JP3058763U - 撒き餌籠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 籠釣り時、仕掛けに用いる撒き餌籠を所定の
水中の深度に設定した後に、撒き餌を放出でき得る撒き
餌籠装置を提供する。 【構成】 複数の撒き餌開口３６を備えた撒き餌籠１４
と、撒き餌籠１４の投入の際に撒き餌籠１４の下端側と
なる位置に取りつけられた編み目袋４０と有し、この編
み目袋４０は、可撓性を有し屈曲変形自在な素材からな
り、撒き餌籠１４を、撒き餌籠下端側から保持し得るよ
うに収納させて取りつけられ、さらに、編み目袋４０は
撒き餌籠１４を投入して水中を降下する時には撒き餌籠
１４の表面を被覆するように係着するように変形すると
ともに、撒き餌籠１４の上方へのしゃくり動作の際に水
中を強制的に上昇させられるときには編み目袋４０の周
縁４４が撒き餌籠本体の表面から離脱するよう変形可能
に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、撒き餌を籠内に充填して仕掛けとともに水中に投入して集中的な撒 き餌効果を起こさせながら魚等を釣り上げるいわゆる籠釣り仕掛け用の撒き餌籠 装置に関する。

【０００２】

【考案の属する技術分野】

一般に、釣りを行う場合、仕掛けを行うが仕掛けには、対象魚、釣り場、釣り 方の違いにより種々の方法がある。例えば、図７に示すように、道糸１１の先に よりもどし１２を介して撒き餌籠１４の上端側を取りつけ、該撒き餌籠１４の下 端側によりもどし１２を介して複数の枝糸（エダス）１６を所要間隔ごとに取り つけた幹糸１８を連結させ、この幹糸１８の下端によりもどし１２を介して重り ２０を接続した籠釣り仕掛け２２がある。釣りに際してはこの仕掛けを水中に投 入し所望の深さに下降させ、撒き餌籠から撒き餌を放出することで集魚し釣りを 行うものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の籠釣り仕掛けでは、例えば図６に示す撒き餌籠１４が知られ ている。撒き餌籠１４は、図示のごとく金属線を加工して形成され縦に湾曲して 延びている４個の外形枠３０とこれらの外形枠３０を横に連接して四角形を構成 する複数の格子線３２にて、二個の略四角錐の底面同士を重ね合わせた外形形状 を有し、外形枠３０の両先端部はそれぞれ収束結合している。外形枠３０と格子 線３２はその交差部及び接触部を溶接またはロウ付けにより接合され、外形枠の 上端側３３及び下端側３４にはよりもどしを係止させるための係止孔３５を有し ている。外形枠と格子線又は格子線と格子線にて囲まれた複数の閉区域は水中に て撒き餌が放出される撒き餌開口３６となる。また、撒き餌籠の一側面２４の略 中央部に平面視略長方形の挿入扉２６が設けられており、フック３８により外形 枠３０に開閉自在に係着するようになっている。この撒き餌籠を仕掛けに用いる には、図７に示すように、撒き餌を充填した撒き餌籠１４を道糸１１と幹糸１８ の間に取りつけ籠釣り仕掛けを作り水中に投入する。仕掛けは重りに誘導され所 望の深さまで沈めるが、比較的大きな魚を釣りの目標にする時は仕掛けを水深深 く沈めていく場合が多い。この場合、従来の撒き餌籠では撒き餌開口が広いと所 望の深度に届く前に途中で撒き餌が撒き餌開口３６から放出されてしまい、撒き 餌開口が狭いと撒き餌が所望の深度に達しても撒き餌がなされないという不都合 があり任意の深度に撒き餌を撒くという当初の目的を果たせないことがあった。 また、このような従来の撒き餌籠では、着水後、水中で露出状態の撒き餌開口か ら集魚剤やその他の練り状の撒き得要素が水中で解け出してすぐに放出されてし まい目的の水深に到達する時には十分な撒き餌を行なうことができにくいもので あった。

