されてしまうのを回避することができる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案の実施例によるボトルラベル収集ノートは、図１に示すように、ラベル Ｌを付着するためのラベル付着欄１と、ラベル付着欄１に付着するラベルＬが貼 付されていたボトルＢ（図４参照）に関する情報を記入するためのボトル情報記 入欄２と、そのボトルに関する個人的な記録を記入するための個人記録記入欄３ とが各用紙の表裏または各見開き２頁上に設けられている。

【００１０】 各欄の寸法形状および／またはその配設位置は、作成するボトルラベル収集ノ ートの寸法形状に応じて適宜に選定されるが、ラベルの付着作業と各欄への記入 作業とを同一頁で行うことにより生じる可能性のある無用な毀損を避けるために 、見開き２頁の一方の頁（図示の場合、左側の頁）にラベル付着欄１を設け、他 方の頁（図示の場合、右側の頁）にボトル情報記入欄２と個人記録記入欄３とを 設けるのが好ましい。

【００１１】 ボトル情報記入欄２および個人記録記入欄３は、単なる空欄として設けること もできるが、記載モレを回避しかつ記載事項の統一性を持たせるために個々の記 載事項を指示する見出しを付した記入欄を個別に設けておくのが好ましい。この 記載事項としては、ボトル情報記入欄２の場合、ボトルに入っていた内容物の銘 柄、種類、産地名および／または生産者名を挙げることができ、個人記録記入欄 ３の場合、ボトルの飲食場所、購入場所および／または購入価格、飲食時の感想 および／または飲食時の料理メニューを挙げることができる。この他の記載事項 としては、原材料の産地名や名前や収穫年、醸造方法、品質格付け、色、状態、 味、香り等々があるが、専門的な項目が過剰に増えて使い難くなってしまうこと がないように前述の項目程度に抑えるべきである。

【００１２】 本考案のボトルラベル収集ノートはまたラベルをボトルから剥ぎ取るための複 数枚のラベル剥取用シート４を備えることもできる。ラベル剥取用シート４は、 図２に示すように、一面側に粘着層４ａを有する透明シート４ｂと粘着層４ａ上 に着脱自在に付着された剥離紙４ｃとから構成される。ラベル剥取用シート４の 大きさは、後述から明らかとなる理由により、ラベル付着欄１と同等またはそれ よりも小さく、かつ、剥離すべきラベルＬよりも大きく形成される。

【００１３】 ラベル剥取用シート４は、図３に示すように、見開き２頁の一方の頁（図示の 場合、右側の頁）の他方の頁（図示の場合、左側の頁）に隣接する側にその入口 ５ａが位置するように見開き２頁の前記一方の頁に配設された袋状の収納部５に 収納されている。収納部５は、好ましくは、入口５ａを開閉自在に閉じるための 蓋５ｂを有する。この収納部５が設けられる頁は綴じ込まれる用紙の頁であって もよいが、ラベル剥取用シート４の無用な変形を回避するために、一般的により 硬い用紙を用いて作成される表または裏表紙の内側の面に収納部５を設けるのが 望ましい。

【００１４】 上述の如く構成される本考案のボトルラベル収集ノートの使用方法について、 図４〜６を参照して、以下説明する。

【００１５】 最初に、ラベル剥取用シート４を収納部５から取り出し、剥離紙４ｃを剥いで 透明シート４ｂをボトルＢのラベルＬに粘着層４ａを介して確実に付着させ（図 ４参照）、次いで、透明シート４ｂを剥ぎ取ることによりボトルＢからラベルＬ を剥ぎ取る。このとき、ラベルＬはボトルＢに貼付された貼付面側の部分と、透 明シート４ｂに付着した印刷面側の部分とに分離される（図５参照）。ラベルＬ の印刷面側部分が付着した透明シート４ｂはラベル付着欄１に付着されてラベル 自体の処理を終了する（図６参照）。ボトル情報記入欄２および個人記録記入欄 ３への記入は、ラベルの付着作業の前後の適当な時機に行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例によるボトルラベル収集ノート
を見開き状態で示す図である。

【図２】本考案の実施例によるボトルラベル収集ノート
に備えられるラベル剥取用シートを示す図である。

【図３】図２に示すラベル剥取用シートの収納手段を説
明するための図である。

【図４】ラベル剥取用シートをラベルに付着させた状態
を示す図である。

【図５】ラベル剥取用シートによってラベルを剥離した
状態を示す図である。

【図６】剥離したラベルをボトルラベル収集ノートに付
着する状態を示す図である。

【符号の説明】

１ ラベル付着欄 ２ ボトル情報記入欄 ３ 個人記録記入欄 ４ ラベル剥取用シート ５ 収納部 Ｂ ボトル Ｌ ラベル

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ラベルを付着するためのラベル付着欄
   と、該ラベル付着欄に付着するラベルが貼付されていた
   ボトルに関する情報および該ボトルに関する個人的な記
   録を記入するためのボトル情報記入欄および個人記録記
   入欄とが各用紙の表裏または各見開き２頁上に設けられ
   ていることを特徴とするボトルラベル収集ノート。
2. 【請求項２】 前記ボトル情報記入欄はラベル付着欄に
   付着するラベルが貼付されていたボトル内容物の銘柄、
   種類、産地名および／または生産者名を記入できるよう
   に構成され、そして前記個人記録記入欄はラベル付着欄
   に付着するラベルが貼付されていたボトルの飲食場所、
   購入場所および／または購入価格、飲食時の感想および
   ／または飲食時の料理メニューを記入できるように構成
   されていることを特徴とする請求項１記載のボトルラベ
   ル収集ノート。
3. 【請求項３】 前記ラベル付着欄は各見開き２頁の一方
   の頁に配置され、そして前記ボトル情報記入欄および個
   人記録記入欄は前記見開き２頁の他方の頁に配置されて
   いることを特徴とする請求項１または２記載のボトルラ
   ベル収集ノート。
4. 【請求項４】 一面側に粘着層を有する透明シートと該
   粘着層上に着脱自在に付着された剥離紙とからなる、ラ
   ベルをボトルから剥ぎ取るための複数枚のラベル剥取用
   シートをさらに備え、該ラベル剥取用シートは見開き２
   頁の一方の頁の他方の頁に隣接する側にその入口が位置
   するように見開き２頁の前記一方の頁に配設された袋状
   の収納部に収納されていることを特徴とする請求項１、
   ２または３記載のボトルラベル収集ノート。