【０００４】 本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は極めて簡単 な構成で、撒き餌開口の大小にかかわらず、しかも撒き餌籠に充填された撒き餌 を所望の深度まで放出させないで確実に保持し、しかるべき深さに達した時点で 確実に撒き餌操作を行なえる撒き餌籠装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、複数の撒き餌開口３６を備えた撒き餌籠 １４と、撒き餌籠１４の投入の際に撒き餌籠１４本体の下端側３４となる位置に 取りつけられた編み目袋４０とを有し、この編み目袋４０は、可撓性を有し屈曲 変形自在な素材からなり、撒き餌籠１４を、撒き餌籠１４下端側から保持し得る ように収納させて取りつけられ、さらに、編み目袋４０は撒き餌籠１４を投入し て水中を下降するときには撒き餌籠１４の表面を被覆して係着するように変形す るとともに、撒き餌籠の上方へのしゃくり動作の際に水中を強制的に上昇させら れるときには編み目袋４０の周縁４４が撒き餌籠１４表面から離脱するように変 形可能に設けられてなる撒き餌籠装置１０から構成される。

【０００６】 また撒き餌籠１４の略中央部を上下に貫通するように支持杆４６が設けられ、 該支持杆４６の下端に編み目袋４０の一部を巾着状に結着させた巾着状結着部４ ２が固定され、さらに支持杆４６は撒き餌籠１４から挿脱自在に設けられてもよ い。

【０００７】 また前記撒き餌籠１４は、撒き餌の挿入扉２６を有しない全閉型の撒き餌籠で あってもよい。

【０００８】 また前記撒き餌籠１４の撒き餌開口３６は、上部が粗の開口を有するとともに 、下部が密の開口として形成してもよい。

【０００９】

【実施例及び考案の実施の形態】

以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例及び実施の形態について説明 する。図１ないし図４は本考案の撒き餌籠装置の第１実施例を示しており、図に おいて撒き餌籠装置１０は、複数の撒き餌開口３６を備えた撒き餌籠１４と、撒 き餌籠１４の投入の際に撒き餌籠１４の下端側３４となる位置に取りつけられた 編み目袋４０を備えている。撒き餌籠装置１０の撒き餌籠１４は、耐食性を有す る金属線から構成され、内部が中空で縦筒形であり上端側３３及び下端側３４は 略半球状に閉じた外形形状となっている。撒き餌籠１４は金属線からなる格子線 が縦方向及び横方向に平行に互いに交差して格子窓を作るべく配置され、その交 差部もしくは接触部は溶接またはロウ付けにより接合され撒き餌籠内を閉空間と し全閉型の撒き餌籠１４としている。互いの格子線３２にて囲まれた複数の格子 窓は、撒き餌を挿入する際の入口または水中にて撒き餌を放出させる撒き餌開口 ３６となる。即ち、撒き餌の充填時には全閉型の撒き餌籠として構成される。ま た撒き餌籠の上端側３３と下端側３４の略中央部には後述する支持杆を挿通させ る挿通孔４８がそれぞれに設けられている。

【００１０】 撒き餌籠１４の下端側３４となる位置には編み目袋４０が取りつけられている 。編み目袋４０は、可撓性を有し屈曲変形自在な素材からなり、撒き餌籠１４を 撒き餌籠１４下端側から保持し得るように収納させて取りつけられている。編み 目袋４０は撒き餌籠１４の縦筒型に倣って撒き餌籠全体を縦筒状に包含し、本実 施例では下端部は後述する支持杆の下端に編み目袋４０を巾着状に結着されてい る。この編み目袋４０の編み目は撒き餌籠１４の撒き餌開口３６の孔よりもさら に細かい編み目を有し、この編み目からは撒き餌が通過出来ないようにしてある 。更に、編み目袋４０は可撓性を有し屈曲変形自在な素材であるから、予め投入 前に撒き餌を撒き餌籠内に充填して編み目袋４０を引き上げて図１のように撒き 餌籠の表面を袋状に被覆するようにしておくことにより撒き餌籠１４が投入後に 水中を下降するときには編み目袋４０はそのまま撒き餌籠１４の表面を被覆する ように係着するとともに、撒き餌籠１４を上方へしゃくって水中を強制的に上昇 させられるときには編み目袋４０の周縁４４が撒き餌籠１４本体表面から離脱す るように変形し、撒き餌籠から編み目袋が完全に離脱して下方に垂下することに より任意の深度にて撒き餌を放出させ、所定の目的を達成させることが出来る。

【００１１】 実施例図１においては、撒き餌籠１４の略中央部を上下に貫通して支持杆４６ が設けられ、該支持杆４６の下端に編み目袋４０の巾着状結着部４２が固定され 、更に支持杆４６は撒き餌籠１４から挿脱自在に設けられている。耐食性を有し た金属棒からなる支持杆４６の上下端は撒き餌籠１４の上端側３３及び下端側３ ４からそれぞれ貫通し、支持杆４６の上下端にはよりもどし１２を係止するため の係止孔３５がそれぞれに設けられている。更に撒き餌籠１４の下端側３４と支 持杆４６の下端の係止孔３５との間には、支持杆４６に前記した編み目袋４０の 巾着状結着部４２が取りつけられている。支持杆４６は撒き餌籠１４に対し挿脱 自在に取りつけられているため、編み目袋４０等が破損した場合等は、編み目袋 ４０が固定された支持杆４６を支持杆４６の上下端に有する係止孔３５に係止さ れているよりもどし１２を外して撒き餌籠１４から簡単に抜き取ることができる 。そして、支持杆４６に固定されている破損した編み目袋４０を外し、新しい編 み目袋４０を支持杆に取り付け、この支持杆４６を再度撒き餌籠に挿通させるこ とで編み目袋だけを交換することにより何度も撒き餌籠を使用することが出来る 。

【００１２】 前記した撒き餌籠１４は、撒き餌の挿入扉を有しない金属線で接合構成された 全閉型の撒き餌籠となっており撒き餌の充填に際し、挿入扉を開くことなく練り 状に調整された撒き餌を撒き餌籠とともに握り込むことにより直接撒き餌開口３ ６から撒き餌を籠内に充填することが出来、迅速な釣り動作をすることが可能と なる。

【００１３】 次に本考案の撒き餌籠装置１０を使用する場合を図３に示す。図において、撒 き餌籠装置１０は、竿１３に装着された巻き取りリールに巻かれた道糸１１に、 よりもどしを介して撒き餌籠１４を接続する。すなわち、撒き餌籠１４の上端側 ３３に突出している支持杆４６の係止孔３５により戻しを接続させる。次に、支 持杆４６の下端側の係止孔３５に幹糸１８をよりもどし１２を介して接続される 。その幹糸１８の下部には複数の枝糸１６が所定間隔ごとに連結され、更に幹糸 １８の最下部によりもどしを介して重り２０を接続させる。次に、撒き餌籠１４ の下端側から編み目袋４０を引き下げて撒き餌籠１４を露出させた状態にし、撒 き餌を籠内に充填する。撒き餌は粉状の集魚剤と解凍された赤アミとを混合させ たもの、鰯の切り身及びキビナゴ等が通常用いられており、これを例えば手に乗 せた状態で籠とともに握り込むと撒き餌開口３６から籠内に撒き餌が充填され、 籠内にある程度の係着力で保持される。次に編み目袋４０を引き上げて図４（イ ）に示すように撒き餌籠の表面側に被覆した状態にさせる。

【００１４】 次に、竿を操作し撒き餌籠１４を取りつけた仕掛けを水中に投入すると着水後 仕掛けの最下端に接続された重りに誘導されて撒き餌籠１４は水中を降下する。 水中下降時には予め投入前に準備した通りに編み目袋４０は撒き餌籠１４の表面 を被覆するように係着しており、このため撒き餌籠１４内の撒き餌は編み目袋４ ０内に内蔵され、撒き餌は撒き餌籠内から放出されないままである。撒き餌籠１ ４は水中に投下された後、所望の深度に達し停止する。次に道糸を上方向に速や かにしゃくり動作を行うことにより撒き餌動作を行なう。この動作により撒き餌 籠１４は水中を強制的に上昇させられるため、編み目袋４０の周縁４４に水の抵 抗がかかり編み目袋４０の周縁４４が撒き餌籠１４表面から離脱するように変形 する。そして、連続的に屈曲しながら撒き餌籠１４の下端側３４へ垂下し、編み 目袋４０は図４（ロ）に示す状態から（ハ）の状態を経過後、最後に（ニ）に示 すように編み目袋４０は完全に撒き餌籠１４から垂下し支持杆４６のみに接続さ れた状態となる。この時撒き餌籠１４から編み目袋４０の被覆がなくなり、撒き 餌籠１４の撒き餌開口３６が直接、水に接し撒き餌開口３６から撒き餌が徐々に 放出され、所望の深度に撒き餌を行なう。

【００１５】 実施例では、撒き餌籠の素材は耐食性を有した金属線としたが撒き餌開口を有 し撒き餌籠の下端側に編み目袋が接続出来ればよく、合成樹脂材を用いたり、通 常の金属線に耐食性を有する加工を施した素材を用いてもよい。また金属線の接 合は溶接またはロウ付けに限らず組み付け、圧入、締結等撒き餌籠が形成出来る 工法であればいずれでもよい。また実施例では撒き餌籠は挿入扉を有しない全閉 型の撒き餌籠としたが従来の挿入扉を有する撒き餌籠やアンドンビシの下端側に 編み目袋を接続させてもよく、接続の仕方は編み目袋を巾着状結着部とすること なく撒き餌籠に直接接続してもよく、編み目袋の下端部が撒き餌籠の下端側に接 続可能な方法であれば他のいかなる方法でも構わない。また編み目袋は撒き餌籠 が所望の深度に達するまで編み目開口から撒き餌が放出しない程度の目でよく部 分的に位置させたり目のサイズも必要に応じて粗あるいは密に形成させてもよい 。また実施例では支持杆を撒き餌籠に挿通させた構造としたが、これは編み目袋 の破損時等における編み目袋の交換を容易にするためであり、撒き餌籠の上端側 に道糸を接続し、下端側に直接幹糸を接続させるようにした支持杆を用いない構 成としてもよい。また、実施例では撒き餌籠を道糸と幹糸の間に接続させた上籠 仕掛けとしたが、撒き餌籠を幹糸の下部に接続する下籠仕掛けとしてもよい。

【００１６】 次に図５に基づいて本考案の第２実施例に係る撒き餌籠装置について説明する が、前記した第１実施例と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略 する。図に示す撒き餌籠の撒き餌開口は上部が粗の開口を有するとともに、下部 が密の開口として形成されており、撒き餌籠は第１実施例と同じく耐食性を有す る金属線を用い、内部が中空で縦筒形であり上面側３３及び下面側３４は支持杆 ４６を挿脱し得る挿通孔４８を有し略半球状に閉じた外形形状をなしている。そ して、金属線からなる格子線３２が縦方向及び横方向に平行に互いに格子窓を作 るべく配置され、その交差部もしくは接触部は溶接またはロウ付けにより互いに 接合される。この時、横方向の格子線３２は撒き餌籠１４の略下半分のみに配置 されこのため、撒き餌籠の上部５４は撒き餌開口３６となる格子窓が広く粗とな り、下部５６は逆に狭く密となる。この撒き餌籠１４に編み目袋４０を支持杆４ ６の下端に巾着状に結着し、支持杆４６を撒き餌籠１４の挿通孔４８を介して撒 き餌籠１４に挿通し撒き餌籠装置１０を構成する。この撒き餌籠装置１０を仕掛 けに用いる場合、第１実施例と同じく撒き餌籠装置１０を水中の所望の深度まで 沈め停止させ、次にしゃくり動作により撒き餌籠１４から編み目袋４０を垂下さ せる。この時撒き餌籠の撒き餌開口３６は上部５４は粗で下部５６は密であるた め、まず上部５４の撒き餌開口３６が粗である部分から撒き餌が放出され、次い で、一定時間経過後の必要時にしゃくり動作を繰り返すことにより下部５６の撒 き餌開口３６の密なる部分から撒き餌が放出される。このため、所望の水深での 第１団の魚群が通過した後でも第２団の魚群に合わせて引き続き撒き餌の操作が なされ、撒き餌を詰めるために仕掛けを引き上げる必要がなく効果的な釣りを行 うことが出来る。実施例の撒き餌籠では撒き餌開口の粗密の構成割合を略半々と したがこの割合は必要に応じていかように変更しても構わない。

【００１７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の撒き餌籠装置によれば、複数の撒き餌開口を備 えた撒き餌籠と、撒き餌籠の投入の際に撒き餌籠の下端側となる位置に取りつけ られた編み目袋とを有し、この編み目袋は、可撓性を有し屈曲変形自在な素材か らなり、撒き餌籠を、撒き餌籠下端側から保持し得るように収納させて取りつけ られ、さらに、編み目袋は撒き餌籠を投入して水中を下降するときには撒き餌籠 の表面を被覆して係着するように変形するとともに、撒き餌籠の上方へしゃくり 動作の際に水中を強制的に上昇させられるときには編み目袋の周縁が撒き餌籠表 面から離脱するように変形可能に設けられていることにより、撒き餌籠を所望の 水中の深度に設置させた状態で確実に撒き餌を放出させることが出来、所望の深 度に回遊する魚群に対し的確な撒き餌作業が行え大いなる釣果を上げることが可 能となる。

【００１８】 また撒き餌籠の略中央部を上下に貫通するように支持杆が設けられ、該支持杆 の下端に編み目袋の一部を巾着状に結着させた巾着状結着部が固定され、さらに 支持杆は撒き餌籠から挿脱自在に設けられているので、度重なる使用により編み 目袋に破損等が生じた時は、支持杆を撒き餌籠から引き抜き、編み目袋を結合さ せた支持杆を簡単迅速に交換でき、釣り作業を中断することなく継続して釣りが 続行できる。また、１個の撒き餌籠を繰り返し使用することができる。

【００１９】 また前記撒き餌籠は、撒き餌の挿入扉を有しない全閉型の撒き餌籠であるため 、撒き餌籠に撒き餌を充填する際、手に撒き餌を乗せた状態で撒き餌籠とともに 握り込むことにより撒き餌籠に撒き餌を素早く充填することができ、釣り場での 手返しを迅速に行なえ、釣果向上の実行を確保させることができる。

【００２０】 また前記撒き餌籠の撒き餌開口は、上部が粗の開口を有するとともに、下部が 密の開口として形成されているので、撒き餌籠を所望の深度に設定したときに、 まず上部の粗の開口から撒き餌が放出され次いで一定時間経過後の必要時にしゃ くり動作を繰り返すことにより下部の密の開口から撒き餌が放出され、所望の水 深での第１団の魚群が通過した場合でも第２団の魚群に合わせて継続して撒き餌 の操作がなされ、釣果を向上させ得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例に係る撒き餌籠装置の断面
説明図である。

【図２】本考案の第１実施例に係る撒き餌籠装置の破断
面説明図である。

【図３】本考案の撒き餌籠装置を籠釣り仕掛けに装着し
た構成説明図である。

【図４】（イ）本考案の撒き餌籠装置を水中に投入直前
の作用説明図である。 （ロ）本考案の撒き餌籠装置を水中に投入し所定位置に
達し停止後、しゃくり動作をした直後の作用説明図であ
る。 （ハ）本考案の撒き餌籠装置を水中に投入し所定位置に
達し停止後、しゃくり動作が完了する直前の作用説明図
である。 （ニ）本考案の撒き餌籠装置を水中に投入し所定位置に
達し停止後、しゃくり動作が完了した作用説明図であ
る。

【図５】本考案の第２実施例に係る撒き餌籠装置の構成
説明図である。

【図６】従来の撒き餌籠の斜視図である。

【図７】撒き餌籠を接続した籠釣り仕掛けの一部省略説
明図である。

【符号の説明】

１０ 撒き餌籠装置 １４ 撒き餌籠 ２６ 挿入扉 ３３ 上端側 ３５ 下端側 ３６ 撒き餌開口 ４０ 編み目袋 ４２ 結着部 ４４ 周縁 ４６ 支持杆 ５４ 上部 ５６ 下部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の撒き餌開口を備えた撒き餌籠と、 撒き餌籠の投入の際に撒き餌籠の下端側となる位置に取
   りつけられた編み目袋とを有し、 この編み目袋は、可撓性を有し屈曲変形自在な素材から
   なり、撒き餌籠を、撒き餌籠下端側から保持し得るよう
   に収納させて取りつけられ、 さらに、編み目袋は撒き餌籠を投入して水中を下降する
   ときには撒き餌籠の表面を被覆して係着するように変形
   するとともに、撒き餌籠の上方へのしゃくり動作の際に
   水中を強制的に上昇させられるときには編み目袋の周縁
   が撒き餌籠表面から離脱するように変形可能に設けられ
   てなる撒き餌籠装置。
2. 【請求項２】 撒き餌籠の略中央部を上下に貫通するよ
   うに支持杆が設けられ、該支持杆の下端に編み目袋の一
   部を巾着状に結着させた巾着状結着部が固定され、さら
   に支持杆は撒き餌籠から挿脱自在に設けられてなる請求
   項１記載の撒き餌籠装置。
3. 【請求項３】 前記撒き餌籠は、撒き餌の挿入扉を有し
   ない全閉型の撒き餌籠である請求項１または２記載の撒
   き餌籠装置。
4. 【請求項４】 前記撒き餌籠の撒き餌開口は、上部が粗
   の開口を有するとともに、下部が密の開口として形成さ
   れてなる請求項１ないし３のいずれかに記載の撒き餌籠
   装置。